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みなさん、上智大学の3つ目の英語学位プログラムである『Sophia Program for Sustainable Futures (SPSF) 』をご存知ですか?
「国際問題について興味がある!」
「英語でSDGsについて学びたい」
「大学でも、海外経験やIBでの学びを生かしたい」
そんな帰国子女、IB生の方にピッタリのプログラムです。
特に、SPSFは自分が所属する学科だけではなく、他学科へ横断した学びや、Sustainable Futures(持続可能な未来)をテーマにした共通科目を英語で学ぶことができます。
そこで今回は、上智大学のSPSFの魅力をお伝えするために、上智大学入学センターの方と、SPSF1期生の方にインタビューしました!
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上智大学帰国子女枠入試対策
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今回は、上智大学入学センターの福室様、SPSFの1期生である豊島さんにインタビューを行いました。
豊島優斗さん
上智大学 総合グローバル学部 総合グローバル学科 1年 SPSF1期生
—これまでの経歴を教えてください。
僕は、計5か国を転々としながら、11年間海外に住んでいました。インドに滞在していた時に、日本人学校がなかったため、IB校に転校しました。最終的に、IB Diplomaを取得したのは、ベトナムのIB校(UNIS Hanoi)でした。
—IBではどの教科を履修されましたか?
English Language and Literature, Japanese Literature, PhysicsをHLで、
Math, Film, PsychologyをSLで履修しました。
特に、FilmはハノイのUNISにちょうどあり、興味があったので履修しました。
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―上智大学のSPSFを志望した理由について教えてください。
同じ英語学位プログラムということもあり、国際教養学部(FLA)とSPSFを検討していました。その中でもSPSFでは、SDGs(Sustainable Development Goals)をテーマに扱っていて、卒業した高校との関連を強く感じ、志望しました。通っていた高校では、授業に加え、修学旅行でも積極的にSDGsを取り入れられていました。また、IBの一環であるCASの活動として、ボランティア活動等に注力していました。具体的には、NGOの活動に参加し、家づくりや資金集めに励んでいました。自分はSDGsの中に挙げられている、国際問題を「どう解決していくか」にとても興味がありました。これまでの経験を発展させて、目標を達成すべく、SPSFを志望しました。(豊島さん)
―SPSFの中でも、総合グローバル学部を選んだ理由はありますか?
SPSFの各学部の中でも、総合グローバル学部の総合グローバル学科が1番興味深かったため、この学部を選びました。これまでの経験から、国際問題をどう解決していくかに関心を持っています。総合グローバル学部では、様々な世界の問題を学び、その問題の解決策を構想できる力を身に着けられます。だから、SPSFの中でも総合グローバル学部に進学することで国際問題に対する理解を深められたらと思いました。(豊島さん)
SPSFの中でも、総合グローバル学科は国際関係や国際協力、開発途上国の地域研究にフォーカスした授業を履修できる学科です。(福室さん)
―現在、SPSFではどのようなグローバルなプログラムを考えられているのでしょうか?
コロナの影響により、実際に現地に行くなどのフィールドワークは実施できません。本学の学生と現地の学生がオンラインで、現地のことについて学べるようなオンラインでの交流プログラムをいくつか用意しております。とくに、上智大学はタイ・バンコクにオフィスがあるため、タイの現地の人とのオンライン交流プログラムが予定されいるところです。また、今はオンライン留学の実施をプログラム化しています。(福室さん)
2020年秋より新設!上智大学の英語学位プログラム(SPSF)|プログラム紹介
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―SPSFではどのようなことを学ばれていますか?
1年次は全学共通プログラムであるGeneral Studiesに注力し、専門の導入科目も学びます。世界を地域ごとに分けて、その地域専門の教授の授業を受けていきます。一般知識や、世界で今起こっていること、今ある解決策などの一般的な知識を学んでいきます。
共通科目の中には他の英語学位プログラムの学部と一緒に受講する機会もあります。国際教養学部(FLA)や理工学部の英語プログラムの学生と、ディスカッションを用いた授業をこともに受けることもあります。こうした、ライブ授業のディスカッションは毎回違うメンバーと受けるので、様々な人とディスカッションできます。(豊島さん)
―大学の学びにIBの経験が直接生きていると感じることなど、ありますか?
特に、IBの試験や課題はとても難しかったため、その経験が大学の授業を受ける際に生きています。大学に入学したあとに、授業についていけるかが不安でしたが、IBの苦しさを乗り越えた経験があるので楽しめています。(豊島さん)
―帰国子女・IB生として、SPSFならではの魅力は何でしょうか?
SPSFの長所は英語で学位が取得できることです。もし、自分が日本語で学ぶ学部に進学していたとしたら、ついていくことができたかが不安です。
特に、帰国子女の多いこのSPSFは、自分のような海外経験の長い学生が多いので、心強いです。(豊島さん)
―SPSFは帰国子女の学生が多いのでしょうか?
ほとんど帰国子女だと思います。基本的に、SPSFの学生は、帰国子女でなくても何らかの海外の経験をしているのではないでしょうか。(豊島さん)
入学時期が9月であるため、多くの学生が帰国子女または、国内のインター出身、留学生です。英語で就学したバックグラウンドを持つ学生が多く入学しています。(福室さん)
ーグループワークの数は多いのでしょうか?
もちろん、SPSFの学生とグループワークをすることが多いですが、他の学生と関わる機会もまた多いです。他学部の学生もいる授業でのディスカッションの際にSPSFの学生と一緒になると、お互いに安心します。(豊島さん)
―学生同士の交流はありますか?
上智の他学部の学生と比べて、SPSFの学生は自分の意見を積極的に発信していると感じます。また、FLAと比較すると少人数なので学生同士で集まる場がアットホームです。さらに、学科の垣根を超えて、仲がいいです。海外経験がある学生やインターに通っていた学生が多いため、活発にコミュニケーションをとったり、進んでディスカッションをしたり、アクティブな人が多いです。(豊島さん)
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―SPSF等の上智大学の英語プログラムに志願する際に、懸念することとして、就活の問題を考える人もいると思います。そこで、9月入学の就職は本当に不利になるのでしょうか?
確かに、就職の問題は最初は心配事の一つでした。しかし、リサーチを重ねると、日本の企業も9月入社を認める会社は多く、この数もまた増えてくるのではないかと思います。もし、どうしても4月入社の会社に入りたいと思った時には、卒業してからの半年間は自分のやりたいことに徹するのもいいのかもしれません。だから、9月入学でもチャンスがあるのではないかと思います。(豊島さん)
現在の日本では、フレキシブルな企業も多く、9月入学の学生にも配慮した就活市場となってます。卒業時期の半年のずれがあっても、さまざまな企業に問題なく就職できます。したがって、9月入学だからと言って、就活に不利というわけでもなく、懸念材料にする必要はありません。(福室さん)
他にも、SPSFを含む上智大学の英語学位プログラムは早期卒業の制度があります(学科によります)。したがって、9月に入学しても、卒業する時期を3月に早めることは可能です。(福室さん)
―SPSF卒業後はどのようなことをしたいですか?また、SPSFの卒業生の想定される進路はどのようなものがあるでしょうか?
私は国際関連に興味があります。はっきりとしたゴールは持っていませんが、就職するのであれば、外資系や国際的な企業で自分の英語を生かしていきたいです。(豊島さん)
ポストコロナの社会では、構造がガラッと変わったこともあり、将来についてや目標にできるバックグラウンドや知識、教養を培うことが必要です。SPSFはそんな環境が整っています。(福室さん)
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―SPSFを受験するにあたって、ほかに受験した大学などはありましたか?
上智大学のSPSFが第一志望でした。2月初旬には合格が決まったので、ほかに受験した大学はありません。(豊島さん)
そうなんですね!豊島さんはSPSFのみに出願していたということですが、彼のような学生は珍しいと思います。多くの生徒は、早稲田大学のSILSや国際基督教大学(ICU)など、他の英語学位プログラムや大学と併願しています。もちろん、SPSFのこの入試は推薦入試ではないので、他大との併願は全く問題ありません。(福室さん)
―SPSFにはIB経験者が多いのでしょうか?
SPSFの学生のうち、およそ15%はIB生だと思います。IB以外でも、SATやACTのスコア提出でも出願可能です。帰国生ですと、IBを使う学生よりもSATやACTを受けた学生の方が多いですが、提出するテストスコアによる選考への影響はありません。(福室さん)(福室さん)
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―SPSFを目指している帰国子女やIB生へのメッセージをお願いします。
日本の大学を受験しようと考えているIB生や帰国子女の方にはぜひとも、最後まで諦めないで頑張ってほしいなと思います。僕が受験した年はコロナの影響で混乱がありました。だからこそ、今から受験するみなさんには、自分のやるべきことや志望校の動向をきちんと確認して受験に挑んでほしいです。(豊島さん)
特に、IBDPはとてもデマンディングであり、たくさん考えることを要求されています。授業外の場面でもたくさん勉強するIBDPの大変さは、私も理解しています。IBと受験を乗り越えて大学に入学すると、土台や基礎がきちんとできているでしょう。今は大変かもしれませんが、未来を見据えて、IBや受験勉強に取り組んでください。(福室さん)
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上智大学SPSFの魅力をご紹介しましたが、いかがでしたか?
帰国子女であり、かつ国際問題に関心のある筆者は、「今、国際社会で注目されているSDGsやSustainable Futuresに着目した英語学位プログラム」という点が、非常に魅力的だなと感じました。
また、「海外経験やIBでの学びが、入試の際や入学後も活かせる」という点が、帰国子女・IB生の方にとって、非常に大きなメリットだなと思います。
SPSFは、新しい英語学位プログラムですが、帰国子女・IB生を積極的に受け入れているプログラムです。この記事を通してSPSFに興味を持たれた方は、ぜひ大学公式HPをご覧ください。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。
しっかり対話しながら授業を進めてくれます。 勉強に対するモチベーションが上がっていて、感謝しています。