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立命館大学とアメリカン大学で2年ずつ「国際関係学」を学び、2つの大学の卒業資格が取得できる、「立命館大学国際関係学部 アメリカン大学・立命館大学国際連携学科(JDP)」。
JDPの大きな魅力の一つが、京都で2年、アメリカ(ワシントンD.C.)で2年と、2つの違う環境で学ぶことができる、その特殊なカリキュラムです。
留学や海外大学への進学ともダブルディグリープログラムとも違う、「ジョイント・ディグリー・プログラム」は学部レベルでは日本で唯一のプログラムですが、
など、様々な疑問が残ると思います。
本記事では、現役JDP生(現在3回生)で、現在はアメリカン大学で学修中の道家 葵さんに取材しました!
道家さんが感じる「JDPの魅力」についてもお聞きしています。
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立命館大学 国際関係学部
アメリカン大学・立命館大学国際連携学科(JDP)3回生 道家 葵さん
Q. これまでの経歴を教えてください。
A. 小学校1年生から6年生までインターナショナルスクールに通っており、高校は文化学園大学杉並高等学校のダブルディプロマで学んでいました。そこは、日本の学校なのですが、同時にカナダの学校にも在籍し、2つの卒業資格が取得できるのが特徴です。英語を活用して勉強する場面がたくさんある高校生活でしたが、特に留学経験があったり、帰国子女ということではありません。
Q. 現在JDPで勉強されている内容、専攻は何ですか。
A. 立命館大学とアメリカン大学で「国際関係学」を学んでいます。主専攻はアイデンティティーとジェンダー分野です。
Q. なぜその専攻を選ばれたのですか?
A. 入学前は貧困問題に関心があったのでガバナンスを専攻として勉強しようと思っていたのですが、実際に立命館大学に入学して、様々な基礎科目を履修する中で、ジェンダーやアイデンティティーの分野に面白さを感じ、主専攻として選ぶことを決めました。
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JDPでは多様な国から集まる留学生と学ぶ環境が整っている
Q. JDPを知ったきっかけは何でしたか?
A. 実は、母がJDPを見つけて私に教えてくれたのがきっかけでした。私自身、大学も国際的な大学に進みたいとよく話をしていて、私に合いそうとパンフレットを探してくれたり、勧めてくれました。
東京出身ということもあって、初めは関西の大学を視野に入れていなかったのですが、JDPという他にはないプログラムに興味を持って受験することに決めました。
Q. 数ある大学の中で、最終的に立命館大学のJDPを選んだ理由を教えてください。
A. やはり、JDPは日本の大学とアメリカの大学、両方の大学で2年ずつ学び、両大学の卒業資格を取得できるというのが、私にとって他の大学にはない最大の魅力でした。大学卒業後、どのような進路を選ぶことになっても、きっと2つの国・大学の卒業資格を取得していることや、その貴重な4年間の経験が社会に出てからも様々な場面で活かせるのではと思っていました。他にも東京の大学など受験しましたが、最終的にはJDPの4年間が面白そうと思って、入学を決めました。
Q. 受験された入試方式や、実際の入試でアピールしたことがあれば、教えてください。
A. AO選抜入学試験という入試方式で受験しました。その際には、高校で経験したダブルディプロマでの学び、そこで得たスキルをアピールしました。特に、高校ではディスカッションメインの授業だったので、そこで他の学生の意見を聞いたりして得た幅広い視野をアピールしました。
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立命館大学とアメリカン大学、2つの大学で4年間、国際関係学を学べるJDP
Q. 実際に入学してみて感じたJDPの魅力について教えてください。
A. 様々なバックグラウンドを持つ先生から学ぶことができる、というのが最初の立命館大学での1年半で感じた魅力でした。国籍もバックグラウンドも多様な先生がいらっしゃいます。国連で働いた経験を持つ教授の授業も面白かったですね。留学生に囲まれた環境で、色々なことを肌で感じながら学ぶことができました。
Q. 最初の立命館大学での1年半で「この大学を選んでよかった。やっぱりこの学部が好きだ。」と感じたエピソードを教えてください。
A. アメリカン大学から学修をスタートするJDPの「AUホーム学生」と、私たちのように立命館大学から学修をスタートするJDPの「RUホーム学生」が1つのクラスで学ぶ授業はいくつかあるのですが、その授業で多くのAUホームのアメリカ人の友達を作ることができた時は、この学部に来てよかったなと思いました。
授業の内容も面白かったのですが、なかなか日本の大学でたくさんの欧米の留学生と話をしたり、友達になったりする機会はないので、すごく貴重な環境です。私たちRUホーム学生は第4セメスター(大学2年生後半)からアメリカン大学での2年間の学修が始まるのですが、アメリカに行く前にアメリカン大学から来た学生たちと立命館大学で一緒に学ぶことができたことは、とてもいい準備にもなりました。
Q. JDPに実際に入学してみて、想像していた立命館大学での学生生活や学校の雰囲気はどうでしたか。入学前の印象と、異なった点がありましたら教えてください。
A. 私は高校で英語と日本語半分ずつで授業を履修していたので、そこまで英語で勉強するということに抵抗はありませんでしたが、実際に入学すると、英語面でも学修の内容面でもレベルが高く、毎日必死に勉強しています。課題の量も多く、最初は授業や課題を進めていく中で難しさを感じることが多かったです。ですが、それも日々こなしていくことで次第に慣れていくもので、今では勉強がルーティーン化しています。
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現在はワシントンD.C.で暮らし、アメリカン大学で日々勉強に励む道家さん
Q. 新型コロナウィルスの影響でアメリカン大学の授業をオンラインで1年間履修したとお聞きしました。その時に感じた難しさなどお聞かせください。
A. 日本とアメリカの時差があるので真夜中から朝までオンライン授業を受けることが多かったです。課題も多かったので、授業が終わったらお昼まで少し仮眠を取って、すぐに課題に取り掛かるような生活でした。本当に辛いことも多かったので、時には教授に相談してサポートしていただいていました。アメリカン大学の授業を受け始めた当初は、予習課題のリーディングからレポートの書き方まで幅広く教えてくれる、留学生という立場を理解してくれる優しい教授が多かったので、最後までめげずに頑張り切ることができました。
また、立命館大学のアドバイザーにも勉強面などで相談することも多かったです。
4年間、どちらの大学にいても両大学の先生方やスタッフにサポートしていただけるのもJDPの特徴というかありがたい点ですね。
Q. 現在はアメリカに渡米でき、ワシントンD.C.で生活されていると伺いましたが、実際に、アメリカン大学での授業や勉強はどうでしょうか。
A. 本当に色々な科目が開講されているので、自分が興味を持った内容が学べるのは魅力の一つです。アメリカン大学での勉強は、立命館大学の時と比べてもさらにレベルが上がるというか大変ですね。何よりも予習が重要で、予習のリーディングをきちんとしてきていないと授業の理解が追いつきません。授業中の自身の発言が成績に大きく影響するので、気を引き締めなくてはと勉強と向き合う毎日です。初めはどの授業にもついていくのに必死でしたが、予習を事前にして、授業内で積極的に自分の意見を考え・発言していく、これを繰り返すことで様々なスキルが鍛えられています。
Q. 日本とは異なった環境での学びを実際に経験して感じた魅力はなんですか。
A. アメリカのキャンパスで学ぶことで、現地の友達ができるということに本当に嬉しいことです。授業も世界中から集まってくる文化や国が違う学生と一緒にディスカッションできるので、貴重な経験ができていると感じていますね。アメリカン大学の学生は自分の意見をしっかり持っている人ばかりなので、クラスメイトの考えを聞きながら一緒にアイデアを展開できることが楽しいです。
また、自分の専攻ということもあって「人種」という事柄を扱うことが多いのですが、アメリカで新しい考え方を学ぶことができています。ある教授が、「人種というコンセプトは社会や歴史が作り上げてきたもので、もともと存在していたものではない」という話をされていたのですが、今まで考えたことなかった発想でしたし、アメリカン大学で勉強することができたからこそ、考えることができる新しい視点でした。
Q. アメリカでの1日のスケジュールを教えてください。
A. 曜日によっても異なりますが、基本的に1日2つ授業がある日が多いです。朝、授業に行って、授業後は午後の授業のための予習をしたり、課題をやる時間にしています。レポート課題が多いので、次の授業の時間まで書いている…なんてことも。
時間がある時は、JDPの後輩と一緒にワシントンD.C.の市内へ買い物に出かけることもあります。また、インターンシップもしているので、会社の方に誘っていただいてイベントに参加することもあります。
Q. インターンシップは、どのような企業で行っているのですか。
A. 立命館大学の卒業生がいる、日本の新聞社のワシントン支局で週一回インターンシップをしています。そこでは、主に日本語の新聞を英語に翻訳したり、必要な英語の記事リサーチするなどの仕事をしています。授業の勉強ばかりだとニュースに触れる機会も少なくなるので、インターンでニュースに触れる機会は良い学びに繋がっています。
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Q. 現在考えている進路を教えてください。
A. はっきりとした進路はまだ考え中ですが、JDPの経験が活かせる外資系の企業への就職を考えています。留学することや長期のインターンシップをするのも良いなと思っています。今後、海外で生活するということになっても、このアメリカでの経験があれば、どこでも自信を持って自分のやりたいことができると思えるようになってきました。
Q. どのような場面でJDPの学びや経験を活かせると思いますか。
A. 日本とアメリカ、異なる国で2年ずつ、英語での難しい授業についていきながら、多くの課題をこなし、何度も挫けそうになりながらも、色々な国の人たちと対話をしながら、たくさんの壁を乗り越えてきました。こうした経験から得たスキルや考え方を活かせば、社会に出た後も自信を持って何事も最後までやり遂げることができると思っています。
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Q. JDPを目指している学生にメッセージをお願いします。
A. 初めは関西の大学を視野に入れていなくて、母に教えてもらった私ですが、実際にJDPに入学して勉強する中で、チャレンジすることは本当に大切だなと感じます。英語力が心配など、不安に思うことがある方でも、最後まで諦めずにぜひチャレンジしていただきたいです。
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ここまで、現役生が語る立命館大学JDPの魅力についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
インタビューを行って、改めて2つの異なる国で勉強をする価値を実感しました。2つの大学の学位が取れることも魅力の一つですが、その勉強内容や学びを超えて1人の人間として成長できる環境が整っている、そんな印象を持ちました。
記事でも道家さんが「勉強がなによりも大変」とおっしゃっていましたが、今から対策を重ね、勉強を習慣づけることで、大学出願時はもちろんのこと、入学後にもJDPで活きてくる場面が多くあります。出願方式によって、出願書類や面接の対策が様々なため、今から準備を始めることをおすすめします!ですが、1人だけで大学受験を成功させることは難しいことばかりです。ベストが出せるよう、他者からアドバイスをもらいながら、合格を掴みましょう!
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優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。
しっかり対話しながら授業を進めてくれます。 勉強に対するモチベーションが上がっていて、感謝しています。