EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
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筆者の通うメルボルン大学。芝生の上で昼寝をしたり、勉強をしたり、友達とおしゃべりをしたり…皆とても自由に過ごしています。
IBは「海外大学へのパスポート」とも言われるほど世界的に多くの教育機関で認められている資格です。どんな国にいても高い水準の教育が受けられることから、海外在住中にDPを取得する方は多いですが、近年では海外大学受験を視野に入れて国内での取得を目指す人も増えてきていますよね。しかし海外大学受験が主流ではない日本ではまだまだ情報が限られており、IBを始める前にどんな対策をとるべきなのかわからない…と不安な方も少なくないと思います。
今回はそんな「海外大学受験を視野に入れ、国内でIBDP取得をするつもりの方々」に向けて実際にIBを国内で取得し海外大学受験を経験した筆者が、IBを始める前にまず知っておいてほしい事を4点お伝えします。
EDUBALでは、オーストラリアの名門大学の正式出願窓口となっているICCコンサルタンツと提携し、出願からIB・TOEFL・IELTSの勉強、志望理由書作成まで、大学留学をサポートいたします。
海外大学を国内から受験する上で、問題としてよく挙がるのが「学校の実際の雰囲気」がわからない、ということです。ホームページやYoutubeなど学校についての情報を得られる場所はたくさんありますが、やはり実際に訪問しないと「自分がそのキャンパスで学ぶ」というイメージはなかなか湧きません。そこで海外大学受験に少しでも興味があるならば、IBが本格的に始まり時間に余裕がなくなる前に、長期休暇を利用して興味のある学校を見学をすることを強くおすすめします。
私の場合は高1の頃から憧れであったドリームスクールがあったので、ネットで学校のキャンパスツアーを予約し、高2のゴールデンウィークを利用して参加しました。先輩たちが実際に案内してくれることで実際の雰囲気がわかりましたし、自分がそのキャンパスで学ぶ姿を想像できたことで、IBが始まって大変な時のモチベーション維持にとても役立ちました。
海外の大学はほとんどの場合現地の学生によるツアーが一年を通して行われているので、ツアーで出会った先輩に一対一で話を聞いたり、日本人の知り合いを紹介してもらったりすると良いでしょう。実際に現地で勉強している先輩だからこそわかる魅力・大変なことは非常に貴重な情報ですので、積極的に質問をしていきましょう。
IBは世界的に幅広く認められている資格ですが、国や受験校によってはIB以外の試験のスコアを要求するところも少なくありません。IBを始める前から受験したい具体的な学校はわからないかもしれませんが、国によって受験において大まかな傾向があるので、まず興味のある国の傾向をつかんでおきましょう。
例えばイギリス、カナダ、オーストラリアの大学の多くはIBを高く評価しており、受け入れの歴史も長いためIBスコアが合否に直接大きく関わります。それでも日本の高校出身者ですと、TOEFL、またはIELTSといった英語力を証明する試験を受ける事が必要となります。
一方アメリカの大学ではIBとTOEFLだけでなく、SAT(大学進学適正審査)のスコアも提出することが多くの場合求められます。特によく名の知れた、いわゆる「上位校」では、これらに加え「パーソナルステートメント」という自己紹介・志望動機のエッセイもかなり重視される傾向がありますので、IBと両立して準備すべき事がかなり多くなります。
この点は筆者も苦労したことです。IBを始める前からアメリカの大学を受験したいとわかっていたのにもかかわらず、「IBで高得点を取得すればSATを受験しなくてもいい」と勘違いをしていたため、高3に入ってから慌てて対策を始めることになりました。もちろんIBの勉強をこなすうちに英語力はつきましたが、SATのように膨大な語彙力と読解力が必要なものは、それ専用の対策が必要です。遅くから対策を始めた結果、IBとの両立で強いストレスを感じるだけでなく、最終的に目標としていた点数まで上げることができませんでした。
このように国によって求められるものが異なりますので、興味のある国では一般的にどのような試験の種類やスコアが求められているのか確認し、時間に余裕がある時から少しずつでも準備をすることが重要です。
次に海外大学受験を視野に入れている方に、IBを始める前に特に気をつけてほしいのは科目選択です。IBが本格的に始まる前から大学で何を専攻したいか、という事がはっきり分かっている人は多くないでしょう。そこで一番に念頭に置いておいてほしいのは、選択肢を狭めない科目選択をする事です。
特にMathematicsは文系・理系問わず必須科目ですので、どのレベルを取るかに注意をしなくてはなりません。MathematicsではFurther、Higher Level、Standard level、Studiesと四つのレベルがありますが、Studiesという最も簡単なレベルであると、数学的知識が必要とされる商学部系(マーケティング、経営、経済学など)や心理学などの専攻で単位として認められないケースが多いです。例えばカナダのブリティッシュコロンビア大学では、リベラルアーツ・メディア・音楽・教育学部以外では全てMaths Standard level以上が求められます。完全に理系ではなくても、まだ専攻を具体的に決めていない人はStandard以上の選択が安全です。
最後に海外大学で特に「トップ校」と言われている大学では、成績がいい事だけでなくリーダーシップや協調性などといった人間性が強く問われます。成績が良い生徒が集まることが当たり前な大学では、いかに「大学」というコミュニティーに多様性を持ち込み貢献ができるのか、といった視点から評価されるためです。例えばカリフォルニア大学のパーソナルステートメントの質問には「あなたが今までリーダーシップを発揮した場面で、グループの問題解決に貢献した例を説明しなさい」や、「あなたが今まで直面した中で、最も難しかった挑戦について語りなさい。」といったものがあります。
こういった質問に対して読む側に響く内容を書くためには、スケールの大小にかかわらず、自分が本当に熱意を持って取り組んだ活動について語らなくてはなりません。例えば私の場合、人前に立つ事に苦手意識を持つ自分を変えたくディベート部に所属した事、そして2年目でキャプテンとして選ばれた後、どのようにして自分なりにチームを率先したかについて述べました。世界大会に出場した、というような大きなスケールのことではありませんでしたが、自分のコミュニティーでできる事を本気で取り組み、高校生活を通して打ち込んだことだったので自信を持ってアピールする事ができました。
IBDPではCAS(Creativity, Action, Serviceの略)を通してボランティア活動など、新しい事に挑戦する機会が多く設けられています。とはいえ、DPを始めてから何をするのか一から考えるのではできる事が限られてしまいます。DPを始める前から「前から挑戦したかったこと」をヒントにどのような事に興味があるのか、学校生活を通して熱中できるものを見つけておくと良いでしょう。
EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生教師と、家庭教師を探している現役IB生やPre IB生をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
EDUBALでは、インターネットのビデオ通話を通して授業を行うため、世界中どこにいても授業を受けることができます。また、帰国子女大学受験を経験している教師も多く在籍しています。
これまでにも、
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EDUBALには約600名のIB経験者の大学生が教師登録をしています。
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