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「自由を生き抜く実践知」を大学の理念として掲げる法政大学では、人々の権利を重んじ、多様性を認め合う自由な校風の中で、健全な批判精神を持ち、持続可能な社会を築くには何が必要かを学びます。
法政大学では、以下の通り現在4つの英語学位プログラムが開設されています。表に記載された4つ全ての学部・プログラムは、英語で授業が行われるため国内と海外の大学で迷っている方にもうってつけの大学と言えるでしょう。
学部・プログラム名 | 学部内容 | キャンパス |
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リベラルアーツ(Arts and Literature, Linguistics and Language Acquisition, Culture and Society, International Relations and Governance, Business and Economy) | 市ヶ谷キャンパス | |
GBP (Global Business Program) 経営学部経営学科 |
経営学 (Business, Strategic management, Marketing, Finance, Accounting) | 市ヶ谷キャンパス |
人間環境学 (Sustainability, Environmental Policy, Energy and Resources, Social Development) | 市ヶ谷キャンパス | |
IGESS (Institute for Global Economics and Social Sciences) グローバル経済学・社会科学インスティテュート |
経済学 (Economics, Japan and the Global Economy, Area Studies, Business Communication) | 市ヶ谷キャンパス、多摩キャンパス |
今回は上記の学部・プログラムの中で、人間環境学部で実施されているSCOPEについて詳しくお伝えします! このインタビュー記事は【前編】【後編】と記事を分けています。【前編】ではSCOPEプログラムディレクターの藤倉教授にSCOPEで学べることについてご紹介いただき、【後編】では在学生インタビューを中心にお伝えします。
【後編】はこちら
海外大学と国内大学で迷っている学生必見!法政大学SCOPEの魅力に迫る|インタビュー記事【後編】
海外経験が長い方、海外の大学のような環境で学びたい方は必見です!
藤倉 良教授
法政大学 人間環境学部 教授
東京大学で化学を学び、卒業後にオーストリアの大学院に進むなど国際的な背景を併せ持つ藤倉教授。大学の教員として教鞭をとる以前は、環境庁に勤めていた経験もあることから、SCOPEの教授陣の特徴である「現場思考」を生かし、国際環境協力・環境システム科学・環境リスクなど幅広い専門分野を担当している。
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「日本は環境問題に関して「先進国」と考えることができます。これに関しては様々な意見があると思いますが、日本は環境問題に対してさまざまな取り組みを行っているものの、発信力が足りていないと感じています。つまり、日本において、ヨーロッパ諸国は「環境問題に対して良い取り組みをたくさん行っており、お手本とするべきだ」と考えられていて、「日本もヨーロッパの水準に追いつかないといけない」と言われますが、実は日本もしっかりと取り組んでいるのに知られていないことが多いのです。環境問題に対して取り組んでいる努力を効果的にアピールできておらず、もったいないというのが現状だと思います。 例えば、プラスチックのリサイクル率は、EUが30%で、日本は20%で少ないと言われています。しかし、実際日本は残りのほとんどをきっちりと焼却し、熱エネルギーを回収しています。それに対して、他の国は埋め立てているなど、きちんと処理されていない場合も多い。一つの数字だけに焦点をあてて考えると視野の狭い見方になってしまい、日本は環境問題に対して取り組みが足りていないと言われてしまっています。 つまり、日本でも、環境問題については良い取り組みが成されており、先進国として、日本で学ぶべきこともたくさんあると思います」(藤倉教授)
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“SCOPE”では、「持続可能な社会」とはどのようなものか、どのように「持続可能な社会」にたどり着くのか、という、答えのない問いに取り組むために必要な技法を学ぶことができます。 SCOPEでの学びは大きく分けて3つの特徴があります。
社会問題や環境問題に取り組むにあたって必要とされる、人文学、経済学、社会学、環境学など幅広い学問を学ぶことができます。 選択できる科目の一例:Japanese Environmental Policy, Japanese Society and Sustainability, Civil Society and NGOs, Strategies for Intercultural Communication, Business and Society, International Society and Environmental Issues
授業で得た知識を実際に学外のフィールドワークで活かす機会が用意されています。 Field Workshopsで扱った内容の一例:Nature conservation, town planning, agriculture, community welfare, international cooperation and energy conservation
Co-creationはSCOPEにおける最重要キーワード。 フィールドワークなどを通じて、SCOPEの学生だけではなく、法政大学の他学部の学生や、教授と共に学びを深めていくことができる環境が整っています。
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「基本は法政大学の人間環境学部と似たカリキュラムを英語で提供しています。「持続可能な社会」とはどのようなものか、未だに解決されていない社会問題に取り組むにあたって必要な知識である、人文学・経済学・社会学などを幅広く学べるプログラムです。 SCOPEは現場思考の教授が多いことが魅力です。地方自治体出身の教授や、企業に就職した経験を持つ教授が多数在籍しているため、リアルな体験に基づいた話を聞くことができます。フィールドワークの機会も多数用意されており、最近では、実際に国内の農園に行き、実際に農家の方の話を聞くプログラムが開催されました」(藤倉教授)
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「食と命と平和 〜自給自足の有機農業を学びながら国際交流〜」というテーマのもと、持続的開発、食・命・平和について考えを深めるプログラム
「栃木県那須高原にある、アジア農村指導者養成専門学校で農作業を体験したり、家畜のお世話を体験したりと、「命を支える食べ物」作りを体験し、食と命と平和の関連性を学びました。SCOPEに在籍している学生であれば、誰でも参加することができます」(藤倉教授)
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「Co-creative Workshopは学生に人気があります。この授業は、ゼミと似た形式の授業で、生徒と教授が一緒に、ビジネスと持続可能性について議論を行います。少人数のグループに分かれて、国内外の社会問題について考え、最終的に意見をまとめ、プレゼンテーションをします。未解決の社会問題について、自分たちで徹底的にリサーチを行い、解決策を提示するという学習を通じて、一つの社会問題について深く学ぶことができることがこの授業の魅力なのではないでしょうか」(藤倉教授)
①日本の地方における地域活性化について ②国際的なアパレル業界のサプライチェーンにおいて、企業が果たすべき社会的責任について
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「幅広い学びができるからこそ、卒業後、幅広い分野や業界で活躍できます。SCOPEで学ぶ学生の多くは、将来は環境にまつわる仕事に携わりたいと思いますが、活躍できる場は環境省や環境のコンサルタント、廃棄処理業務だけではありません。企業で環境に優しいビジネスの開発に関わるなど、環境についての視点を常に持ちながらさまざまな仕事を行うことができるのです。」(藤倉教授)
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「SCOPEに在籍している学生の多くは外国人留学生です。特に、日本が好きだから、日本で学びたいという外国人留学生が多い印象です。最近は、インターナショナルスクール出身の日本人の学生も増えています。外国人留学生の中には、中国で自分が住んでいた地域の湖が汚れていて「どうにかしたい!」と思い、日本で環境について学ぼうと思ってきた学生や、ゴミ問題を解決するために日本で学びたいと考える学生も。SCOPEは「持続可能な社会」についてのプログラムなので、やはり環境問題に強い関心のある外国人留学生が多いです。」(藤倉教授)
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今回は特別に、藤倉教授にSCOPEに合格するコツを教えていただきました!
「提出する動画は面接の代わりになります。多くの動画を見てきましたが、動画の作り方には個性が出るな、と思います。あとは、英語力も動画で確認しています。全員が英語を母語としているわけではなく、完璧が求められているわけではありませんが、授業についてこられるレベルであるかを確認しています」(藤倉教授)
「SCOPEで学ぶことについて、つまり「持続可能な社会」作りに興味関心があるかを確認しています。具体的に、どのような社会問題や事象に関心があって、どのようなことを学びたいかがエッセイから読み取ることができるかを評価しています」(藤倉教授)
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「インターナショナルスクール出身の学生や帰国子女は、さまざまな国籍の人と関わったり学んだりしてきて、視野が広い人が多いと思います。 法政大学のSCOPEはその延長みたいな感じで、いろんな国の人と英語で学ぶことができますし、幅広く持続可能性について考える機会が用意されているので、環境や持続可能な社会について興味がある人はぜひSCOPEの門を叩いてみてください!」(藤倉教授)
【後編】では在学生インタビューを中心にお伝えします。法政大学SCOPEで学ぶ現役大学生に実際の授業の雰囲気や大学生活について教えていただきました。ぜひご覧ください!
【後編】はこちら
海外大学と国内大学で迷っている帰国子女必見!法政大学SCOPEの魅力に迫る|インタビュー記事【後編】
法政大学SCOPEの魅力をご紹介しましたが、いかがでしたか?筆者はインタビューを通じて「SCOPEでは、社会の中で生きていくために必要な、文化・宗教・環境・国際社会について幅広い知識を学ぶことができる」と感じました。また、学生に対するサポートが手厚く、教授が4年間かけて学生一人ひとりと向き合い、学生をとても大切にしているプログラムだという印象も強く受けました。海外大学に行かなくても、海外のような授業形式で学ぶことができる環境で、4年間学んでみませんか? 海外子女向けオンライン家庭教師EDUBALでは、SCOPEをはじめとする、法政大学の4つの英語学位プログラム受験の対策を行っています。海外在住経験があり帰国大学受験を経験した教師が多数在籍しているので、質問やお悩みがある方や大学受験の入試対策をご希望の方はぜひお気軽にご相談ください!
【学生インタビュー】インターナショナルな学生にピッタリ!立命館大学の英語基準プログラムとは?(Univ-it!)
日本の大学でも英語で学びたい方必見!大学英語学位プログラム比較・まとめ
インタビュー記事|インターナショナルな学生にピッタリ!立命館大学グローバル教養学部(GLA)の魅力って?
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。
しっかり対話しながら授業を進めてくれます。 勉強に対するモチベーションが上がっていて、感謝しています。