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IB(国際バカロレア)体験談:漆間さん

【加藤学園暁秀高校でIBを取得し、イギリスとカナダの大学を受験しました!】

urushima
所属大学: University of British Columbia(カナダ)
IB取得校: 加藤学園暁秀高校
IB取得科目: 【HL】Japanese A/English B/Chemistry
【SL】Physics/Math/History

私は海外の大学に行くために、IBを受講することに決めました。

私は静岡県にある加藤学園暁秀高等学校に通っていました。幼稚園の頃のイマージョンプログラムから進み、IBを勉強するのも自然な流れという感じでした。IBを勉強し始めたばかりの頃は、どちらかというと両親の意向で勉強しているという気持ちが強かったです。しかし、途中でやめなかったのは海外の大学に行きたいと強く思っていたからだと思います。せっかく英語力を身につけたのにそれを活かせないのはもったいないし、変化の激しい時代で自らリーダーシップを発揮していくためには、外国の大学に行くしかないと考えていました。そのためのきっかけ作りとして、IBを取得しようと決めました。

IBの勉強で一番大変だったのは、IA(Internal Assessment)です。

IBの勉強で一番大変だったのは、IA(Internal Assessment)や頻繁に課されるレポートでした。私はレポートなどに全力を注ぎ、細部まで凝ってしまう性格だったので、一つ一つの課題をこなすのにかなり時間がかかっていました。

私は1日に5時間、IBの勉強をしていました。

私は、平日は1日に約5時間勉強していました。内容としては、学校の課題や授業中にとったノートのまとめ、課題に使えそうなソース探しとしなどをしていました。テスト前は、1日約9時間、過去問12セット分を解いたりしていました。また、わからないことや難しい問題に突き当たったときは、学校の先生や友達に積極的に聞いていました。分からないことをそのままにしないのが大切なことです。私の学校のChemistryの先生は、動画サイトに解説動画を載せてくれていたので、それも参考にして勉強していました。夏休みなどの長期休暇中は、友達と一緒に勉強会を開いてお互いに得意科目を教え合ったり、協力して勉強していました。IBは絶対評価制度なので、一人で勉強するより、周りの人と協力して一緒に成績を上げていくのが良いと思います。

IBの勉強につまずいた時は、サポートしてもらいましょう。

私はどちらかと言うと理系だったので、理系の科目は大体理解できていました。ですが、国語は苦手だったので、Japaneseの授業の理解度は60%くらいでした。つまずいた時の対処法としては、友達に聞くということをよくしていました。友達は自分にも分かるように噛み砕いた言葉で説明してくれるので、授業を聞いてもわからない場合は、友達に解説をしてもらうと案外分かるようになるのではないかと思います。友達に聞けない場合は、塾や家庭教師の先生に教えてもらうことが大切だと思います。

IBで高得点を取るためには、まとめノートとCriteriaが重要です。

IBで高得点を取るためには、教科によってまとめノートを作るのが良いと思います。特に、単元ごとのテストなどの前にノートを作ると、より内容が頭に入り、理解しやすくなります。また、IBのCriteria(評価基準)を随時確認すると教科書を見るよりも的確に何をすればよいかが分かるので大切です。私はこのクライテリアのまとめノートも作っていました。Criteriaを理解し把握することで、過去問などを解く際に問題が違っても書くべき解答がどのようなものか、予想できます。過去問を解く時は、配点を見ながらそれに見合う量と質の解答を書くよう意識することも重要なポイントです。

IBを勉強してよかったことは、アカデミックスキルが身に付いたことです。

IBを勉強してよかったことは、アカデミックスキルが自然と身に付いたことです。イギリスの大学に見学に行った際に、大学生のレポートを見たのですが、正直IBを勉強している自分たちの方がより優れたものが書けると思いました。実際、イギリスではIBを勉強していることを評価され、嬉しかったです。また、HistoryやTOKの勉強を通して、様々な視点から物事を見る力を養うことができ、1つに縛られない多角的な物事の見方が身に付いたことも良かったです。

TOKとEE(Extended essay)のテーマは、得意な分野から選びましょう。

TOKのプレゼンテーションは、自分の得意な分野から選びましょう。人数は、時間的な問題で2人がベストだと思います。発表の時間が20分だと、短すぎず長すぎず、ちょうど良いレベルまでテーマを深めることができます。1人で10分発表をするのでは、時間が短く、あまり深いところまで話すことができません。また、ペアがいると自分とは異なる視点からの意見を取り入れることができるので、発表の精度も高くなると思います。

EEも、自分の興味のある分野で書くといいと思います。EEには参考文献などの情報がある程度必要なので、テーマを選ぶ際にはきちんと情報が存在しているかどうかも確認する必要があります。EEにおいてはユニークさが大事だと聞いたので、私は発電装置をデザインし、実際に自分で作ってそれをもとに実験を行いました。自分流に作成し、実行することがレポートの質を向上させ、高い点数にもつながったのだと思っています。

TOKとEE(Extended essay)は時間がかかり、苦労しました。

TOKもEEも、かなり時間がかかったことが大変でした。特にEEは、春休みを丸ごと使った記憶があります。私の選んだ科目はPhysicsだったので、実験や装置作りなど、かなりの時間と手間がかかりました。他科目の勉強をする時間も取られてしまい、私の性格的にもレポートなどに凝ってしまうタイプだったので、そのバランスが難しかったです。

EE(Extended essay)で満点を取るには、考察と実験の繰り返しが重要です。

EEは、とにかくデータを集めることと、実際に動くことはかなり大切だと感じています。EEで高い点数を取りたい方は、文系の科目、特に母国語である日本語でEEを書くのが一番簡単な方法だと思います。私は、理系科目ではEEは書きにくいということを痛感しました。理系の科目でEEを書くことに決めた方は、普段から問題意識を持つようにし、何か疑問があれば簡単な実験をして試すなど、自分なりに考察と実験を繰り返すことを習慣づけておくと良いと思います。また、EEの内容は、大学受験の面接などでも使えるので、自分がそのテーマに興味を持ち、それについて語れるようにしておくとなお良いと思います。

私はIBを利用して、イギリスとカナダの大学を受験しました。

私は、IBを利用してロンドン大学、UBC、マンチェスター大学、サウスハンプトン大学、シェフィールド大学、UCL、アルバータ大学を受験し、全て合格しました。どの試験も書類とIBプレディクトの点数で審査されました。IBの他には、ACTやIELTSなどの点数も提出しました。

卒業後、複数の大学を受験し、最終的にUBCに入学しました。

私はもともと、アメリカの大学に進学するために日本で英語を勉強していました。ですが、SATの成績が伸び悩み、比較的伸び代があると感じたIBに集中して、イギリスかカナダの大学を受験することに決めました。アメリカとイギリスはそれぞれ5校までしか受験できないので、8月に入試が行われる大学に絞って出願しました。9月〜10月の間に志望理由エッセイを下書きし、11月にIBの最終試験が終わってからブラッシュアップし、完成させました。

カナダとイギリスの大学には、事前にIBプレディクトの点数を提出していました。UBCは早く出願しておくと8000ドルの奨学金がもらえる仕組みがあるので、第一志望と決めている方には早い出願をおすすめします。受験の合否が分かるのは、1月中旬くらいです。全ての大学の合否が出た後、私は合格した学校を見て回り、友達や街の住みやすさ、環境などといった観点からUBCが気に入り、最終的に入学を決めました。

 

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    • IBコース
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    • IBコース
    • 高1~3
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