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【加藤学園暁秀高校でIBを取得し、メルボルン大学に合格しました!】
所属大学: | メルボルン大学(オーストラリア) |
IB取得校: | 加藤学園暁秀高校(静岡県) |
IB取得科目: | 【HL】Japanese A/English B/History 【SL】Chemistry/Math/Chinese |
私は小5から中2まで中国の上海に住んでいました。その期間はインターに通っていたので、日本に帰国してからも英語力を維持するために静岡県の加藤学園に編入しました。中国に住んでいた頃、姉がIBの勉強をしていたので、私も姉と一緒にIBの勉強ができる加藤学園暁秀高校に編入することを決めました。私はIBの前の段階のMYPからのスタートになりましたが、MYPはかなり忙しかったです。加藤学園では、PYPから勉強する人もいればMYPから勉強する人もいて、最終的には皆IBを勉強するという仕組みになっていました。
IBを勉強していて苦労したことは、IBの勉強やCASの活動、またクラブ活動などの両立です。当時はアメリカの大学に進学したかったので、IBと平行してSATの勉強をすることも大変でした。アメリカの大学に進学したいという思いが、IBとSATの勉強を両立させるモチベーションになっていたと思います。
私は、普段から1日に4〜5時間くらいIBの勉強をしていました。朝型だったので、夜は早く寝て朝の3時くらいに起きて勉強していました。IBの試験本番前は、学校の授業時間外に1日5〜6時間程度は勉強していました。勉強時間やタイミングなどは人によって様々だと思うので、自分に合ったやり方で無理のない程度に勉強することが大切だと思います。私の学校では先生のフォローが手厚く、また友達同士でわからない問題などを教え合ったりしていたので、塾には通っていませんでした。英語力がないために授業について行けない方や、授業外でもIBの勉強や課題のサポートをして欲しいと考えている方は、塾や家庭教師での対策も重要だと思います。
私は、歴史が好きだったのでHistoryの授業はスムーズに理解することができました。しかし、Mathは苦手科目だったので、理解できるようになるまでに時間がかかりました。ちなみに、私の学校にはMathはSL(Standard Level)かStudiesしかありませんでした。そのため、数学が苦手な人はStudies、理系で得意な人はSLを取っていたので同じクラスの皆はできていましたが、私は授業について行くのに苦労していました。そのため、Mathはとにかく教科書の問題や過去問を繰り返し解いて問題の出題傾向などを把握したり、自分の苦手なポイントを見つけてそこを重点的に解くことで対策しました。
私はHistoryが好きだったのですが、Historyは最も点数が取りにくい科目だと感じていました。対策としては、試験で解答が書けるように自分なりのテンプレを作ることが大切だと思います。Historyの解答においてもオリジナリティーは大切なので、自分が好きな話題や知識が豊富な分野について書くと良い評価がもらえます。
IBを勉強して良かったことは、オーストラリアではIBの点数が高いと1年学年をスキップすることができるという点です。私はメルボルン大学を受験し合格したのですが、入試も優遇してもらえました。オーストラリアだけでなく、他にもIBの点数によって様々な優遇制度を受けることができる国があるようです。また、IBで勉強したことが普段の生活に活かせたりと、実際に身になる内容だったと実感しています。
TOKのエッセイのテーマは、5つの質問の中から自分でも普段から考えていて、かつ実体験を活かせるようなテーマにしました。TOKは、なるべく自分ならではの視点や経験を盛り込むと好評価に繋がると思います。プレゼンは、友人とペアになって発表しましたが、パートナーも私と同じくメディア関係に興味あったのでテーマはすぐに決まりました。メディア関連のテーマだと例が多くあり、資料もかなり集まったので発表のスライドが作りやすいテーマだったと思います。プレゼンの練習をする際は、発表する側だけでなく、聞いている人がどのように私たちのメッセージを受け取るか、いかに考えてもらうかなどを意識していました。私の学校は発表の形式には指定がなく、人数も3人までならグループを作ることができました。
EEは、授業で扱った本について分析することは禁止されていたので、本を決めるところから苦戦しました。結局、私は海外の大学に進学するということを視野に入れ、海外でも評価が高い三島由紀夫の『金閣寺』について分析することを決めました。『金閣寺』は古い作品なので参考文献や書評が多く、比較的作者の分析もしやすかったです。
Japaneseが好きであるということが前提条件ですが、EEはJapaneseで書くのが最も簡単であり、点数が取りやすいのではないかと思います。好きな科目や分野についてでないと、文章量も分析にかける時間もかなり多いので、書き上がるまでモチベーションを維持することに苦労すると思います。しかし、英語が得意でない方は言語の壁に邪魔をされる心配がないという点で、Japaneseは最もEEを書きやすい科目になるでしょう。現に私の周りでも、日本語でEEを書く人が多かったように思います。
TOKは、内容も特殊で正解がない教科なので考えるのに多くの時間を要してもどかしい思いをしました。また、先生の採点が常に低めだったので、TOKのpredicted scoreが低く、書類審査に響くのではないかと心配でした。TOKの採点方法や評価基準などは分かりづらく、先生の採点でさえあまり参考にならない時もある、難しい科目です。そのため自分でCriteria(評価基準)を読みながら確実に対策することが必要でしょう。TOKを教えてくれる塾や家庭教師などを知っていたら、ここまで苦労せず対策できたのではないかなと思います。
Criteriaを読むようになってから、TOKは専門用語をなるべく多く使うと、高評価がもらえるのだということを知りました。概念など、一つ一つを理解することは簡単なことではないし時間もかかりますが、丁寧に理解していき、専門用語を正確に盛り込んで高評価を狙いましょう。
私は高校卒業後、アメリカとオーストラリアの大学を受験しました。どちらも事前にIBの点数のプレディクトを提出する必要があります。アメリカの大学はUC(カリフォルニア大学)を4校を受験しました。UCはIBとSATのスコア、エッセイ、高校でのGPAが評価基準になります。エッセイでは、自分をいかにクリエイティブに表現するかということが重視され、難しく準備も大変でした。
オーストラリアでは、メルボルン大学とオーストラリア国立大学を受験しました。最終的に、私はメルボルン大学に入学することを決めました。その理由として、オーストラリアはアジア圏に近く、政治的・経済的にもアジアとの結びつきが強いため、私が当初から勉強したかったアジアンスタディーズが勉強できるということが挙げられます。また、アメリカの大学に比べ、学費が安く奨学金制度があったからということも理由の一つです。
また、オーストラリアにはIBフレンドリーな大学が多く、アメリカの大学と違ってエッセイの提出は必要がなく、IBの点数と自身のプロフィールのみ提出すれば良いというシステムがあり、アメリカの大学よりも比較的容易に受験ができます。奨学金制度もあるので、IBを取得された方には有利な受験制度だと思います。
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これまでにも、
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