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TOKのエッセイはTOK全体の最終評価の67%を占めるため、たくさんの時間と労力を割かなくてはいけません。トピックは提出期限の約半年前には出題されるので、なるべく早く取り掛かりたいですよね。ただ、「エッセイでは何を書けばいいの?」「どのトピックを選択すればいいのかわからない…」といった疑問や悩みも多く見受けられます。そこで本記事ではトピック決めから執筆までのアドバイスをご紹介していきます!
エッセイやプレゼンに関する概要はこちらを参照ください:
IB(国際バカロレア) TOK(Theory of Knowledge)の学習内容や対策法、スコアアップのコツ紹介
<IB生必見>TOKの分析方法を徹底解説!AOKやWOKの分析方法を紹介!
<全IB生必見>IB TOKのWOK(知るための方法)やAOK(知識の領域)を徹底紹介!
TOKエッセイを始めるにあたって、最初に行うのはトピック決めです。IBOが出題する5つのトピックの中から、書きやすいと感じたトピックを選択することをお勧めします。全てのトピックを検討した後、どれが自分にとって書きやすく議論が発展しそうなトピックなのかを吟味して選択しましょう。
TOKで出題されるトピックには偉人の引用文が含まれていることが多くあります。引用文は難しい言葉が含まれていたりするので、わかりやすい言葉に言い換えましょう。そうすることで問いの意図を漏れなく分析することができます。また、コマンドタームの要求していることも念頭に置いて質問を簡略しましょう。
トピックをパッと見て書きやすそうなものを選ぶのではなく、一度全てのトピックを分析しましょう。一見書きやすそうなトピックも蓋を開けてみると書きにくいエッセイの場合があるので、全てのトピックを分析することをお勧めします。ブレインストームはWOK、AOK、実社会の状況、反論、知識に関する問い(knowledge question)などトピックを見て思い浮かぶものを全て書きましょう。
TOKエッセイで難しいのが、適切な実社会の状況を例として挙げているかです。実社会の状況が、いかに構築した仮説に当てはまるかで説得力という観点で変わってきます。トピックを決める際は実社会の状況を重視しましょう。
TOKのエッセイを書く上で肝となるのは分析です。分析が甘いと高度な分析ではないと評価されてしまったり、執筆時に新しいアイデアが浮かんでしまったり、一貫性がなくなってしまったりします。後から内容を付け足すことがないように、徹底的に分析するようにしましょう。
WOKを使った分析方法の1つはこちらでご紹介しています:
<IB生必見>TOKの分析方法を徹底解説!AOKやWOKの分析方法を紹介!
トピックを選択したら、知識に関する問いを自分で考えなくてはいけません。知識に関する問いはトピックの解答へ導く問いである必要があります。知識に関する問いはトピックが要求している含意を全て網羅していなければいけません。
「知識の枠組み(knowledge framework)」とは「範囲・応用」、「概念・言語」、「方法論」、「発展の歴史」、「個人的な知識とのつながり」の5つから構成される分析方法です。普段のTOKの授業では普段「知識の枠組み」はAOKの分析に使いますが、エッセイではAOKを実社会の状況やトピックのキーコンセプトに置き換えましょう。これらは分析方法の基礎になるので、理解しましょう。
実社会の状況は自分の構築した理論の正当性を主張するために使います。実社会の状況の候補が複数ある場合、オリジナリティーのある例の方が高得点を狙えると言われています。他の人があまり思いつかないような実社会の例を使うことで、他の人と差別化を図ることができます。
分析が一通り終わったら、他の人に発表することをお勧めします。発表している最中に矛盾点に気付けたり、分析に関して伝わりにくい点を他の人から指摘してもらえたりします。自分の理論の弱点が発表することでわかるので、執筆の前に考えを一度アウトプットしましょう。
採点官はエッセイだけを見て成績をつけるので、どれだけ過程が良くともエッセイがわかりにくいと高得点は取れません。どれだけ整理して伝わりやすい文章を書けるかが高得点を取るための勝負どころです。執筆作業は今までの分析工程や分析結果を書くだけなので、頭の中を整理しながら書くことに専念しましょう。
トピックセンテンスで、「〇〇について論じていく。」と書くことで読みやすいエッセイにすることができます。エッセイにおいて次に何をするのかについて書くことはよくないとされていますが、TOKエッセイでは流れを掴みやすくなるため採点官からは好印象に捉えられているようです。
TOKエッセイでは別の視点として反論を含めることが推奨されています。自分の意見に反論する際、その意見をきちんと紹介しましょう。その紹介を踏まえた上で、なぜ自分の意見が正しいのかも欠かさずに説明することをお勧めします。
「知識に関する問い」はトピックで出題された問いに答えるための手法です。TOKエッセイで出題されていることはあくまでトピックで出題されている設問だということを念頭に置きましょう。結論で「知識に関する問い」の答えを書き、それを踏まえてトピックで出題されている設問に解答することができます。
EDUBALでは東京大学をはじめとした国内屈指の難関大学や海外の難関大学に通う500名以上の帰国子女教師が、自身の経験を活かしてオンライン授業を提供しています。オンラインなので世界中のどこからでも指導を受けることができます。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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日本語で授業させていただいてますが、説明が分かりやすく質問にも丁寧に答えてくれています。授業科目以外の経験やアドバイスもシェアしていただいてるのでIB全体の参考になり助かっています。
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エッセイの指導において、構成、文法、内容、各要素とても丁寧に教えていただきました。授業のおかげでより深みのあるエッセイを書くことができるようになりました。やらなければならないことをはっきり言っていただいたので、やるべきことが明確になり、勉強を効率よく進めることができました。授業の前の雑談の時間もとても楽しくより授業に集中することができました。