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今年、開校4年目を迎えたドルトン東京学園(以下ドルトン)。一期生が進級し、この4月にいよいよ高等部がスタートしました。
ドルトンの理念の「生徒が主体の教育」「自ら考え選択する力を養う教育」はまさにこれからの日本に必要な、21世紀型の教育だといえるでしょう。
非常にユニークな学習カリキュラムとプログラムで、ますます注目の高まる同校。
3年半英語圏での海外赴任を終えて帰国入試で入学された生徒A君とお母様に、ドルトンの魅力について語ってもらいました。
✓ドルトンってどんな学校?
✓ユニークなカリキュラムの内容は?
✓実際の学校生活や校風が知りたい!
など、ご興味をお持ちの方は是非こちらの記事をご覧ください!
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4年程前にドルトンが開校すると聞き、信頼できる友人のお子さんが通っていると聞いたので興味を持っていました。一時帰国した際にたまたま息子を体験授業に参加させたところ、母子で気に入ったことが最初のきっかけです。
我が家は息子が小6の夏に本帰国しましたが、赴任先で日本の勉強をほとんどさせていなかったので、正直、受験は全く考えていませんでした。
ですが地元の小学校は受験する子供が6、7割。教育熱心な親御さんが多いため「せっかく帰国生として戻ってきたんだからトライできる学校があれば受験してみるのもいいんじゃない?」と同級生ママが背中を押してくれたのが決め手となりました。
改めてドルトンを調べてみたら帰国生の受験科目が面接と作文のみだったので、12月の帰国生向け試験に単願で出願しました。
受験勉強を本格的にスタートしたのは小6の夏。8月から帰国生受験の12月まで、たった5か月間の対策でしたが、個別指導で主に英語の基礎からやり直しました。
✔英作文と日本語の作文対策✔日英面接対策の2点を重点的にしましたね。
カスタマイズできるプライベートレッスンを選んだので安心して受講できました。
受験勉強の過程の中で、「帰国生であるということは、現地で人種、宗教や習慣も違う中に溶け込んでいって、柔軟性、寛容性や多様性が養われているということ。英語が通じなくてもどかしい時期も経験しているからこそ強さも備わっているはずだから、自信を持って面接に臨むといいよ」と、息子に話をしていました。
たった5か月にもかかわらず息子のやる気のなさに、がっかりすることも多々ありました。これは多分どこのご家庭でもあるある話だと思います(笑)
ですが、受験に向かって数年親子で頑張っていらっしゃるご家庭と比べたら、楽だったのだろうと思います。帰国生だからこそ受験のチャンスがあり、短い準備期間で済んだのは、とてもありがたかったです。
【2021年度版】帰国子女中学入試の面接のために準備しておきたい7種類の質問
【2022年度版】帰国子女枠受験でおすすめの中学校ランキング
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ドルトンをひと言でいうと「自由の中に責任を伴なう、生徒主体の学校」だと思います。
自由で、校則も制服もありません。校則は生徒たちが決めるもの。基本的なガイドラインはありますが交渉可能で、理にかなうものは認めてくれます。
その代わり自分からアクションを起こすことも大切だと思います。「恐れずに進め」のスクールモットーのもと、何にでも挑戦してみるようにいつも言われます。
そしてとにかくスピーチをさせます。本当に良く発言させますね。発言、プレゼン、質問に議論。例えば数学の授業でも、答えが出たら終わりではなく、どうしてこんな考え方をしたのか、とここでも意見が求められます。
主体性を持って動き、度重なる訓練で自分なりのスピーチが出来るようになることから、ドルトンは「これからの時代のリーダーを育成する学校」だと思っています。
生徒を前向きに捉えてくれる、いいところを引き出してくれる先生が多いように感じます。生徒の良いところを見つけてプラス、プラスへと評価し、チャンスを与えてくれる学校だと思います。
ユニークでユーモアのある先生が多いですね。昨年の担任も、話しやすくてフランクでした。本音もズバズバ言ってくれたので、むしろ良かったです。
意欲と熱意のある先生が多いので、学校に活気があると思います。
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ドルトンの教育は
①ラボ(金曜6.7時間目の課外活動)
②ハウス(縦割り、他学年との交流)
③アサインメント(資料作成、レポート)
の3つの柱で構成されています。これがとてもユニークでいいと思います。
✔①のラボは、金曜6,7時間目の課外活動です。STEAM、国際理解、語学からスポーツ、環境問題に至るまで24のテーマから好きなものを選んで研究活動をするもの。
ラボ内ではこっちでは数学、こっちではアート…というように、生徒が思い思いに好きな活動をしています。
✔②のハウスは、DALTONの頭文字をとって縦割りでチームを組み、他学年との交流を図るもの。スポーツフェスもハウス対抗です。先輩から刺激をもらっているようです。
✔③のアサインメントはとても重要で、ドルトンらしい取り組みです。ドルトンには定期試験がありません。その代わりに小テストや課題、レポートで成績が決まります。
これは絶対外せない大事なもので、提出を漏らしたり、クオリティが低いと当然評価も悪くなります。
そして、三者面談の際に自分の成績についてプレゼンします。
なぜこの成績なのか?どうしてか?今後どうするか?を自己分析しないといけません。
プレゼンをするのと同時に自己責任が発生するので、生徒たちは「次の試験で頑張らないとまずい!」と思うようです。
まず英語のクラス分けはアカデミック、アドバンス、スタンダードの3つに分かれているのですが、ユニークなのが「自分でクラスを選んで好きなレベルのクラスに入る」ことです。
先生がクラスを決めるのではなく、ここも自分の責任で決めます。途中でクラス変更もできるとのこと。帰国生や外国籍の生徒はほとんどが一番上のアカデミッククラスにいて、その人数は一学年20人弱くらいです。毎週1パラグラフずつ好きなことを書く宿題が出ます。好きなことを熱く英語で語ることで英語力が伸びると信じています!
英語研修や留学等については、今年の1月~3月には中3の20名がアメリカ・サンディエゴとアイルランド・カーローに分かれてターム留学をしました。春休みには中1はTokyo Global Gatewayに、中2は福島県のブリティッシュヒルズでそれぞれ3日間の研修を。本来中2の春休みには必修の2週間のオーストラリアホームステイがあるのですが、コロナ禍で実施できず。大分への4日間の研修旅行で立命館アジア太平洋大学と交流をしたそうです。
他には、交換留学も推奨されていていろいろな団体が保護者向けに説明会を開催してくれたり、海外大への進学説明会もあるので、海外への進学を希望する生徒は多いのではないでしょうか。
資格試験は、校内でケンブリッジ英検を受験します。他に英検、漢検、文章検、数検が必須です。
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学校を挙げての活動としては、企業や地元の商店等とのコラボも多いです。グループで企画立案した計画を実行に移していくスタイルは、会社のようです。起業家を目指す生徒も多いのではないでしょうか。
例えば学校にカフェテリアはあるのですが、まだ人数も多くないことから資金面で運営が厳しく、稼働していません。そこで生徒たちの発案で、お弁当販売業者に入ってもらったり、週2回、キッチンカーを呼ぶことに成功しました。このように、学校生活に必要なものを導入するためにプロジェクトを立ち上げ、それを実行するのがドルトンのやり方なんだと思います。
同じように、生徒会の運営もユニークです。ドルトンにはいわゆる一般的な生徒会というものがなく、「DSC(Dalton Students Council)」という「生徒がやりたいことを叶えるための集団組織」があります。立候補投票制ではなく自由にメンバー入りできる組織で、自分がやりたいところに所属し、そこで皆で話し合っていろいろなことを決めるそうです。その中に企画、環境、広報に図書、放送委員などがあって活動しています。校則などもここで協議して学校に挙げるとのこと。
生徒たちの意見は尊重され、理にかなったことは学校は認めてくれるようです。自分たちで学校を作っているんだなと感じています。
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アサインメントでしょうか。科目ごとに殆どの科目のレポート提出の期限がバラバラで、データ処理能力、スケジュール管理能力がかなり問われます。
提出しなければ容赦なく成績が下がるので、必ず期限を守るように自己管理しなければならないことが心配でした。それも逐一親が把握できません。
むしろ、先生は「保護者が生徒の宿題を管理したり手伝ったりしないでください」とよく仰っています。本人の自主的な学びにならないと思うので、全て自己責任で行動させています。
上の学年の親御さんに話を聞くと、この管理能力はちゃんと養われていくので大丈夫だと聞いています。
全て、少人数制だからできることだと思っています。1クラス25人×4クラスの1学年100人は理想的ですね。
少人数だからこそ一人一人がプレゼンしたり、意見を交わすような手厚い授業が出来るんだと思いますし、先生方も生徒のことを良く分かってくれています。
コロナ禍にもかかわらず保護者が学校に行ける機会が比較的多かったのも、学校の規模がそこまで大きくないからだと思います。
ドルトンは学費が高いことがネックといわれていますが、少人数制だからこそ。
ラボや講堂、理科室などの施設も素晴らしいので、学費については納得しています。
学校としては未知数のドルトンを選ぶだけあって、保護者もユニークで刺激的で面白いです。保護者も「規格外」というのがピッタリなので、行事等で学校に行くのが私も楽しみです。
部活動を外部委託していることもあり、活発ではないのが残念ですね。そして部費が若干高いと感じます。あと土日が休みなので、年間を通すと休みが多いなあと思います。
親としては、ドルトンのユニークな友達から沢山刺激を受けてもらいたいです。自分探しをして、自分で生きていく力を養ってほしいと思います。
留学も本人から言い出してくれたら嬉しいですね。そして自分の個性に合った仕事が出来れば幸せなのではないでしょうか。
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受験のためのアドバイスをするとしたら、面接は聞かれたことだけを受け答えするのではなく、自分の得意な分野に話を進めて、楽しく面接官と対話できる方向に持っていくといいです。
ドルトンはプレゼンテーション能力が必要とされる学校なので、自分の意見がしっかり伝えられるといいと思います。
人間力が育つ学校だと思いますので、お子さんが積極的だったり発案能力が高かったりすると、学校側もきちんと声を拾ってくれます。そして少人数ならではの居心地の良い学校だと思います。
今年から帰国生をサポートする組織が出来たそうです。学校としては積極的に帰国生は受け入れたいと思っているようなので、個々の状況に合わせて適宜フォローしてくれるのではないでしょうか。
今年は帰国生は15人程度入学されたと聞きました。応募者も増加し、倍率が高くなったようです。
ドルトンは海外で多様な環境の中で生活してきた帰国生にはぴったりの学校だといえると思います。
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帰国生や英語力のあるお子様に、ドルトン東京学園の校風とカリキュラムはぴったりといえるのではないでしょうか。
自分で動く力、コミュニケーション能力や物怖じしない前向きさがあるお子様や、新進的で、違ったものを受け入れる柔軟性があるご家庭にもお勧めです。
人気急上昇の注目校なので、入試は難化し倍率も上がっています。
✔帰国生:主に①日本語作文②英語作文③面接 での受験が可能。面接は複数回(英語面接含む)。
*CEFR,B2相当(英検準1級相当)の英語資格があれば英語試験が免除に。
✔一般受験:CEFR,B1相当(英検2級相当)の英語資格があれば、①英語作文②英語面接 で「思考・表現力入試」に出願が可能。
英検が目安になっていますが、もちろんTOEFLやIELTS他、CEFR基準をクリアするものなら出願資格として認められます。
以上からドルトンは「英語が出来るお子様に非常に有利な学校」だといえるでしょう。
試験対策としては英作文と英語面接の練習が必要です。
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筆者プロフィール:EDUBALアンバサダー。
ボランティアで交換留学生のサポートをする傍ら、小中学生の学習指導などにあたる。海外赴任に帯同後、大学3年、中学2年の姉弟はいずれも帰国生受験を経験。
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とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。
素晴らしい授業でした。毎回適切なワークシートの宿題を出して頂き、とても良かったです。指導内容も日本の受験に特化した形で教えていただけたので、注意されたところが息子にも受け入れやすかったようです。受験指導ということで短期間になってしまったので、とても残念です。足りないと思っていた部分を先生が補完してくださったことが、良い結果につながりました。
一貫した指導方法で、安心して授業を受けられました。問題点の洗い出し、またその解決策を具体的に提示してくださる一貫した方法で子供を合格へと導いて下さいました。またその分かりやすさは、勉強の面白さへとつながり、子供が授業を毎回楽しみにしている程でした。大変感謝しております。ありがとうございました。
ICT機器を上手く使って、息子に寄り添ってご指導下さりありがとうございます。