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帰国大学受験の攻略のためにまず準備を始めたいのが、「英語能力試験」です。多くの大学の帰国生入試では、この「英語能力試験」で証明できるスコアや資格が合否に大きく影響します。
しかし、大学によって出願要項が異なるため、いつからどんな試験をどのレベルまで準備したらよいのか分からず困っている方も多いはず。
本記事では
★人気22大学の提出要件が一目でわかる【英語能力試験出願要項まとめ】を掲載しています!
★EDUBAL教師300名調査【大学別合格スコア目安】であなたの志望校のスコア目安が分かります。
★迷っている方に【帰国受験におすすめの英語能力試験ランキング】でおすすめを紹介♪
★初めてでも大丈夫【TOEFL・IELTS申し込み~受験~出願までの流れ】をズバリ解説。
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帰国大学受験ではほとんどの大学がTOEFL・IELTS・英検などの英語スコアを提出することが必須となっています。下記の表は、人気大学の2022年時点での英語能力試験の出願要件を表にしています。有効な試験や、試験の有効期限、出願〆切、スコア基準など大学によってかなり異なります。※変更の可能性がありますので、詳しくは各大学のHPでご確認ください。
大学名 | 対象学部 | 英語試験の提出 | TOEFL iBT | IELTS Acadenic Module |
英検 | TOEIC | 有効期間 | 出願期限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京大学 (外国学校卒業学生特別選考) |
全学部 | 必須 | ◎ | ◎ | × | × | 2年 | 11月初旬 |
京都大学 (外国学校出身者学生募集) |
法学部 経済学部 |
必須 | ◎ | × | × | × | 2年 | 1月初旬 |
一橋大学 (外国学校出身者選抜募集要項) |
商学部 法学部 経済学部 社会学部 |
必須 | 〇 93以上 |
〇 6.5以上 |
〇 1級 |
× | 2年 | 1月下旬 |
北海道大学 (帰国子女入試) |
全学部 | 任意 ※医のみ必須 |
〇 医学部は61点以上 |
× | × | 〇 医学部は550点以上 |
2年 | 10月上旬 |
東北大学 (帰国生徒入試) |
理学部 医学部医学科 工学部 |
任意 ※医のみ必須 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 1年 | 10月中旬(理工学部は1月中旬) |
大阪大学 (帰国生徒特別入試) |
外国語学部 理学部 医学部 工学部 基礎工学部 |
任意 ※理工のみ必須 |
◎ | × | × | × | 1年 | 12月中旬 |
九州大学 (帰国生徒選抜) |
全学部 (教育学部は別形態) |
任意 | ◎ | × | × | × | 10月中旬 | |
横浜国立大学 (帰国生徒選抜) |
教育学部 経営学部 都市科学部 |
不要 | ー | ー | ー | ー | ー | 9月中旬 |
東京都立大学 (帰国子女入試) |
人文学部 理学部 都市環境学部 システムデザイン学部 |
必須 | ◎ 人文学部は31以上 |
〇 理・環境・デザインのみ可 |
× | △ システムデザインのみ可 |
1年 | 12月上旬 |
東京外国語大学 (帰国生等特別推薦選抜) |
言語文化学部 国際社会学部 国際日本学部 |
必須 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ー | 11月上旬 |
お茶の水大学 (帰国子女・外国学校出身者特別選抜) |
文学部 生活科学部 |
任意 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 2年 | 11月上旬 |
大学名 | 対象学部 | 英語試験の提出 | TOEFL iBT | IELTS Acadenic Module |
英検 | TOEIC | 有効期間 | 出願期限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
早稲田大学 (帰国子女枠入試) |
法学部 教育学部 商学部 理工学部 |
必須 | ◎ | 〇 法・教・理のみ可 |
× | △ 理工学部のみ可 |
1年 | 7月上旬 |
早稲田大学 (政治経済学部グローバル入試) |
政治経済学部 | 必須 | ◎ | ◎ | × | × | 1年 | 7月中旬 |
慶應義塾大学 (帰国生対象入学試験) |
全学部 | 必須 | ◎ | ◎ | × | × | 2年 | 7月中旬 |
国際基督教大学 (4月入学帰国生入学試験) |
教養学部 | 必須 | ◎ | ◎ | × | × | 2年 | 8月上旬 |
上智大学 (海外就学経験者入学試験) |
全学部 | 必須 | 〇 ※学部ごとに基準あり |
〇 ※学部ごとに基準あり |
〇 ※学部ごとに基準あり |
〇 ※学部ごとに基準あり |
2年 | 8月上旬 |
明治大学 (海外就学者特別入学試験) |
法学部 | 必須 | ◎ 61以上 |
× | × | × | 2年 | 8月中旬 |
青山学院大学 (海外就学経験者) |
文学部 法学部 国際政治経済学部 理工学部 |
必須 | 〇 ※学部ごとに基準あり |
〇 ※学部ごとに基準あり |
〇 ※学部ごとに基準あり |
〇 ※学部ごとに基準あり |
2年 | 10月下旬 |
立教大学 (帰国生入試) |
経営学部 | 必須 | 〇 72以上 |
〇 5.5 以上 |
〇 2,300以上 |
〇 L&R +S&W ×2.5 =1,560 点以上 |
2年 | 10月上旬 |
中央大学 (海外帰国生等特別入学試験) |
経済学部 | 必須 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 2年 | 9月中旬 |
法政大学 (帰国生入試) |
文学部学部 経営学部学部 デザイン工学部学部 理工学部学部 生命科学部 |
必須 | ◎ | × | × | × | 2年 | 7月中旬 |
学習院大学 (海外帰国入学試験) |
法学部 経済学部 文学部 理学部 |
任意 ※政経のみ必須 |
◎ | × | × | × | 2年 | 8月中旬(理学部のみ11月上旬) |
立命館アジア太平洋大学 (4月入学 海外就学経験者入試) |
アジア太平洋学部(APS) 国際経営学部(APM) サステイナビリティ観光学部(ST) |
必須 | 〇 75以上 |
〇 6.0以上 |
〇 準1級 |
〇 1600(4技能) |
2年 | 9月、11月、12月(3回実施) |
国立大学の例 | 私立大学の例 | |
---|---|---|
英語スコア 提出必須 《最低スコア基準あり》 |
一橋大学(TOEFL93以上・IELTS6.5以上・英検1級) | 立命館アジア太平洋大学(TOEFL75以上・IELTS6.0以上・英検準1級以上など) 立教大学(TOEFL72以上・IELTS5.5以上など) 明治大学(TOEFL61以上) 上智大学(学部による) 青山学院大学(学部による) |
英語スコア 提出必須 《最低スコア公表なし》 |
東京大学 東京外国語大学 東京都立大学 京都大学 |
早稲田大学 慶應義塾大学 国際基督教大学 中央大学 法政大学 |
英語スコア 任意提出 |
北海道大学 東北大学(医学部は提出必須) お茶の水大学 横浜国立大学 大阪大学(理学部・工学部は提出必須) 九州大学 |
学習院大学(経済学部は提出必須) |
上記の表から分かるように、ほとんどの帰国大学受験では、英語能力試験のスコア提出が必須となっています。傾向として、国立大学よりも私立大学の方が、提出必須であったりスコア基準を設けているケースが多いです。また、東京大学・京都大学・早稲田大学・慶應大学などの難関大学は、TOEFLやIELTSなどのスコア提出が必須ですが、最低基準を公開していません。もちろん高い倍率を勝ち抜くために英語能力試験のスコアは高い方が有利になりますが、何点あれば合格できるのかという疑問をお持ちの方も多いと思います。そこで次の項で合格者のスコア目安について解説します。
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今回は、明確な合格ラインが明かされていない大学について、TOEFLとIELTSの合格スコア目安を独自調査しました。今回は帰国子女枠入試で東京大学・京都大学・一橋大学・東京学国語大学・慶應義塾大学・早稲田大学・国際基督教大学・上智大学に合格したEDUBAL教師のTOEFL iBTスコアを1つの目安として公開します。下記の表にてTOEFL・IELTSそれぞれの最高点・最低点・平均点をまとめています。まずは先輩のスコアを参考に自分の実力と目指すべきスコアのギャップを知り、 帰国子女枠入試の成功の鍵である英語スコアでライバルと差をつけましょう!
※TOEFL iBTとIELTSのスコアの対応はTOEFL iBT® Testを実施しているESTによる換算表をもとに下記の図を作成しています。試験内容が異なるため必ずしもその通りに点数が対応するものではありませんのでご注意ください。
TOEFL iBT 合格スコア平均点 |
IELTS 合格スコア平均点 |
|
---|---|---|
東京大学 | 110 | 7.1 |
京都大学 | 106 | 6.8 |
一橋大学 | 106 | 7.0 |
東京外国語大学 | 106 | 7.1 |
慶應義塾大学 | 104 | 7.2 |
早稲田大学 | 102 | 7.1 |
国際基督教大学 | 98 | 7.0 |
上智大学 | 90 | 6.6 |
上記の結果から、難関国立大学に合格するためにはTOEFL iBTで100点以上、難関私立大学ではTOEFL iBT100以上をとることが一つの目安だと言えそうです。(京都大学について、2022年時点の出願要件ではTOEFL iBTの点数のみを受け付けているためご注意ください。)また上記の表に記載していませんが、GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に合格したEDUBAL教師のスコアはTOEFL iBTは平均88点、IELTSは平均7.0点という結果になりました。
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英語能力を示すためのテストは様々あり、どれが結局いいのか分からないという方も多いはず。希望の大学への進学に向けて、おすすめの英語能力試験をランキング形式でご紹介します!
TOEFLにはiBT(コンピュータによる試験)とITP(ペーパー試験)の2種類の試験があります。iBTの方が総合的な英語力を示せるので汎用性が高いです。4技能試験の合計点がスコアになります。最高点は120点です。
帰国生向け・海外就学経験者向けの入試を実施するほぼすべての大学で提出することが可能な試験です。一部、TOEFLのスコア提出を必須として他の試験は受け付けていない大学もあります。
国内大学だけではなく、海外大学でも通用する試験です。併願の可能性がある場合や、大学入学後に留学をしたいと思っている人におすすめです。
試験の内容は学術的なテーマや大学の講義を模した設定で出題されます。約3時間の試験で集中力が必要とされます。そのため対策が必要です。
IELTSにはアカデミック・モジュール(大学進学向け)とジェネラル・トレーニング・モジュール(就職・移住者向け)の2種類があります。4技能試験の合計点(オーバーオールスコア)の最高点は、9.0点です。
TOEFLよりもIELTSの方が受けやすいと思う人も多くいます。TOEFLではタイピングの速さや正確さが求められますが、IELTSはキーボードと筆記のどちらかを選べます。また、トピックも日常的な内容が多いので馴染みやすいです。
国内大学だけではなく、海外大学でも通用する試験です。併願の可能性がある場合や、大学入学後に留学をしたいと思っている人におすすめです。
ただし国内大学のいくつかは、IELTSの提出を受け付けていない場合があります。そのため、事前に志望校の提出要件をよく確認する必要があります。
4技能試験で、5級から1級までの資格と、英検CSEスコアを取得できます。多くの大学では、級による基準が一般的ですが、最近はCSEスコアで基準を示していることもあります。
帰国生入試枠だけでなく、学校選抜入試や総合型入試なども検討している人におすすめです。国内生向けの受験要項においては、上記2つのようなグローバルな試験よりも一般的な基準となっています。
日本人向けの試験のため、日本語での解説付きの参考書などが多くあり、英語が得意でない場合でも取り組みやすい試験です。一方で、TOEFLなどは英語のみでの受験案内に困惑する人もいます。
帰国入試枠での受験の場合は、英検による英語能力の証明は受け付けていない場合が多くあります。そのため、事前に志望校の提出要件をよく確認する必要があります。
TOEIC:一部の大学ではTOEICのスコア提出も認められています。ただし、TOEICはR&L(リーディング・リスニング)テストと、S&W(スピーキング・ライティング)テストに分かれているため、両方を受験する必要がある場合もあります。
ケンブリッジ英検:世界的に認知度の高い英検ではありますが、日本国内での汎用性はそこまで高くありません。
TEAP:日本英語検定協会と上智大学が共同開発したスコア型の英語力診断テストです。上智大学ではTEAP利用入試枠があります。
GTEC:ベネッセコーポレーションが実施している英語4技能検定です。帰国生入試において提出対象となっているケースはほとんどありません。
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今回は、多くの帰国生が受験するTOEFLとIELTSについて申込みから出願の流れを紹介します。どちらも申込み方法や準備で苦労する人が多いため、事前に流れを知っておきましょう。
受験要項をもとに「出願日」と「有効取得期間」を確認しましょう。多くの大学で2年以内に取得したスコアを提出する必要があります。早稲田大学など一部の大学では、1年以内などの受験期間の指定がある場合もあります。納得のいくスコアを提出するためにも、遅くとも受験の1年前には計画を立てて準備を始めましょう。スコアレポートの送付には時間がかかりますので、早めの受験が必要です。
TOEFLとIELTSはほぼ毎週末に試験が開催されています。しかし、どちらも試験会場と人数が限られており、人気の会場は2ヶ月前くらいから定員に達してしまいます。また、申込みのために有効期限内のパスポートや試験用アカウントなどが必要となるため受験日までの余裕をもって申込みをしましょう。
TOEFLやIELTSの対策は、単に英単語を覚えるだけでは攻略できません。過去問を問いて苦手な分野を見つけ、4技能を総合的に伸ばしていく必要があります。対策方法でお困りの際は、こちらの記事を参考にしてみてください。
TOEFLとIELTSは約3時間にわたるテストを実施します。(IELTSの場合は、スピーキングテストのみ別日開催を指定することができます。)
試験結果の確認は、TOEFLの場合受験後約6~10日後にWebサイトで閲覧でき、スコアレポートは1~2週間後に送付されます。IELTSの場合はペーパー版は筆記試験日から13日目、IELTSコンピューター版は試験日から3-5日目に発行され、郵送されます。
出願先の大学によって送付方法が異なるため、入試要項を確認しましょう。
大学によっては、出願の際にスコアの改ざんを防ぐために、TOEFLやIELTSの公式機関からOfficial Score Reports(公式スコアレポート)を大学へ直接郵送することを求められる場合があります。志望校が決まっていたり一日でも早く送付する必要がある場合は、TOEFLやIELTSの申込時に教育機関への送付先指定の手続きを行います。TOEFLやIELTSの自分のスコアを確認してから送付を希望する場合は、受験後に公式サイトから送付手続きをすることもできます。なお発送から到着までに、TOEFLは4-6週間ほど、IELTSは5営業日ほどかかると発表していますので、出願〆切に間に合うように手続きをする必要があります。
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EDUBALは、国内外の難関大学に通う帰国子女の大学生教師と、家庭教師を探している帰国子女の生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。TOEFLやIELTSなどで高得点を取得した教師も多数在籍しております。また、オンラインビデオ通話を通じた指導ですので、世界中どこでも、いつでもご自宅で受講が可能です。
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著者プロフィール
Maki
海外大学進学支援アドバイザー。2度の留学経験を生かし、海外大学への進学や留学の支援を行っている。これまでに、海外大学進学支援を行う外資系企業での活動や、文部科学省が展開するトビタテ!留学JAPANでの留学促進活動、民間の日米交流団体において大使館・外務省・米国の大学らと連携した交流事業や奨学金制度の立ち上げなどを行った。留学セミナーやカウンセリングで携わった大学・高校は120校以上。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
いつもわからないところを噛み砕いて教えていただいており、感謝しています。
とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。