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昨今、海外大学を視野に入れる方も多くなっていますが、海外大学の学費・生活費の高騰や、円安の影響により、日本の大学への進学も候補に考えられている方も多いのではないでしょうか。
そのような方には必見、日本にも海外大学と同じようにリベラルアーツで学べる大学があるのをご存知ですか?
【お話を伺った先生】
国際基督教大学
平島 大 教授
教養学部教授(物理学)兼アドミッションズ・センター長
東京大学博士課程修了(理学)、筑波大学理学系助教授、名古屋大学理学研究科教授を経て、2012年から国際基督教大学教養学部教授。専門分野は固体電子論(強相関電子系、超伝導、磁性)、量子多体問題。
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日本国内でリベラルアーツプログラムを実施している大学はいくつかありますが、国際基督教大学(以下ICU)は日本初の4年制リベラルアーツ・カレッジとして有名です。また世界18カ国30のリベラルアーツ大学が加盟するグローバルリベラルアーツ・アライアンスに日本で唯一加盟しています。1学部1学科制のICUでは大学全体としてリベラルアーツ教育を行っており、人文科学、社会科学、自然科学、さらには学際分野のメジャー(専修分野)があること、少人数の教育環境で日英両言語による授業を開講していること、また外国籍教員の比率が約35%と非常に高いことなど、ICUには日本におけるリベラルアーツ教育のパイオニアとして、優れた教育・研究環境があります。
学生は全員教養学部アーツ・サイエンス学科に入学し、入学後に31のメジャーから自分の専門を自由に選択することができます。また、専門分野の垣根を越えて、例えば心理学を自分のメジャーとして専攻しながら、同時に自然科学分野や経営学など複数の分野を学ぶこともできます。
ICUには、文学、物理学、心理学などの伝統的な学問分野と、「平和研究」「環境研究」「アメリカ研究」などの、分野を横断する問題解決型や地域研究型など多種多様なメジャーがあります。メジャー選択の傾向として興味深いのは、入試時アンケートでは国際関係学が一番人気にもかかわらず、卒業時に実際選択していたメジャーを見ると、人気が分散するということです。これは、ICUのリベラルアーツ教育を通じて、学生の興味関心が良い意味で変わっていることの表れといえそうです。
また、ICUでは少人数クラスの授業が多いので、学生同士、学生と教員が意見交換をして「対話」をしながら学生自らが学んでいく姿勢を身につけることができます。
アドヴァイザー制度は、少人数教育にこだわるICUならではの特徴的な制度です。
ICUでは、入学後から専任教員がアドヴァイザーとして学生一人ひとりにつきます。入学したばかりの学生に対して、多くのメジャーから「好きなのを選びなさい」といっても困惑するかもしれません。自分の学問的な関心を一から見つめ直し、履修の内容を熟慮し、決断してゆく大切な過程をアドヴァイザーがサポートしていきます。
1年次から3年次までは、入学時に決定されるアドヴァイザーがつき、4年次には卒業研究の専門的な指導のために卒論アドヴァイザーがつきます。
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ICUではすべての教育を日英両言語で行っています。
外国籍教員率は約35%で、日本人教員も約9割が海外での教育・研究経験者です。50を超える国と地域からの学生が在籍しており、同じテーマであっても、日英両言語で学ぶことによって、より多様で異なる観点からアプローチした学びができるようになります。
主に日本語を母語とする学生は、1年次に集中的にELAを履修します。ELAは日英両言語の言語運用能力の育成に欠かせないリベラルアーツ英語プログラムで、英語力を向上させると同時に、ICUで効果的に学ぶための思考力と技術を養う、リベラルアーツへの重要な導入教育です。
授業では、「異文化間コミュニケーション」や「生命倫理」などのトピックに関連した英語文献を読み、英語で議論し、英語で小論文を書くといった学術活動に取り組むなかで、独創的、批判的、主体的に考える力を身に付けていきます。入学時の英語レベルに応じた20名弱の少人数クラス(セクション)に分けられ、その仲間(セクションメイト=通称セクメ)と協力しながら切磋琢磨して1年目のELAを乗り切っていくことから、「『セクメ』の絆は一生ものだ」ともいわれています。
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この写真をご覧になって「え?ここは日本なの?」と驚かれた方も多いのでは?
東京三鷹にあるICUのキャンパスは、都内とは思えない四季の移り変わりを感じられる自然の中にあります。広さは約62万平方メートルと、東京ドーム約13個分の大きさで、東京ディズニーランドより広大です。自然に囲まれた大学本館や研究施設の周辺には学生寮や教職員住宅が点在しており、国内外からの学生たちが集うキャンパスがひとつのコミュニティを形成しています。学内の移動に自転車を使う学生も多く見られるのも、都内の大学としては珍しい光景です!
ICUを象徴するスペースともいえる芝生の広場では、学生たちが自由に寝そべったり、本を読んだり、時には少人数で車座になって「対話」を行う青空教室も見られます。約3割の学生が寮に住んでいますが、複数ある寮棟にそれぞれの伝統や自治があり、単なる生活の場ではなく、共に暮らし共に学ぶ「教育寮」として充実した生活を送っています。
★注目トピック★
2023年春「トロイヤー記念アーツ・サイエンス館」使用開始!
自然科学系の教育・研究を組み込んだ日本唯一のリベラルアーツ・カレッジとして、「学問分野を超えた知の統合」を実現する場になります。くつろぎの場や学習スペース、セミナールーム、研究室や実験室、大人数の授業や講演などを行う大教室も設置するなど、それぞれのメジャーにかかわらず、全ての学生が訪れ、「知の融合」が起こるよう設計された空間です。
IBを卒業した現役ICU生に聞いた「国際基督教大学(ICU)のおすすめポイントは?」
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学部卒業後の進路としては、約7割の学生が就職、2割程度の学生が大学院へと進学しています。
就職については、就職率(就職希望者数に占める就職者数)が非常に高く、例年9割を超えています。
企業採用担当者が評価するICU生の特徴は、
・日英両言語の高い言語運用能力
・リベラルアーツで培った多角的な視点や批判的思考力
・臆せずアウトプットを発信する力
などが挙げられ、グローバル企業をはじめとした幅広い業界に就職しています。
※詳しい就職実績はこちらをご覧ください。
リベラルアーツの学びを通して見つけた研究テーマを深めるため、また将来、国際機関で働くことを視野に入れて、国内外の大学院進学を選択する学生が多いこともICUの特徴です。
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ここまで、海外大学を目指すあなたに国際基督教大学(ICU)をお薦めする4つの理由をご紹介してきました。ICUに入学したいと願う受験生のみなさんのために入試攻略のポイントを平島教授に聞いてみました!
ICUは入学時期が4月と9月の2回あり、入学者選抜制度も多岐に渡ります。
大きく分けて、一般選抜、総合型選抜、4月入学帰国生入学試験やEnglish Language Based Admissions(英語による書類選考)を含むユニヴァーサル・アドミッションズなどがあります。
詳細は、大学ウェブサイトの入学者選抜制度をご覧ください。
English Language Based Admissionsのように、主に英語が母語の受験生を対象とした入学者選抜制度では、英語外部試験の条件を設定していますが、英語力のみで合否が決まるわけではありません。ですからあくまで参考ですが、English Language Based Admissionsの過去5年間(2018年~2022年)のTOEFL iBTの平均スコアは103でした。総合型選抜でも、方式によっては英語外部試験のスコアを提出してもらいますが、スコアの条件はありません。
入学後のELAでのサポート体制もありますので、英語に臆することなく挑戦いただければと思います。
入学後に、ICUのリベラルアーツ教育を通して伸びていく素養があるか、「対話」を通して色々な視点から物事を考えられる学生であるかなどを、書類やエッセイ、面接でも見るようにしています。
例えば面接では、志望動機を聞くだけでなく、「対話」ができるかということを見ています。限られた面接時間の中で、私たちとの「対話」のキャッチボールを通して、何か新しい気付きや発見ができるか?そういったところを重視して面接を行っています。
国際基督教大学(ICU)の入試対策に迷ったら、オンライン家庭教師のEDUBALにお任せください。
EDUBALには、帰国子女入試、IB入試を経験した教師が多数在籍しています。
ICUの書類選考対策、小論文(日本語による記述式)対策、面接対策やIB、SAT、TOEFL、IELTSなどの資格対策は経験豊富な教師陣が指導させていただきます。
EDUBALでは充実した内容の学習サポートサービスもご用意しています。
生徒様の目標達成のために、オリジナル教材の配布、エッセイ添削、EDUBALスタッフとの学習相談など、親御様もご安心いただけるサポートサービスです。
まずはお気軽にお問い合わせください。
著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
エアライン、外資系秘書、大学事務を経て夫のシンガポール駐在に帯同。
高校生と中学生の子育てをしながらEDUBALにてコラム執筆中。
インスタグラム”EDUBAL more!”で母親目線の帰国生情報を週3回発信しています!
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。
しっかり対話しながら授業を進めてくれます。 勉強に対するモチベーションが上がっていて、感謝しています。