EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
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首都圏で帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト第18回は、東京の世田谷区にある田園調布学園 中等部・高等部です。
「女子だけの環境だからこそできることがたくさんある」と、将来の選択の幅が広がるような教育活動を推進している学校です。文理を問わない多岐に渡る進路実績にも注目です。
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自然と生徒が集まる学校の中心「プラザ」
田園調布学園 中等部・高等部は、東急東横線・目黒線「田園調布駅」から徒歩8分、東急池上線「雪が谷大塚駅」から徒歩10分の環状八号線に面しています。「豊かな人生を歩める人になるために」と、探究や教科横断型授業、国際交流や土曜講座などの体験的な教育活動を数多く用意。たくさんの「出会い」がテーマなのも頷けます。また、校舎内も「出会い」が可能なつくりとなっています。友人との語らいや自習に便利なテーブルやチェアが置かれたスペースがいたるところにあるため、自然な交流が活発。ガラス張りの職員室前にオープンなスタンディングデスクがあったり、図書館入口が廊下を兼ねていてソファが置かれて開放的だったりと、アクセスしやすい工夫がされています。
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【校長先生からのメッセージ】
様々な経験を持つ帰国生は、同質性が高くなりがちな中高一貫教育の中で多様性をもたらしてくれる期待の存在。海外で暮らしたという経験は、かけがえのない財産です。ですから海外にいる間は、日本に帰国したあとのことばかり気にせず、現地での生活を大切にしてほしいと考えています。例えば、「なんで?どうして?」と意見を求められる中で、葛藤しながら自分と向き合いアウトプットしていく力、すなわち自分軸が育まれていくことと思います。そのような経験を積んでいっていれば大丈夫。海外で頑張れた子は日本でも頑張れるんです。私自身も帰国生だから経験上そのように思いますし、実際に帰国生を見ていても感じることです。
本校では帰国生はクラスを分散させている上、だれが帰国生か分からないほど多種多様な指向を持つ生徒が多いので、帰国生だからといった気負いを感じにくい環境といえるかもしれません。それは進路にもあらわれていて、「帰国生は国際系の大学を目指す」とか「女子校は理系や難関大を目指す人が少ない」といったステレオタイプには当てはまっていない進路先となっています。それは本校の女子だけの教育環境は、いわゆる「〇〇だから」、例えば「女の子だから」といった役割を決めつけるようなシーンがなく、別学の良さが凝縮されているからではないかなと感じています。何かに縛られた考え方をせず、自分に向き合うような体験を数多く用意していることが大きいのでしょう。ぜひ出会いを楽しみにして、入学してもらえたらと思います。
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明るく開放的な図書館
【海外・語学研修】
中2から高2の希望者を対象に、国内外での研修を用意しています。一例としては、中3では千葉で3泊4日して英語劇やディベートなど英語漬けの研修、カナダやオーストラリアでの2週間のホームステイ、高1と高2で希望が出せる3か月のニュージーランド・ターム留学などがあります。
【土曜プログラム】
豊かな教養を養うため、土曜日は授業がない代わりに年8回、平常の授業では体験できないような講座に参加します。語学やフィールドワーク、器楽などの情操教育、スポーツに科学講座など、専門性の高い多彩な講座で興味関心を広げます。外部の専門家にも依頼して約170ものプログラムを用意しているので、様々な知や体験との出会いが待っているでしょう。また、土曜プログラムでは他学年と交流ができることも魅力のひとつとなっています。
詳しくは学校ホームページ「土曜プログラム」をご覧ください。
【理数教育】
入学時は理数系に苦手意識のある生徒が多いのですが、高3になると理系進学者が45%程度となっているのが本校の特色です。理数科目では実験など双方向授業の時間を多く取っているので、苦手が払拭され興味関心に変わる様子です。例えば理科では、中高6年で約150もの実験を行います。
【探究】
中1から高2まで、探究の授業が週に1回あります。一例として、中学ではデザイン思考の基礎を学ぶ中から、トライアンドエラーを体験します。商業施設の平日の利用者を増やすにはという課題解決を探り、実際に商業施設の社長にプレゼンを行うといったものもありました。この探究の授業を通して徹底的に自分と向き合って、自分で複眼的に物事を考えられるようにしていきます。
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英語取り出し授業の様子
英語の取り出し授業はありますが、他の教科については帰国生だけの特別なフォローはありません。ただし帰国生・一般生の区別なく、補習制度はあります。国数に関しては、中学3年間は各学年1割程度を対象に指名補習を行っています。理社に関しては個別相談で対応していますが、学年を追うごとに学習が定着し、心配がなくなるようです。
今現在は6人体制のFLT(Foreign Language Teacher)による少人数制授業が中1から高2まであり、外部コンテストや海外大学進学を視野に入れて取り組んでいます。中学生の取り出し授業は英検2級程度の語学力がある生徒を対象に、高校は英検準1級を保有している生徒を対象に実施しています。帰国生だけでなく一般生も参加できるものになっています。
詳しくは学校ホームページ「英語の取り出し授業」をご覧ください。
年々帰国生が増えている田園調布学園。帰国生への先生方の目が行き届いている+距離が近い印象を受けました。せっかくなので帰国生に話しかけてみました!
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勉学に励む姿が印象的な校内
今年度から英語の取り出し授業を一新し、ナショナルジオグラフィックをテキストに採用したりと変化を持たせました。また、学年が進むごとに一般生と同じ英語の授業を増やし、しっかりと文法を学ぶように組んでいますので、帰国生も国公立私立、文系理系を問わず難関大学の受験に対応していけます。
学園全体の2022年度の進学実績は、現役進学者176名のうち、国公立と難関私立大学が半数を占める結果となりました。理系文系問わず、どの系統にも同じくらいの割合で進学するのが大きな特徴です。進学先に偏りがなく多様性があるため、帰国生だからと縛られることのない進路を探せる学校となっています。また、海外大学に興味がある場合は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアの指定校推薦制度を活用可能です。校内基準を満たしていれば、SATは必要ありません。そのため過度な負担なしで国内大学を併願しながら進路選択の幅を広げられます。
日々の精進を誓うための「精進の鐘」をつく細野先生
田園調布学園は、自分の興味関心に合わせて行きたい進路に進めるよう、たくさんの出会いと発見がある学校です。例えば、入学1年目のアンケートでは、7割の生徒が理数科目に苦手意識があると回答しているのですが、進学先は理数系が45%ほどを占める結果となっています。学校の授業や取り組みが、苦手を好きに変えているのかな、と数学の教員として感じていて、とても嬉しく思っています。ぜひ本校で自分の色々な可能性を探してみてください!
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創立以来変わらないデザインの清楚なセーラー服
★試験日程、人数等、試験の詳細は下記学校ホームページでご確認ください。
【試験方式・科目】
(A)国語・算数
(B)英語・算数
(C)算数
以上3つから選択+面接
・試験当日に海外にお住まいで、帰国できない方は帰国生オンライン入試が可能です。
Q.帰国生入試について教えてください。
A.毎年30名~40名程度の帰国生が受験しています。
帰国生入試の他に、帰国してすぐの場合のみ編入の受け入れを行っていますので、随時お問い合わせください。高2の9月編入までご相談可能です。
入学後に保護者都合で海外に帯同する場合は、高2の3学期までに戻っていただければ基本的に同じ学年に復学できます。
Q.英語・国語の難易度はどの程度でしょうか。
A.英語は英検2級レベルです。リスニング、ボキャブラリー、グラマー、リーディング、ライティングとまんべんなく出題します。英検2級以上を所持の場合、英語試験を免除し、算数のみでも受験可能です。国語の難易度は、基礎基本が中心です。文学的文章と説明的文章、漢字や語句の問題、文章をふまえて自分の意見を書く問題が出ます。海外での体験を交えると書きやすいかもしれません。
Q.算数の難易度と対策を教えてください。
A.中学入試で学習する算数の基礎基本が主な内容です。算数の学びは入学後の助けとなるでしょう。海外で日本の算数の勉強は大変な面もあるかもしれませんが、あきらめないで挑戦してください。過去問をお送りすることもできますので、まずは問題を解いてみてください。
★本校では教科毎の足切り点は設けていませんので、ある教科が苦手でも別の教科でカバーすることができます。基本的なことで得点できれば合格のチャンスがありますので、ぜひチャレンジしてください。
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清水校長先生、細野先生と記念撮影
「帰国生だから、一般生だから、女子だから、男子だから」といった気負いや、「こうだろう」という思い込みから解放され、自分らしさに向き合って過ごせる別学の良さを田園調布学園から感じ取りました。いわゆる女子校は、昔ながらの教育が展開されているのではないか、と心配なご家庭にこそ見てもらいたい今の時代に合った学校です。多感な時期に異性や社会の目を気にせず、豊かな人生のために「自分とは何者か」を追求したい女の子に、とても良いですね。多種多様な学びにより、多種多様な進路が実現されていて、自己実現と自己肯定が叶いそうな学校なのではないかと思いました。進学実績も想像以上でした!
著者プロフィール
EDUBALアンバサダー:小川のぞみ
ライター、コピーライターとして「教育」「住宅」をはじめ、多ジャンルで執筆。
夫のアメリカ・カリフォルニア駐在に3年半帯同し、娘と息子の帰国受験に奔走した経験を持つ。これからの日本の教育、帰国生教育、英語教育、海外大や院への進学情報に興味関心あり。
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EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
約4,000人(2022年6月時点)の教師が在籍していますので、生徒様と境遇の近い教師を紹介することができます。
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EDUBALでは充実した内容の学習サポートサービスもご用意しています。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
一貫した指導方法で、安心して授業を受けられました。問題点の洗い出し、またその解決策を具体的に提示してくださる一貫した方法で子供を合格へと導いて下さいました。またその分かりやすさは、勉強の面白さへとつながり、子供が授業を毎回楽しみにしている程でした。大変感謝しております。ありがとうございました。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。
素晴らしい授業でした。毎回適切なワークシートの宿題を出して頂き、とても良かったです。指導内容も日本の受験に特化した形で教えていただけたので、注意されたところが息子にも受け入れやすかったようです。受験指導ということで短期間になってしまったので、とても残念です。足りないと思っていた部分を先生が補完してくださったことが、良い結果につながりました。
ICT機器を上手く使って、息子に寄り添ってご指導下さりありがとうございます。