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世界共通の教育カリキュラムとしてあらゆる方面からグローバル教育の最先端として注目されている、国際バカロレア(IB)。IBを受講するために、今通っている学校から国際バカロレア認定校(IB認定校)である、一条校やインターナショナルスクールへの編入・入学を考えている方も多いのではないでしょうか?筆者もそのうちの1人でした。
この記事では、筆者の体験談を元に、公立校からIBインターナショナルスクールへの編入学を考えているご家庭必見の必ず知っておきたい情報や対策、体験談など、まるごと全て紹介しています!ぜひ参考にしてみてください!
筆者プロフィール
早稲田大学(英語学位プログラム)でコンピューターサイエンスを学ぶ現役大学生。福岡県において高校1年生までを普通の公立学校で過ごし、高校2年生より国際バカロレア認定校である、福岡インターナショナルスクールへ編入。IBでは理系科目を選択し、IBバイリンガル・ディプロマを取得。
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筆者は小学生の頃から海外、特にアメリカの個人を尊重する教育制度や自由な校風にずっと憧れを抱いていました。日本の義務教育に疑問を抱いていたのもあり、高校入学後、いい機会だから留学したい!と両親に相談したのが一番初めのきっかけでした。
しかし、留学をするにはどうしてもお金が必要…。相談を重ねた結果、奨学金制度のあるインターナショナルスクールへの編入試験を受けることに決めました。
面接や試験、前の学校の成績など総合的な評価を経て、幸い奨学金が下りることになったため、福岡インターナショナルスクールへ高校2年生になるタイミングで編入することになりました。
Q:実際どれぐらいの人が日本の公立学校からIBインターへ編入学するの?
筆者の通った福岡インターには、幼い頃からずっとインターに通っている人や帰国子女などももちろんいましたが、公立小学校からインターへ編入・入学する人も一定数いました。私のように高校の途中でインターへ転校するケースは珍しいですが、筆者の他にも高校生になって編入する人は同じ年だけで2名ほどいました。近年、グローバル教育が注目されるにつれて、お子様をIB校に入学させたい!というご家庭の割合は急増していますので、近い未来、公立校からIB校へ編入学する人はさらに増えそうですね。
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ここではどのような流れで筆者がIBインターへ入学したのかを時系列順で紹介しています。
高校1年の10月 | 転学したいと両親に話す |
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高校1年の12月 | SSATを受験する |
高校1年の1月 | 必要書類を提出、学校でInterview(面接)・数学・英語4技能試験を受ける |
高校1年の3月 | 入学・奨学生合格通知通知を受け取る |
高校2年の4月 | 入学 |
このように本格的な準備は半年前から始めましたが、他の学校や留学との比較などのリサーチ期間を含めると、およそ1年ほど準備に時間をかけました。
下の記事では全国のIB校をリストアップしていますので、ぜひ学校比較をする際にご参照ください。
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受験する学校や学年、奨学金を申請するかどうかなどによって必要書類は異なりますが、ここでは福岡インターナショナルスクールに提出した書類を紹介しています。他の学校でも当てはまるものがあるかと思われますので、ぜひご参考にしてみてください!(※なお、詳しくは各学校ウェブサイトよりご確認ください。)
提出した書類
・学校が出しているApplication form(申込書)
・以前通っていた学校の成績(中学+高校):日本語・英語訳
・以前通っていた学校の先生からの推薦状:英語
なお、以前通っていた学校の成績や先生からの推薦書は入学許可の判断材料としてではなく、生徒が今どのぐらいのレベルにいるかどうかを測る目安として活用されます。
学校によってはすべての書類を英語で提出しなければいけない所もあるのでご注意ください。
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ここではIB校(インターナショナルスクール)へ編入するときに受験しなければいけなかった試験とその対策について紹介しています。福岡インターナショナルスクールにおいて実施された試験内容・試験対策は以下の通りです。
1. 数学のレベルチェックテスト
すべて英語で出題されるため、英語で書かれている数学の問題集などで練習するのがベストですが、英語で対策を始める前に、まずは学校の算数・数学で習うところをマスターするのが最優先の対策となってくるでしょう。
2. 英語4技能(聞く・話す・読む・書く)のレベルチェックテスト
リーディングには時間制限が設けられているため、いかに速いスピードでより多くの内容を理解できるかがカギとなってきます。日頃から英語の文章にふれておくことが重要。また入学後、英語でコミュニケーションを取る力はどの技能よりもまず最初に必要になってくるので、ご家庭内で時々英語で会話してみるのも良いでしょう。
3. 校長先生との家族面談
ここでお子様との個人面談ではなく、家族面談という時間をあえて設けている理由は、ご家族のサポートが新しくインターに入る生徒さんには必要不可欠であり、ご家族にその用意ができているかを学校側が確認するため。したがって、ご家庭がお子様に対して協力的であることやお子様をどれぐらい理解しているかなどを示せるように、徹底した事前準備をしておくことをおすすめします。
IB校(一条校)の受験をお考えのみなさんは下記リンクより、試験内容とその対策を詳しくご覧いただけます!ぜひご参考にしてください!
IB(国際バカロレア)一条校の受験を考えている生徒様必見!各科目の試験内容・対策方法は?
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ここでは公立校からIB校(インターナショナルスクール)に編入したことによる、筆者が感じたメリットとデメリットを挙げています。
メリット その1:自由にのびのびと自分の個性を発揮できる!
インターナショナルスクールには校則や厳しいルールというものはあまりありません。そのため、周りと違うことを言ったり、違うことをしてみても、それを尊重してくれる雰囲気が学校にはありました。授業中にも生徒が自由に発言できるような環境作りがされており、また生徒からも自分の考えを発信する力が求められます。そのような環境だからこそ、自分の考え方や感じ方をより鮮明に同級生や先生に伝えることができるようになるため、一人ひとりの個性が活きてくるなと感じました。
メリット その2:様々な活動を通して、人間的に成長できる!
これはIB校ならではのメリットかと思いますが、IBにはCASと言い、ディプロマをもらうためにいくつかの課外活動をしなければならないという必須項目があります。私は友人と学校内で家庭教師マッチングサービスを始めました。企画・運営などのさまざまな業務を通して、問題解決能力やリーダーシップ、コミュニケーションスキルを培うことができたので、これらの課外活動ができるということは、成長できる機会を得るという意味でとても良かったと感じています。
メリット その3:英語のアウトプット力が身につく!
もちろん日本の公立校にいても、教科書や本からいくらでも英語は学べますが、それはあくまでもインプットをしているだけで、実際にアウトプットする(話す・書く)ことはほとんどできていなかったと思います。英語で自己表現しなければいけない環境に自分の身を置いたことで、場数を踏むことができ、またその経験が英語を使う上での自信に繋がったと考えています。
公立校で勉学の土台を築き、IB校でそれをどう応用し、表現するかを学べたので、公立校とIBインターの両方を経験できて心から良かったと感じています。
デメリット その1:言語の壁を乗り越えなければならない
日本の学校から編入してきた生徒なら避けては通れない道ですが、やはり言語習得までの道のりは厳しいものです。私の場合は高校生からの編入ということもあり、あらゆる科目の基礎が日本語で出来上がっていたためとても大変でした。始めのうちは、得意だと思っていた科目で40点を取ったり、聞きたい質問も上手く聞けなかったりともどかしい思いをしていましたが、必ずこの壁は乗り越えられるものなので、一時的なものだとポジティブに考え、学校生活を送ることが重要です。
デメリット その2:両親に学校の教育システムを理解してもらうまでに時間がかかった
私の両親はIBとは全く関係のない学校に通っていたこともあり、私がインターナショナルスクールへ通っている間は「IBって何?」「どんな課題や試験なの?」など、IBのカリキュラムについてたくさん質問された覚えがあります。どんな試験でも、乗り越えるためにはやはりご両親の理解・協力は必須です。とはいえ、IBは複雑なカリキュラムを持っており、1から100まで子どもが親に伝えるのはそう簡単ではないですし、きちんと理解してもらうまでに時間がかかるので、その点ではデメリットだったと感じています。
デメリット その3:学校の雰囲気に慣れるまで一苦労する
上記のメリットではアウトプットなどの自己表現の場をIBインターでは得られると書きましたが、それはメリットと言えども、日本の「みんな一緒」という調和を重んじる学校の雰囲気とは正反対です。筆者はこのIBインターと日本の学校の雰囲気の差に入学当初はかなり悩みました。日本の学校に慣れすぎていて、授業中も発言するのは恥ずかしいことだと思っていたので、自らIBインターで得た自己表現の機会を失くしていった時期もありました。しかし、毎日少しずつ「恥ずかしい」を克服していくことで、次第にIBインターの雰囲気に慣れていくことができました。
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筆者が福岡インターナショナルスクールへの編入を決めた大きな理由の1つである、奨学金制度。もし学校にその制度があるなら、ぜひ活用したいですよね。ここでは学校独自の奨学金制度を利用して、学費免除になった筆者がその選考プロセスとそれらの対策について紹介しています。
選考①:英語で記述したエッセイ(作文)
お題は学校が指定し、必要書類とともに提出しました。出されたお題に対して、まずは自分の第一言語(筆者の場合は日本語)で意見を持ち、こう書きたいというイメージを持ちましょう。また、書き終えたあとは学校の英語の先生や英語ができる人に読んでもらい、アドバイスをもらうことも大事です。
選考②:SSATのスコア
これは提出必須書類ではありませんでしたが、自分に今どれくらいの英語力がありまたどのくらい英語で勉強できるかを示すために、必要書類、作文とともに提出しました。SSATの問題集を買って、1ヶ月間猛勉強しました。
選考③:校長先生・奨学金担当の方と2対1の面接
Yes, Noで答える質問だけでなく、「今まで自分がどのようなことを頑張ったか」などから「世界情勢に対する自身の考え」まではっきりとした自分の意見を英語で述べる力が求められます。まずは日頃から様々なことに対して、興味関心を持ち、自分の意見を持っておくこと。そして、それを英語で伝えるにはどうしたらいいかという対策まで行う必要があります。
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