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帰国生をはじめ、一般生からも近年人気を集める受験校には、学校名もしくはクラスやコース名に「英語」「国際」「グローバル」「インター」「IB」といったキーワードが見られます。教育の方向性が分かりやすいため認知度も上がりやすく、注目を集め続けています。
また、日本国内でインターナショナルスクールの開校が相次いでいることで、国内インターを受験というのも、選択肢のひとつになっています。
そこでこの記事では、国際系の私立の中高一貫校の学費、国内インターナショナルスクールの学費を比較するとともに、考えるべきメリットやデメリットも一緒にご紹介したいと思います。
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文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によりますと、年間で私立中学は約143万6千円、私立高校は約105万4千円の学費がかかるという結果になっています。つまり、私立中高一貫校での6年間で、約750万円の学費となる計算です。
ただし、ここでいう学費は、授業料や入学金のほか、修学旅行費、学用品費、体育用品費などが含まれて計算されたデータとなっています。
また、私立中高の中でも、今回の記事テーマである「グローバル系の私立中高一貫校」の場合には、さらに学費が必要になるケースがあると考えたほうがよいでしょう。海外研修の機会など、学校外でのプログラムが豊富だからです。IBコース(海外大学に出願しやすい国際バカロレア資格が取得のコース)の学校に通いたい場合や、ダブルディプロマやデュアルディプロマ(カナダなど海外の高校卒業資格も得られるカリキュラム)の学校を希望する場合も同様です。
メリットとしては、国際教育や英語教育が充実しているわりに、後述する国内インターナショナルスクールの6年間と比較すれば低予算であることがあげられます。日本の私立中学高校の学費の範囲から大きくはみ出すことはありません。
また、当然ながら一条校(学校教育法の第一条に定められた国が正式に認めている学校)であるため、国内外の大学入試へ挑む際に高校卒業資格で悩むことはありません。この一条校であるという点を重視して、小学校までは国内・海外問わずインターで学び、中学受験のタイミングで方向性を変えるご家庭も多いです。つまり、大学受験前までインター校にしないで、英語力が重視されるインターナショナルコース(もしくは類似の名称)がある私立中高一貫校受験に舵をきるのです。
デメリットといえるか分かりませんが、あくまで日本の学校なので、当然、海外と同等の環境ではないということです。帰国したばかりのご家庭や、本格的な国際教育を期待しているご家庭が思うような学校像とは異なる可能性があるので注意が必要です。この点においては、国内であってもインターナショナルスクールのほうが海外の環境や海外の学習内容に近いでしょう。
しかしながら国際系の一貫校とはいえ、当然、日本語での教育がしっかりとあるため、日英のバランスがいい塩梅だと考えることもできます。ただし理系志望など英語や国際教育以外にも力を入れる必要が出てきたときには、微妙なズレが生じる可能性があります。子どもが小学生段階では将来の志向まで分からないことが多いですが、コース変更ができる学校も存在します。受験校の特色を理解して臨むとよいでしょう。
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一方、インターの学費はどうでしょうか。日本の学校(一条校)とは異なり、自治体などからの公的補助金が十分でないため、高額になっているのは周知の事実です。実際に、日本の中学と高校にあたる6年間をインターで過ごすと考えた場合の学費は、単純計算で1200万円から1500万円となります。1年間の授業料だけで、年間平均200〜250万円というのが平均的だからです。さらに、そのほかの費用として最低でも、入学金20万円以上、施設利用料20万円以上はかかります。
また、教材費、保護者会費、スクールバス代、ランチ代などが必要なところもあるでしょう。さらには寮暮らしを国内インターで、と考える場合(いわゆるボーディングスクール)は、学費込みとはいえ、1年間の費用がトータルで900万円以上かかることもあります。もちろん、通学の場合でもボーディングの場合でも、国内外でのアクティビティへの参加費や交通費(長い夏休みのサマースクール、海外での体験など)も考えておく必要がでてきます。
メリットとしては国内にいながら海外と同等の教育や環境であることです。先生、生徒、環境、価値観、教育内容ーーそのすべてが海外の文化となります。実は多くのインターで日本語の授業もありますが、海外のカリキュラムであるということは理解しておきましょう。
そんな国内インターに中学から入学するためには、英語力が求められる場合がほとんどです。帰国生は問題なく受験できると思います。しかしながら英語力も海外経験もない場合は厳しいため、そういったケースで受験を視野に入れるなら、国内でプリスクール(幼稚園、保育園)段階から入り、小学生の間も同様に過ごし、英語に慣れていく覚悟が必要です。
デメリットとしては、高額な費用に加え、中学時代をインターで過ごして卒業しても、日本の義務教育を受けたとはみなされない点です。そのため子どもと家族みんなで、将来を見越してインターを選んで受験する理由を真剣に考えることをおすすめします。海外大学志向が強い、将来は海外で働きたい、移住する予定という場合はマッチするでしょう。
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学校により教育内容が異なるのと同様に、学費も厳密には同じではありませんが、ここで改めておさえておきましょう。以下の目安は最低限と考えて、学費の捻出計画を余裕をもって立てることをおすすめします。
そして子どもや家族がどんな将来像を描いているのかを突き詰めていくと、「グローバル系私立中高一貫校」がよいか、「国内インターナショナルスクール」がよいか選択が絞られ、より自分たちに合った学校選択ができるでしょう。
場合によってはグローバル系の進路に中学受験段階から進む必要がなく、一般的な学校が合っていると気がつくこともあるかもしれません。この記事が将来を考えるきっかけになればうれしく思います。
著者プロフィール
EDUBALアンバサダー:小川のぞみ
ライター、コピーライターとして「教育」「住宅」をはじめ、多ジャンルで執筆。夫のアメリカ・カリフォルニア駐在に3年半帯同し、娘と息子の帰国受験に奔走した経験を持つ。これからの日本の教育、帰国生教育、英語教育、海外大や院への進学情報に興味関心あり。
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国内にあるインターであっても、入試形態や出願方法は日本の一条校とは異なります。お子様に合った学校が見つかったら入試対策と入学後の英語力アップに備えましょう。インター出身の教師が多数在籍しているオンライン家庭教師のEDUBALでは、国内インターへのご入学を検討されているご家庭に様々なサポートが可能です。
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