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近年、国内でもIB校が増加傾向にある中、IBへの注目度の高まりから国内の難関大学でもIB入試の導入の動きが加速しています。しかし、その内容はスコアの送付のみのものから別途小論文・面接試験があるものまでさまざま。枠が少ないケースも多いです。ですが、様々な形態のIB入試に限らず、AO入試や推薦入試など、他の入試制度でも対応できるケースがあるのはご存じですか?今回は、国内の入試について扱います!
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DPプログラムは、その高度な学際的アプローチ、批判的思考、調査力、コミュニケーションスキルなどのスキルを養う場です。IBはプログラムの5つの重要なカテゴリーとして以下ををあげています。
・思考スキル
批判的思考、創造的思考、倫理的思考など。国内大学でも「思考力」が重視される時代に。特段意識せずとも、普段の学習でおのずと思考力が試されます。
・リサーチスキル
情報の比較、対照、検証、優先順位づけなど。特に大学に入ってからのレポート課題や研究に直接活きるとの声が多く寄せられています。
・コミュニケーションスキル
話す・聞く・読む・書く、および議論を組み立てることなど。言語の授業のみならず、他教科の学習を通して総合的に身に着けることができます。受験では、面接や小論文で活かす場面が多いことも。
・社会性スキル
良好な社会的関係を築いて維持する、他者の話を傾聴する、対立関係を解消するなど。「IBはチーム戦」と言った声を聴くことも…。ディスカッションやピア・レビューは不可欠です。
・自己管理スキル
時間や課題の管理といった管理・調整スキル、および感情やモチベーションを管理する情意スキルの両方を含みます。IBのスケジュールの中で自己管理を徹底するのは大変です。ですが、2年間を終えてみると自然と自分が前よりうまくできるようになっていることに気が付きます。
これらは国内の大学の多くが近年集めようとしている学生の理想像と重なっています。さらに、IBの課題はレポートや思考力を問うテストなどが多く、一般的な日本の高校よりも大学の課題に近い形となっています。そのため、「IBでやっていたから大学生活が楽だった」という声もよく聞かれます。入試でも、入学後でも役に立つのがDPの強みなのです。
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例えば、早稲田大学国際教養学部のAO入試を見てみましょう。
スケジュールは以下の通りです(2023年度参考)
オンライン出願システムの入力期間: 2023 年 8 月 24 日 10:00 ~ 9 月 7 日
筆記審査: 2023 年 10 月 29 日
合格者発表: 2023 年 11 月 17 日
一次審査:書類
志望理由書
①中学卒業以降の国際体験について(500字)
②中学卒業以降最も力を入れて取り組んだことについて(300字)
③今までのご自身の経験と将来の夢をつなぐ場としてSILSを選んだ理由(800字)
(DP11月試験を想定して)これをゼロから準備するとなると、最も忙しいタイミングで新たにやることが多くなり、大変なように見えます。
ですが、DPの卒業要件にはEE(課題研究)とCAS(自主活動の記録)がありましたよね?
となると、そこまで重点的に意識せずとも「国際体験」や「力を入れて取り組んだこと」はこの時期までには自然と出てくると思います。しかも、DPの課題はすべてプロセスの記録を義務付けています。ということは、フォーマットこそ違えど、何かしらの形で文章に残っているということです。
他の国内の高校を出た生徒たちがみんな、自分たちがやってきたことを白紙の状態から書く努力をしなければならないのに対して、DP生はカリキュラムの中でやってきたことを経験のうえでも、出願書類の形にするうえでも、アドバンテージを持つことができます。
書類審査を通過すると、小論文による筆記試験があります。小論文試験では、文章やデータを提示されてそこから読み解いたことに自分の意見を加えたりする形式が多いのですが、これもまたIBの学習で自然と対策することと重なります。
言語や社会系の科目では、資料を参考に記述する課題が最終試験で出ます。ここで求められる表現力、説明力、読解力は難関大学の小論文試験に引けを取りません。
また、大学によっては面接を課す場合もあります。これもまた、DPの言語の授業における口頭試問の対策や、普段のディスカッション、プレゼンテーションを通した学習の経験が活かせる場となります。
ほかでは、早稲田大学社会学部や慶応義塾大学法学部、経済学部などが同様の特別入試に力を入れています!
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もちろん、大学や学部によって傾向や求められているものは若干変わってきます。そこに対して個別の対応をしなければならないのは事実です。しかし、特別入試においてその前提となる知識を持っているといないとでは、努力のしかたもそこからの伸びしろも大きく変わります。通常の高校生が学校外の時間で対策しなければならないのに対して、IBを経験している生徒は学校の学習を進めるだけで自然と力がついていくのは、とても大きなアドバンテージとなります。そもそも学校外で受験対策にそこまで時間を割く余裕が生まれにくいからこそ、特別入試のような普段の学習・活動を活かせる入試方法を検討するのはいかがでしょうか。
IB入試、帰国生入試、AO入試についての詳しい情報はUniv-itのサイトから!
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