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【学部長・在学生インタビュー】武蔵大学とロンドン大学の学位取得を「パラレル・ディグリー・プログラム(PDP)」で目指す!武蔵大学国際教養学部・経済経営学専攻(EM専攻)の魅力とは?

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東京都練馬区に位置する武蔵大学は「リベラルアーツ&サイエンス教育」に重きを置く文系大学です。徹底した少人数教育で「ゼミの武蔵」と呼ばれる同学の国際教養学部では、武蔵大学の学位と並行してロンドン大学の学位の取得が可能な「パラレル・ディグリー・プログラム(以下PDP)」を実施しています。
今回はPDPの魅力について、国際教養学部長の東郷教授と、現在、PDPを履修している在学生にインタビューしました。

 

今回お話を伺った先生・在学生のプロフィール

 

プロフィール写真

国際教養学部長 東郷 賢 教授
学位:イェール大学 Ph.D.(経済学)
専門分野:開発経済学・国際経済学
 

 

プロフィール写真

経済学部 経済学科 4年 PDP7期生
(2022年度より、PDPは国際教養学部 国際教養学科 EM専攻に移行)
海外大学院進学に向けて準備中

 

国際教養学部長 東郷教授にPDPについて伺いました

DUDP

ロンドン大学との「パラレル・ディグリー・プログラム(PDP)」の概要を教えてください

東郷教授:
武蔵大学のキャンパスでロンドン大学のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(以下LSE)が学術的な監修を行った専門科目を学び、両方の大学の学位取得を目指すプログラムです。2015年に経済学部でスタートし、2022年に国際教養学部に移行して、現在10期生を迎えています。
 

★パラレル・ディグリー・プログラム(PDP)とは?
ロンドン大学の科目と武蔵大学の科目を並行して履修し、武蔵大学の経済経営学学士と、ロンドン大学の以下の学士号の取得を目指す日本で初のプログラム。
・BSc Economics and Manegement(経済経営学士号)
・BSc Economics(経済学士号)
PDPが実施するロンドン大学の専門科目の内容については、ロンドン大学を構成するLSEが学術監修をしている。カリキュラムは世界共通で、試験もLSEが作成・採点を実施するため、世界に通用する評価を得ることが可能。
 
【パラレル・ディグリー・プログラムについて】
詳細はこちらから
 

PDPの学びについて教えてください

東郷教授:
PDPでは、ロンドン大学・LSEがデザインしたカリキュラムを忠実に学びます。LSEは、ロンドン大学の中のいくつかあるカレッジのひとつ。教えるのはロンドン大学の評価を受けた武蔵大学の教員ですが、基準がロンドン大学、つまり世界基準だということです。例えば試験についても、ロンドン大学が作成・採点し成績を付けます。本学のPDPはだからこそ評価され、クオリティが維持されています。

PDPは留学が必須ではない点が、いわゆるダブルディグリー・プログラムと大きく違います。ロンドン大学の科目を4年間学ぶわけですから、勉強量も必然的に増えるため、もちろん学生に負荷はかかるでしょう。だから、いいんです。大きな成長が期待できます。そもそも武蔵大学には、学びたい意欲が旺盛な学生が多いと思います。PDP生はロンドン大学の学位を取るために入学してくる学生が多いため、非常に真面目に勉強しますね。
 
DUDP

在学中の学びの流れを教えてください

東郷教授:
入学後、まずは基礎学力と英語力をつけていきます。
1年次の4-5月は、9月からスタートするロンドン大学の講義のために、日本語で9月からの内容の基礎を学びます。いわゆる事前学習ですね。講義内容の大枠をつかみポイントを抑えたうえで9月から英語で授業を受けると、非常に効果的です。
6-7月は、英語力を上げる期間。IELTSのOverallスコア、5.5以上、各項目5.0以上の取得が目標です。そのスコアがないと9月からの基礎教育プログラムInternational Foundation Programme(以下IFP) の受講ができません。
IFPは、1年次の9月から2年次の5月まで授業があります。ロンドン大学の科目はすべて9月に始まり、翌年の5月まで授業が開講されています。 

2年次の9月からは専門教育プログラムのBSc(Bachelor of Science)がスタートします。

PDPは留学しなくても、ロンドン大学の学位が取得できるところがメリットですが、もちろん留学も可能です。夏休みを利用して、LSEで実施される3週間のサマースクールへの参加を推奨しています。BScの間に1年間、LSEへの留学も可能です。

4年次が終了した5月に、ロンドン大学の学位取得のための最終試験を受験します。卒業時期は5年次の9月、翌年の3月のどちらも選択が可能です。

【ロンドン大学学位取得者実績】
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卒業後の進路はどうなっていますか?

東郷教授:
PDPの学生には、いろいろなチャンスがあります。11月にアメリカで開催されるボストン・キャリアフォーラムへも留学生と同じ扱いで参加できます。いままでボストン・キャリアフォーラムに参加した学生は、全員がそこで内定をもらってきていますね。外資系 and/or IT企業からのオファーも多いです。日本の大学生と就職活動の形態が違うので、チャンスが非常に多いと言えます。
卒業後、直接海外の有名大学院へ進学を希望する学生もいます。日本の大学を卒業してそのまま海外の大学院に進む場合は、ロンドン大学の学位を取得できるPDPはとても有利だと思います。是非、積極的に海外へ出て行って貰いたいですね。
 

学費や奨学金について教えてください

東郷教授:
PDPでは本学の4年間の学費に加え、ロンドン大学の学費が4年間合計で約12,500ポンド、日本円で約260万円ほど追加でかかります。(アカデミックイヤー2024‐2025の学費。為替相場で変動あり)ただし、ロンドン大学への留学が必須ではないため、2年間留学するダブルディグリーなどと比べて、費用を抑えることが可能となっています。海外に行かずしてこの金額でロンドン大学の学位が取れるのは大きな魅力だと思います。
さらに武蔵大学では、学ぶ意欲のある学生にできるだけたくさんの機会を与えるべく、給付型の奨学金制度が充実しています。
例えば、IELTSのスコア取得のための奨学金が10万円、ファンデーションのIFP受講者に対しても奨学金10万円が支給されます。専門課程に入ると学業成績によってロンドン大学の学費の全額、もしくは半額を合計30名まで支給します。LSEのサマースクールや一般コース、大学院に進学する学生にも各種奨学金が出ます。本学の充実した奨学金制度はPDPの大きな安心材料となっています。

【国際教養学部の各種奨学金について】
詳細はこちらから
 

英語力が十分ある帰国生はIFPではなく、BScからスタートすることは可能でしょうか?

東郷教授:
LSEの授業にスムーズに合流するために帰国生にもファンデーションコース、IFPからのスタートを推奨しています。IFPでイギリス式の勉強の枠組みを学び、専門課程での実践に備えることで、その後の学びの成果が着実に出るからです。帰国生は時に数学で躓く場合があるため、IFPでは英語力強化だけではなく、経済を学ぶ上で必要な数学力もつけていきます。
国内の普通の高校を卒業した学生には、英語力と日本の受験勉強とは異なる勉強カルチャーを理解するためにも必須でしょう。エッセイを論理的に書く訓練などを重ねていきます。
PDPを履修している学生の1年目は殆ど休みがなく、かなり大変です。言いかえれば全速力。よく勉強します。ですがそれを乗り越えると、自ら勉強することへの姿勢が身についていくように見えますね。その基礎を作る1年次のIFPの学びは、非常に重要だと考えています。

IBDPやAレベルの資格を保有し、PDPの学びにスムーズに入れそうな学生はBScからのスタートも可能だと考えています。
 
DUDP

どんな人にこのプログラムを勧めたいですか? 最終的にはどんな力が身に付くのでしょうか?

東郷教授:
PDPを最後までやりきることができるのは、やっぱり「学ぶ力」を持っている人だと思います。英語力やもともとの頭の良さではありません。勉強する癖がついている人や、学びを真面目に積み上げていける人、そのための努力が普段から自主的にできる人に大いに勧めたいプログラムです。
武蔵大学は少人数の手厚い授業を行うことから、「ゼミの武蔵」と言われています。ロンドン大学のプログラムを本学で勉強するメリットは、まさにこれですね。少人数の授業でしっかり経済学や統計学の知識を習得したうえで、2年生の1月からはディスカッションやプレゼンテーションをもとにしたゼミもスタートします。PDPでは、ゼミで養成されるべき力が自然についてきます。
 

東郷教授よりメッセージ

人生において限られた大学生生活、若い皆さんには大いに勉強してもらいたいと思います。日本の高校生は非常に優秀で、能力も可能性もあります。大学の学びは自分のキャリアや人生に直接繋がっていきます。大学の学びは決して無駄になりません。自分の可能性を見つけ、成長していくのにPDPは最適なプログラムです。
エッセイで自身の考えを述べる国際バカロレアの学びを実践してきた人や、海外の教育システムで学んだ帰国生にも、非常に相性の良いプログラムだと思います。もちろん意欲のある国内生も歓迎します。世界基準の学びができるPDPをできるだけ多くの人に知ってもらい、是非沢山の人にチャレンジして貰いたいですね。
 

PDP履修中の在学生に伺いました

DUDP

どうして武蔵大学PDPを選びましたか?

在学生:
大学生活で何かを成し遂げたいと思っていました。小さな店を営み、それを一生懸命守ろうとしていた祖父の影響が大きいと思います。自分もなにかにチャレンジしてみよう、そのためにはしっかり勉強しようと思ったのがきっかけです。PDPは2つの大学の学位を目指すため大変ですが、自分には最適の選択だと思いました。
 

武蔵大学PDPの魅力はなんですか?

在学生:
私が武蔵大学PDPで一番良いと思うのは、なんといっても先生方との距離の近さと面倒見の良さです。PDPは少人数で行われるプログラムなので、特にそう感じるのかもしれません。1学年40名程度と人数が限られているため、大学という大きい枠にしてはかなり先生との距離が近く、必然的に勉強をすることに繋がります。学問的興味がある分野について、先生方から直接学び意見を交わすことが、大きく伸びる要因だと思います。
 

実際にどんな授業が行われているのでしょうか?

在学生:
先生と生徒がコミュニケートしながら授業を作っていく、参加型の授業です。自分の関心について先生がしっかりと応えてくれるため、非常に満足度が高かったです。
例えば2年次のペドロ先生の授業が魅力的だったので、モチベーションを高く保ちながら勉強を続けることができました。チェン先生の授業では、扱うトピックも英語の語彙も難しかったので、英語力が鍛えられました。他の先生方の授業も日本の高校での学びとは全く違っていましたが、知的好奇心を刺激され、とても面白かったです。
英語には初めは苦労しましたが、PDPの参加基準であるIELTS5.5の英語力では全く足りないため、授業についていくために頑張りました。
 

今後考えている進路を教えてください

在学生:
海外の大学院への進学を目指しています。自分は経済学が好きなので、イギリスやアメリカの大学院を考えています。武蔵大学のPDPで学んでいると、GRE(大学院進学のための共通試験)などの試験が免除になる大学院もあるのは大きなメリットです。
PDPをやっていると、その他にも沢山のメリットがあります。LSEのサマースクールにも優先的に参加できますし、成績が良いとLSEから奨学金を貰うこともできます。PDPで学んだことで、大学卒業後に、直接海外の大学院に行けるだけの学力も英語力も付けることができました。
 

大変だったのは何年生の時ですか?どう乗り越えましたか?

在学生:
1年生の最初は大変でした。大学受験が終わってホッとする間もなく、学び続ける感じと言えば伝わるでしょうか。英語力も高くなかったですし、そもそも、PDPでの勉強の進め方が分かっていない状態でした。慣れるまで数か月かかりました。
だからこそ、これからPDPをスタートする方には、重要な基礎であるIFPからスタートすることを勧めます。PDPは授業も試験の形式も日本とは異なるので、自分が考えていることを英語で表現することに慣れる必要があります。
また、英語ができるかできないかということより、経済学への理解の方が大事だと思うので、英語力に問題がない帰国生にも勧めたいです。

ですが、とにかく先生の授業をしっかり聞いて勉強をすれば、大丈夫です。PDPは良くも悪くも本人次第のプログラムだと感じています。
 

入学時と今を比べて、成長を感じるポイントはどんなことでしょうか?

在学生:
主に2つあります。
1つ目は「行動力」。自ら動く姿勢が養われました。PDPでは入学当初は容赦なく「やらされる」のですが、そこに慣れると「動かないことが気持ち悪く」なりました。
私は夏休みには、1つは何かをやり遂げたい、と考えていたため、3年次の夏休みにはLSEのサマープログラムに、4年次の今年はモルガン・スタンレー主催のBuilding the TOMODACHI Generationというプログラム(費用は全額主催者負担)に応募して参加しました。夏に自ら動いて、自分に付加価値を付けることを意識するようになったことは、自分自身も驚く大きな成長です。
2つ目は「学問の専門性が高くなった」ことです。PDPで使う教材はLSEのもので、かなりレベルが高いです。難しすぎると感じることもありましたが、だからこそ成長したと思います。自分でそれをかみ砕いて、授業で先生と議論することで知見が拡がったのは大きな収穫です。世界基準の学びを武蔵大学で実践したからこそ、LSEのサマースクールに行って世界中の優秀な人たちに混ざっても、自信を持って臨むことができました。タフさや耐力、学びに対する姿勢も身についたと感じています。その結果、良い成績も取れたので、さらにそれが自信となって自分に返ってきました。そのような経験を通して、海外の大学院を目指そうという気持ちになりました。
 

武蔵大学のPDPの学びでもたらされたものはなんでしょうか?

在学生:
自分の、人生においての指針が決まったことが非常に大きいです。自分はPDPの学びを通して、経済学や統計学を使って物事を分析するのが好きだということが分かったので、将来の職業選択にも活かしたいと考えています。

PDPでの学びは、自分にとっては、自分は何をやりたいのかを自問自答して、それを試してみる大事な時間でした。自分の強みや目標を見つけ、それを将来に繋げることを意識したことで、かなり成長できたと思います。
 

高校生の時から、こんなに学ぶ意欲が高かったのでしょうか?

在学生:
大学に入学するまでは、特に勉強に対するモチベーションが高かったわけではありません。もちろん元からできる人でもありませんでした。ただ漠然と、このままではいけない、どこかでしっかり自分の人生に向き合わなくては、とは感じていました。
今振り返ってみると、勉強をあまりしなかった時期は、自分の人生を歩んでいる気がしませんでした。自分の人生を見つめなおしてみようと考え、ここまで来ました。
武蔵大学の環境はとにかく自分とマッチしていました。自分のやりたいことができる場所を見つけることができたと感じています。
 

武蔵大学PDP:EM専攻入試 入試制度・面接のポイント

DUDP
 
★入試の詳細については、公式サイトでご確認ください。
武蔵大学 入試制度
 

【面接のポイント】
・PDPをやりたいという強い意思
・どうしてPDPをやりたいのか
・PDPの学びをどう今後に繋げていくのか

以上の項目について日本語・英語で言語化できるように準備を!
英語力も大事ですが、それ以上に「PDPで学びたい」という意欲を重視しています。

 

武蔵大学国際教養学部・EM専攻PDPについてもっと知りたい方は… 

ロンドン大学のプログラムは180カ国以上において5万人を超える人が学ぶ、世界基準のプログラムです。武蔵大学のPDPでは、ロンドン大学の科目を4年間一貫して武蔵大学内で学び試験を受けることで、留学せずとも2つの大学の学位が取得できます。

今回のインタビュー記事をきっかけに、このプログラムや入試情報についてもっと知りたい!という方は、武蔵大学国際教養学部の公式サイトを是非ご覧ください。
国際教養学部には、4年間、英語でコミュニケーションを取り、英語で学ぶグローバルスタディーズ専攻(GS専攻)プログラムもあります。併せてチェックを!

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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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