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東邦大学付属東邦中学校・高等学校ってどんな学校?~帰国子女の母が行ってみた!~

東邦大学付属東邦中高
帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問するプロジェクト。今回は千葉県習志野市にある東邦大学付属東邦中学校・高等学校を訪問しました。

およそ20%の割合で医者になる生徒を輩出し続けている東邦大学付属東邦中学校・高等学校。医学部希望など、将来のビジョンを持った生徒が多く入学してくるというなか、医学部コースや選抜コースなどは設けず、多様な進路選択に応えられるリベラルアーツ型教育課程を柱に生徒達は伸び伸びと生活しています。

東邦大学付属東邦中高


目次

  1. 東邦大学付属東邦中学校・高等学校の基礎情報
  2. お話を伺った先生方紹介
  3. カリキュラム・プログラム紹介
  4. 帰国生のフォロー体制
  5. 進路について
  6. 帰国生入試情報
  7. アンバサダー感想
  8. EDUBALで東邦大学付属東邦中学校・高等学校の入試対策を!

東邦大学付属東邦中学校・高等学校の基礎情報

東邦大学付属東邦中高
年間イベントで一番盛り上がる文化祭を「銀杏祭」と呼称するほど学校のシンボルとなっている大銀杏。
12月の帰国受験シーズンにはその圧巻な様子に誰もが見惚れます。

 

所在地 〒275-8111
千葉県習志野市泉町2-1-37
TEL:学校HPのお問い合わせフォームからご連絡ください。
アクセス JR総武線 津田沼駅下車(東京駅地下ホームから快速電車で約30分)
京成バス 津田沼駅北口
4番乗り場から「済生会病院」行き以外ならいずれでも可
5番乗り場から「ユトリシア経由八千代台駅」行、また「日大実籾」行
所要時間 約15分 /「東邦大付属東邦中学・高等学校前」下車/徒歩2分
(3~5分おきに発車)
生徒数 中高あわせて約1800名
男女比 6:4
帰国生割合 約5%の割合
コース 設置なし
帰国生入試 あり
編入 あり

お話を伺った先生方紹介

坂井先生

坂井 眞 国際交流室長
国際交流室長 英語科教諭

坂井国際交流室長から帰国生へのメッセージ

休み時間になると中学生たちが大銀杏の木の下を元気よく移動します。楽しそうに笑いながら歩く生徒たちは明るい学校生活の象徴です。
ぜひ本校に入学して、一生の友だちに出会ってください。

 

岡田先生

岡田 美秀 広報部長
広報部長 国語科教諭

岡田広報部長から帰国生へのメッセージ

東邦大東邦は国内外を問わず、様々な地域から通学する方々が集う学校です。広報部ではご帰国の時期にあわせた学校見学も随時対応しております。
個性あふれる仲間と充実した学校生活を過ごしている生徒の様子をぜひ一度ご覧いただきたいです。お気軽にお問い合わせください。

カリキュラム・プログラム紹介

mois
帰国生へのコースやカリキュラムはありますか?

岡田先生:

英語の取り出し授業以外は帰国生を特別扱いすることはありません。得手不得手はだれにでもあります。得意なものがあれば、遠慮などせずにリーダーシップをどんどん発揮して取り組んでもらいたいです。そして、もし苦手なものがあったとしても、気おくれすることなくクラスメートとともに取り組んでください。お互いに「教え合い学び合う」ことができる仲間がいます。

本校の6ヵ年一貫教育カリキュラムの特徴としては、多様な進路選択に応えるリベラルアーツ型教育課程です。高1までの4年間は全生徒共通の科目を履修し、高2からは自分の将来を見据えた進路による科目選択ができます。

東邦大学付属東邦中学校
(左): 教育課程表(右):校内に掲示されている建学理念

 

mois
特徴的なプログラムを教えて下さい

坂井先生:

本校の国際交流プログラムは内容に自信があります。
特にオーストラリア姉妹校とシンガポール友好校との相互交流は充実しています。それぞれの学校が4〜5日間本校生徒家庭にホームステイし、体験入学をします。ホストとなった本校生徒がバディとなり、クラスに迎え入れます。ホストファミリーの経験は生徒のみならず、ご家族の皆さんが海外と家族ぐるみの交流ができ、大変喜ばれています。

本校の海外研修もそれぞれの学校を訪問することを中心にしています。シンガポールの学校には3日間の体験入学をします。どのプログラムも教員がすべて企画運営しており、事前のオリエンテーションにも力を入れています。

他にも、習志野市国際交流協会主催のアメリカアラバマ州タスカルーサ市との相互訪問の交流事業に、本校から8名の高校生が参加し、総勢20名の訪問団の中心となって活躍しました。

 校内研修としては、夏休みに「Power in ME」プログラムを実施しています。日本の大学に在学している海外留学生と英語で活動する3日間研修です。「完璧な英語」ではなく「伝わる英語」を体感し英語で交流する自信を育みます。年々参加者が増え、昨年は134名が参加しました。中1、中2生が多く、毎年参加することで自分の成長を実感しているようです。

そして、留学生の受け入れもしています。現在はフィンランドからの通年留学生が在学しています。

mois
海外研修には誰もが行けるのでしょうか

坂井先生:

海外研修は非常に人気が高いので、残念ながら希望者全員が参加できるわけではありません。
また、帰国生だから選ばれるということもありません。学校によっては成績や英語のテストで決める学校もあるかと思いますが、本校は完全オープンな抽選で決めています。東邦大東邦の生徒であることが選考条件です。

mois
他にも特徴的なプログラムはありますか。

岡田先生:

大学付属校の特徴を活かした「学問体験講座」があります。東邦大学習志野キャンパスでは、薬学部・理学部・健康科学部の先生方による専門性の高い実験や講義に参加できます。また、東邦大学佐倉病院では、高1の医学部志望者対象の「ブラックジャック セミナー」という外科手術の模擬体験も実施されます。
学校行事も盛んです。特に毎年9月に実施される銀杏祭(文化祭)は多くの来場者も参加いただくビッグイベントです。

坂井先生:

主に帰国生が力を入れているディベートの課外活動があります。中学生はそもそも参加できる対外行事は多くありませんが、その中でも即興型英語ディベート(HPDU, PDA)が人気で、PDA全国大会では第4位の実績があります。高校生になると、参加できる対外行事が一気に増えます。以下が主な実績です。

・Stanford e-Entrepreneurship Japan
スタンフォード大学提供のオンラインプログラム。全国から20名のみが選抜される狭き門です

・即興型英語ディベート
HPDU高校生ディベート全国大会出場、PDA高校生ディベート全国大会出場

・World Scholar’s Cup
Tournament Of Champions出場(エール大学にて実施)、Global Round出場(Bangkok, Seoulなどで実施)

・上智大学スピーチコンテスト
第5位

・JMMUN
Japan Metropolitan Model United Nations英語模擬国連大会、最優秀大使選出

帰国生の特徴として英語の発音は流暢だけれど、論理的に話せていない傾向があります。ディベートのような論理で戦う時には思考力がどんどん上がるので、ディベートによって思考に磨きをかけています。

東邦大学付属東邦中学校
(左):ディベートの課外活動の様子(右):正面玄関に並べられたディベートや英語関連の輝かしい成績達

 

mois
どのエリアから生徒さんは通っていますか。

岡田先生:

千葉県が7割で、他3割の多くは東京ですが、埼玉、茨城、神奈川から通っている生徒もいます。
東邦大学は医学部を中心とした理系の総合大学です。2025年に100周年を迎えました。その付属校ということもあり、医学部進学を将来像として描かれる方々が首都圏の広い地域からご入学される伝統もあります。現在はありませんが、一昔前までは遠方からの入学者向けの学生寮も運用していました。

mois
校則はありますか。

岡田先生:

もちろん校則はあります。しかし、そのルールよりもお互いの共通感覚を重んじながら生活できるのが本校の良いところだと感じております。のびやかで自由な学校だとの評価をいただけるのも、この受け継がれた校風によるものなのではないでしょうか。

英語の取り出し授業
英語の取り出し授業の様子(中1生)

帰国生のフォロー体制

 

mois
帰国生への学習面のフォローアップなどはありますか。

岡田先生:

帰国生入試での入学者を対象に英語については取り出し授業を中1〜中3の3年間実施しています。
その他の科目は国内の一般生、帰国生と分けることなく、フォローアップが必要であればどなたにも個別に対応しています。

mois
苦手科目の補習などはありますか。

岡田先生:

中学では定期考査ごとに英語と数学の指名制の補習を設定しています。学期末の成績に応じたサポートはすべての教科にあります。
編入生は未履修範囲が存在することもあります。授業担当者が個別に確認して、放課後等に補習サポートをしています。

mois
メンタル面のサポートはありますか。

岡田先生:

本校にはカウンセリング室があり、カウンセラーが2名います。平日は必ず1名常駐しており、保護者の利用も可能です。

東邦大学付属東邦中学校
(左上):天体観測室 (左下):国際交流室の入り口 (右):最新の全面人工芝グランド

進路について

mois
進路について教えてください。

岡田先生:

理系7割文系3割という比率は、長らく変わらない本校の進学実績の特徴です。帰国生入試(国数英の3教科型)を2019年に新設し、はじめて一期生が卒業を迎えますが、新たな傾向が生まれるのかどうか、報告を楽しみにしているところです。

mois
東邦大学への内部進学制度はありますか。

岡田先生:

5学部すべてに特別推薦制度があり、各学部にそれぞれ定員枠が設けられております。医学部の15名は毎年多くの希望者が出ますが、他の学部につきましては、近年あまり利用されておりません。

mois
海外大学や進路のサポートはありますか。

坂井先生:

海外大学のガイダンスはしますが、基本的には生徒が自分で探して自分で出願しています。昨年は米国UCバークレーや台湾清華大学に進学した生徒がいました。

国際化の時代だから海外大学へ誘導するということはしていません。生徒自ら選んだ道を全力でサポートします。子どもが大人になる東邦の6年間、自らの力で立って社会で歩んでいけるように、生徒の横で支援します。大学進学は大人としての一歩であり、私たちはその背中を見送ります。

岡田先生:

卒業生や保護者による職業講話などの中学段階からのキャリアサポートの機会は豊富に設けております。生徒一人一人が自己実現をするためには、本人が自立した進路選択ができるように支援することがもっとも重要であると考えております。早朝や放課後に学級担任と個人面談をしている姿もよく見かける光景です。

帰国生入試情報

【東邦大学付属東邦中学校・高等学校ホームページ「入試情報」】
https://www.tohojh.toho-u.ac.jp/exam/index.html
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。

2025年度 東邦大学付属東邦中学校 生徒募集要項(抜粋)
【区分】帰国生入学試験(英語選択型)

【募集人員】若干名( 前期入学試験の募集人員に含める)

【出願方法】インターネット出願

【選抜方法】学力試験:国語・算数・英語(各 100 点 各 45 分)

 

mois
帰国生入学試験の対策を教えてください。

岡田先生:

12月に実施している帰国生入試は国語算数英語の3教科型です。国語と算数は同日実施の推薦入試(4教科型)と同じ問題です。1月の前期入試(4教科型)、2月の後期入試(4教科型)も受験可能です。本校の入試はすべて総合点での合否判定です。

過去の入試問題は、学校でのご用意はありません。市販の学校別問題集をご活用ください。

坂井先生:

英語の問題は、読解と英作文を中心に出題しています。英検2級レベルを目安にしていますが、英文のオリジナルを活かしており、それ以上の語彙もあります。

国語や算数は一般入試と同じ問題です。どんな入試でも、できない問題が必ずあると思います。「できる問題を必ず解く!」という姿勢が大切です。そのために基礎問題を完璧に解けるように準備してください。それが将来の勉強にも役立つと思います。

mois
転編入の募集はありますか。

岡田先生:

編入学試験は毎年9月と4月の年2回募集があります。試験の内容は国語、数学、英語の3教科です。詳しくは本校ホームページ掲載の募集要項をご覧ください。

mois
復学制度はありますか。

岡田先生:

制度化したものはありません。生徒本人にとって良い状況となるよう、その都度個別にご相談させていただいております。

アンバサダー感想

医学部へ進学する生徒が多数在籍すると聞いていたので、固く落ち着いた雰囲気かと思いきや、校内で出会った生徒は皆朗らかで生き生きとしていて、当初のイメージを大きく覆してくれました。生徒の様子を語る坂井先生、岡田先生からも、生徒への信頼と自信を話の端々に感じ、両方向に良い関係が築かれているのだと感じました。

教員は生徒を信じ手放し見守る、その環境から生徒は安心して自信を持って自立できるのだと思います。

文系理系の別にとらわれず、幅広い教養知識を6年間、伸び伸びと学ぶハイスペックな生徒達の活躍に期待せずにはいられません。

個別の見学にも快く対応して頂けるので、まずは実際に一度足を運んで頂き、たくさんの方に学校の雰囲気を体感してもらいたいです。


Writer Profile

EDUBALアンバサダー Miho

シンガポール在住歴14年、アメリカ国籍の主人と国際結婚。 3人を子育てしながら、通信制大学で心理学を専攻中。育児支援コミュニティKids Priority Cafe主宰。趣味は教育・海外生活について綴るnote執筆。好きな言葉は「始めれば始まる」。子どもたちの中高帰国子女受験を経験。

Mihoのnote記事

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