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【徹底解説】 早稲田SILS:合格のための対策方法!Critical Writingと志望理由書の回答例付き

早稲田大学 SILS EDUBAL AO入試対策

みなさん、早稲田大学の全授業を英語で学べる英語学位プログラムの1つ、『SILS School of International Liberal Arts) 』をご存知ですか?早稲田大学国際教養学部(通称SILS)はリベラルアーツ教育をベースに、グローバルな視点と多角的な思考力を育むことを目指したプログラムです!

本記事では、現在早稲田大学に通っていて、SILSを受験した経験のある学生から生の情報を収集しました。このページでは、志望理由書はどのような内容を書けばいいかや、筆記試験(Critical Writing)に向けてどのような対策が必要かといったことについてまとめています。

SILSには3種類の総合選抜入試があり、AO入試(4月入学)国内選考、AO入試(4月入学)国外選考、AO入試(9月入学)が存在します。このうち、AO入試(4月入学)国内選考のみ、日本語の志望動機と筆記試験(Critical Writing)が課されており、本記事ではそれらの対策に焦点を当てています。

そしてなんと、筆記試験(Critical Writing)のエッセイと日本語の志望動機回答例も特別にご紹介!ぜひ受験対策にお役立てください。

 

 

 

 

【早稲田大学 SILS】AO入試(4月入学・国内)基本情報・倍率・特徴

概要

SILSについての基本情報は以下の通りです。

大学 早稲田大学
学部 国際教養学部
正式名称 School of International Liberal Arts
入学時期 4月または9月入学(受験した入試方式による)

 

特徴

早稲田大学国際教養学部(SILS)は2004年に設立され、日本にいながら英語で学位を取得できる学部です。リベラルアーツ教育を取り入れ、多様な視点を持つ人材の育成を目指しています。SILSの特徴は全ての授業が英語で行われること、少人数制のクラスで50カ国以上の学生と学べること、そして質の高い教授陣による教育環境が整っていることです。

また、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学が必須で、英語圏を含む世界中の協定校から留学先を選べます。SILSでは7つのクラスター(科目群)があり、「生命・環境・情報」「哲学・歴史」「経済・ビジネス」「政治・国際関係」「コミュニケーション」「表現」「文化・心理・コミュニティ」など幅広い分野を学べます。特定の専門分野に偏らず、多角的な視野と論理的思考力を養うことができるのが魅力です。国際社会で活躍したい学生にとって、最適な学習環境が整っています。

 

倍率

SILSのAO入試の倍率は、以下の通りです。AO入試(4月入学)国内選考、AO入試(4月入学)国外選考、AO入試(9月入学)の3種類で分かれています。条件を満たしていれば、3種類のAO入試すべてを併願することも可能です。国内選考は誰でも受験できますが、海外の高校を卒業している場合はAO入試(4月入学)国外選考にも挑戦できます。また、SATのスコアを持っている方はAO入試(9月入学)にも出願可能です!AO入試(4月入学)国内選考は他よりも倍率が高いかつ筆記試験などもあるので難易度が高いとも言えるでしょう。なお、AO入試(4月入学)国内選考は倍率が高く、筆記試験(Critical Writing)が課されるため、他の選考よりも難易度が高いといえるでしょう。なので、しっかりとした対策が必要です!

AO入試(4月入学)国内選考

年度 倍率
2024 3.6
2023 3.8
2022 3.9

AO入試(4月入学)国外選考

年度 倍率
2024 2.3
2023 2.0
2022 2.4

AO入試(9月入学)

年度 倍率
2024 2.5
2023 2.1
2022 2.9

 

【早稲田大学 SILS】AO入試(4月入学・国内)選考方法と主な対策

 

書類選考と筆記試験(Critical Writing)

4月入学・国内選考の場合、SILSの総合型選抜の書類選考に加え、筆記試験 (Critical Writing) があります。最終的な合否は、書類と筆記試験の総合得点で決まります。一方で、国外選考と9月入学選考では、書類選考のみで合否が決まります。

 

書類選考の対策

SILSの書類選考対策では、学校での成績、外部の英語検定試験、志望理由書、中学校卒業以降の経験や異文化体験のまとめなどの準備が重要です。これらは事前に準備できるため、遅くとも受験する年の夏までにすべて揃えておくことをおすすめします。

 

1. 日頃の学校の勉強を頑張り、良い成績を取る。
2. 英検、またはTOEFL、またはIELTSといった英語検定試験でハイスコアを取る。
英語能力テストについて詳しく知りたい方はこちら!帰国子女の大学入試にはTOEFL iBT 100点以上が必須?難関大学狙いの帰国子女必見!
<TOEFL・IELTS合格スコア300名大調査!>帰国大学受験に必要な英語能力試験のすべて
3. 高校での経験を整理する。国際的な活動と一番頑張って取り組んだこと。
4. SILSの授業内容や教授について研究し、志望理由を固める
志望理由書について詳しく知りたい方はこちら!帰国子女が教える志望理由書の書き方!特別に回答例もご紹介します!

筆記試験の対策

SILSの筆記試験(Critical Writing)は、主に3つのパッセージから構成されています。1つ目のパッセージでは、Structure and Written Expression(文法に関する問題)が出題されます。2つ目・3つ目のパッセージでは、Comprehension(読解問題・選択式)とEssay(記述式問題)が出題されます。特にEssayでは、A4用紙2枚分の文章を書く必要があり、高い文章構成力が求められます。さらに、試験時間は合計120分のため、集中力や時間配分のスキルも重要になります。

 

1. 英語の表現(文法表現)や語彙の知識量を増やす
2. 長文読解に慣れる
おすすめの英語対策方法と参考書を知りたい方はこちら!帰国大学受験の英語対策とおすすめの参考書

3. 時事問題の背景知識を入れ込む
4. A4、1枚分のエッセイが書けるようになる
小論文の基本的な対策について知りたい方はこちら!小論文の対策って何すればいいの?―習慣にすべきこと4つ―

 

【早稲田大学 SILS】AO入試(4月入学・国内)志望理由書の対策方法

SILSの総合型選抜(AO入試)では、提出書類として以下の3つが求められます。

1. 中学卒業以降の国際体験
2. 中学卒業以降に最も力を入れて取り組んだこと
3. Essay(志望理由書)

これらはすべて必須の提出書類であり、一般的な総合型選抜入試よりも書類の量が多くなります。しかし、その分、自分の経験や強みを存分にアピールできる場所でもあります。与えられた枠を最大限に活用し、しっかりと自分を表現することが重要です。

ここでは、書類作成について詳しく解説します。

志望理由書の種類

志望理由書の種類 内容 ポイント
中学卒業以降の国際体験(500字) 今の自分を形作った国際体験について、今の自分にどのような影響を与えているかを日本語500字以内で記載してく ださい。ここでいう『国際体験』は、必ずしも海外での体験や経験である必要はありません。本や様々なメディアを通じて 感じたことでも結構です。なお、どのような活動を記入すべきかという質問には回答いたしません。 ①具体的なエピソードを選ぶ
・単なる「国際体験をした」という話ではなく、「どんな経験をしたのか」を具体的に描写する。
②その経験が自分に与えた影響を明確にする
・ただ「体験した」だけで終わらず、「その体験によって自分の価値観や行動がどう変わったのか」を示す。
③現在の自分とのつながりを示す
・その経験が、現在の学びや活動、将来の夢にどうつながっているのかを説明すると一貫性が出る。
④文章の流れを意識する
・【国際体験の概要】→【そのときの気づきや学び】→【その後の変化・影響】→【今後の展望】のような流れにすると、論理的に伝わりやすい。
中学卒業以降に1番力を入れて取り組んだこと(300字) 中学卒業以降、ご自身の強みを活かしながら一番力を入れて取り組んだことを、その経験を通じて感じたことや気づきを織り交ぜながら日本語300字以内で記載してください。なお、どのような活動を記入すべきかという質問には回答いたしません。 ①差別化できて熱意があり想いが強い具体的な活動を一つ選ぶ
・部活、生徒会、ボランティア、学習面、個人的な挑戦(例:プログラミング、創作活動、起業)など、他の受験生と差別化できるものがベスト。
②取り組んだ理由を明確にする
・なぜその活動に力を入れたのか、背景や動機を簡潔に説明する。
・〇〇の活動で〇〇の課題があり、その課題を解決するための取り組みを書くのであれば、どうやってその課題に気づき、どうしてこの課題を解決する必要があったのかまで簡潔に説明する。
③具体的な行動と工夫を示す
・「どのように取り組んだか」を簡単に説明する。
・困難をどのように克服したか、どんな工夫をしたかを入れると、努力や成長が伝わる。
④得た学びや成長を強調する
・活動を通じて何を学び、どう成長したかを明確にする。
Essay(800字) 今までのご自身の経験と将来の夢をつなぐ場としてSILSを選んだ理由を日本語800字以内で入力してください。 ① 導入(100~150字)— 興味・関心の背景を提示
・自分がこれまでどのような経験をしてきたか
・その経験を通じて何に興味を持つようになったのか
・自分の価値観や問題意識を簡潔に伝える
② 本題(400~500字)— 具体的な経験の説明
・実際にどのような経験をしてきたのか(具体的なエピソードを交える)
・その経験から何を学び、どのような考えを持つようになったのか
・この学びが自分の将来にどのように影響を与えたのか
→単なる出来事の説明ではなく、「その経験から何を学んだか」に焦点を当てる。
③ 将来の夢(100~150字)— 目指すキャリアや目標を明確にする
・自分が将来どのような分野で活躍したいのか
・具体的な職業や目標がある場合はそれを述べる
・まだ明確な職業が決まっていない場合は、「このような課題に取り組みたい」などの方向性を示す
④ SILSを選んだ理由(150~200字)— なぜSILSでなければならないのか
・SILSのカリキュラム、教育方針、授業内容など、自分の目標にどう合致するのかを示す
・「リベラルアーツ教育」「多様なバックグラウンドを持つ学生との交流」「英語での授業」など、SILSならではの特徴を活かしてどう成長したいのかを具体的に述べる
→「英語で学べる」「リベラルアーツだから」だけでは弱い。具体的な授業やプログラムを調べ、それを踏まえて書くと説得力が増す。

中学卒業以降の国際体験(500字)の例

・「移民難民フェスティバルでクルド人難民と出会ったことだった。この経験を通じて、クルド人難民の実態や、日本における受け入れ態勢の不十分さ、さらには差別の問題を知り、移民・難民問題に関心を持つようになった。」
・「タイを訪れた際、日本と比べてジェンダーに対する意識が圧倒的に高いことに驚かされた。現地の人々が寛容な社会を目指して積極的に取り組む姿勢に感化され、日本のジェンダー多様性について客観的に考えるようになった。それ以来、ジェンダーの問題について深く学びたいと思うようになった。」
・「〇〇というドキュメンタリーを視聴し、バングラデシュをはじめとする先進諸国でのファストファッション業界による劣悪な労働環境を知った。何気なく流行を追い、着なくなった服を簡単に捨てていた自分の消費行動の裏側に、過酷な現実があることに衝撃を受けた。その一方で、問題の規模があまりに大きく、自分に何ができるのか分からず無力感を覚えた。しかし、この経験をきっかけに、持続可能な消費や倫理的なファッションについて学び、意識的に行動することの重要性を考えるようになった。 」

中学卒業以降に1番力を入れて取り組んだこと(300字)の例

高校では、生徒会の活動に力を入れた。周りの声に忠実に応える生徒会でありたいと考え、主体的に生徒の意見を聞いて回った。私の高校では、社会活動に積極的な生徒が多く、学年を超えて校内のさまざまな活動について知りたいという声が上がっていた。また、どのようなボランティアやイベントがあるのかを知りたいと考える生徒も多かった。そこで、この課題に対応するため、生徒会のメンバーと協力しながら意見を集め、本当に必要とされているかを調査した。その結果、多くの生徒が情報共有の場を求めていることが明らかになり、生徒会の公式LINEを作成することを決定。このプラットフォームを通じて、全学年の生徒が学校内外の活動情報を簡単に得られるようになった。

SILSを選んだ理由Essay(800字)の例

私は、SILSが自分の関心をさらに発展させ、将来の目標へとつなげる最適な環境だと考えている。

私が強い関心を持つ社会課題はジェンダーだ。きっかけは、タイでの経験だった。現地ではジェンダーに対する意識が日本と比べて高く、人々が多様性を尊重し、寛容な社会を目指して行動していた。この経験を通じて、日本のジェンダー問題をより客観的に捉えるようになり、帰国後はLGBTQコミュニティと関わるボランティア活動を行い、社会に根付く偏見や無理解と向き合ってきた。

活動の中で在日外国人であり、かつトランスジェンダーでHIVを持つ方と出会い、ジェンダー問題の複雑さを痛感した。それまで「ジェンダー問題」という枠組みで捉えていた課題が、個々の背景によって多層的に絡み合っていることを理解し、社会課題の解決には単純なアプローチではなく、多角的な視点と横断的な知識が不可欠であると強く認識するようになった。

この経験を経て、「社会の構造的な問題を理解し、政策立案や国際協力の視点から解決策を模索すること」が自分の目指す道だと確信した。そのためには、国際関係、社会学、経済学など幅広い分野を学び、問題を多角的に分析する力を養う必要がある。SILSのリベラルアーツ教育は、この学びに最適な環境を提供してくれる。また、多様なバックグラウンドを持つ学生との議論を通じて、異なる価値観を理解し、グローバルな視点で物事を捉える力を磨ける点も大きな魅力だ。

将来は、国際協力機関や政策シンクタンクに携わり、移民・難民政策、ジェンダー平等、労働環境の改善といった分野で社会変革に貢献したい。そのために、SILSでの学びを活かし、国際的な視点を持ちながら社会課題を分析し、実践的な知識を蓄えていきたい。

詳しくは、公式サイトをご確認ください。
 

 

【早稲田大学 SILS】AO入試(4月入学・国内)筆記試験(Critical Writing)の対策方法

早稲田大学のSILSの筆記試験(Critical Writing)は、主に3つのパッセージから構成されています。1つ目のパッセージでは、Structure and Written Expression(文法に関する問題が出題されます。この文法に関する問題では、単語帳などを使って語彙や表現を増やしてくことで対策が可能です。

2つ目・3つ目のパッセージでは、Comprehension(読解問題・選択式)とEssay(記述式問題)が出題されます。パッセージの内容は、時事問題に関することや学術的なこと(TOEFLのリーディングに出てくるような内容)があります。また、NewYork Timesを始めとする代表的な新聞社の記事(Article)がリーディングのパッセージとして出題される傾向にあるので、日頃から海外の英字記事に慣れておくとおすすめします。ここでは、2024年度の筆記審査(Critical Writing)における3つ目のパッセージをもとに、読解解き方やエッセイの書き方などを解説していきます。

2024年度筆記審査(Critical Writing)3つ目のパッセージ

記事のタイトルとリンクは以下の通り:

Alexandra Alter and Elizabeth Harris. “As Classic Novels Get Revised for Today’s Readers, a Debate About Where to Draw the Line.” The New York Times, 3 Apr. 2023,
記事はこちら

※New York Times有料会員向けの記事のため、全文を記載せず筆者が簡単に要約しています。

記事の要約は以下の通り:

Summary in English

Recently, literary estates and publishers have been altering classic novels to align with modern sensibilities, sparking debate about whether such changes preserve or distort literary works. Books by Agatha Christie, Ian Fleming, and Roald Dahl have had terms and descriptions removed or modified to eliminate offensive language. While similar edits have occurred in the past, the current approach is more systematic and has drawn intense public scrutiny.

Supporters argue that removing offensive language ensures that these works remain accessible and relevant to new audiences while protecting an author’s reputation. Financial motivations also play a role, as bestselling authors’ works continue to generate significant revenue through books and adaptations. However, critics claim that posthumous revisions undermine an author’s creative autonomy and may lead to historical erasure. They argue that offensive language in literature reflects the cultural and social attitudes of the time, providing historical insight.

日本語での概要

近年、作家の遺族や出版社が古典文学を現代の価値観に合わせて改訂する動きが広がっており、それが作品の保存なのか改変なのかについて議論が巻き起こっている。アガサ・クリスティやイアン・フレミング、ロアルド・ダールの作品では、差別的とされる表現や描写が削除・修正された。こうした改訂は過去にも行われてきたが、近年の試みは体系的であり、大きな注目を集めている。

改訂を支持する人々は、不適切な表現を削除することで作品を新しい読者にとってより親しみやすいものにし、作家の名声を守ることができると主張する。また、ベストセラー作家の作品は映画化などで莫大な収益を生むため、経済的な動機もある。一方で、批判者は死後の改訂が作家の創造の自由を侵害し、歴史の改ざんにつながる可能性があると指摘する。差別的な表現も、その時代の文化や社会観を反映しており、歴史的な価値があると考える人も多い。

Comprehension(読解問題・選択式)の Questions (質問):

読解の質問には、以下のような形式があります。

1. 単語の意味選択(最も近い意味の語を選ぶ)
EX: For each of the three bold-faced words in the passage, choose the word that is closest in meaning as used in the passage.

2. 穴埋め(文のつじつまが合うような語句を選択)
EX: In this passage, there are six blanks (1) – (6 ). For each of them, choose the most appropriate word from the word list below. Do not use the same word more than once.

3. 文章中の内容の意味確認
EX: According to the passage, which of the following is the closest to 〇〇〇’s stance?

4. 抜粋されたパラグラフを埋める問題
EX: Look at the four letters (a) – (d) in the passage that indicate where the following paragraph could be added. Where would it best fit?

5. 文中の情報から推論できる内容の選択
EX: Which one of the following can be safely inferred from the information available in the passage?

Critical Writingの読解における問題形式は、TOEFLのReadingセクションの出題傾向と似ていると言えます。そのため、TOEFLの読解問題に慣れておくと、対応しやすくなります。また、過去の質問を参考にしながら、ChatGPTを活用して新しい問題を作成することも可能です。たとえば、過去問の問題をペーストして、「このような質問を、この記事に当てはまるように新しく作成して」と指示すれば、過去問に似た問題集を簡単に作成できます。

Essay(記述式問題)の出題形式について:

エッセイの出題形式にはさまざまな種類があります。代表的なものとして、以下のような形式が挙げられます。

1. 二者択一型
二つの選択肢が提示され、そのどちらかを選び、自分の意見を論じる形式です。例えば、「オンライン教育と対面教育のどちらが効果的か」といったテーマが出されることがあります。

2. 賛成・反対型
ある主張や意見が提示され、それに対して賛成または反対の立場を選び、自分の意見を述べる形式です。この場合、論理的な理由や具体的な例を挙げて、自分の立場を強く主張する必要があります。

3. 長所・短所分析型
特定のテーマについて、メリットとデメリットを比較しながら議論を進める形式です。どちらか一方に偏るのではなく、バランスよく意見を述べることが求められます。

4. 問題解決型
問題や課題が提示され、それに対する解決策を提案する形式です。論理的な展開だけでなく、具体的で実現可能な解決策を提示することが重要です。

どの形式のエッセイでも、論理的な構成と明確な主張が求められます。日頃からさまざまなトピックについて考え、自分の意見を整理する練習をすることで、説得力のあるエッセイを書く力が身につきます。特に、英字の記事が使われることが多いので、New York TimesやBBCの記事やコラムに対して自分の意見を考えられるようにしましょう。以下では、2024年度の筆記審査(Critical Writing)の第3パッセージに関するエッセイの課題と、その書き方について解説します。

2024年度筆記審査(Critical Writing)3つ目のパッセージのEssayのお題は以下の通り:

The linguist Donna Jo Napoli has claimed that children should not be protected from offensive language, because doing so would hide reality from them, making them quite defenseless in life. Do you agree? Why/why not? Write on the answer sheet an essay in English and defend your answer by providing two to three reasons.

本エッセイを書く上での注意点とキーポイント:

このエッセイでは、「古典文学の作品において、子どもを攻撃的な言葉から守るべきかどうか」について、賛成または反対の立場を明確にし、2〜3つの理由を挙げて論じることが求められています。以下のポイントに気をつけて書くと、論理的で説得力のあるエッセイになります。

① 立場を明確にする(賛成 or 反対)
② 3つの論点(理由)を提示する
理想的には、パッセージに出てくる意見の中から自分の主張とマッチするものを1つ取り入れ、あとの2つは自分のオリジナルの意見にするとバランスが良くなります。
③ 構成を意識する(Introduction, Body, Conclusion)
④ 説得力を高めるためのテクニックを使う
例えば、強い主張をする表現を使う(It is essential that…、There is no doubt that… 、One cannot deny that…)

SILSのCritical Writingで気をつけるべきポイントは、一般的な小論文とは異なり、比較的長い課題文の内容から抜粋し、その内容に対して自分の意見を明確に述べることが求められる点です。 つまり、課題文からどの部分を抜粋するか、そしてどのような意見を述べるかも評価の対象となります。そのため、日頃からニュース記事や社説、オピニオン記事を読み、自分なりの意見を持つ習慣をつけることが重要です。

 

 

【早稲田大学 SILS】AO入試(4月入学・国内)まとめ

 

本記事では、早稲田大学SILSのAO入試(4月入学・国内)で求められる志望理由書とCritical Writingについて詳しく解説しました。これらの課題では、受験生の思考力や表現力、そしてSILSで学ぶ意欲が試されます。自分の経験や価値観をどのように整理し、論理的かつ説得力のある文章にまとめるかが合否を左右する重要なポイントです。

EDUBALには、実際にSILSのAO入試を突破した先輩たちが在籍しており、皆さんの志望理由書やCritical Writingの対策をサポートできます。どのように自己分析を深めればよいか、どのような論理展開が求められるのか、実際に合格したSILS生だからこそ提供できる具体的なアドバイスがあります。

SILSを目指す皆さんが、自分の思いを最大限に伝え、合格を勝ち取るための一助となれば幸いです!

 

早稲田大学の学校情報

■住所 東京都新宿区西早稲田 1-6-1 (早稲田キャンパス)

■URL http://www.waseda.jp/top/

■帰国子女枠募集学部・人数

法,教育、商 若干名

 

 

 

 

EDUBALとは、帰国子女の方に向けてオンラインで学習サポートを行うサービスです。

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EDUBALへの声

下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

  • 子どもから大変素晴らしい授業だったと聞いています。きめ細やかなサポートをありがとうございました。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • 神奈川県
  • いつも熱心に授業してくださいました。指導に一切無駄がなく、効率の良い授業をしてくださいます。常に私に適した授業をしてくださりありがたかったです。

    • 帰国子女大学受験コース
    • 高1~3
    • ハワイ
  • とてもわかりやすいペースで教えてくださいました。また、わからないことがあればわかるまで明確に説明してくださりました。また、授業内容で使用する教材を事前に共有してくれたり、宿題などの提出物を適度に出してくれたりと、計画的に授業を進めてくださりとてもありがたかったです。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 京都府
  • 先生と私は年齢が近く考え方も似ていてため、とても話しやすかったです。授業の指導計画も毎回きちんとしていました。帰国子女受験経験した先生の存在が自分に対してのモチベーションになりました。先生に応援、指導していただけたからこそ頑張れました!先生は私に自信とモチベーションを与えてくれたので本当に感謝しています。

    • 帰国子女大学受験コース
    • 高校生以上
    • ブラジル
  • 私の話をよく聞いていただき、いつも寄り添っていただけて、元気が出ました。ありがとうございました。またお願いできるときがきましたら、宜しくお願いいたします。

    • インター・現地校コース
    • 高1~3
    • 神奈川県