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帰国生を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問するプロジェクト。今回は品川区にある青稜中学校・高等学校(以下、青稜)を訪問しました。
青稜は最寄りの「下神明駅」からは徒歩1分という抜群の立地にあります。学校の敷地としてはコンパクトながら、道を挟んで向い側にある品川区所有の施設内のレストラン、グラウンドやテニスコートなどが利用でき、私立校としては珍しく地域に根ざした環境を十分に整えています。中高あわせて約1600人の生徒が行き交う中で、学年分け隔てなく生徒同士の助け合いが自然と日常的に生まれるのも納得できます。
『Change、Challenge、Contribution』の3Cを合言葉に、【社会に貢献できる人間の育成】を掲げる同校は、帰国生入試に舵をとり始めて約10年。
今回は直接学校の現場で、帰国生に向けた生の声を伺えた大変貴重な訪問となりました。
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図書室と教室を繋げるユニークな構造のアトリウム
所在地 | 〒142-8550 東京都品川区二葉1丁目6番6合 TEL:03-3782-1502 |
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アクセス | 東急大井町線「下神明」駅から徒歩1分 JR京浜東北線・りんかい線「九段下」駅から徒歩7分 JR横須賀線「西大井」駅から徒歩10分 |
生徒数 | 約1600名(中学・高等学校合わせて) |
帰国生割合 | 全体で10~20名が在籍 |
コース | 設置なし |
中学帰国生入試 | 国語・算数(希望者は英語を追加可) |
高校帰国生入試 | 国語・数学・英語 【11月入試】シンガポール/台北/上海/バンコク/ニューヨーク/東京 【1月入試】東京 |
編入 | 7月・12月(随時お電話でお問い合わせ下さい) |
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【教諭 伊東 充 先生 / 募集広報部部長】
理科教諭。生物担当で自然科学部顧問。
理科室では小動物の哺乳類から鳥類、魚類、両生類や爬虫類に至るまで100種を超える生物を生徒主体で飼育している。
日頃からお世話している生徒お手製の愛あるキャプションが目を引きます
私は帰国生入試の立ち上げから関わってきました。本校の帰国生入試は、帰国生のために特別な枠を設けるということではなく、一般生と同様に、日本人としてのアイデンティティを育みながら、等しく日本の教育の機会を与えたいという思いでスタートしています。
私たち広報は「是非青稜に入ってください」という宣伝は敢えてしません。受験前は学校選択のイニシアティブはあくまでも受験生側にあると思っているからです。入試に於いては合否を出さざるを得ませんが、是非まずは実際にご来校いただき、自分の眼で青稜を見て選んで納得した上で、チャレンジしてほしいです。
本校は特別な帰国生教育を行っているわけではなく、ごく普通の日本の学校です。ですが、6年間の学校生活の中で、生徒自らが気付き、サポートを欲した時には私たちはいつでもフォローします。そして青稜入学後は、帰国生が一般生徒と部活動や日々の学習を共にする中で、良い化学反応を生徒同士で起こしてくれることを期待しています!
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POPの授業風景。日本語教員による英検リスニング対策をしていました。
伊東先生:
本校では帰国生用のコースは設置していませんが、英語の授業においてはPOP(Pull Out Program)という取り出し授業を行っています。帰国生だけではなく、中学では英検2級以上(もしくはそれに準ずる能力)、高校では英検準1級以上の希望する生徒を対象にしています。
中学3年で特進クラスに入れた生徒は、高校進学後に最難関講習を無試験で受講できる権利が与えられますが、実際は皆同じような授業スタイルで一緒に学んでいくのが本校のスタイルです。
高校2年生からは選択科目で理系文系などを細分化していきますが、特に中学3年間は色々な経験をして沢山吸収し、自分の進路観や人生観を広げる時間に充てています。中学では部活三昧の日々を送り、高校から勉強にシフトして最難関大を目指すような生徒も一部います。中高6年間のどこで伸びるかは人それぞれです。生徒一人ひとりが自分のペースで徐々に成長をしていく学校です。
伊東先生:
はい。POPクラスは全員参加の3日間のサマーキャンプがあります。その他希望制の校内英語研修プログラムを多数用意しています。
帰国生が本校にいることで海外へのハードルは下がっているように思いますので、生徒自身がやりたい時にやりたい事ができるように、学校としては多くの選択肢を用意しています。
また英語教育ではないですが、本校の修学旅行は一貫して平和教育を掲げています。高校の修学旅行先は選択制で、沖縄かポーランドのアウシュヴィッツです。戦争というものを国際的視野から観察したり、歴史や文化を顧みて日本人として成長する機会と捉えています。
伊東先生:
中学で今一番面白いのがゼミナールです。コロナ元年に学内の行事ができなくなったことを機にスタートしました。
初めてこのゼミに取り組んだ中学生から体育祭をやりたいと発信があり、彼らは企画書を作ってイベントを成功させました。
ゼミの活動を通して、生徒は自分たちを表現し、大人である教員と折衝できるようになるなど、明らかに可能性を広げています。
現在は14講座のゼミを用意しており、生徒は必修で一講座をとります。中2と中3の異学年単位で行いますが、定まったカリキュラムがないので自由な発想で授業ができています。このゼミによって、生徒一人ひとりの主体性を持った行動が花開いています。
また、近年ニーズもあることから生徒の希望に応えるかたちで外部エージェントによるDDPを始めました。本校のDDPは、中学3年生から2年間、高入生には高校1年生から2年間、オンラインで9単位の授業を取るとアメリカの高校卒業資格を取得でき、海外大学への進学が容易になる
、というものです。費用は2年間で約220万円です。こちらも希望制ですので、多様な選択肢の一つとして用意しています。
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自習スペースも兼ね備えた図書館
伊東先生:
海外経験のあるお子さんは、いわゆる教科書では得られないような経験を沢山してきているのにもかかわらず、実際には中学入試や高校入試という学習面での制約によって、帰国後の門が狭められてしまっているのではないだろうか。それに気付いた本校の校長が、日本に住んでいる子ども以上に色々な経験をしてきている帰国生に、一般生と同じように教育の機会を与えたい、という思いで帰国生入試を始めました。
そして、本校に入学後は、一般の生徒と帰国生が混じり合うことで、色々な可能性や展望が見えてくるのではないかと思っています。
また、青稜を選んでもらうならば、日本人としてのアイデンティティを日本の教育を通してしっかり身につけた上で、戦える日本人として可能性を広げていってほしいです。
伊東先生:
毎年ばらつきはありますが、一学年10名〜25名程度です。
高校からも10名程度の帰国生が入学していますが、海外の日本人学校出身の生徒が多いです。
伊東先生:
2前提として本校はどの先生に何を質問してもいいという校風があります。
フォロー体制としては具体的には、自学自習の確立を目指したSラボという自習システムを導入しています。中学1年生は必修です。そこに常駐するチューターから、自習や宿題などで分からない事は個々のレベルに合った指導を受けることができます。
また、定期テスト毎に指名制の基礎講習を実施し、基本的なポイントを押さえ、学びこぼしを予防しています。
特に理科や社会に対して不安を抱える親御さんはいらっしゃいますが、科目としてスパイラル方式で繰り返し学習しますので高3次には十分追いつけます。
伊東先生:
はい。本校は担任に報告の義務はないので、まずは身近な先生に安心して相談して下さい。外部カウンセラーも週2回来ていますので、本人、親御さん共に利用が可能です。
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ブルーを基調としたスタイリッシュなデザインの制服
伊東先生:
本校は日本の大学進学をスタンスにしているので、帰国生も同じくこれまでは国内大学に進んでいます。ただし、近年のニーズに対応し、海外大へのチャンスを広げられるよう、DDPも選択肢として用意しています。多様な学習プログラムがあることで、帰国生も一般生と変わらず難関大も目指せます。
伊東先生:
まず本校では、希望進路というかたちをとっていて、生徒一人ひとりが自分の行きたい大学を見つけるよう指導しています。学校から高みを目指すようなプレッシャーはかけませんが、高校は義務教育ではないので、はじめの一歩は自分で踏みなさいと常々伝えています。
学校としては個々の希望進路に応じられるよう、難関講習や放課後講習など様々な学習プログラムを用意しています。
また個別にサポートを受け付けていますので、先日も生徒が過去問を持って私の所にやってきました。正に先生を利用したもの勝ちですね。
伊東先生:
指定校推薦を利用する生徒もいますし、総合型選抜も増えてきましたが、一般入試でチャレンジする生徒がほとんどです。
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体育は男女それぞれ別れてのびのび思い切り!
【青稜中学校・高等学校ホームページ「入試情報」】
https://www.seiryo-js.ed.jp/requirements
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
【筆記試験】
国語・算数/数学(希望者は英語を追加)
【国語・算数】
帰国生入試は公表していいません。いずれも一般に準ずる入試問題なので、過去問を解くことで傾向がつかめると思います。各科目毎ではなく、2科目(もしくは英語含めた3科目)で判定するので、合格基準点はありません。本校を見学した上で、本校を希望する受験生には是非恐れずチャレンジしてほしいです。
【英語】
中学受験の入試問題は高校の入試レベルです。高校入試の過去問で傾向を掴んで対策してください。ただし、高校入試問題はマークシートですが、中学では記述形式の問題ですので注意して下さい。英検でいうと準2級レベルです。
★帰国生入試は、一般入試と同一傾向・同等レベルです。ただし試験時間は一般入試より10分短くなります(問題数も応じて調整)。これは、海外の日本人学校の生徒をターゲットにしていることが理由です。入学後は一般生徒と共に学んでいく日本の学校ですので、授業についていける程度の学力を帰国生にも求めています。国語はその意味でも入試科目として必須要素だと考えています。
伊東先生:
はい。例年入学者数の予測も立たないのが正直なところですが、多くの帰国生にチャレンジしてほしい、帰国生を応援したい、というのが本校からのメッセージです。
また入学金納付の締め切りは一般生同様の期日、特に高校は公立校の発表まで待ちますし、併願で他校受験も承知しています。本校を足がかりとしてもいいので、受験生が行きたい学校に進学してほしいと思っています。
伊東先生:
編入は中1、中2、高1、高2の7月と12月に定期的に行っています。英数国の3科目で範囲は各学年の学習範囲の定期テストを踏襲して作成しています。帰国のタイミングで是非お電話をいただければ、随時ご相談に応じています。
また復学については、本校は高校入試を実施していますので、基本的には中高を跨ぐことはできません。中学生は中3までに戻ってきて下さい。高校生は高2の夏を目処に復学が望ましいです。
また、海外在住者で入学式までに戻ってこれない場合(海外は6月が学年末)もご相談に応じています。
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子どもは育てるより育つもの。学びの場が平等に与えられるなら、その居場所で子どもはいつか花開く。青稜は、日本にとどまらず海外在住の多くの帰国生に向けて、そういう居場所を得るチャンスを提供してくれる貴重な学校だと感じました。
国算の入試科目で躊躇してしまう帰国生もいそうですが、敢えて一般同等の問題に挑戦するというこのハードルを超えられたら、ワイワイ賑やかな学校生活が見えてきそうです!行き交う友人や先輩後輩、先生を身近に感じながら、等身大の自分でいられる場所。
「学校ってどういう所?」このシンプルな問いかけに対する答えが青稜にはあります。正にそのど真ん中なところに青稜の希少価値があるのだと実感しました。
学校見学はいつでもウェルカム!まずは直接電話で問い合わせを!羽田空港からもアクセス良好!自分の目で見て感じて、日本のリアルな学校を実感し体感してみて下さい!
夫のイギリス駐在に家族で帯同し、約6年をロンドンで過ごす。長女は現地校から日本の中学受験を経験し、家族で2023年4月に本帰国。帰国後の帰国子女のあり方を考えながら現在進行形で学習サポート、下の子の学校選びとまだまだ奔走中!
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EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
約5,500人(2024年7月時点)の教師が在籍していますので、生徒様に合う教師を紹介することができます。
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英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。
とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。
受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。