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IB Business Management(国際バカロレア ビジネスマネジメント)の科目選択や勉強法、対策について【2024年度最新版シラバス掲載】

IB Business Management 科目選択・勉強法・対策

2024年より、IB(国際バカロレア)シラバスが新しくなることをご存知ですか?

・Business Managementってどんな科目?
・Business Managementの新シラバスや評価基準を知りたい!
・Business Managementの勉強法を知りたい!

このような要望のある方必見!!
今回はIB Business Management(国際バカロレア ビジネスマネジメント)を実際に選択した筆者が、体験談を交えながら、みなさんの「知りたい!」にお答えします。

※こちらのシラバスは2024年版の最新のものになっています。

IB Business Management:科目の概要・特徴

学習内容

Business Managementでは下の5つのトピックについての学習を通して、ビジネスに関する幅広い分野について学びます。

トピック1 Business organization and environment (企業団体・環境)
トピック2 Human resource management (人事マネジメント)
トピック3 Finance and accounts (財務・会計)
トピック4 Marketing (マーケティング)
トピック5 Operation management (オペレーションマネジメント)

SLとHLでは学習するトピックは同じですが、それぞれのトピックをどのぐらい深く学ぶか・合計の授業時間・最終試験の内容の3点に関してはSLとHLで異なります。詳しくはIB Business Management:評価基準をご覧ください。

 

IBO(国際バカロレア機構)のねらい

IBOが生徒に求めていることをきちんと抑えながら、課題に取り組むことで高得点を狙えることはもちろん、学習に目的を持たせることができるためIB Business Managementを学ぶモチベーションにもつながります。

IBDP Business Manegementの4つのねらい:
1. 自信に満ち、創造的で思いやりのあるビジネスリーダー、起業家、変革の担い手として成長する
2. 倫理的で持続可能なビジネス慣行についての理解を深める
3. 個人・企業・社会のつながりを探求する
4. 意思決定を過程、スキルとして捉える

2024年からのIB Business Management新シラバスは変革をもたらすビジネスリーダーになるために必要な自信・創造性・思いやりを養うことを目的としています。

 

新シラバスの特徴

2024年からの新シラバスには新しく導入されたツールが大きく2つあります。

1. Business Management toolkit(ビジネスマネジメントツールキット):それぞれのトピックの中の各ユニットに包括的なつながりをもたせるツール。トピックの全体像を捉えるのに役立ちます。
 
2. Inquiry statement(探求ステートメント):生徒が自らの学習に積極的に取り組み、理解の構築を確実にするための文章で、各ユニットに記載されています。

 

先輩の声:「なぜBMを選んだ?」「BMを選んでよかったこと」

女性アイコン

「BMを選んだ理由は昔から起業したいという思いが漠然とあり、そのためにはまずビジネスがどのようにして成り立っているのかを知る必要があると思ったからです。実際に学んでみると、会社の内部構成や機能だけでなく、ビジネスが社会の中でどのように利害関係者と関わり、さらに地域・グローバルへ貢献できるかを深く思案できたため、実りある科目選択だったと思います。」

\ IB Business Management(国際バカロレア ビジネスマネジメント)はこんな人にオススメ /
→ 将来起業したい!と思っている人
→ ビジネスマネジメントを通して社会がどのように回っているか知りたい人
ビジネス記事などを読んで考えを巡らせるのが好きな人

IB Business Management:評価基準

IBの評価方法は大きく「External Assessment(外部評価)」「Internal Assessment(内部評価)」2つに分けられます。External Assessmentは、5月または11月に受けるFinal exam(最終試験)のことで、IB本部が採点します。一方、IA(Internal Assessment)は学校内の担当教員が採点し、本部に提出し評価がなされます。

SL【Final exam・IA】

(※横にスクロールできます)

評価の種類 形式 時間 評価比重
Final exam 概要 3時間 70%
Paper1 Paper 1の試験内容に関連するcase studyの背景とテーマを明記した文章(Pre-seen case study)があらかじめ試験前に発表される。現代の重要なビジネストピックに関する学生の知識を評価する。 1.5時間 35%
Paper2 ビジネス理論やツールを用いた徹底的な分析と評価を要する、定量的な内容が出題される。 1.5時間 35%
IA 概要 20時間 30%
ビジネスリサーチプロジェクト 生徒は適切なBusiness Managementツールや理論を実際の組織の課題に適用しながら、実際の企業のリサーチを行う。 20時間 30%

 

HL【Final exam・IA】

(※横にスクロールできます)

評価の種類 形式 時間 評価比重
Final exam 概要 4.5時間 80%
Paper1 Paper 1の試験内容に関連するcase studyの背景とテーマを明記した文章(Pre-seen case study)があらかじめ試験前に発表される。現代の重要なビジネストピックに関する学生の知識を評価する。 1.5時間 25%
Paper2 ビジネス理論やツールを用いた徹底的な分析と評価を要する、定量的な内容が出題される。 1.5時間 30%
Paper3 社会的企業に関するもので、生徒は人間のニーズとそのニーズを満たそうとする社会起業家が直面する潜在的な課題を特定し、記述した上で、事業の戦略的な行動計画を提案することが求められる。 1.15時間 25%
IA 概要 20時間 20%
ビジネスリサーチプロジェクト 生徒は適切なBusiness Managementツールや理論を実際の組織の課題に適用しながら、実際の企業のリサーチを行う。 20時間 30%

IB Business Management:Final exam(最終試験) 対策

ここでは実際に最終試験を受けた先輩方の勉強法や試験対策を紹介しています。これから試験を受ける12年生のみなさんもまだまだ学習中の11年生の方も是非参考にしてください!

Command termを理解する

Command termとは試験の問題文に含まれる指示単語を指しています。例えば、

Compare:2つ(以上)のモノや状態を比較すること。類似点・相違点を挙げる。
Explain:理由や原因を含んだ具体的な説明を行う。
Discuss:Yes/Noで答えず、複数の意見や議論を持ち出して議題にまつわるあらゆる問題を説明する。
Evaluate:議題のメリット、デメリットの両方を挙げ、それらを検討した後に、最終的な判断を記述する。

Command termは種類によって配点が異なります。例えば、「Explain」より「Evaluate」というtermが使われた問題の方が難易度も配点も高い場合が多いです。そのため、まずはCommand termを問題を読む際に把握し、質問者が最終的に何を求めているのかを的確に理解することが非常に重要です。

 

Topicごとにノートを作成する

それぞれのTopicごとにノートを作成し、各ユニットのつながりを掴むこともおすすめの勉強法の1つです。

IB Business Management Topicノート 例

過去の先輩はこのように、ユニットに出てくる主要単語を書き出し、それぞれの定義、具体例、メリット・デメリット、他の単語との違いなどを記述することによって、単元を整理しています。

 

Pre-seen case studyを精読する

Paper 1 では本試験3週間ほど前に試験内容に関連するSL・HL共通のcase studyが配られます。どれだけ深く、広範囲にわたって本試験までに学習した知識を与えられた状況下で使えるかが評価対象となるので、限られた時間を最大限に使えるようにcase studyをしっかり読み込むようにしましょう!

 

IB Business Management(ビジネスマネジメント)の専門用語を使えるようにする

IAや試験で採点者に自分の内容への理解を示す方法として、IB Business managementの専門用語を記述内で使用することが挙げられます。事前に用語の定義やトピックとの関連性を確認しておくこと、そして自分の意見を効果的に裏付けられるよう専門単語を普段から使う練習をしておくことも大事です。

 

電卓の使い方をマスターする

本番の試験では、関数電卓の使用を許可されています。電卓の使い方を思い出すことに時間を使うことはとてももったいないことなので、演習を通して事前にしっかり訓練しましょう!

 

Paper別のさらに詳しい対策を知りたい方はこちら!

IB Business Management:IA(Internal Assessment) 対策

ここではIAを経験した先輩方の対策を紹介しています。IAに取り組んでいる方は参考にしてみてください!

自分のリサーチクエスチョンや書きたい内容、結論を文章を書き始める前に考えておく

何を書きたいか分からず、ぼんやりとしたままIntroduction(序論)から書き始めるのは、論文に一貫性がなくなる要因になり得ます。ですので、IAを書き始める前に、

1. 自分がどのビジネスのどんな課題に興味があり、分析したいのかをブレインストーミングすること
2. リサーチクエスチョンを立てること
3. そのクエスチョンに対し、どのような結論が予測されるか考えること
4. その結論に至るためにどのようなBusiness Managementツールが使えるか考えること

これらの過程を踏むことが極めて重要なプロセスです。

 

Peer reading(ピアリーディング)を行う

IAドラフトを完成させたら、同じ科目を受けているクラスメイトに自分のIAを読んでもらうのも良いでしょう。IAは自分と同じレベルの知識を持った人に向けて、書くといいと言われています。読んでもらったらできる限り、感想やフィードバックをもらって自分のIAに活かしていきましょう。

IAはあくまでも自分のオリジナル!
自分が気づけなかった視点を得るために行うPeer readingですが、注意点もあります。クラスメイトに言われたことをそのまま書いたり友人にIAを書き直してもらうこと。これらは自分のIAのオリジナリティを損ねる行為で、絶対NGとされています。また同様に参考文献の言葉やアイデアを引用なしにそのまま書き写すのもPlagiarism(盗作)と見なされてしまうので気をつけましょう。

IB Business Management:EE(Extended Essay)について

IB Business Management(ビジネスマネジメント)は私たちの生活に深く密着しているからこそ、EEの中でも比較的リサーチクエスチョンを選びやすい科目と言えるのではないでしょうか。以下の2つのポイントはBusiness Management EEを書く上でおさえておきたいステップです。

1. Research Question(リサーチクエスチョン)決め
EEで最もと言っても過言ではないくらい、重要なステップは「リサーチクエスチョン決め」です。自分の興味のあることであることはもちろん、学習した内容がエッセイの中でいきてくるか、リサーチのしやすさ分析の余地があるかなど様々な観点から考えて決める必要があります。
 
2. Primary sourceを活用する
実際に論文を書くにあたり本やインターネットからの”Secondary resource”を使うことが多いと思われますが、周囲の人や企業の社長などへのインタビュー独自のアンケートなどの”Primary source”を用いることも、自分のEEにオリジナリティを出すために必要なステップです。

EEの書き方をさらに詳しく知りたい方は関連記事のリンクをご覧ください!

IB Business Managementの対策を始めよう!

EDUBALではIB Business Managementを経験した、IBDP卒業生である優秀な教師たちがBusiness Managementの成績アップからIA・EEのトピック決めやリサーチの進め方、エッセイの書き方など、生徒様のニーズに合わせながら、多岐にわたりサポートいたします。

IB対策にEDUBALが選ばれる3つの理由
IBの経験のある教師に個別に指導をしてもらえるから
オンライン受講で、世界のどこでも自宅から授業を受けることができるから
日本語でも英語でも指導が可能だから

EDUBALでは、国内外問わずIB生の可能性を広げるために、オンラインでの指導を通して世界中のIB生の勉強のサポートを行なっています。IBの勉強でお困りの方は、EDUBALへお問い合わせください!

他の科目について、もっと詳しく知りたい方はこちらからご覧ください!

EDUBALへの声

下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

  • とても丁寧なご指導、親身になって寄り添って頂き大変感謝しております。どうもありがとうございました。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • 栃木県
  • 分かりやすい授業で、またエッセイの訂正の仕方が丁寧かつ的確で、安心してお任せできました。まだまだエッセイは書けるようになっておりませんが、論理的な書き方を教えていただき、最初の大きな一歩になったと思います。ありがとうございました。

    • 短期集中コース
    • 中1~3
    • オーストラリア
  • とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。

    • 帰国子女大学受験コース
    • 高校生以上
    • 神奈川県
  • 指導方法も毎回工夫されており、子供が積極的に授業に参加したくなるように進めていただきました。おかげで英語力も上がりとても自信がついて、学校の授業への取り組みも驚くほど積極的になりました。

    • インター・現地校コース
    • 中1~3
    • 神奈川県
  • 指導経験が豊富で生徒に寄り添った授業を進めていただけました。 短期間ではありましたが、テストスコアに直結した指導をしていただき、充実した10時間でした。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • チェコ