EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
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帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。今回は筑波研究学園都市、つくば市にある茗溪学園中学校高等学校です。保護者が海外在住でも中学生から入ることのできる寮も完備。近年では2011年スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、2017年には国際バカロレアディプロマプログラム(IBDPコース)を開設しています。更に次の50年を見据え「異次元のグローバル化」を掲げ、国内生・帰国生のみならず留学生も広く受け入れ、6年間茗溪学園で過ごしたのち国内外へ活躍の場を移す、そんな流れを作りたいと熱く語る先生方が率いる学校に伺いました。
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左)体操の設備も完備する体育館 中)筑波の地をいかした広いグランド
右)木の香り漂うラグビー控え室とトレーニングルーム
所在地 | 〒305-8502 茨城県つくば市稲荷前1-1 TEL:029-851-6611 |
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アクセス | TX秋葉原駅から45分 つくば駅下車バスまたはタクシー10分 JR上野駅から常磐線で1時間 ひたち野うしく駅下車 バスまたはタクシー10分 JR東京駅八重洲南口前から「つくばセンター行き」1時間 つくばセンター下車タクシー10分 |
生徒数 | 【中学】各学年約240名 【高校】各学年約280名 全校で約1500名 |
帰国生割合 | 2割 |
コース | 【中学】アカデミアクラス(AC)茗溪ジェネラルクラス(MG) 【高校】AC、MG、国際バカロレアディプロマプログラム(IBDP) |
帰国生入試 | 【中学】 AC入試(A方式/国算英、B方式/国算) MG入試(A方式/英・日本語エッセイ、B方式/国算) 【高校】 国際生特別選抜 (A方式/英・日本語エッセイ、B方式/国数英、C方式/日本語エッセイ) 高校IB特別選抜 (A方式/日本語エッセイ・数英、B方式/国数英) |
英語取出し授業あり | Extended English Class (EEC) 中学:英検2級から準1級程度 / 高校:英検準1級以上 |
編入(オンライン入試) | 中1〜高1までAC・MGコース及びIBコース、年6回実施 |
秋葉原からつくばエクスプレス線(TX)を利用、つくば駅を降りると整えられた近代的なビルが目の前に広がります。学校への道は緑に溢れ整備され、左右には国立研究所や教育機関、科学技術の研究開発施設などが点在しています。駅からは専用道が学校まで続いていて、自転車で通学することもできます。茗溪学園は1979年学力偏重の教育批判に応える教育実験校として筑波研究学園都市の研究者子弟の教育を目的に筑波大学・東京教育大学の同窓会「茗渓会」によって設立されました。もともと学校の周囲に研究施設が多いというメリットを活かしながら、正しい選択力と決断力、たくましい実行力、豊かな心を重視した全人的・総合的教育や国際理解教育に重きを置いています。学ぶことだけでなく校技として男子はラグビー、女子は剣道を6年間体育の授業を通して経験することで文武両道の生活を送ります。
(左)アートにも触れることができる校内 (右)校内からグランドを臨む
茗溪学園中学校の帰国生入試情報
茗溪学園高等学校の帰国生入試情報
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【校長 理事 宮﨑 淳 先生】
会社員経験あり。私学教員と副校長を経て現職4年目。平日は生徒と同じ寮で過ごす。学校という枠を考えず次々と改革を推し進めるところ、世の中の流れを瞬時にキャッチするスピード感はまるでビジネスマン。
【入試広報部長 清沢 健二 先生】
IB副コーディネーター/海外大学進学カウンセラー
会社員経験あり。私学教員を経てオーストラリア大学院にてIBの研究をする。宮﨑校長先生と出会い現職。プライベートではお子さんの送迎担当のパパ。学校では異次元のグローバル化を推し進め、海外進学を目指す生徒たちの良き相談相手。
「入口(入学)も出口(卒業)も世界をみています!」お言葉がとても印象的。先生方は常に世界を意識しているご様子でした。
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ネイティブ教員によるIBの授業風景 少人数で行われています
清沢先生:
多様なコース選択が本校の特色で、その中で特に独自色が強いのがアカデミアクラス(AC)となります。
<アカデミアクラス(AC)>
2021年に中学ACコースを開設、2024年高校ACコースを新設しました。中学では6クラスのうち2クラス(80名程度)がACになります。「知」を武器に21世紀をたくましく生きる若者を育成することを目標としています。大学で上位校に行くためではなく、受験勉強の枠に収まらないような教育活動も行っていきます。学びを深めていく学習スタイルが特徴で、例に挙げると「数学の定理・公式がなぜ成り立つのか」を考えたりします。「なぜだろう」を突き詰めていくような授業が多く展開され、定期テストに代わる「単元テスト」を実施して、単元ごとの学習到達度を測っています。
この他に<茗溪ジェネラル(MG)>があり、問題演習等を通じて、納得感を積み重ねながら広く学ぶことを特徴としています。本校ではMG・AC・IBと、コースをまたいで全ての教員が担当する仕組みを取っています。MGクラスはACやIBという特色あるコースの良いところを集めたようなカリキュラムとなっています。
中学3年生で行う研修旅行では、2023年度はACコースがタイのバンコクへ、そしてMGコースが沖縄に行きました。それぞれの学び方の特性を生かして、どちらも魅力ある研修プログラムとなり、参加した生徒は大変充実した学びをすることができました。
清沢先生:
国際バカロレアディプロマプログラムは、世界の大学進学の統一カリキュラムで2年間を通して学習します。最終試験を受け所定の成績を収めた生徒は、国際的に認められた大学入学資格を取得でき、海外大学を見据えた幅広い進路選択が可能になります。
高1からプレIBスタートし、中学3年時でAC・MGどちらのコースに所属している場合でも選択可能です。
IBコースは8年前に最初は13名でスタートしましたが、現在高3が30名、高2が34名、高1(プレIB)が52名在籍しています。このコースでは将来、国際社会に広く貢献しうるような人材の育成を目指しています。
清沢先生:
はい、そうです。日本語AとEnglishAを受講、または言語Aの言語と、Group3/4(理科・社会)の受講言語が異なる場合に、一定の成績を修めると獲得できます。本校では日本語と英語でIB科目が提供されているので、言語の組み合わせは自由です。このため多くの生徒がバイリンガルディプロマを獲得しています。
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次の表にあるIBDPコースの開講科目数の多さに驚きました。社会系、理科系の科目も充実しているのでIBを利用して国内外の様々な大学、学部を目指すことができそうです!
*選択科目一覧は2024年1月開始のもの
*英語での開講科目は英語表記・日本語での開講科目は日本語表記
清沢先生:
AC・MGコースに限らず全員が高2で取り組む個人研究課題です。これが「17歳の卒論」と言われ、興味関心を持った課題を選定し1年にわたり調査研究を行い作り上げていきます。IBコースではこれがExtended Essay(EE)になります。
研究発表作品
その他、国際理解教育の一環として多彩な海外研修や留学制度があります。留学には長期留学・中期留学があります。コロナ禍ではオンライン交流になりましたが、現在はコロナ前に戻り2023年は短期留学生を150名程度受け入れています。
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Extended English Class(EEC)という英語特別クラスを設置しています。海外のカリキュラムにそって授業を行い、テキストも海外のものを利用します。中学では週5時間、高校では週3〜4時間ネイティブの先生が担当、対象者が多数の場合は2クラスで展開します。
中学)英検2級から準1級レベル
高校)英検準1級以上
A方式合格者で希望者は全員選択可能になり、それ以外の方式で合格した者はEEC用のテストを受ける必要があります。高2からは国内大学受験対策で普通クラスに戻る子もいます。
学習面では放課後のサポート教室「OASIS」を週4回開設し、国際教育部のスタッフが常駐し気軽に教科を問わず授業の質問ができます。学習面だけでなく学校生活に対してもカウンセリングも行っています。帰国生受け入れ45年の歴史が培った手厚いサポートがあると思います。
寮生は270名になり、6人に1人が寮で過ごしています。元々はイギリスのパブリックスクールをイメージして作られました。時代の流れと共に、そのスタイルは変化し改善しています。広く留学生や帰国生を受け入れたい思いから、今後はより多くの生徒を受け入れることが可能な部屋数を準備し、個室を完備する予定です。
親元を離れるため学習面のフォローなど心配だと思いますが、寮生だけの学習支援サービス=e-Dorm Labがあり、チューターが学習支援にあたります。(有料)。近くに筑波大があるため、チューターは筑波大の大学生や大学院生にお願いすることも多いです。Wifi環境が整っているためオンラインで指導をお願いしている生徒もいるようです。
【徹底解説】IB(国際バカロレア)対策に困ったら?塾と家庭教師どっちがいいの?
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【茗溪学園中学・高等学校進学実績】
https://www.meikei.ac.jp/career/results
【海外大学合格進学実績2024年】
帰国生だけに言えることではありませんが、大学の知名度のみに捉われず、合格してから何を学ぶのか、どういう自分になりたいのかを重視した進路選択をしている卒業生が多いです。生徒一人一人の興味関心を引き出しながら、その子の適正を考え進路指導を行なっています。その結果、卒業生たちの進学先は国内外の大学・学部、多岐にわたっています。
IBDPコースを設立する前からも海外大学へ進むお子さんはいましたが、より身近に海外大学を意識することができるようになったと思います。IBDPコース設置後、海外大学への進学者数が増加しました。直近3年ではIBコースの8割程度が海外大へ進学しており、MGコースの生徒も合わせると20名前後が毎年海外大へ進学しています。
進路選択のために海外大学からリクルーターを呼び学校で説明会をしてもらうこともあります。
左)海外提携大学 右)名誉ある奨学金の受給が茗溪学園の生徒2名に決定!
【素晴らしい成績を収める茗溪生】
★2023年IBスコア45点満点1名(2年連続)40点超を5名が取得
バイリンガルディプロマ17名が取得
★米国スタンフォード大学やアイヴィーリーグ校へ複数名合格
その他世界各国のトップ大学合わせ73校へ合格
★柳井正財団「海外奨学金プログラム」に卒業生2名が合格
米国の概ねトップ50に入る大学および同等レベルの英国の大学合格者のうち、全国で約40名が選抜され、年間で最大1500万の奨学金を受給することになります。
★独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の「海外留学支援制度」に2名が合格
この奨学金は国費による「給付型奨学金」扱いとなり、授業料と生活費合わせて年間最大400万円の奨学金を受給することなります。
OBの活躍 JAXA宇宙飛行士星出彰彦氏
ISS国際宇宙ステーション滞在中のミッション内容・活動等について報告会を行いました
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【茗溪学園中学校高等学校「入試情報」】
https://www.meikei.ac.jp/admissions
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
コロナ以前に行っていた海外での学校説明会が今年は復活しました。直接先生とお話しができます!
アジア地区説明会https://www.meikei.ac.jp/post/10336.html
この他にも帰国生向けにオンラインにて説明会を行なっています。
出願資格:英検準2級以上など
入試日程:11月(オンライン)、12月(B方式)、1月
★中学AC入試
※英語重視のテストですが、一般的なレベルの国算の力も必要
A方式:国算英/面接(本人・保護者同伴)
B方式:国算 /面接(本人・保護者同伴)
★中学MG入試
※英語プラス最低限の日本語が必要
A方式:英・日本語エッセイ/面接(本人・保護者同伴)
B方式:国算/面接(本人・保護者同伴)
他に、一般4科目入試、一般総合入試があります。
出願資格:英検準1級以上など
入試日程:11月(オンライン)
★国際生特別選抜
A方式:英語・日本語エッセイ/面接(本人・保護者同伴)
B方式:国数英/面接(本人・保護者同伴)
C方式:日本語エッセイ(現地校・国際校在籍者のみ)/面接(本人・保護者同伴)
★高校IB特別選抜
A方式:英数、日本語エッセイ/面接(本人・保護者同伴)
B方式:国数英/面接(本人・保護者同伴)
他に、一般入試・IB入試(1月)があります。
年6回オンラインで実施、募集人数若干名
受験を希望される場合は、必ず事前に入試担当へご連絡下さい。
★中学AC入試
試験科目:A方式/B方式共に国数英/面接(本人・保護者同伴)
★中学MG入試
試験科目:
A方式:日本語作文・英語/面接(本人・保護者同伴)
B方式:国数英/面接(本人・保護者同伴)
★高校(対象学年 高1)
試験科目:
A方式:日本語作文・英語/面接(本人・保護者同伴)
IB方式:日本語エッセイ・英数/面接(本人・保護者同伴)
AC入試の場合、MGでのスライド合格あり、詳しくはお問い合わせください。
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茗溪学園の名前を聞いたのは海外駐在中の日系塾の先生からでした。そして帰国後、友人がお子さんを通わせており、ご縁あって今回の訪問になりました。IBDPを取り入れた経緯を、「まずは高校時代における学び方の選択肢を増やすこと。そして大学選択を国内だけでなく海外にも選択肢の幅を広げるためのきっかけとしたかった」と話す清沢先生。校長の宮﨑先生とともに会社員経験をお持ちなのは教育者としては異色ですが、その経験があるからこそ「社会に出たら何が必要なのか、そのためには中高時代にどんな学びをすべきなのか」を逆算できるのではないかと思いました。 先生方のフレックス制、1クラス複数教員での担任制を導入し新しい学校のあり方も考えさせられます。このような環境の中で過ごした後の進路の多様さ、また中学生から入れる寮も魅力的です。親元を離れ同世代との寮での共同生活の中で、子どもはどのように成長し何を掴むのでしょう。ご興味お持ちの方は子どもたちに会いに是非学校に足を運んでください!
バンコク6年、シンガポール3年帯同。 中高生海外インター校編入、高校復学、帰国中学・大学受験などを経験。 駐在中子供の進路で悩んだ経験から同じようなご家庭を支えたい、そんな思いで活動しています。唯一の癒しはパンやお菓子作り。
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英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。
とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。
受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。