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【スイスのインターでIBを取得し、早稲田大学に合格しました!】
所属大学: | 早稲田大学 |
IB取得校: | Institute Le Rosey (スイス) |
IB取得科目: | 【HL】Japanese A/English B/Biology/Art 【SL】Math/Economy |
私が通っていたスイスのInstitute Le Roseyは、IBかフレンチバックを選択できる仕組みでした。しかし、私はフランス語が話せず、周りの皆も比較的IBを取得する流れだったので、IBを勉強することに決めました。私の学校では、希望すれば誰でもIBを勉強することができました。しかし、学校に入るための試験はあり、その試験の点数が低いと学年を1年下げなければならないという仕組みがあったので、入学の時点で一定の英語のレベルなどが要求されました。
私の高校では、約1か月半ごとに平常点、宿題やテストなどの成績が評価され、最終的なIBの成績に反映されていたため、常に気が抜けず大変でした。それに加え、IBのレポートがかなりハードでした。学校は全寮制で、先生も一緒に住んでいたので、勉強面だけでなく、生活面でも気を抜けないことが多かったです。
私は、平日は1日に4時間くらい、週末は2〜3時間程度IBの勉強をしていました。IB本番前は、科目によって異なりますが、大体3〜6時間くらい勉強をしていました。私の学校ではテストが毎週あったので、平日は宿題やテスト勉強をメインにしていました。一方で、スポーツを毎日2時間は行うというルールもありました。時間割の中にスタディホールという時間があったのですが、その時間も全員毎日勉強していました。私の学校は全寮制だったので寮から出られず、塾などに通うことはできませんでした。このように、周りの環境が理由で通塾できない方は、メールでの添削サービスや、オンライン家庭教師などを使用して対策することも必要だと思います。
IBの授業の理解度は、大体8割くらいでした。苦手科目はArtだったのですが、アイディアを出したりレポートの内容や作品のテーマを決めたり、好きでないとかなり辛いのがArtという科目だと思います。また、作業が多いので時間が取られ、他の科目の勉強との兼ね合いも大変でした。毎日寮の生活スタイルに合わせて勉強していましたが、日々のテスト勉強で普段授業で習っていることを復習しつつ、テストでできなかったところを随時確認していくという流れで勉強を進めていました。
科目にもよりますが、BiologyやEconomyなど暗記がメインの科目は、いかに早く覚えられるかということが重要だと思います。このような科目の対策は、得手不得手問わず、とにかく暗記をするということに尽きると思います。教科書を読みながら、また自分で図や解答の文章を書きながら覚えるといいと思います。私がスイスの高校に入学してから最初の1年は、全く英語がわかりませんでした。しかし、2年目になってようやく分かるようになり、IBの勉強にも追いつけるようになりました。皆さんも初めは現地の生活や慣れない言語を話すことに苦労すると思いますが、焦らず地道に勉強していってください。
IBで高得点を取るためには、暗記と過去問が必要です。また、Criteria(評価基準)をしっかり読み、頭に入れることも重要だと思います。JapaneseやEnglishなど、言語系の科目は単語力が大切なので、エッセイなどで評価される単語を意識的に使うと良いでしょう。Biologyなど理科系の科目は、過去問を何度も解いて問題の形式に慣れ、記述問題は書いて添削してもらい、文章を覚えると良いと思います。Economyは、解答がいかにロジカルかということを常に意識して問題を解くようにしましょう。ニュースを見て知識を貯え、それを例として使えるように理解しておくことも大切です。
Mathは過去問を繰り返し解くことはもちろんのこと、電卓の使い方をテスト本番までにしっかり覚えておきましょう。最後にArtは、自分が作った作品にいかにテーマやメッセージを持たせるかということを常に意識することが重要です。自分の作品にキャラクター性を表現させることは難しいですが、他の人達の作品と違う点をアピールできるよう、自分の世界観を最大限に表現できるよう、じっくり考えて一つ一つの作品を作っていきましょう。
IBを勉強してよかったことは、帰国後の大学受験に役立ったことです。私が受験した早稲田大学の国際教養学部も、IBの内容の発展形という印象でした。IBでは文系も理系も学んでいるので、大学に入学してからも最低限の知識があるため勉強が楽になります。また、IBは取得した点数によって単位免除があるので便利です。たとえば、早稲田大学ではIBの点数が38以上だと3~4単位が免除され、35点~37以上だと2〜3単位免除されます。
TOKのエッセイは、選択肢の中から自分で書けそうなものはどれかという視点から一番書けそうなテーマを選びました。エッセイを書くにあたって、授業で習ったこと自分の興味のあることを繋げて工夫しました。プレゼンは、身近な話題からテーマを決めました。私の学校は皆1人ずつの発表だったので、約10間分のスライドを作りました。TOKはあまり工数をかけすぎる必要はないので、無理のない程度に、期限にも余裕を持って進めていきましょう。
EEは、私の学校では先生が考えたテーマの中から決めました。私の他に日本人の生徒ががもう一人いたので、先生が与えてくれたテーマの中からそれぞれ被らないように選ぶように言われました。そのため、自分が本当に興味のある分野やテーマの中から選ぶことはできませんでした。しかし、先生が考えてくださったテーマだけに資料も多数あり、内容の深さもちょうど良く、分析もしやすかったので最終的には良かったと思います。言語系の科目でEEを書く方は、本の長さや分析できる箇所の多さなどを考慮してテーマを決めると、内容の濃いエッセイが書けるでしょう。
TOKは、まず質問を選ぶことが大変でした。いかにテーマに沿って文章を書いていくか、自分らしい例を取り入れながら進めていくか、ということに気をつけながら書きました。事前に自分の書きやすい、論じやすいトピックなど、得意分野を作っておくことも対策の一つだと思います。
EEは比較的早めに書き終わったのですが、言葉選びにかなり迷いました。私はかなり前から計画的に進めていたので期限に間に合わないといったことはありませんでした。TOKもEEも、きちんと計画を立て、余裕を持って進めていくことが重要だと思います。
私は当初、イギリスの大学に進学しようと思っていたので、11月に大学へIBの点数のプレディクトを送りました。その後、IBを終えて高校を卒業し、6月にイギリスの大学から合格通知が来ました。しかし、学費のことを考えて日本に帰国し、2月に早稲田大学の国際教養学部を受験しました。そして3月に面接があり、5月に合格の知らせを受け取りました。最終的に6月に再度日本に帰国し、9月入学で早稲田大学に入学しました。
早稲田大学の国際教養学部の帰国枠入試は、筆記試験と面接の2種類の試験が課せられていました。筆記試験はIBで慣れていたので簡単に感じました。面接では、教育制度について聞かれたのを覚えています。私は予備校などでの対策はしませんでしたが、帰国前や後に時間がある方は、塾や家庭教師で対策をしてから臨むと良いでしょう。
EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生教師と、家庭教師を探している現役IB生やPre IB生をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
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