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今の英語力で大丈夫?これから国際バカロレア (IBDP) を始める方がすべき3つの対策

これからIBが始まる!でも英語力が不安…今からすべき対策は?

ネイティブにとっても難易度が高いと言われるIB。「IBで求められる英語力ってどのくらい?」「今から何を準備すべき ?」これからIBを始める方の多くが不安に思っているのが、おそらく求められる英語力でしょう。IBではどんな英語力が必要なのか、これから始まるIBに備えてどのような対策をすべきなのか、英語力に不安のある方必見の情報をご紹介します!

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IBで求められる英語力

IBにおいて最も頻繁に使うのは「書く力」です。論述型の試験に加え、ほとんどの科目でレポートの提出を求められるほか、日々の課題でも文章を書くことが多々あります。また、普段の学習で教科書を読んだりと、「読む力」もIBにおいて多用するスキルです。特に、論述形式の問題が課せられるGroup 3の人文科学系科目では、試験問題の意図を正確に読み取ることが高得点への鍵の一つになります。

 

「話す力」は、必修科目であるTOK、そしてGroup 2の第二言語のプレゼンテーション等で必要です。どちらにも質疑応答があるため、高度なスピーキング力があることが望ましいと言えます。一方「聴く力」に関しては、それを直接評価するいわゆるリスニングテストはIBではありません。しかしながら、IBで高得点を狙うためには日頃の授業をしっかりと聞き、コツコツと理解を深めていくことが大切です。

 

対策① : IBに必要な英語力を鍛える

上記にてご紹介したように、IBで欠かせない英語のスキルは「書く力」です。特に、文章の論理性を高めることがIBで高得点を取るポイントになります。パソコン上で書く課題とは違い、試験では書き直しが困難です。そのため論理的な文章を書くためには、実際に書き始める前に「計画」を立てることが大切になります。「計画」とは、この段落にこういうことを書いてこういう結論に持っていく、という文章全体の簡単な概要のことです。

 

しかし、事前に計画を立ててから書くという作業は、試験直前になって急にできるようになるものではありません。計画を立てることを習慣化できるよう、今から日々の学習の中で文章を書く際には、書き始める前に計画を通してアイデアをまとめるよう意識しましょう。おすすめは、英検1級やTOEFLのライティング問題を解いてみることです。これらの問題では、IBと似たように主張の根拠付けや文章の論理性が求められるので良い練習になります。

 

一方「読む力」を養うためには、とにかく英語で読む機会を増やすのが有効です。IBが始まると、教科書を読み込むことが授業内容の理解を深めるためには重要になる上、試験でも問題文を正しく読み解く必要があります。現時点では、英語で読むことに対しての抵抗感をできるだけ減らして習慣付けることが目的なので、好きなジャンルの本、気になるニュース記事など、読む物は自分の興味に沿ったもので構いません。分からない語句は意味を調べながら読み進めていくと、語彙力アップ、そしてそれに伴って「書く力」の向上も期待できます。

 

対策② : 適切な科目選択をする

IBの科目はどれも、たくさんの努力が求められる点では違いはありません。しかしその中でも特に難しいと言われる科目、比較的易しいと噂される科目が存在するのはたしかです。以下のリンクでは、高得点を取りやすい・取りにくいとされる科目をご紹介しています。英語力に不安がある場合は、なるべく難易度が低いと言われている科目を取ることがおすすめです。

 

しかし多くの大学では、特定の科目の履修が受験資格の一つとなっています。単純に難易度だけではなく、どこの大学に行って何を学びたいのか、また自らの興味や関心などもしっかりと検討した上で、後悔のない科目選択を行ってください。適切な科目選択は、IBで成功を収めるための第一歩になります。

 

対策③:それでもやはり心配な方へ

以上の2つの対策をしても、現状の英語力でIBを取得できるかどうしても不安な方のために、IB Certificateを取得するというオプションをご紹介します。IB Certificateとは、IB Full Diplomaの取得条件である6科目と3つの必修科目全てを履修する必要がなく、最終試験に通った科目分だけの証明書が受け取れる制度です。科目数が減るためIB資格が取りやすくなりますが、IB Certificateを入試の受験資格として認めていない大学もあります。IBを取得できるか不安に感じている方は、これらの利点・欠点を十分に考慮した上でこのIB Certificateを視野に入れてみるのも一つの対策と言えるでしょう。

 

以上、IBをこれから始める英語力に不安の残る方に向けた対策をご紹介しましたが、いかがでしたか?今からIBに必要な英語力を鍛え、今後の進路や自らの興味を加味しながら適切な科目選択をするのがポイントです。

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