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IBDP(国際バカロレア)を取得するにあたって避けて通れないExtended Essay(課題論文)、通称EE。自ら研究課題を見つけ、英語で4,000ワード (日本語の場合は8,000字) という量の論文を完成させるのは容易ではありません。さらにEEには注意すべき点が多く、果たしてこのまま提出してしまっていいのか、不安を抱えている方は多いのではないでしょうか?今回は、実際にEEを執筆したことがあるIB経験者が、ここだけは抑えておきたいと感じたEEのポイントをご紹介します。EE提出直前のIB生は、最終チェックにぜひご活用ください!
最終チェックの際にまず確認していただきたいのが、研究課題(Research Question)についてです。これは規準A : 「焦点と方法」をはじめ、複数の評価規準に関わるEEの重要な要素です。
まず、研究課題の提示の仕方を確認しましょう。EEでは、IBが定めたルール内であれば自由に研究課題を決めることができます。しかしながら、IBが公式に発行している「課題論文(EE) 指導の手引き (2018年第1回試験)」にて『トピックに文脈をもたらしその重要性を正当化する』と記されているように、なぜその研究課題を選んだのか、という説明は大切です。自分がEEで取り上げている研究課題はなぜ重要なのかを読者に説得できているか?という視点からEEを読み直してみてください。選んだトピックに関して調査したことをもとに、その研究課題に至った経緯を論理的に説明できているか確認しましょう。
さらに、EE全体を通して研究課題の軸がぶれていないかも重要です。EE内で展開されている議論は、研究課題に対する結論を模索するにあたって意味のあるものか、今一度確認してみてください。
筆者が実際にEEを書いた際に最も気を付けたことの一つが、根拠のない主張をしていないかです。EE全体を通して、たとえ些細な主張でも出来る限り説得力を高められるよう意識しました。
主張に根拠を持たせるのは決して難しいことではありません。根拠として使用できるものには、具体例や数字、グラフなどが挙げられます。例えば、以下の文章をご覧ください。
【例文1】 : 今日では、多くの企業が環境問題の改善に向けて積極的に取り組んでいる。
ここで終わらせてしまうと、主張に説得力がいまいち欠けてしまいます。ここに、根拠として今回は数字を追加してみましょう。
【例文2】 : 今日では、多くの企業が環境問題の改善に向けて積極的に取り組んでいる。例えば、◯◯によると、△△%の企業が環境に対して何らかの取り組みを実施しているという。
このように、根拠となる数字や具体例などを一文追加するだけで、主張の説得力が増します。EE提出直前の方は、述べられている自分の意見一つ一つにこうした根拠があるかを意識しながら、自分のEEを一通り読んでみてください。
EEで特に確実に抑えたいポイントが論文の形式です。EEでは、規準D : 「形式」だけで4点が配分されています。たしかに、論文の内容そのものを評価する規準A, B, Cに比べると配点は低めですが、論文の構成やレイアウトで点数をもらえる規準Dは満点を狙いたいところです。
まず特筆すべきは字数制限でしょう。EEは字数を4,000ワード以内 (日本語の場合は8,000字以内) と定めていますが、これには目次やグラフなどは含まれません。試験官は4,000ワードを超えた部分を読まず、評価の対象にしないと「指導の手引き」に記載されているため、字数を数える際には十分に気を付けましょう。
その他にも、表紙に書くべきこと、使用すべきフォントの大きさ、ページ番号やヘッダーの設定についてなど、形式上守るべき様々なルールがIBによって定められています。こちらの「指導の手引き」をしっかりと読み、慎重に取り組めば確実に高得点が狙える規準だと思いますので、特に細心の注意を払いましょう!
筆者が考える、EEで確実に抑えたいポイントは以上の3点です。これらはどれも基本的なことですが、基本的な点を落とさない、という意識がEEでは大切になります。では、自分のEEがこれらのポイントを満たせているのかチェックするにはどうしたらよいのでしょうか?
おすすめは、とにかく何回も自分のEEを読み直すことです。といってもただ漠然と読み直すのではなく、一回一回に目的を持つようにします。例えば、1回目は主張に根拠があるかに注目する、2回目はcitation(文献対照注)やグラフのラベルがあるかなどの形式面を確認する、3回目は語彙や文法などの間違いを見つける、というように、着目するポイントを毎回変えて読み直すと細かな間違いや改善点を発見しやすいです。
さらに、評価規準を手元に置き、自己採点をしながら読んでみるのも良いでしょう。これは自分のEEを客観的な視点から見るのが主な目的です。採点者の気持ちになって読んでみると、これまでは気付かなかった、自分の文章の伝わりにくい部分が明らかになることがあります。
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