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インタビュー記事|法政大学国際高等学校ー日本語DPで言語力を極める!IBコースの帰国子女にとっての魅力

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今年4月から国際バカロレア認定校となった法政国際高校。当校では一般的な英語でのディプロマではなく、日本語DPが導入されています。今日本中で注目されている日本語DPですが、そもそもどうしてIBコースを導入するに至ったのか?日本語DPだから得られるメリットは何なのか?生徒視点で、気になるところをお聞きしました。

なお、本インタビュー記事は前編・後編で記事を分けております。前編はグローバル探究コースを中心にお伝えしておりますので、こちらもぜひ併せてご覧ください。

前編の記事はこちら
法政国際、グローバル探究コース編ー真の地球市民を育てる!グローバル探究コースの帰国子女にとっての魅力

より詳しい法政大学国際高等学校の説明はこちらから
法政大学国際高等学校

  1. 法政国際、IBコース導入のきっかけ
  2. 法政国際の日本語DPだから得られるもの
  3. 法政国際のIBコース入試について

インタビューさせていただいた先生

EDUBAL-6117日本語DP担当 江川先生

答えのないこの世界を自分の力で切り開いていく力を
「IB教育は自分の力で課題を発見し、リサーチをし、仮説を生み出して根拠を見つけていく、という完全に探究型の教育です。この世界には誰もが納得する一つの正解というものはありませんから、このような探究型の教育を通して答えを自分たちで作り出していく、その喜びをぜひ味わってほしいと思います。」

1. 法政国際、IBコース導入のきっかけ

もともと「グローバル探究コース」という探究型の教育を追求していた法政国際ですが、なぜ今年からIBコースを導入するに至ったのでしょうか。まずはそのきっかけをお聞きしました。

「IBコースの開設は、IBの掲げている『主体性を引き出す学び』というところが、私たちが目指し追求している学び方とかなり重なったことがきっかけです。さらに『様々な文化を尊重しあって平和な世界を築き上げる』というIB教育の目的も我々の理念の『多様性の尊重』にぴったりと重なり合いました。」

IB教育から学校全体で学ぶものがある

「IBは単に『世界水準の教育だから』と取り入れるだけで終わらせず、IB教育を導入し我々が学んだことをグローバル探究コースにも活かそうと思いました。
例えばPASS*というプログラムは、自分の興味のある課題に対して自らアクションを取る、ということでIBのCASにとても近いと思います。このようにグローバル探究コースと全く別物として入れるのではなく、学校全体としてIB教育を取り入れることにより、それから学ぶことも多く様々な面での相乗効果が期待できると思い導入に至りました。 実際に導入してみて、こんな授業だったら自分も受けたかったな、と心から思います。勉強する内容も多岐にわたり量も多くなるので、大変かもしれませんが、授業は常にインタラクティブで楽しいですよね。教員としても、何か問いを投げかけると必ず返ってくるので、その都度違う視点で新たな問いを投げかけていき、どんどん授業を広げられて楽しいのではないかと思います。」

*PASS (The Program Your Awareness Saves Society)は難民支援・食料廃棄・女性差別などといった社会問題から生徒自ら解決したいテーマを選び、チームを組んで解決策を探るプログラムです。

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先生は答えを教えるのではなく、生徒たちがコンセプトを理解できるまで問いかけていました。

2. 法政国際の日本語DPだから得られるもの

法政国際高校では日本語DPが導入されています。英語のDPが主流な中、あえて日本語DPで学ぶということはどんな意味を持つのでしょうか。日本語DPの特長、またこのコースで学ぶ事によるメリットを伺いました。

日本語DPだからこそ得られる特長としてはどのようなものを期待していますか?

「一般的な英語で行われるDPと比べて日本語能力が問われるというのは大きな違いですね。特に本校のIBコースに入ってきた生徒は、あえて日本語でDPを取得することを選んだ生徒ですので、日本語を自分のものにしたい、という意識が強く感じます。」

全ての基盤になる言語力を高められる日本語DP

「日本語DPでは文化的・言語的背景をきちんと理解した上で日本について深く学んでいきます。言語というのはすべての学びの母体になりますので、そこまで深いレベルで日本語を身につけられる、というのは将来海外に行くときにも役立つと思います。海外志向といいますとどうしても他の文化や言語を学ぶ、ということに意識が向きがちですが、まず相手のことを知る前に自分のことを理解していなくては新たな情報が入ってきても充分に使うことができませんよね。 例えば国語の授業では現代文や古典を深く読み込んでいきますが、一つの文学作品を深く理解するためには当時主流だった思想や歴史もわかっていなくてはならない。日本語で文学を深く学んでいくことで、日本に対する理解がどんどん広がっていくと思います。」

DPに対する意識は高くても、違うコース間での敷居はない

一条校でIBを学ぶとなると勉強内容やスケジュールが他のクラスと全く異なるため、同じクラスの人以外交流ができない…というのはよく聞くお話です。法政国際のグローバル探究コースは国際的でIBで求められる価値観に重なる部分が多くありますが、IBコースに入学する生徒に違いや距離感はあるのでしょうか。

「やはりIBコースに入学する子はディプロマを取ろう、という強い目的意識があるというところは大きな違いです。
しかし学校全体としてIB教育に重なる『主体的、協働的に学ぶ』ということを大切にしているので、違うコースだからといって生徒間での敷居は生じていないと思います。学校行事やクラブ活動もグローバル探究コースと一緒に行っていますし、違うコースの生徒同士、廊下ではしゃいでいたりするのもよくみる光景です。そこのオープンマインドさは特別かもしれません。 今年から始めたので現在IBコースには1年生しかいませんが「IB準備期間から探究的な学びを」ということでIBコースの生徒もグローバル探究コースのPASSに一緒に参加しています。他にも最近『授業研究会』という委員会をグローバル探究コースの子とIBコースの生徒が協力して立ち上げていました。先生と対話する時間を確保していたり、IB授業の研究をする、といって自分たちで他校にアポをとって授業見学にいったりしていて、コースに関係なく積極的に動いていますね。」

コースが違っても共同でプロジェクトに取り組んだりお互いを刺激しあえる関係性でいられるのは、学校全体として教育理念が共有されている法政国際ならではの環境だと感じました。

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学校の中にはコースを問わず自由に使えるスペースがたくさん設置されていました。

IBコースに入学された方にはどんな進路を予想してますか?

IBは"海外大学へのパスポート"と言われている事もあり、卒業後の進路も海外大学が期待される中、どんな進路を学校側として予想しているのかは気になるところですよね。

「もちろん世界的に認められたディプロマですので、海外大学に進学する生徒も出てくると思います。しかしIB取得の目的は海外大学に進学することだけではありませんので、最終的には本人が一番進みたいと思う進路を最優先すべきです。学校の実績を作るのを目的になってしまっては本末転倒ですので、こちらからプッシュはせず、生徒側の意思を一番に大切にしています。」

IBコースからも法政大学への進学は可能

「また大学の付属校ですので、IBコースであっても評定平均を使って法政大学に入学することができます。」

3. 法政国際高校・IBコースに入るには

IBコースをやり抜ける英語力、論理的思考力が問われる

「現在IBコースでは定員20名で募集をしています。応募資格としては、英検2級以上の英語力を求めています。日本語DPですが英語と数学は全て英語で行われますので、やり抜くために最低限必要な基準として設けています。それに加えて、IBDPを取得したいという気持ちを強く持っていることが条件ですね。」

試験科目について

「IBコースでは日本語小論文、英語小論文、数学能力適性検査、面接試験(英語)、書類審査により総合的に判定します。面接では特に自分自身の姿勢、意見が持てているかというのを特に見ています。作文ではIBでもとても重要となってくる、論理的な思考力を重視しています。」

帰国生でグローバル探究コースとの併願をする場合、受験するのはIB入試のみでOK!

「IB入試の受験希望者で帰国生の資格を持っている人は、IBとグローバル探究、2つのコースの入学審査を同日に行われる帰国生入試を受けることなくIB入試のみで受けることができます。ただし、第一希望、第二希望の表明が必要です。また、志望の高いコースの合格ラインに達していた場合、志望が下位のコースの入学審査は行いません。」

4. 法政大学国際高校への入学を検討中の方へ

法政国際高校の帰国生にとっての魅力をご紹介しましたが、いかがでしたか?
筆者は、本当の意味での国際市民を育てよう、という意識が学校全体で共有されている点が非常に魅力的に感じました。「英語力を上げて海外大学に進学する」などという表面的な国際化ではなく、多様な価値観を尊重でき、主体的に動くことのできる本当の意味でのグローバルシチズンを育てる、その姿勢が先生方のお話・カリキュラム・学校の設備全てに反映されているのがとても印象的でした。

法政国際では今年度12月に学校説明会が開かれます。中学生と保護者の方を対象に、学校生活および入試に関する全体説明・校舎見学・個別相談が行われます。学校についてよく知れる機会ですので、ぜひ参加をご検討ください。

今年度の法政大学国際高校の説明会(2019年度入試)
・学校説明会 12/1(土)10:00/ 11:00
詳しい情報は公式HPをご確認ください

法政国際高校の帰国入試対策はEDUBALにお任せください!

EDUBALは、帰国子女の方に向けてオンラインで個別に学習サポートを行うサービスです。指導がテレビ電話を通じてオンラインで行われるため、世界中どこにいても、いつでも家で手軽に帰国子女家庭教師による指導を受けることができます。

法政国際高校のIB入試では、漢字の読み書きや計算力といった単純な能力だけでなく、論理的に物事を考える「思考力」が重要視されます。また、IBコースをやり抜くためにIBの教育理念を理解・共感しているかも問われます。 EDUBALには、IB校の入試対策が得意な教師が多く在籍しており、帰国生から非常に人気の高い都立国際のIB入試に特化したコースもございます。IB校への受験をお考えの方はまずEDUBALにお問い合わせ下さい!

 

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EDUBALへの声

下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

  • 日本語で授業させていただいてますが、説明が分かりやすく質問にも丁寧に答えてくれています。授業科目以外の経験やアドバイスもシェアしていただいてるのでIB全体の参考になり助かっています。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 大阪府
  • とても真面目な先生に計画的に指導していただいています。 おかげでテストで高得点がとれました。

    • IBコース
    • 高1~3
    • ドイツ
  • 細やかなところまで心配りができる先生に担当していただきました。優秀なのにおごったところがひとつもなく、いつも謙虚でいらっしゃるので、安心して任せることができました。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 宮城県
  • 英語のご指導だけでなく、先生の経験に基づいたアドバイスを頂けるので、情報が少ない中でも自信を持って受験に臨めております。毎回の丁寧なご指導も勿論ですが、娘が楽しく授業を受けさせていただいていることに感謝しております。

    • IBコース
    • 高1~3
    • シンガポール
  • エッセイの指導において、構成、文法、内容、各要素とても丁寧に教えていただきました。授業のおかげでより深みのあるエッセイを書くことができるようになりました。やらなければならないことをはっきり言っていただいたので、やるべきことが明確になり、勉強を効率よく進めることができました。授業の前の雑談の時間もとても楽しくより授業に集中することができました。

    • IBコース
    • 高1~3
    • 広島県