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京都、滋賀、大阪、など関西各地にキャンパスを構える立命館大学。今回EDUBALスタッフが赴いたのは大阪府茨木市に所在する立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)。こちらは全キャンパスの中で最も新しく設立されたものであり、政策科学部・経営学部・総合心理学部と大学院の5つの研究科で構成されています。
皆さんは立命館大学にどのようなイメージをお持ちでしょうか?関西に拠点を持つ・立命館アジア太平洋大学(APU)というグローバルなキャンパスが大分にある・国際的な要素を取り入れた学部が多い…など。名前は知っていても、明確なイメージを持っている方は少ないのではないでしょうか。
実は、立命館大学は英語で学位を取得できるプログラム・学部が多く、国際的な視野を持っている帰国子女・インター生にピッタリな大学なんです!
立命館大学では、以下の通り現在5つの英語基準プログラムが開設されています。表に記載された上2つの「グローバル教養学部(GLA)」と「国際関係学部 アメリカン大学・立命館大学 国際連携学科(JDP)」は海外大学との共同学位が取得できるプログラムになります。国内と海外の大学で迷っている方にもうってつけの大学と言えるでしょう。
学部名 | 学部内容 | キャンパス |
---|---|---|
グローバル教養学部(GLA) | グローバル化した世界にふさわしい教養(リベラルアーツ)を総合的に学ぶ。立命館大学とオーストラリア国立大学で学び、両大学の学位を取得できる学部。 | ・大阪いばらきキャンパス ・ANU(キャンベラ) |
国際関係学部 アメリカン大学・立命館大学 国際連携学科(JDP) |
日本とアメリカでグローバル国際関係学を学び、修了後はアメリカン大学と立命館大学が連名で1つの共同学位を授与する学科。 | ・衣笠キャンパス(京都) ・アメリカン大学(ワシントンD.C.) |
国際関係学部 グローバルスタディーズ専攻(GS) |
世界から集う国際学生とともに、英語で国際関係学を学び、現代の国際社会が抱える問題を探求しグローバルに活躍できる力を蓄える。 | 衣笠キャンパス(京都) |
政策科学部 Community and Regional Policy Studies専攻(CRPS) |
英語で政策科学を学び、現代社会で生じる政策課題に対する問題解決能力の習得を目指す。 | 大阪いばらきキャンパス |
情報理工学部 情報システムグローバルコース(ISSE) |
情報通信分野に精通し、多種多様なコミュニティに置けるチームの一員として、グローバルに活躍できる人材を育成。 | びわこ・くさつキャンパス(滋賀) |
立命館大学国際関係学部では、ワシントンD.C.にある名門大学であるアメリカン大学と、共同で1つのカリキュラムを編成し、両大学が共同で1つの学位を授与するジョイント・ディグリー・プログラムを提供しています。入学の時から両大学に所属するため、入学試験も両大学が共同で審査を行います。
ダブルディグリーとは異なる、学部では日本唯一の共同学位プログラムに、ぜひチャレンジしてみませんか?
帰国子女にオススメの立命館大学国際関係学部ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)3つのポイント
1.アメリカ・京都で2年ずつ学ぶプログラム
立命館大学国際関係学部JDPでは、立命館大学・アメリカン大学が共同開発したカリキュラムを両大学で体系的に学びます。首都ワシントンD.C.にあるアメリカン大学のキャンパスで過ごす2年間と、京都の立命館大学のキャンパスで過ごす2年間を通じて、世界中の人びととのネットワークを築くことが可能です。
2.卒業時には両大学の共同学位を取得
立命館大学国際関係学部JDPを卒業した際には、立命館大学・アメリカン大学両大学連名の学位を手にすることができます。両方の大学の卒業生として、両校のネットワークを活用していくことが可能です。
3.全米でも有数の名門大学で学ぶグローバル国際関係学
立命館大学国際関係学部JDPを共に開講するアメリカン大学は、国際関係学の学部としては全米で最大規模を誇り、学部では全米9位の評価を得ています。そんなアメリカン大学School of International Serviceと立命館大学が、西洋・非西洋それぞれの視点から構築したグローバル国際関係学を学ぶことができます。
このプログラムでは日米で2年間ずつ学びますが、入学から卒業までアメリカン大学と立命館大学の正規学生として所属するため、4年間を通して両大学のリソースを活用できることが大きなメリットです。
このプログラムは、海外大学と国内大学で迷っている帰国生やIB生にとって、海外・国内の両大学に所属できるという新たな選択肢です。ぜひ、公式サイトやイベントなどで、より深くJDPの魅力を知ってください。
今回は上記の学部の中で最も新しいGLA(グローバル教養学部)の教員及び学部の設立を担当されている崔裕眞(チェ ユージン)教授にインタビューを行いました!
海外経験が長い方、大学でもグローバルな環境に身を置きたい方、今後社会で必要になるスキルを大学で確実に身に付けたい方は必見です!
崔 裕眞(チェ ユージン)教授
グローバル教養学部設置委員会 副事務局長
大学院テクノロジー・マネジメント研究科
生まれ育ちを米国、中高時代を韓国、大学時代を日本で過ごしその後欧州の大学院に進むなど非常に国際的な背景を持つ崔教授。専門領域は経済を中心に、国際経営・経営戦略論・経済史・経営史・技術史など多岐に渡る。また、活躍の領域は教育機関に限らずグローバル大手企業の会長秘書室および社内教育開発の経験も。幅広い分野において見聞を持つ崔教授は、新設されたGLAに対しどのような想いを持っているのか。今回の記事ではGLAの魅力、GLAの理想の生徒像について迫った。
「私が初めてリベラルアーツに触れたのは大学1、2年の時に履修したいわゆる『一般教養』の授業です。私が入学した大学では2年生までは一般教養を学び、3年生以降から専門科目を学ぶというカリキュラムだったのですが、一般教養の一部として履修した美術・心理学の授業が大学で最も楽しかった授業でした。これらの授業を受けた時は、『この大学に入ってよかった』と強く思いました。現在リベラルアーツに身を置くことになったのも、その時の経験が根底にあると思います。その後、私はイギリスの大学院でリベラルアーツを本格的に学ぶことになるのですが、リベラルアーツの分野で学びを深めていく上で感じたことは、細かい知識や専門知識はすぐ劣化するということ。私がイギリスで学んだほとんどのことはもう時代遅れとなり、使えない知識となります。しかし、幅広くリベラルアーツで学ぶことで私が確実に手に入れたスキルは『どのような状況に陥っても、パニックしない』ということです。異文化の環境の中、外国人と交流する時・または自分が何かしらの危機に直面した時、動揺せず冷静沈着に状況を分析しやるべきことを行う力をくれるのがリベラルアーツなのです」(崔教授)
「なかなか自分の言いたいことが言えない空気を纏うアジアの大学の教室内に比べ、イギリスのリベラルアーツでは自由に自分の発想や考えをお互いに共有し、聞き入れた上でディベートなり議論を行う環境が整っていました。そのような環境を、今回ANUと組んでGLAを設立する上で作りたいと思います。ただし、リベラルアーツは元々キリスト教の価値観を多く取り入れています。せっかく日本国内で、この立命館大学で行うのであればもう少しアジアに寄せた立命館オリジナルのリベラルアーツにできればと考えています。元の欧米のリベラルアーツの良さも取り入れながら、日本とアジアの価値観の良さも統合したいですね」(崔教授)
GLAが所属する広々とした大阪いばらきキャンパス。地域の方も自由に入れるオープンな構造となっています。
ー具体的には、どのような内容が学べるのでしょうか。
「近年米国で『GRIT(Guts, Resilience, Initiative, Tenacity)』という考えが話題になっていますが、まさにそのような、社会で大きな成功を収める上で重要な『やり抜く力』はGLAを作り上げる上で大事にしています。その他にも、『倫理(Ethics)』、AIと協働して付加価値を生み出す上で重要なスキル、自分の考えをしっかりアウトプットできるようになるレトリック(Rhetoric)のスキルなども大事にしたいです。その中でも特に重要視しているのは『倫理』の価値観ですね。アジアで活躍していく上では特に重要だと思います」(崔教授)
ー立命館には他にも英語基準プログラムが複数存在しますが、それらと比べてGLAの魅力とは何でしょうか。
「GLAは、教員一人一人が本当に粒ぞろいというか。日本の方も海外の方もどちらもいらっしゃいますが、多様な知識をお持ちで国際的に活躍している教員を集めました。また、学生に対する教員のコミットメントも他の学部と比べて別格になる予定ですので、学生一人一人に対して非常にきめ細かい教育を行えると信じています。GLAを立命館を代表する看板学部にしたいと考えています」(崔教授)
「ホームページにも公表されていますが、入試ではエッセイ2つと高校や統一試験の成績、推薦書を評価対象として学生を総合的に審査します。対象者には面接も実施します。
1つ目のエッセイではあらかじめ用意された9つの題目から1つ選択し、それについて自分の考えを300 wordsで論じてもらいます。どこまで知識を持って、知性を発揮して選んだテーマについて論を展開できるか。たった300ワードの中でいかにロジカルに、分かりやすく、またオリジナリティを持って書いてもらうことを期待しています。かなり厳しいことを要求しているとは思っていますが、今まで送っていただいたエッセイはしっかり書いてくださったものが多かったです」(崔教授)
ー2019年度の試験:エッセイ1の選択肢ー
No.1 My Experience of Cultural Diversity
No.2 Globalization in the Pre-modern Era
No.3 The Future of Books and Publications
No.4 The Future of Art
No.5 Global Hegemony in the 21st Century
No.6 Privacy and Human Rights in the Digital Era
No.7 Asia Pacific as a Region
No.8 The Future of Capitalism
No.9 Technological Advancement and Human Creativity
「2つ目のエッセイでは志望理由を問います。立命館で何を勉強したいのか、またどれくらいモチベーションを高く持っているか。やはり勉強意欲が高く、またうちを第一志望として考えてくださる生徒さんを受け入れたいと思っていますので、2つ目のエッセイの内容にも力を入れて欲しいですね。
面接は基本的にスカイプを利用したオンライン面接を行います。日本にお住まいの方については、キャンパスで面接を行っています」(崔教授)
「先ほどGRITに言及しましたが、そのような要素を持つ『タフな子』に来て欲しいですね。また、大前提として求められる学力・英語力は他学部より圧倒的にレベルの高いものとなっていますので、それらの基準は厳しく見ていきたいと思います」(崔教授)
ー英語力以外に求めるスキルは具体的にどのようなものでしょうか。
「Writing、Readingスキルが高く、メッセージ性を持たせることができる学生を求めています。1人のキャラクターとして立っているか、チームワークやレトリックをちゃんと扱うことができるか、自分なりに問題意識を持っているか。またANUとの共同学位なので日本とオーストラリアに興味があるか。そのようなことをエッセイや面接を通して見ていきたいと思っています。
個人的には、今後世界で大事になってくる要素は『倫理』だと思っています。具体的には周りの人に対する配慮やマナーを意味します。世界の中で、日本ほど倫理観をきちんと学び、周りに配慮できる人で成り立っている社会はあまりありません。ですが、日本では倫理観が一般化されすぎているため、教育としてはしっかり教えられていません。したがって、世界各地からGLAに入ってくる方には『配慮』『思いやり』『助け合ってチームワークをすること』などを鍛えて欲しいです。面接やエッセイの内容を通して、『この人がどこまで倫理観・問題意識を持って、周りの人に対して何かをやりたいという熱意に燃えているか』という点を見ています」(崔教授)
ー学生の持つ問題意識というのは、どのようなものを想定していますか?
「今度入学してくる生徒を例に出すと、アジアにおける女性差別やヨーロッパに比べてアジアは思想的に遅れているという問題について関心を持っている方がいました。問題意識を明確に持っている学生は、授業中にもはっきりと意見を言うことができますし、他人の意見も受け入れられます。そのような生徒を私たちは求めています」(崔教授)
ー逆に、これから入学する学生の方々はGLAに何を求めているのでしょうか?
「やはり就職や進路についての質問を多く受けました。将来やりたいことが決まっている人は、GLAを通して将来に向けてどのようなスキルを身につけられるのかに強く関心を持っているようでした。私自身、民間企業で働いていた経験があるので、今後企業でどのような人材が求められているかが分かります。GLAのプログラムはそのような企業に必要とされる人材になれるカリキュラムを持っています。GLAに入って真面目に勉強すれば、自分から探しに行かなくても企業から求めに来てくれるはずです。
もちろん就職だけでなく、大学院への進学を希望する学生も想定しています。GLAはANUと共同で行うプログラムですが、ANUは国際関係学やアジアの地域研究に置いて世界トップレベルを誇る研究科を持っています。そのため、そのような分野をオーストラリアで引き続き勉強したい学生は出てくるでしょう。他の国の大学院進学を希望する生徒には、教員のコネクションを使って世界各地の大学に推薦したいとも思っています」(崔教授)
「テクニカルな話になりますが、Reading、Writing、Debating、Teamworkのスキルは非常に大事です。これらのスキルを鍛えるにあたって、まずReadingはただ英語の文書を読むだけでなく、問題意識を持ちながら裏を考える姿勢で読書に励むこと。そうすることで自分の問題意識を深めるために必要な知識が自然とついて来ます。そしてWritingのスキルアップのためには、毎日100文字でもいいので文章を書くこと。実際に手を動かして文字を書くことを意識してください。次にDebatingは、特にアジアの学生が苦手とする点です。すぐに感情的になって喧嘩をしてしまう方が多いように感じます。参加者みんながお互いを尊重していればそんなことにはならず、建設的な議論ができるようになりますので、GLAに入ったらそういった世界が待っていることを知って欲しいです。最後にTeamworkですが、自分のことだけを考えるのではなく、周りの人に目を配って、助け合って学ぶことを指します。これらの能力を持った学生に来て欲しいですし、それらの能力をここ茨木と、ANUが在籍するキャンベラでしっかり学んで欲しいです。
本当に教員全員体制で身を投げて教育をしたいと思っていますので、教員を信頼してくださると幸いです。私は色々な大学を見て来ましたが、立命館ほど学生に尽くす大学はありません。立命館に興味のある方はぜひそういったところも感じ取っていただきたいと思います。
また、見学はいつでもウェルカムなので、お気軽にいつでもお問い合わせください。ちょっとでも知りたい・話聞きたい・という方はご連絡していただければ幸いです」(崔教授)
立命館大学 グローバル教養学部の魅力をご紹介しましたが、いかがでしたか?
筆者は「GLAに入ればめまぐるしく変わる社会情勢に対応していく力を身につけられる」と感じました。また、学生に対する教員や職員の想いがとても熱く、学生を本当に大事にしている大学だという印象も強く受けました。
インタビューでも触れた通り、立命館大学では大学見学を随時受け付けています。大学の雰囲気を実際に感じてみたい、職員や教員の方と話してみたい、という方はぜひ見学をご検討ください。
この記事を通してGLAに興味を持たれた方は、ぜひ大学HPをご確認ください。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。
しっかり対話しながら授業を進めてくれます。 勉強に対するモチベーションが上がっていて、感謝しています。