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SATの難易度や英語のレベルとは?必要な英語力から勉強法まで

SAT-prep

SATはアメリカのCollege Boardが実施している試験で、大学受験の際に学力判断の一つの指標となります。アメリカの大学に進学したい場合はもちろん、日本の大学受験でも大学によっては利用することができます。しかし、実際SATはどれくらいの難易度なのか、英語のレベルはどれくらい必要なのかがわからないという方も多くいるでしょう。そこで今回は、SATの難易度と求められる英語のレベル感や勉強法について、ほかの英語系の試験との比較も併せて紹介していきます。

 

SATの難易度は?

先ほども述べたように、SATは大学受験のための試験で、ネイティブが受けるテストです。日本でいうセンター試験に似たような立ち位置にあります。2018年に高校を卒業したSAT受験者の平均点は、1200点中1068点で、1400点を超えた人はわずか7%でした。したがって、SATではある程度高い英語力が求められることがわかります。

 

試験内容は、英語の読解と文法問題、数学、オプションとしてエッセイがあります。全体的に試験は高校生レベルの内容となっています。しかし、英語の読解は日本でいう国語に当たるもので、単なる英語力を図る問題ではないため、言語の壁は特に大きいでしょう。文法問題も、細かい文法の技法について問われるのではなく、文中の下線部分の言い回しで正しい文法はどれかを問われるため、読解問題ほどではないものの、ある程度内容を理解する必要があります。一方、数学は、日本の高校一年生レベルといわれており、読解と文法問題に比べると必要な英語のレベルも低いので、言語的な問題は比較的少ないでしょう。

 

SATに必要な英語のレベルは?英検一級、TOEFLとの比較

SATと英検やTOEFLといった英語力判定試験との大きな違いは、英検やTOEFLは英語を母国語としない人を対象としているのに対し、SATは英語ネイティブの人を対象としているというところです。英検やTOEFLは英語力をはかる試験なので、問題のレベルはSATより低いといわれています。そこで、今回は英検一級を例として挙げ、SATとの比較をしていきます。SATとTOEFLの詳しい比較についてはこちらの記事をご覧ください。

 
【語彙力】

英検一級に合格するのに必要な語彙量は10000から12000語であるのに対し、SATに必要な語彙量は15000から16000語といわれています。このことから、必要な語彙力としてはSATのほうが高いことがわかります。しかし、語彙問題だけでいえば、英検一級では日常で見かけることのないような単語が出てくるため、文脈判断のできるものや日常で聞く単語の派生が多いSATよりも難しいとも言えます。



読解力
読解力は、英検一級よりもSATのほうがより高い力を求められます。文章の長さ的には英検一級もSATも500から800語程度ですが、質問数がSATのほうが圧倒的に多いということと、質問内容がSATは筆者の趣旨や前の質問の答えの根拠となった部分を問うものなどと、より深く文章を理解しておく必要があります。

全体的なレベル感として、SATのほうが英検一級よりも難しいといわれています。しかし、どちらも難しい試験であることには変わりはないので、どちらの勉強をしても英語力向上に役立つことは間違いありません。

SATに必要な英語のレベルを身に着けるには?

SATに必要な英語のレベルを身に着けるためには、日常的にレベルの高い英語に触れておくことが必要です。そこで、日常的に行う勉強法としておすすめしたい方法が2つあります。



①ニュースをチェックする
Timesなどの新聞を日ごろからチェックして、文章を読むことを習慣づけましょう。慣れてきたら、時間をはかって読むようにすると、速読の練習にもなります。また、リスニング対策として、CNN10という毎日更新される10分間のニュース番組を見ることをおすすめします。毎日10分でいいので、休み時間や寝る前などの隙間時間に、スマートフォンやパソコンから簡単に見ることができます。時事問題の傾向の把握にもなるので毎日コツコツと続けることが大切です。

②単語の勉強をする
膨大な単語数を短期間で詰め込むのは難しいです。そのため、日ごろから単語の勉強をして語彙力をできるだけ増やしておくことが大切です。単語帳を使うのはもちろん、SATの単語対策のアプリを使えば気軽に勉強をすることができます。

これに加えて、本格的にSATの対策をするには、参考書を使った勉強をおすすめします。

【あわせて読みたい】
難易度・英語レベル別おすすめのSAT対策参考書5選

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