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帰国中学入試に英検は必要? 有名中学校の帰国枠入試の英検レベルも掲載!

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2020年5月現在、帰国枠を採用している中学校は数多く存在します。出願校を決めるに当たって重要な要素の一つは、入試問題のレベルです。しかし、過去問を公開していない中学校も多く、どの中学校の入試問題がどのくらいのレベルなのか、というのを把握するのはなかなか難しいです。また、同時に中学入試において英検は必要なのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では英検を取得するメリットと、主要中学の入試問題が英検何級レベルなのかを、実際に帰国中学入試を体験した筆者の判断でご紹介していきます!

 

この記事はあくまでも各中学の入試問題の英語レベルをふまえてレベル分けしたものです。実際の帰国中学入試では算数、国語、面接などの出来もふまえて総合的に合否判定されるので、詳しくは各中学の募集要項等をご覧ください!

目次

  1. 帰国中学入試に英検は必要?
  2. 帰国中学入試:最難関校-英検1級~準1級レベル-
  3. 帰国中学入試:難関校-英検準1級~2級レベル-
  4. 帰国中学入試:準難関校-英検2級~準2級レベル-
  5. 帰国中学入試:中堅校-英検準2級~3級レベル-
  6. 帰国中学受験・英検対策はEDUBAL!

帰国中学入試に英検は必要?

本題に入る前に、中学入試において英検を取得すること、および英検取得に向けた勉強をすることのメリットについてお話しします。

 

出願資格、および出願に有利になる場合がある

帰国中学入試では英検の取得によって合計点に加算されたり、英語試験が免除になることがあります。また、出願資格として英検を採用している学校もあります。
例えば、同志社国際中学校の帰国生入試(A選考<専願>)においては英検準1級(またはそれに類する資格)を取得していることが出願要件となります。
また、江戸川女子学園や開智日本橋学園中学校では英検の取得級に応じた得点調整が受けられます。

 

 

英検取得に向けた勉強は中学入試に役立つ

英検取得のもう一つのメリットは、英検取得に向けた勉強が中学入試に役立つということです。個々の対策法がある中学入試に比べ、英検取得に向けた学習法はある程度体系化されています。このように体系化された英検学習を行うことで、帰国中学入試に必要な基礎的な英語力を一気に身に着けることができるのです。

 

<語彙>

英検の勉強と言われてまず思いつくのが単語帳などを用いて語彙力を強化することだと思いますが、語彙力は長文読解・エッセイ・面接など、帰国中学入試のあらゆる問題形式における基礎であり、とても重要なファクターです。特に、渋渋・渋幕といった超難関校では、語彙力が明確に合否を分けます。その他多くの難関校でも、基礎的な語彙力を測る問題が数多く出題されます。

 

<長文読解>

中学入試において読解力は不可欠であり、ほとんどの中学で長文読解問題が出題されます。読解力は個人差が大きく、普段から本を読む習慣がない人にとっていきなり長い文章を読むのはハードルが高いです。そこで、練習として英検の長文読解問題を解いてみましょう。英検の長文読解問題は準2級であれば2パラグラフ、2級であれば3パラグラフほどであり、導入としては最適な長さです。まずは解きやすいと感じる級から解いてみて、慣れてきたら上位の級に挑戦してみましょう。また、難関校では読解のスピードも重視されます。英検の長文問題を複数年分繰り返し解くことで、読むスピードも早めていくことができます。

 

<面接>

英検の二次試験対策は帰国中学入試の面接試験に役立ちます。渋渋や広尾学園など、英語面接試験を課す中学校は少なくないです。特に既に日本に帰国している帰国生は英語で会話する機会が限られており、面接試験の対策がしにくい状況にあります。そこで、英検の二次試験対策をすることでフォーマルな英語で会話する機会が生まれ、結果的にそれが面接対策になるでしょう。
(ただし渋渋などではグループディスカッションが課されるので別途対策が必要です。)

 

唯一の難点が、英検では文法に関する設問が少ないということです。ライティング試験や面接試験などで文法事項の理解は間接的に問われますが、多くの帰国中学入試で問われるような穴埋め型や、下線部の文法事項の正誤を判定する形式の文法問題は少ないです。このような問題形式に慣れておきたい場合は市販の問題集や過去問を活用しましょう。

 

アカデミックな話題についての知識を身に着けることができる

英検取得に向けた勉強は、英語力の向上と同時にアカデミックな話題についての知識を身に着けるのにも役立ちます。中学入試のためにニュースやポッドキャストを聴くことが推奨されていますが、どうしても自分の興味ある分野に偏ってしまいます。英検では社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など、あらゆる分野から出題されます。つまり、英検対策をすることで自然と幅広い知識を身に着けることができるのです。

 

EDUBALでは一人では対策しにくい面接対策や、エッセイの添削指導なども行っています!是非一度ご検討ください!

 

帰国中学入試:最難関校-英検1級~準1級レベル-

主な中学校
共学校: 渋谷教育学園渋谷中学校、渋谷教育学園幕張中学校

まず、英検1級レベルです。英検1級は英検の最上級であることからもわかるとおり、中学入試においてこのレベルを要求するのは渋渋、渋幕くらいです。筆者が受験生だった時も、このレベル帯の学校を受ける生徒は小学生時点でほとんど皆英検準1級を取得しており、1級を取得している生徒も多かったです。

 

問題レベルの一つの目安となるのが語彙の難しさです。渋渋、渋幕の読解問題には一般小説・論説文がほぼ注釈なしで出題されます。また、単語問題のレベルも高く、例えば2019年度の渋幕中学の帰国問題にはenactといった言葉が出てきます。
しかし、戦略としては英検1級レベルの難単語を覚えるよりも英検準1級以下の単語を確実に使えるようにしたほうが良いでしょう。

 

語彙レベルだけではなく、問題を解くスピード感も英検1級に似通っています。
渋幕中学の試験時間は40分程で、語彙・文法問題20問と長文読解を2題解かなければいけません。80分程で語彙・文法問題30問と長文読解を5題解かなければいけない英検1級と同等のスピード感で問題を解き進めなければいけないことがわかります。
また、英検1級のライティング試験では20分~25分200~240語書くことが要求されます。渋渋は25分程度、渋幕では30分で同等の語数の作文を書かなくてはいけません。

 

また、このレベル帯の学校では英語面接試験が非常に重要です。一説ではこの面接試験の出来が合否に直結するとさえいわれています。
総合的な高い英語力が問われる、非常に難関な入学試験といえるでしょう。

コラム: 英語作文と面接試験のみを課す中学校
本記事では英語筆記試験を実施している中学校を紹介していますが、英語能力を測る試験として英語作文と面接のみを課す中学校も存在します。
共学校: 同志社国際(A選考<併願>)、立命館宇治(一部方式)、渋渋(作文方式)、学芸国際
男子校: 海城
女子校: 白百合

難関校-英検準1級~2級レベル-

主な中学校
共学校: SFC、三田国際、かえつ有明(Honors選考)
男子校: 攻玉社、東京都市大(帰国生)
女子校: 洗足学園、頌栄女子

次に、準1級レベルです。英検準1級といえば2級以下とは一線を画す難しさがありますが、このレベル帯には、慶應SFC、三田国際などの有名共学校に加え攻玉社、洗足といった名門男子校、女子校が並びます。

 

ここでは準1級レベルとしていますが、合格するためには2級レベルの語彙を固めることが重要です。例えば、洗足学園では一部の語彙問題で英検1級レベルを超える単語が出題されることもありますが、そこではあまり差がつかないので準1級~2級レベルの語彙をしっかりと固めましょう。また、攻玉社中学も問題レベルは準1級相当ですが、合格者最低点が50点を切ることも多く、要求レベルはもう少し低めかもしれません。

 

また多くの学校でリスニング試験を採用しており、放送内容もある程度高度で長いことが特徴です。例えば、公開されている慶應SFCのサンプル問題では、ウォルトディズニーの半生について4分ほどの文章が読まれています。このような長いリスニング問題に対応するには、効率的なメモの取り方を覚えるのが大切です。

 

ライティング試験も非常に特徴的です。英検準1級のライティング試験は、環境・労働などのアカデミックな話題に関する120語~150語の意見論述です。しかし、このレベル帯のライティング試験では意見論述に加えフィクションライティングを課すところもあります。例えば、頌栄女子では「自分が動物になった想定で物語を書け」、慶應SFCでは「あなたが超能力を1日だけ使えるとしたら何をするか」といったテーマが問われます。どちらが難しいと思うかは人次第ですが、どちらも十分な対策が必要なことには間違いないです。

 

帰国中学入試:準難関校-英検2級~準2級レベル-

主な中学校
共学校: 広尾学園(AG)、宝仙学園(グローバル入試)
男子校: 高輪、逗子開成
女子校: 大妻、昭和女子

英検2級は高校卒業程度のレベルで、医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されるなど、内容が一気にアカデミックになります。このレベル帯には広尾学園、高輪、大妻など一般入試でも偏差値が高い学校が並んでいます。

 

1級・準1級に比べ、2級は日常会話で用いられる一般的な語彙が多いです。問題形式もそこまでひねりがなく、難関校を目指す方にとっては解きやすく、標準的に感じられるかもしれません。しかし広尾学園では算数の問題が英語で問われるなど、一部の出題にはかなり個性があります。また大妻では資料読解の問題が出題されるなど、英検よりもTOEIC寄りの問題形式だといえます。

 

また、最難関校・難関校では全て英語で答えさせる問題が多いのに対して、このレベル帯の入試では「日本語で説明せよ」など、日本語で答えさせる問題が比較的多い印象です。

 

最難関校・難関校と同様ライティング・リスニング問題を課す学校が多く、総合的な英語力を判断されるのが特徴です。英検のライティングは2級から身近な話題に関する、80語~100語程度の4パラグラフエッセイを書くことが要求されます。広尾は語数制限なし、大妻は120語~150語ですがどちらも5パラグラフエッセイを書くことが要求されています。
テーマは広尾の「自分にとってもっとも印象的だったアドバイスは?」というものから、大妻の「今の人々は昔の人々に比べ幸せであるか」というものなど、多岐に渡ります。

 

帰国中学入試:中堅校-英検準2級~3級レベル-

主な中学校
共学校: かえつ有明(Advanced選考)、成蹊、桐蔭学園
男子校: 東京都市大(グローバル)
女子校: 大妻中野

英検準2級は「日常生活に必要な英語を理解し、また使用することができる」レベルで、長文の穴埋め問題が追加されるのが特徴です。

 

英検2級と同様、標準的な語彙・問題が多いです。基礎的な語彙をどれだけ把握できているかがカギになります。
また準難関校までは多くの学校がライティングを課していましたが、このレベル帯から英作文を課さない学校も増えてきます。英作文の対策が追いつかないという方はこのレベルの中学を検討するのも良いでしょう。

 

さらに、かえつ有明のAdvanced選考や東京都市大のグローバル入試など、同じ中学の他の方式より難易度が低い方式がこのレベル帯に位置していることが多いため、他の入試方式で合格が難しい場合はこちらの入試を検討するのも手です。

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