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文学作品だけではなく、最新の新聞記事まで幅広い文献を扱うEnglish A Language and Literature では、 高度なライティングスキルが必要なだけではなく、深い理解と分析力が問われる試験でもあります。
こちらの記事では文系科目特有のエッセイ形式の問いに対してどのような点に着目するのかや、全体的な対策のコツをご紹介します。
Language and Literature の試験が苦手、点数があまり伸びないと悩んでいる方はぜひこちらの記事を参考にしてみてください!
以下の記事では、Paper別にさらに詳しく対策法を記載しておりますのでチェックしてみてください。
●合わせて読みたい記事:IB English A Language and Literature (英語A言語と文学) のPaper 1 と Paper 2 で高得点を取るための5つのコツ
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まずはどのような作品でも以下の7つの観点から分析を進めましょう。
分析を深める為にもこの7つは必ず着目したい所です。
分析ポイント | |
---|---|
Author | 筆者は誰か?(筆者の背景や生い立ちなど) 書かれている視点(一人称?三人称?) 語り手は信頼できるか?(偏見などを持っていないか) |
Audience | 誰に向けて書かれているか? (性別、年齢、学歴など) |
Context | この文献にはどのような背景があるのか? (時代、場所や歴史的な事柄など) |
Content | どのような特徴が見受けられるか、 どのような視点・価値観やライフスタイルが取り込まれているか? |
Tone | どのようなトーン(雰囲気)が見受けられるか? |
Genre | どのジャンルなのか? このジャンルの特徴、筆者がこのジャンルに設定した理由とは? |
Purpose | この文献はどのような目的の上で作成されたのか? 基本的にはInform(伝える), Entertain(楽しまさせる) or Pursuade(説得させる)の三つに分別されます。 |
Stylistic Features とは文章の内容をより効果的に読者に伝えるための技法をさします。例えば、全体的な構成の工夫や細かい言葉あそびなど様々なタイプの技法があり、作品のジャンルによって使われる技法の傾向も異なってきます。
したがって、出題される文献の種類によっても着目したい技法が微妙に違うこともあります。例えば、 Paper 2 は授業で取り扱った文学作品をベースに言及をするので、Settings(背景設定)、Characterization(登場人物の設定)、Theme(テーマ)やNarrative Point of View(人称の視点)など文学作品に特化した観点を取り上げるようにしましょう。
以下にはどのペーパーでもよく使われているStylistic Features とその意味をまとめてみました。
名前 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
Allusion(引喩) | 違うストーリーや物事に例えてある事を間接的に言及する事 | “The rise in poverty will unlock the Pandora’s box of crimes.” (ギリシャ神話のパンドラの箱の例えとして使用) |
Parad ox(逆説) | 一見矛盾しているように捉えられるが、実は真理を言及しているもの | “All animals are equal, but some are more equal than others” – Animal Farm by George Orwell |
Ethos(エトス) | 説得力の三要素の一つであり、倫理・モラル的精神を使い説得力を高める方法 | “Doctors all over the world recommend this type of treatment.” |
Pun(言葉遊び) | 日本で言うとだじゃれや語呂合わせと言う種類に陥るもの | “An elephant’s opinion carries a lot of weight” |
他にも数多い技法が存在するので、学校の先生に聞いてみたり、ネットで調べてみたりして、使えるStylistic Features を増やしましょう。試験前にも復習がしやすいように自分でリストを作るのもおすすめです!
時間制限が設けられている中、読み手にわかりすいエッセイが書けるように効果的な答えのパターンを把握しておくことも大事です。基本的には、
論点→根拠→使われている技法など→技法の効果・論点への繋がり
の順番に解答を組み立てると筋が通っている分析と見受けられやすいので、高得点に繋がりやすくなります。
例えば、作中でEthosが使われていると言うことを述べたければ、そう述べるだけではなく、「Ethos を使うことによって読み手の信頼を得やすい、よって作者の本来の目的である読み手を説得させるということにつなげている。」などその技法がどのような効果を発揮しているのか、そしてその効果が作者の目的を達する為にどう貢献しているのかについて言及することが最大のポイントです。
English A Language & Literature では、エッセイの書き方や効果的なまとめ方など様々な観点からアプローチをする必要があり、一人で対策するのは大変な科目です。
その反面に毎日さりげなくみているニュースや読んでいる文学作品も、今まで考えたこともない観点から見ることが出来るようになり、IBが終わった後の日常生活に活きるという点で、とてもやりがいのある科目だと思います。
高得点をとるのが難しいと言われているEnglish A Language & Literature ですが、この記事を参考に自分にあった対策を取り込んでいきましょう。
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これまでにも、
・エッセイの書き方に自信がない!
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国際バカロレア(IB)のEnglish Language and Literarure Aのカリキュラムが変更!新旧カリキュラムの比較、対策方法は?
経験者に聞く!IB English A Literature(英語A文学)の勉強法・対策法!
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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