EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
03-6756-8620
電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)
Science系のInternal Assessment (IA)で高得点を取るにはどうしたらいいのか悩んでいる生徒は多いのではないでしょうか。実はIAで一番重要なのは研究内容ではなく、それを伝えるテクニックです。
どれほど内容の濃い研究内容だったとしても、それが採点者に伝わらなければ元も子もありません。これを伝えられる唯一の方法は魅力的なレポートを作ることです。
この記事ではScience系のIAのレポート(実験ベース)の書き方をご紹介します!
IB Science系 Internal Assessment (IA)で高得点を取るためのアドバイス (Biology, Chemistry, Physics)
.
Science系 IAのレポートの書き方にはある程度のフォーマットがあります。以下の構成が主流です。
① Research question
② Introduction
③ Background
④ Hypothesis
⑤ Methodology
⑥ Data collection
⑦ Analysis
⑧ Conclusion
⑨ Evaluation
⑩ Citation
では、それぞれどのように書いたらいいのでしょうか。得点の取れるレポートの書き方をご紹介します!
.
.
ここではResearch questionを述べますが、具体的で簡潔でなければなりません。採点者に1行でこのレポートでは何を追及しているのか、何がIndependent/Dependent variablesかを理解させることが目的です。
例:「How does ___ affect ___?」のように一見しただけで何がIndependent variablesで何がDependent variablesなのかが分かるようなResearch questionにしましょう。
ここではResearch questionに至った理由と、それを追及することの重要性を、おおよそ半ページから3/4ページを目安に述べましょう。評価基準の一つであるPersonal engagementで点を取るにはここでいかに自分の経験談を組み込めるかがカギとなります。
例えば、筆者の場合、PhysicsのIAでは紙コプターの羽の長さと浮力時間の関係性について研究でした。
このトピックを選んだ理由として、実際に幼少期に遊んでいた時に思った「どうやって浮くのか」という疑問点とそこから生まれたヘリコプターの羽の長さに対する好奇心を挙げました。
挙げる理由がオリジナルであるほど、Personal engagementで高得点が取れます。
また、この研究をすることで何に役立つかを述べられると尚更いいです。社会的にどう役立つかでも、一個人としてより深い原理を知るためでも「この研究をすると__が分かる」という形にしましょう。
そうすることで、このレポートで完結するという形ではなく、次のステップも視野に入れている、ということで評価されます。
●IAの評価基準についてはこちら
IB Science系 Internal Assessment (IA)で高得点を取るためのアドバイス (Biology, Chemistry, Physics)
ここでは研究をするにあたって必要な科学知識や公式などの説明をします。採点者に研究内容を理解させることだけではなく、生徒自身も研究内容を理解しているかの判断基準となります。
気を付けることとして、必要な情報だけを提供しましょう。多くの生徒は採点者が確実に理解できるように情報を多く書きがちですが、本当に重要なことが分からなくなってしまいます。
ページ数制限もあるので必要最低限の情報を書きましょう。半ページから1ページを目安にしてください。
また、情報を他のリソースからとってきたのであれば、参照することを忘れないでください。
調べた情報をもとに、Research questionの仮説を1行で立て、数行でなぜそう思うのかを述べましょう。書きましょう。実際に研究を進めて、この仮説通りに事が進まなくてもいいです。Backgroundで説明した情報とつじつまのあう仮説を立てましょう。
ここでは研究をするにあたってどのように実験をするのかを書きます。
まずは使う材料と機材のリストを並べます。以下のようなテーブルを作ると採点者も見やすいです。機材を書く際、機材名の横に(±0.1mL)のようにUncertaintiesを忘れないようにしましょう。
Instrument | Uncertainties |
---|---|
次にすべてのVariables(independent, dependent, controlled)を述べます。
・Independent variables: …
・Dependent variables: …
・Controlled variables: …
というように箇条書きで構わないので、見やすさを重視しましょう。Controlled variablesに関しては、どのように調節したのかの説明も必要です。
そして、実験を実際行うときの手順を、一つ一つ丁寧に三人称で説明します。丁寧さの目安として、初めて読んだ人でも手順を読んだだけで実験が行えるほどに詳しく書きましょう。
ここでは計測したデータを表示します。
データは基本的にIndependent variableごとに5回以上の試行を行います。そのデータをグラフやテーブルで表示する際は、正しい方法で記入しなければなりません。
グラフやテーブルの題名は「Table 1: Table showing …」のように、後に参照しやすくする為に説明文に加え、数字を付けましょう。説明文には何のデータか、そして単位とUncertaintiesを忘れずに書いてください。
例:
Independent variable: Length of wings | Dependent variable: Time falling | |||
---|---|---|---|---|
Trial 1(±..s) | Trial 2(±..s) | … | Avg(s) | |
また、Quantitative data(定量的データ)だけでなく、Qualitative data(定性的データ)も計測すると高得点が狙えます。
Quantitative dataだけが必要な場合も、実験を行っているときに、視覚的になにか変わりがあったか、匂いは発生しなかったかなど観察結果を書いくことも重要です。
ここではデータの分析をします。データ自体のことについてではなく、計測したデータを観察し、なぜこのようなデータになったのかを説明しましょう。1ページ以上を目安とします。
次のConclusionで研究結果を説明するにあたって裏付けられるように、ここでデータに関してのすべての情報がくみ取れるように意識することが重要です。
説明をする際は、実験の結果が一目で分かるようにグラフ・テーブル・写真などを利用してください。
Data collectionのグラフでは計測したデータの一覧を提示することを目的としていますが、Analysisのグラフではデータの傾向を見極めることを目的としています。その為、トレンドラインをグラフに入れ忘れないようにしましょう。
Qualitative dataについて言及する場合、「形、色、匂い、手触り」など視覚的な変化がなぜ起こったのかを説明しましょう。
まず、1行で簡潔に研究結果をまとめましょう。その後に、なぜそう思うのかをこれまでのデータと分析を元に説明していきます。
最後には明確にReseach questionに対しての答えを述べてください。「How does ___ affect ___?」というReseach questionだった場合、Independent variablesとDependent variablesがどう関係しているかを明記しましょう。
ここでは研究の弱点の特定と改善案を述べます。
IAでは何かしらのトラブルが生じることでしょう。完璧にすべてを成し遂げられることはありません。その為、全体的にこの研究では何が足りなかったか、そしてどう改善したらいいのかを詳しく書いていきます。
弱点として挙げられる例としてこのような点があります。
・Variablesについて
・実験中に起こりうるErrorsやUncertaintiesについて
・実験手法について
・器具の弱点について
・時間配分について
弱点は最低でも5点は用意しましょう!
また、以下のように文章で書くのではなく、テーブルを作って見やすくすることも可能です。
Weakness | Improvement |
---|---|
Independent variable | |
Dependent variable |
レポートを書くにあたって使用した文献などを、指定されたフォーマットで参照しましょう。
.
.
Science系のIAのアドバイスは以上となります。ただ構成は分かっても、やはり、まだ自分のライティングスキルに自信がない生徒様も多いのではないでしょうか。
EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生教師と、家庭教師を探している現役IB生やPre IB生をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
EDUBALでは、インターネットのビデオ通話を通して授業を行うため、世界中どこにいても授業を受けることができます。また、帰国子女大学受験を経験している教師も多く在籍しています。
これまでにも、
・IAやPast paperの添削をしてほしい!
・英語で指導をして欲しい!
・学校の授業で理解が追いつかなかった箇所をフォローして欲しい!
・他のIBの科目と合わせて指導して欲しい!
などのお悩みを抱えた生徒さまに、IBを経験した大学生の教師をご紹介し、
オンライン家庭教師の指導によってIBの勉強のサポートをしてきました。
EDUBALには約600名のIB経験者の大学生が教師登録をしています。
実際にIBで高得点を取得した教師が、自らの経験に基づいてIBの勉強をサポートいたします。
東京大学や京都大学をはじめとする国内外の難関大学に通っている教師や、IBで40点以上を取得している教師も多く在籍しています。
実際に、EDUBALを受講した方からは、
「実際にIBを経験した方だったので、的確な指導をしてもらえた上に、日本語で教えていただけたことで今まで分からなかった点が理解できるようになりました。」
「担当の先生も過去に私と同じように英語力に悩んでいた経験があり、同じ悩みを抱えていた先生から指導を受けることができたのでとても参考になりました。」
現在、無料体験授業も実施しておりますので、IBや国内外の大学進学でお困りの皆さま、まずはEDUBALにご相談ください!
この1ページで悩み解決!IBDPブログ記事まとめ
自宅学習中のIB生がやっておくべき3つのこと
IB経験者が伝授する IB Physics(物理)のPaper別試験対策法!
この記事のカテゴリー・タグ
下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
とても真面目な先生に計画的に指導していただいています。 おかげでテストで高得点がとれました。
日本語で授業させていただいてますが、説明が分かりやすく質問にも丁寧に答えてくれています。授業科目以外の経験やアドバイスもシェアしていただいてるのでIB全体の参考になり助かっています。
しっかり準備をして授業に当たっておられ、非常にわかりやすくご指導していただいております。リベラルアーツに強い大学に在籍されていて、その幅広い教養が授業にも反映されており、非常に満足しております。
学校の授業に合わせた指導をしていただきとても助かっています。
とてもわかりやすい授業で、結果として成績が上がりました。