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ウォーリック大学(University of Warwick)は1965年に設立されたイギリスの公立総合大学で、コヴェントリー市にあるキャンパスはロンドンから列車とバスで1時間30分ほどの距離にあります。統計学や経済学、英文学といった社会科学系、人文科学系の分野が特に有名で、世界的にも高い評価を得ています。また、自然科学系の分野も充実しており、文系理系問わず高いレベルの教育を提供しています。
今回は、ウォーリック大学の魅力と入試情報、選考プロセスについてご紹介します。
世界ランキングを見ると、ウォーリック大学がどういった評価をされている大学なのか客観的に知ることができます。「QS World University Rankings 2021」「QS World University Rankings by Subject 2020」の抜粋をご覧ください。
World University Rankings (世界ランキング) | 第62位 (国内10位) |
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Social Sciences & Management (社会科学系全体) | 第36位 (国内6位) |
Arts & Humanities (人文科学系全体) | 第42位 (国内9位) |
Statistics & Operational Research (統計学) | 第16位 (国内4位) |
Economics & Econometrics (経済学) | 第25位 (国内5位) |
English Language & Literature (英語・英文学) | 第23位 (国内7位) |
ウォーリック大学のイメージとしては、オックスブリッジ(オックスフォード大学とケンブリッジ大学の併称)の2校、UCLやLSEといったロンドン市内にあるトップスクールに次ぐレベルの上位校という位置付けになります。イギリスではオックスブリッジやUCL、LSEといった上位層のレベルが非常に高く、世界的に見ても最上位のグループに入るため、その次のグループである国内6〜10位になることが多いウォーリック大学でも、教育の質、教員のレベルなどは十分高いです。特に、社会科学系や人文科学系の分野に関しては、イギリス国内の上位5校に食い込むほど高い評価を受けている専攻もあります。後述しますが、そういったこともあり、入試要件や選考は厳しく、入学までのハードルは高いです。
ウォーリック大学のキャンパスはロンドンの北西約150kmに位置しているため、ロンドンからだと列車とバスを乗り継いで1時間30分ほどかかります。コヴェントリー市の市街地からも少し離れていますが、スーパーやレストラン、銀行などの生活に必要な施設はキャンパスとその周辺にまとまっているため、生活しやすい環境が整っています。ウォーリック大学は7000人以上にキャンパス内の寮を提供することができ、基本的に学部1年目と大学院1年目の学生は全員キャンパス内の部屋を借りることができます2年目以降はキャンパス外に住むことになりますが、大学が運営する寮はキャンパス外にもあり、多くの学生がキャンパスまで徒歩圏内のエリアに住んでいます。
ウォーリック大学は大学院生を含めると全体の半数近くが留学生ですが、学部生だけで見ると留学生比率は約30%(2019/2020年)です。そのうち、日本人は学部生、大学院生合わせて46人在籍しています。UCLやLSEのようなロンドン市内にある大学と比べると留学生の人数自体は多くないですが、その中で日本人留学生が50人近くいるというのは少なくない人数です。以下は、2019/2020年のウォーリック大学の学生数と日本人学生数をまとめた表です。
大学全体(27,300人) | 学部生:17,270人(うち留学生:5,609人) 大学院生:10,030人(うち留学生:6,434人) |
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日本人学生(46人) | 学部生:16人、大学院生:30人 |
5,000人以上の学部の定員に対して、40,000人以上の出願があり、競争率は非常に高い大学です。実際には約30,000人に合格通知を出しているので、平均すると実質倍率は1.3倍前後になり、出願要件を満たして出願することができれば、比較的合格する可能性は高いと言えます。また、2019年入学の入試では、日本人は77人出願し、8割近くの61人が合格通知をもらっています。しかし、出願要件が全体的に厳しく、その上で専攻によって実質倍率にばらつきがあるため、実際に出願する場合は確認が必要です。参考として、以下に2019年入学の入試データの一部を抜粋しました。
専攻 | 出願数/合格者数/入学者数 |
---|---|
BSc Economics (経済学) |
3352 / 1742 / 389 |
BSc Mathematics and Statistics (数学・統計学) |
347 / 293 / 51 |
BA Sociology (社会学) |
392 / 328 / 70 |
BA English Literature (英文学) |
666 / 588 / 100 |
日本人全体 |
77 / 61 / 9 |
出願要件は希望する専攻によって多少の違いはありますが、多くの専攻でIBでは45点満点で37〜38点、AレベルではAAAやA*AAといった成績が求められます。また、専攻と関係のある科目で一定の成績を要求されることも多いです。ただし、社会学のように条件がそれほど厳しくない専攻もあるため、実際に希望する専攻の成績と必須科目はホームページ上で確認する必要があります。参考として、以下に一部抜粋しました。
専攻 | 出願要件 |
---|---|
BSc Economics (経済学) |
Aレベル: A*AA、数学でA*、上級数学でA IB: 38、数学HLで6 英語レベル: Band C |
BSc Mathematics and Statistics
(数学・統計学) |
Aレベル: A*AA、数学でA IB: 37、数学HL(Analysis and Approaches)で7 英語レベル: Band A |
BA Sociology (社会学) |
Aレベル: ABB IB: 34 英語レベル: Band C |
BA English Literature (英文学) |
Aレベル: AAA/A*AB、英語でA IB: 38、英語A HLで6 英語レベル: Band A |
また、英語要件は専攻によって異なりますが、大学によって定められたレベルであるBand A、Band B、Band Cのいずれかを求められます。オックスブリッジやアメリカのトップスクールなどのランキング上位の大学と比べると、ウォーリック大学はTOEFL-iBT 100点やIELTS 7.0を求められない場合もあり、TOEFL-iBT 100点やIELTS 7.0を求められたとしてもスピーキングなどの個別要件はそこまで厳しくありません。IB Englishの成績で代替する場合も、成績の要件は比較的易しめに設定されています。TOEFL-iBT、IELTS、IB English以外にも多くの英語試験のスコアを英語要件として提出することができますが、参考としてTOFEFL-iBT、IELTS、IB ENglishの最低スコアを紹介します。
英語試験 | 最低スコア |
---|---|
TOEFL-iBT |
Band A: 92点、21点以上(L・W)、22点以上(R)、23点以上(S) Band B: 87点、21点以上(L・W)、22点以上(R)、23点以上(S) Band C: 100点、21点以上(L・W)、22点以上(R)、23点以上(S) |
IELTS (Academic) |
Band A: 6.5、各6.0以上 Band B: 6.0、各5.5以上 Band C: 7.0、各6.5以上 |
IB English |
Band A: 4以上(HL) Band B: 4以上(HL) Band C: 5以上(HL) |
ウォーリック大学では、成績、推薦状、志望理由書(Personal Statement)をもとに書類選考を行います。書類選考ではただ成績を見るだけでなく、それまでの勉強や経験を通して希望する専攻にどのように興味や関心を抱くようになったか、入学後にどれだけのポテンシャルがありそうかを見られます。また、上記の出願書類以外にも、面接などによって学生の適性を見る専攻もあるため、自分の希望する専攻がどういった選考プロセスなのかは注意が必要です。
ウォーリック大学のホームページでは、志望理由書の書き方やアドバイスが紹介されています。いくつか抜粋したものを紹介するので、ウォーリック大学がどういった学生を求めていて、どういった志望理由書を評価しているか参考にしてください。
志望理由書の70〜80%は出願先の専攻を選んだ理由に焦点を当てるべきです。課外活動や経験などと希望する専攻を関連づけるようにしてみてください。
エッセイの構成に気をつけて、最大でも4000文字、もしくは47行でまとめてください。
希望する専攻を学ぶためにどういう本を読み、どういった研究をして、それらの経験が専攻を選ぶ上でどのように影響したか述べるようにしてください。
志望理由書に正解はありませんが、上記のような点に注意して質を高めていくことで、合格に近づくことができるのではないでしょうか。出願直前は学校の勉強、出願準備と重なって大変になってしまうので、早め早めに準備を進めておくことが大切です。
ウォーリック大学では、新型コロナウイルスのため、今年のOpen Daysはオンラインで実施することを発表しています。2020年9月入学者向けの情報しか発表されていませんが、英語要件に関しては、一部の英語試験が実施されないからといって英語要件自体を免除することはない、としています。来年以降どうなるのか現段階でははっきりしたことは言えませんが、大学側が柔軟な対応をする一方で、出願要件が極端に易しくなるとは考えにくく、例年通りの基準で必要なものを揃えていく必要がありそうです。
オンライン家庭教師EDUBALでは、「イギリス留学サポートコース」として、イギリスの大学に精通したEDUBAL専属のカウンセラーやEDUBALの家庭教師が、大学選びから出願書類の作成まで、学習以外の部分でもサポートをさせていただきます。志望校選びや出願条件の確認、志望理由書の作成など、出願までにかかる負担を軽減できるので、TOEFL・IELTS・IB・Aレベルなどの勉強に集中することができます。
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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毎度毎度授業が楽しみです。モチベーションが下がる時も元気をいただいております。
短時間かつ英語での授業だったので難しい点があったと思いますが、生徒のモチベーションを落とさずに効率的に指導していただいたと思います。ありがとうございました。
娘の要望を取り入れつつ、目標に向かって指導をすすめていただきました。人間としても指導者としても信頼できる先生でした。初めての家庭教師だったので不安があったのですが、真摯に娘に向き合ってくいる様子をみて、安心して任せることができました。
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思春期女子の心を上手にキャッチして,モチベーションを高めながら指導していただきました。