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大学上級レベルといわれている英検1級は、‟広く社会生活で求められる英語を十分理解し使用する力”が求められます。特に1次試験では、難易度の高い単語や文章が出題されるので、しっかりと対策をして試験に臨む必要があります。しかし、帰国子女であれば中学生や高校生で受験する方も多いため、
「どのような問題が出題されるの?」
「難しすぎてどうやって対策をすればよいのかわからない」
と疑問やお悩みをお持ちなのではないでしょうか。
そこで今回は、帰国子女で高校生のときに英検1級を取得した筆者が、1次試験の試験内容と対策法についてご紹介します。
●英検1級2次試験(面接)対策はこちらをご覧ください
英検1級2次試験練習と対策!帰国子女が伝授する中学生・高校生向けの面接勉強法3ステップ
●高校受験までに英検取得を目指している方はこちら!帰国子女の筆者が教える英検取得の3つのアドバイス!高校受験までのスケジュールお手本も含めて詳しく解説!
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英検1級1次試験のリーディングセクションは3つの大問で構成されています。
Part 1: ボキャブラリー
Part 2: 長文穴埋め
Part 3: 長文読解
1問1~2文程度で、文中の空欄に適切な単語・熟語を選ぶパートです。英語ネイティブでも知らないような単語が出題されると言われているほど難易度が高いので、しっかりと対策をして臨みましょう。
【ポイント】
Part1では、消去法を用いてテンポよく解いていくことが重要です。答えがわからない場合は、問題に印をつけ、適当な答えをマークシートに記入して次に進みましょう。最後まで解き終えた後、時間があればその問題に戻ることができます。戻る時間がない可能性もあるため、次に移る前に適当な答えをマークシートに記入しておくことも忘れないようにしましょう。
また、問題文自体は簡単なので、どれだけ単語を知っているかというところがポイントとなります。「英検1級でる順パス単」を使って、できるだけ多くの単語を暗記しましょう。
350語程度のパッセージで、文中の空欄に適切なフレーズを選ぶパートです。Part3よりパッセージが短く、問題も比較的易しいので、ここで点数を稼げるようにしましょう。
【ポイント】
ほとんどの場合1段落につき1つ空欄があるので、一気に解くのではなく、1段落を読み終えるごとに問題を解いていくという方法をおすすめします。特に、空欄の前後にヒントがある場合が多いので、注意して読むようにしましょう。
500語~800語程度のパッセージで、内容に関する問題が出題されるパートです。パッセージが長く、難しいフレーズが使われることもありますが、問題に対する答えは必ず文中にあるので細部まで読むようにしましょう。
【解き方】
STEP①: タイトルを読み、内容を推測する
STEP②: 質問と選択肢を読み、キーワードとなりそうな部分に印をつける
STEP③: ②で印をつけたキーワードを探しながら本文を読む
STEP④: ②のキーワードが見つかったら、それに対応する問題を解く
【ポイント】
芸術・歴史・教育・科学・政治などさまざまな分野から出題されるので、これらを英語で読むことに慣れておく必要があります。「Japan Times」などの英字新聞を、時間をはかって読む練習をしましょう。
また、専門用語が出てくることもあるため、英文を読むことに慣れていて余裕がある方はこちらの対策もしておくと安心です。ハイレベルな単語とそれらを使った文章が分野別に載っている「リンガメタリカ」を使って対策をしましょう。
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英検1級1次試験のライティングセクションでは、出題されるTOPICについて、自身の考えと3つの理由を、Introduction・Main Body・Conclusionの構成で200~240語程度のエッセイにまとめます。
【例】
Agree or Disagree: Improving relations with other Asian nations should be the priority for the Japanese government
(英検公式サイト2020年第1回問題より)
【ポイント】
Yes or No・Agree or Disagreeなど、立場を明確にする必要があるTOPICが出題されるので、エッセイ冒頭で自身の立場を明記しましょう。
また、自身の考えとその理由を示す必要があるため、時事問題対策が重要です。「朝日キーワード」で情報をインプットして、英語で説明できるようにしましょう。
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英検1級1次試験のリスニングセクションは4つの大問で構成されています。
Part 1:会話
Part 2:ナレーション
Part 3:リアルライフ
Part 4:インタビュー
2~3人の会話から、その内容について問われます。細かい内容について問われることはあまりなく、それぞれの主張の概要を理解しておけば解ける問題がほとんどです。
【ポイント】
回答時間が10秒と短いため、なるべく問題が流れる前に選択肢に目を通しておくようにしましょう。また、1問ごとに違うトピックについての話になるので、頭の切り替えが重要です。
1分半程度のナレーションから、その内容について問われます。アカデミックなトピックの説明文がほとんどで、細かい部分まで問われることがあります。
【ポイント】
1パッセージについて2問出題されるため、内容を細部までしっかりと聞き取り、メモを取ることが重要です。「CNN10」や「TED Talks」でアカデミックな文章を聞きながらメモを取る練習をしましょう。メモはきれいに書いていると聞き逃してしまうことが多いので、記号や絵を使って素早く書くことがポイントです。
10秒間で問題冊子にあるシチュエーションと質問を読み、1分程度の音声を聞き、適切な答えを選びます。Part2とは違い日常生活にあるような内容であるため、難易度は低めです。
【解き方】
STEP①: Part3の説明中、または前の問題が解き終わり次第、問題冊子にある質問とシチュエーションを読み、キーとなりそうな部分に印を付ける。時間があれば選択肢にも目を通しておく。
STEP②: 音声を聞きながら消去法で回答を選ぶ。
【ポイント】
何について聞けば良いのかを、音声を聞く前にしっかりとおさえておくことが重要です。そのため、STEP①では、質問を先に読んでからシチュエーションを読むことをおすすめします。質問を先に読んでおくことで、シチュエーションのキーを推測しやすくなります。
3分半ほどのインタビューから、その内容について問われます。リアルなインタビューに近づけるため、口語的な言い回しが多かったり、言いなおしがあったりすることが特徴です。
【ポイント】
最後の問題で気がゆるんでしまいがちですが、集中して聞く必要があります。インタビューはかなり長いので、Part4の説明が流れている間に選択肢に目を通して内容を推測しておくことがポイントです。また、この出題形式に慣れるために、動画サイトなどで有名人のインタビューを聞いて内容を理解する練習をして、インタビュー形式に慣れておきましょう。
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英検1級1次試験の内容や対策についてご紹介しましたがいかがでしたか?一度過去問を解いてみて、自身の苦手ポイントを重点的に対策をするようにしましょう。
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いつも丁寧なご指導ありがとうございます。娘は先生との授業を毎回とても楽しみにしています。今後ともよろしくお願いいたします。
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