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SATとは、アメリカの高校生レベルの学力をはかる試験です。
国内大学受験でも入試形態によってはスコアの提出を求められることもあり、特にアメリカに滞在していた方は受けておくべき試験だと言えます。
しかし、・実際、周りの受験生はどれくらいの点数を取ってる?・どれくらいの点数を目指せば良いの?といった疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、EDUBAL教師のSATスコアデータを元に、大学別の目安スコアや受験経験者直伝の対策法をご紹介します。
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SATとは、アメリカのCollege Boardという教育機関が運営している大学受験のための統一試験です。SATの特徴は、TOEFLや英検など英語力を測る語学試験と違い、学力を測る試験だということです。
したがって、高い英語力はもちろん、読解力や該当科目への深い理解も求められます。アメリカの試験ですが、日本をはじめとする世界各国で受験することができます。
全体 | reading&writing | math | |
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問題数 | 98問 | 54問 | 44問 |
試験時間 | 134分 | 64分 | 70分 |
配点 | 1600点満点 | 800点 | 800点 |
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SAT全体の平均点 | 1050点 |
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EDUBAL教師の平均点 | 1402点 |
英語圏滞在の帰国子女の目安点 | 1400点以上 |
非英語圏滞在の帰国子女の目安点 | 1250点 |
SATを運営しているCollege Boardによると、アメリカでのSAT Reasoning Test平均点は1050ほどです。しかし、日本人でSATを受験する人は難関大学を目指していることが多いため、帰国子女の平均スコアはアメリカの平均スコアである1100点より高くなることが考えられます。
参考までに、国内の難関大学(東京・京都・慶應・早稲田・上智大学)に通うEDUBAL教師のSAT平均スコアは以下の通りです。
総合:1600点満点中1402点(Reading:800点満点中643点、Math:800点満点中753点)
詳細や最新の情報はCollege Board公式HPをご確認ください。
SATを使った受験を考えている帰国子女の皆さん向けに、英語圏に滞在していた方と英語圏以外に滞在していた方に分けて目安点を考えていきます。
【英語圏に滞在していた方】英語圏に滞在していた方は、1400点以上を目指してみましょう。滞在歴が長ければ長いほど、リーディングの点数が高くなる傾向があります。英語圏に滞在していた方は、そうでない方に比べてより高いスコアを求められることがありますので、なるべく高得点を狙いましょう。
【非英語圏に滞在していた方】非英語圏に滞在していた方は、1250点を目標にしてみましょう。特に、ネイティブでも苦戦するといわれているリーディングのスコアが低い傾向があります。そのため、比較的点数を取りやすいといわれているReadingセクションの文法問題や、Mathセクションでスコアを稼げるようにしましょう。
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国内難関大学の受験を考えている方にとって、SATのスコアはかなり重要ですよね。そこでこちらでは、必要な点数や合格に近づくために取っておきたい点数ごとにまとめてみました。
1450点以上 | 東京大学など |
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1400点以上 | 京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など |
1350点以上 | 一橋大学など |
国内トップの東京大学の受験を考えている方は1450点以上は取っておきたいです。東京大学に通うEDUBAL教師のSAT平均点は1470点(Reading:681点、Math:789点)でした。東京大学に入るのはかなり狭き門であるため、なるべく高得点を取得しておくと良いでしょう。
京都大学、早稲田大学および慶應義塾大学の受験を考えている方は、1400点以上を狙うと良いでしょう。
京都大学に通うEDUBAL教師のSAT平均点は1420点(Reading:650点、Math:770点)でした。京都大学では当日の試験のほうが重要視される傾向があります。
早稲田大学の英語学位プログラムはSATなど統一試験スコアの提出を必須としています。早稲田大学公式HPによると、これら全てのプログラム(政治経済(EDESSA)・社会科学(TAISI)・国際教養(SILS)・文化構想(JCulP)・基幹理工・創造理工学部)において、2021年度〜2023年度の合格者の平均SATスコアは1400点を超えています。
慶應義塾大学に通うEDUBAL教師のSAT平均点は、1420点(Reading:662点、Math:760点でした。しかし、慶應ではSATのスコアがかなり重要と言われているので、なるべく高得点を狙いましょう。
一橋大学の受験を考えている方は、1350点以上を取得できると良いでしょう。一橋大学では、SATのスコアよりも他の提出物や当日の試験を重要視していると言われているので、SAT以外の勉強にも力を入れましょう。
これらはあくまでも点数の目安です。ここで示した目安の点数に達していなくても合格している人はいます。SATのスコアだけでなく、学校の成績をあげ、筆記試験や面接の対策もして合格を目指しましょう!
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コロナ禍の影響により、多くのアメリカの大学は一時的にSATスコア提出を任意・不要とする対応をとりました。
記事執筆(2024年6月)時点では、引き続きSATの提出を任意・不要とする学校もある一方で、再びスコアの提出を必須とする学校も出てきました。
SATを任意とする学校でも、スコアを提出する分には合否の判断に加味されます。
そのため、特に提出が任意の学校では、SATで高得点を取得することで他の受験者との差別化を図る1つのアピールポイントにすることもできます。
もし現時点で志望校でのSATの提出が任意でも、今後学校の方針が変わる可能性があります。さらに、SATの提出を必須とする学校も増えています。
これらの点から、アメリカ大学への進学を希望する方は、志望校のSAT要件に関係なく、SATでなるべく高いスコアを取得しておくことをおすすめします。
以下の表では、主要大学のSAT提出必要の有無と目安スコアをまとめました。
※なお、最新の情報や詳細はそれぞれの大学の公式HPをご確認ください。
大学名 | SAT必要有無 | スコア目安 |
---|---|---|
Harvard | 必須 | 1500-1580 |
Princeton | 任意 (25年度まで確定) |
1540-1580 |
Columbia | 任意 | 1510-1560 |
Yale | 必須 | 1500-1560 |
U Penn | 任意 (25年度まで確定) |
1510-1560 |
Brown | 必須 | 1510-1560 |
Dartmouth | 必須 | 1440-1560 |
Cornell | 任意 (25年度まで確定) |
1480-1550 |
アメリカの大学の中で最難関とされるIvy League校は、SATを含めた統一試験でも満点に限りなく近いスコアが求められます。
コロナ禍のSAT不要・任意の時期を経て、近年は合格者のSAT平均スコアが、どの学校でもコロナ前と比べて数十点高くなった傾向にあります。
Ivy League含め、アメリカの大学は統一試験だけでなく、高校の成績、推薦書、課外活動やエッセーなど、提出書類を総合的に見て合否を判断します。
よって、「SATでX点とったから絶対に合格・不合格」とは一概に言えないものの、Ivy Leagueの合格を目指すにはSATで最低でも1500点〜1550点をとっておくことが現実的だと言えます。
大学名 | SAT必要有無 | スコア目安 |
---|---|---|
Stanford | 必須 | 1500-1570 |
MIT | 必須 | 1520-1580 |
UCLA | 任意 | 1360-1550 |
UC Berkeley | 任意 | 1340-1540 |
University of Michigan | 任意 (25年度まで確定) |
1380-1540 |
University of Chicago | 任意 | 1510-1580 |
Purdue University | 必須 | 1210-1450 |
Northeastern University | 任意 (26年度まで確定) |
1470-1550 |
上記の表ではIvy League以外の人気校を一部まとめましたが、一口にアメリカの大学と言っても、求められるSATのスコアには大きな差があることがわかります。
また、アメリカの大学は統一試験だけでなく、高校の成績、推薦書、課外活動やエッセーなど、提出書類を総合的に見て合否を判断します。
よって、「SATでX点とったから絶対に合格・不合格」とは一概に言えないですが、志望校の目安点は確実におさえた上で、選択肢を広げるという意味でもSATの対策は計画的に進め、できるだけ高いスコアを目指しましょう!
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SATで平均・目標スコアを取るための対策方法は、海外滞在期間によって異なります。以下はSATで最終的に高得点を取得した先輩たちへのインタビューを元にまとめた、海外の滞在期間別の対策方法です。
滞在期間が長くても、SATのスコアがなかなか伸びないという帰国子女は大勢います。滞在期間が長い方は、SATの難しい単語を全て知っているかどうかを丁寧に確認し、今まで日常生活でなんとなく身につけてきた文法をきちんと見直すことが重要です。
滞在期間がやや長い方は、まず単語をきっちり覚えることが重要です。また、リーディングでスコアがあまり取れないという方は、数学で満点を目指すために、数学の過去問を繰り返し解きましょう。
このくらいの滞在期間の方は、滞在国や通っている学校にもよるかと思いますが、中には英語に自信がない方もいらっしゃるのではないでしょうか。SATの問題が難しく感じる、問題を読むのにまだ抵抗がある…という方は、まずTOEFLの勉強から始めましょう。次に、TOEFLの問題が解けるようになってきたら、辞書を使いながらSATの過去問に目を通し、わからない単語をどんどん調べていきましょう。少し遠回りと感じるかもしれませんが、これが最終的に目標点に到達するための近道なので、忍耐強く英語に慣れていくことが大切です。
EDUBALでSATの指導をする教師が教える勉強法についてはこちらの記事でご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
EDUBAL教師が伝授するSAT対策法 -Critical Reading(リーディング)編-
EDUBAL教師が伝授するSAT対策法 -Writing and Language(ライティング)編-
EDUBAL教師が伝授するSAT対策法 -Math(数学)編-
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EDUBALは、国内外の難関大学に通う帰国子女の大学生教師と、家庭教師を探している帰国子女の生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。SATで高得点を取得した教師も多数在籍しております。また、オンラインビデオ通話を通じた指導ですので、世界中どこでも、いつでもご自宅で受講が可能です。「大学受験に向けてSAT対策をしたい!」「SAT対策とあわせてTOEFL対策もしたい!」といった様々なニーズに対応しております。
EDUBALではSAT対策として2つのコースをご用意しております。
1.SAT対策コース:実際にSATを取得した教師が自身の経験に基づいて、生徒様一人一人に合った指導を行います。「受験日まで時間に余裕がある」「自分の持っているテキストを使用したい」「Math以外の科目の対策をしたい」という方におすすめです。
2.SAT Math短期集中コース(現在受付休止中):オリジナルテキストを用いて、SATのMathセクションに特化した指導を行います。「初めてSATを受験する」「Mathで600~700点を目指している」「3ヶ月以内に点数を上げたい」「Mathに特化した勉強をしたい」という方におすすめです。
生徒様にあったコースをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
(現在受付休止中)【SAT mathで600~700点を目指す方へ!】
EDUBALのSAT math短期集中コースは、オリジナルテキストを用いて豊富な演習量を確保。チェックテストで理解度を確認しながら進められます。
帰国子女枠での大学受験にSATは必要?
【2022年最新】日本人におすすめのアメリカ大学ランキング|エリア別TOP10
英語が苦手な人におすすめなSAT Readingの勉強法3選!
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
英語日本語共にネイティブである上、授業がとても分かりやすいです。英語、数学共に宿題などの急な質問にもすぐに対応していただき、その上説明もとても分かりやすいため、大変助かっております。
やるべきことを明確にしながら大変わかりやすい指導をしていただき、大変感謝しております。
わかりやすく丁寧に娘に対応していただきました。急な日程変更にも丁寧に対応していただき大変助かりました。
指導力がずば抜けている事は勿論ですが、いつも冷静に接してくださる所が素晴らしいと思っています。先生のおかげで息子が数学に対して高い目標設定をかかげ、自分にも出来るかも知れないという自信を持つことができるようになりました。
ご自分の体験をベースにした上で、生徒のレベルに合わせた対策を立てて対応してくれました。子供がなかなかうまくいかないときも、モチベーションを維持しながら淡々と授業を進め、しっかりと成果を出してくれました。目標には残念ながら届きませんでしたがそれに近い点数を取ることができたのは先生のお陰です。