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経験者が語る!帰国受験に英検は必要?帰国子女が英検を受けるメリットとは?

帰国子女であれば、多くの人が英検を受験するでしょう。しかし、
「英検って帰国子女枠受験で有利になるの?」
「帰国子女の英検って何級が目安?」

といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか?

今回は、帰国子女に英検が必要なのか、英検を受けるメリットは何かについてご紹介します。また、帰国受験における英検の扱いや学年別目安級もあわせてご紹介します。

 

 

筆者は、小学4年生までアメリカに滞在しており、小学5年生で準1級を取得し、慶應義塾湘南藤沢中等部に合格しました!
最後の体験談では、帰国中学受験における英検取得のメリットタイミングを解説します!

 

Writer Profile

SANA

現役慶應生、EDUBAL学生インターン&家庭教師。 アメリカ・ペンシルバニア州に小学校2〜4年生まで滞在

目次

  1. 経験者が語る!帰国子女が英検を受けるメリットって?
  2. 帰国子女が受験する英検の目安級は?
  3. 帰国子女が英検を受けるタイミングは?
  4. 帰国子女におすすめの英検勉強方法
  5. 帰国子女が直面する独特の課題
  6. 【帰国子女】英検取得後の進学とキャリアの展望
  7. 【英検×帰国受験】 第一志望校合格体験談
  8. EDUBALで帰国子女のための英検対策をしよう!

経験者が語る!帰国子女が英検を受けるメリットって?

帰国子女が英検を受けるメリットとしては、以下の通りです。
・海外滞在中に身につけた英語力を証明できる
・入試で有利になる

それぞれについて、経験者目線で詳しく説明していきます!

帰国子女が英検を受けるメリット:海外滞在中に身につけた英語力を証明できる

帰国子女が英検を取るべきな最も大きな理由は、英検は英語力の証明になるということです。幼少期や学生時代に海外経験があるということは、将来の大きなアドバンテージになりますが、その経験と語学力の証明となるのが英検なのです。また、英検は英文法の勉強や語彙力アップに効果的です。海外生活を通じて英語を勉強されている方は、話すことは得意だが文法がよくわからないという方も多くいます。特に準1級や1級では、日常会話では出てこないような高度な文法や単語について問われます。英検は英語力向上にも役立つという点も、メリットの一つです。

帰国子女が英検を受けるメリット:入試で有利になる

帰国入試の受験条件として英検取得を必須としている学校や、取得級によって加点されたり英語の試験自体が免除されたりするなどの優遇措置を設けている学校が多くあります。TOEFLやTOEICは、多くの機関で有効期限は受験から2年とされています。一方、英検は一度取得すれば生涯有効ですので、さまざまな場面で利用することができるのです。

 

●英検の優遇がある帰国受験校について知りたい方はこちら:

【2024年更新】英検の優遇がある首都圏の中学校を受験したい!帰国中学受験におすすめな学校9選!
【帰国中学受験】英検を利用できる関西圏おすすめ中学校5選!
【帰国高校受験】英検を利用できる関西圏おすすめ高校5選!

帰国子女が受験する英検の目安級は?

帰国子女の英検目安級 TOEFLiBT・TOEIC・IELTS・CEFRへの換算

英検 TOEFLiBT TOEIC IELTS CEFR
小学校まで 5・4・3級 12~44 100~440 1.5~3.0 A1
中学受験利用 準2級・2級 45~68 450~600 4.0~5.0 A1~B1
高校受験利用 準1級 69~99 600~870 6.0 B1
大学受験利用 1級 100以上 870~990 7.0以上 C1以上

帰国中学・高校受験では、英検を取得していると有利になる学校が複数あります。このような学校は、大きく分けて
・取得級に応じて筆記試験に加点される方式
・取得級に応じて合否判定において優遇される方式
・一定以上の級を取得していれば、英語試験が免除される方式

の3種類に分類することができます。このように、さまざまな方式がありますので、少しでも興味がある学校が英検により有利になる場合は、取得しておくと良いでしょう。

また、英検が出願の際に必須の場合もあります。一部学校では英検以外に、TOEFL JuniorやTOEFL iBTのスコアを必須としています。出願に英検が必須の学校では必要最低級を設けていることがほとんどですので、要項を確認し出願までに間に合うよう余裕をもって英検受験をしましょう。

 

海外滞在が小学生までなら英検5・4・3級

幼少期に海外に住んでいたお子さんは、リスニング力や発音が特に優れているといえます。英検を取得しておくことはもちろん大事ですが、帰国後に英会話を継続して発音の良さを維持したり、海外での経験を大切にすることも大事です!資格取得に限らず、経験を将来に生かせるようにしましょう。

 

帰国中学受験に利用するなら英検準2級・2級

帰国中学受験において、英検で有利になるには最低でも3級が必要といわれています。しかし、レベルの高い人気校には、小学生で準1級以上を取得している人も出願をします。帰国中学受験で英検を求める学校は限られていますが、志望校の要項を確認し英検が必要であれば、求められている最低級より上の級を取得しておきましょう。
また、級が上がるにつれて、英語レベルだけでなく内容もアカデミックになり難易度が上がるので、英検対策は中学受験の筆記試験対策にもつながります。アカデミックな内容に慣れるという意味でも、小学生のうちから英検を受験しておくと良いでしょう。

 

 

帰国高校受験に利用するなら英検準1級

帰国高校受験において、英検で有利になるには一般的に準2級以上が求められると言われています。例えば、昌平高校では準2級以上で判定において優遇されます。一般に中学卒業レベルといわれている3級よりも、帰国子女は高い英語力が求められるということでしょう。しかし、出願に英検が必須としている学校では、2級以上という学校もあります。例えば、ICUの推薦入試では、日本人学校出身者は2級以上、インターナショナルスクールまたは現地校出身者は準1級以上が必須です。帰国高校受験生の中には1級を持っている人も多くいますので、首都圏の難関校などの人気校を目指している方は、なるべく上の級を取得しておきましょう。

 

帰国大学受験に利用するなら英検1級

英検を利用して帰国大学受験をするには、最低でも2級が必要です。英検2級があれば出願できる学校の例として、上智大学の一部学部があります。準1級があれば、英検での出願を認めている大学のほぼすべてに出願することができます。しかし、人気大学や人気学部に合格するには、より高い級を取得しておくことが必要です。特に、英語圏に住んでいた方は、そうでない方に比べ高い英語力を求められますので、出願資格よりも一段階上の英検1級を目指しましょう。帰国大学受験では、英検やTOEFLなど、大学外部の外国語検定資格の提出が求められます。しかし、TOEFLスコアしか認めていない大学もあります。そのため、帰国大学受験のために外国語検定を受験するのであれば、英検よりもTOEFLを受験することをおすすめします。

 

帰国子女が英検を受けるタイミングは?

帰国子女が英検を受けるタイミング:海外滞在中

現在、海外に住んでいるお子様も、「海外の公開会場」「海外特別準会場」で英検を受験することができます!現在、海外の2ヶ国4都市に設けられており、イギリス(ロンドン)と、アメリカの3都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルル)の4都市で開催されています。

各会場の2024年度の試験日の詳細等は以下のページも参考にしてください。

詳細については、英検の公式ホームページを確認してください。

 

また、海外では、多くの日本人会(例:シンガポール)、日本文化普及センター(例:フランクフルト)、日本人学校などが主体となり、「海外特別準会場」として英検を実施しています。

英検の協会(日本英語検定協会)の方から準会場団体の紹介等はできないことになっています。
英検の実施有無、申し込みの詳細については、滞在都市の日本人会、通学中の日本人学校等に直接問い合わせをしましょう。

本会場と準会場の試験内容は同じです。
しかし、本会場では4級・5級が、準会場では1級・準1級が受験できません。したがって受験の申し込みをされる際は、その会場が受験する級に対応しているか必ずチェックしましょう。<

 

帰国子女が英検を受けるタイミング:帰国後

日本に本帰国後や、一時帰国中に英検を受験されるという方も多いかと思われます。英検の対策と受験勉強とを両立させるのは大変かもしれませんが、求められる英語力は共通するところがあり、一方の勉強は必ずもう一方にも役に立つので、受験生は早めの英検取得をお勧めします。

帰国子女におすすめの英検勉強方法

英検対策で重要となるのが、語彙力です。なぜなら、単語穴埋めセクションだけでなく、長文読解やライティングなど試験全体に関わってくるからです。特に、準1級以上では、日常ではあまり聞かないような単語や熟語が多く出てくるので英検のための対策が必要です。そこでおすすめなのが、「英検でる順パス単」シリーズです。出題頻度が高い順に単語や熟語が載っているうえ、無料で音声版をダウンロードすることもできるため、リスニング対策にも効果的です。まずは、ご自身が受験される級の「英検でる順パス単」で単語対策から始めましょう。

EDUBALでは級別の1次試験・2次試験対策法をご紹介している記事もございます。さらに詳しい対策法や解き方のコツを知りたいという方は、こちらもあわせてご覧ください。

 

【帰国子女×英検】リスニングはメモを取る練習

帰国子女の方は、日常会話で英語を使用されることが多いため、耳は英語に慣れていることが多いです。一般受験生は比較的リスニングが苦手であり、帰国子女にとってリスニングは非常に点を取りやすく、差をつけやすいセクションとなっています。ケアレスミスをしないように集中して、普段からメモを取る練習をしておきましょう。

 

【帰国子女×英検】リーディングは洋書を活用した多読で鍛える

英検の問題を効率よく解いていくためには、英文を素早く読み瞬時に意味内容を理解することが大事になってきます。そのためには、日常的に洋書や新聞などで英文に触れ、読解力を高めましょう。英検の問題特有の解き方については、ぜひEDUBALの家庭教師にご相談ください。

 

【帰国子女×英検】ライティングはアイデアを考える力・構成力を

英検のライティングの問題数は、どの級も年々増えており、ライティングなどの実践的な英語力の重要度が確認できます。主張→理由→結論という構成をベースに、お題に関して自分なりの経験やサポートする理由を書けるようにしましょう。

 

【帰国子女×英検】スピーキングは瞬間英作文+論理的思考

スピーキングは、自分の考えを瞬時に英語で伝えることと、ライティングと同様に質問に対して論理的に考えることが求められます。帰国子女の方は前者はすでに出来ていることが多いので、無闇矢鱈に話すのではなく、主張→理由→結論という構成を頭の中で組み立ててから話すことを心がけましょう。

 

帰国子女が直面する独特の課題

帰国子女が直面する独特の課題:文化的背景の違いへの対処

帰国子女の方にとって、帰国後は現地校やインターとの違いに戸惑うことも少なくありません。実際、筆者も3年間アメリカ滞在後に帰ってきた時には、日本の小学校に馴染むことに最初は苦労しました。しかし、幼少期や学生時代を海外で過ごすことができたという経験は、一生物の財産です。ぜひそれを存分に生かして、その経験から新たなことにどんどんチャレンジしていってください。そのための基盤として、英検をはじめとした英語資格は、自分の力と経験を証明するために非常に有効です。EDUBAlの教師は全員が皆さんと同じような帰国子女です。英検の対策方法をはじめ、是非どんなことでもご相談ください!

 

帰国子女が直面する独特の課題:学校教育とのギャップに対応

海外の学校では、ディスカッション・ディベート・プレゼンテーションなどのアクティブラーニングが盛んに行われており、文法解説や読解の授業が少ないかもしれません。そんな学校教育のギャップに最初は戸惑うかもしれませんが、正しい対策をして元の英語力を活かせれば、より高いレベルの合格も目指せるでしょう。

 

【帰国子女】英検取得後の進学とキャリアの展望

英検取得は、進学・就職においてアドバンテージになることが期待できます。前述の通り、進学においては入試や特待生・奨学金授与のためにもとても有効です。そして何より、高いレベルの英検を持っていることで自信を持ってご学力をアピールできることとなり、自己PRの強化に繋がります!一般的な就職活動では、英検2級以上から履歴書に書くことができ、特に外資系企業や海外展開する企業では、英語力証明として英検の取得が要求されること多いです。また、留学先の受け入れ条件やビザの取得にも役立つことがあります。英検を持っていることで他の英語資格にも挑戦しやすくなり、これからの国際化社会において間違いなく、難関大学進学やキャリアアップに繋がるでしょう。

 

【英検×帰国受験】 第一志望校合格体験談

帰国受験合格体験談:筆者のプロフィール

海外滞在歴:アメリカ 小2〜4
英検取得歴:2級(小4) 準1級(小5)
合格校:慶應義塾湘南藤沢中等部、洗足学園中学校、頌栄女子学院、立教女学院中学校、かえつ有明中学校

帰国受験合格体験談:英検受験のメリット

英検取得のメリットとしては、優遇制度で加点や試験免除ができる、英検の勉強がそのまま受験勉強に活きるなどが挙げられます。英語の試験が英検◯レベル、などと記載されていることが多く、英検取得が勉強の指標になりやすいでしょう。私自身の経験としては、準1級に合格していたことが難関中学を受けるときの心の支えだったので、ストレスから精神が不安定になりやすい受験期の精神安定剤としてもおすすめです!

帰国子女の方は、帰国してから特にスピーキングやリスニングが落ち易くなるので、英語力維持のためにも英検の勉強は有効でしょう。また、私が受けた受験校は国語・算数・英語の3教科が主だったため、英検を持っていることである程度の英語力が保証されるため、国語・算数に時間を回せました。

帰国受験合格体験談:英検受験のタイミング

英検受験のタイミングとしては、受験勉強が本格的に始まる前に取っておくのがベストではありますが、両立は十分可能です!先述の通り、英検の内容は帰国受験の試験内容と通ずるところがあり、また、英検のレベル感・難易度をもとに試験が作られていることも多いからです。実際私も、小学5年生の4月から受験勉強を始め、最初の4〜6月の3ヶ月間は、英検準1級対策と受験勉強の両立をしていました。

以上のように、中学校の帰国受験をするにあたって、英検取得は非常にお勧めです!日本の中高生の間では、英語レベルは英検を指標に図られるので、海外子女の方も帰国子女の方も、英検受験はとても有効的です。
詳細については、英検の公式ホームページを確認してください!

 

EDUBALで帰国子女のための英検対策をしよう

今回は、帰国子女にとって英検とはどのような試験なのかについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?英検は帰国受験には必要ない可能性もありますが、一度取得しておくことでほぼ永久的に英語力の証明として利用することができますので、受験をしておくと良いでしょう。

 

帰国子女のためのオンライン家庭教師サービスEDUBAL

EDUBALは、国内外の難関大学に通う帰国子女の大学生教師と、家庭教師を探している帰国子女の生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。英検を取得した教師も多数在籍しております。オンラインビデオ通話を通じた指導ですので、世界中どこでも、いつでもご自宅で受講が可能です。
「英語力保持やレベルチェックのために英検を受けたい!」
「帰国中学・高校受験に向けて英検対策をしたい!」
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といった様々なニーズに対応しております。実際に英検を取得した教師が自身の経験に基づいて、生徒様一人一人に合った指導を行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。

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