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IB Chemistry IAは自由に研究トピックを選ぶことができます。Chemistry IAを意識し始めたIB生の多くは「結局どのトピックが正解なの?」や「実験は何について研究すれば良いの?」といった悩みを抱えます。こういった悩みは研究の選択肢が多いからこその悩みです。
筆者もChemistry IAでかなり苦戦しましたが、いくつかのアドバイスを基に進めたら23/24をと取ることができました。
そこで、本記事ではChemistry IAのトピック選びから本文の書き方について、筆者の体験談やアドバイスを踏まえて解説していきます。
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Chemistry IAは選択したトピック次第で難易度が上がります。初めてやる実験をしてしまうと、失敗してしまう可能性が高くなったり、準備に時間がかかってしまったりします。そこで、成功したことのある実験を選びましょう。成功したことのある実験を行うことで、過去の実験をもとに、より良い実験を行うことができます。
Chemistry IAでは「主体的な取り組み」というクライテリアがあります。「主体的な取り組み」の配点は2点ですが、必ず満点を取れるように意識しましょう。満点を取るために意識した方が良いのは自分のアイデンティティーに関連させることです。
もしも、「この実験得意!」などがなければできるだけ簡単な実験を選ぶようにしましょう。簡単な実験を選ぶと、実験が失敗したときにやり直しができます。また、IBOが定めている実験時間は10時間程度です。実験を計画している段階では10時間かからないと見込んでいたとしても、多くの場合は10時間かかってしまいます。複雑な実験だとより時間がかかります。そこで、できるだけ簡単な実験がおすすめです。
筆者の体験談:
・筆者は日本のアイデンティティーを主張するために出汁について実験を行なった
・過去の実験を通して定量実験が得意だったので、定量分析実験を選択した
→出汁に含まれている旨味成分を定量分析実験を通して測定した
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実験では正確なデータを取るために実験を繰り返すと思います。実験毎でメモを細かく取ってしまうと、実験が長引いてしまいます。そこで、最初の実験のみ細かくメモを取り、残りの実験では必要なこと(生データや特殊な反応は起きた場合など)のみをメモしましょう。
実験には「こうすれば良かった…」や「この技術があればより良い実験ができたのに…」など後悔がつきものです。Chemistry IAではこういった改善方法を提示することが重要視されています。問題点や改善点を発見できるのは実験中だと思うので、こういった点に意識しましょう。また、実験中にアクシデント(薬品がこぼれてしまったなど)があれば、「どのように未然に防げるか」などの視点も持っておくと良いでしょう。
実験は多く繰り返せば繰り返すほど正確になります。実験にもよりますが、最低でも10回は実験を繰り返しましょう。学校がChemistry IAに寛容な場合、薬品が切れるまで実験を行うと良いでしょう。
筆者の体験談:
・筆者は実験を合計40回以上繰り返した(薬品が切れたため)
・筆者は実験中に「反応前後の違い」「数値」「改善点」を表にしながら記入したことで、整理しながらメモを効率的にとれた
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Chemistry IAには構成のテンプレートがあります。テンプレート通りに書くことで、整理しながら書くことができます。また、テンプレートは採点官にとって読み慣れた構成なので、テンプレートは採点官に伝わりやすい書き方になっています。
テンプレートは下記を参考にしてください:
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データには生データと加工データがあります。生データは実験で得たデータになります。加工データは生データを処理したデータです。Chemistry IAでは加工データだけではなく、生データも提示するようにしましょう。生データが必要な理由は、加工データだけだと「このデータの処理方法は妥当なのか?」という疑問が残るからです。
表やグラフを作る際にはルールがあります。例えば、「表はページをまたいではいけない」や「グラフにはラベリングを行う」などがあります。このルールに則って本文を書くことで、「コミュニケーション」のクライテリアで高得点を取ることができます。
筆者の体験談:
・筆者は、本文は過去形で書くことを意識した
・筆者は表やグラフをできるだけ多く使った
・改善点は似た実験の改善点を参考視した
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Chemistry IAの対策法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
Chemistry IAは自由に実験ができるので、自分の興味のある実験を行うことをおすすめします。また、トピック決めは一番重要なプロセスなので、時間を十分確保しましょう。
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