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IB PhysicsはGroup 4の中でも難しい教科です。多くの生徒が苦労しているのではないでしょうか。
そんなIB Physicsには「Paper1」「Paper2」「Paper3」の3つの筆記試験があります。この記事では「Paper2」と「Paper3」の徹底解説をしていきます。
「Paper2と3の内容は?コロナでどう変わった?」「効率がいい勉強法とは?」「試験中のコツとは?」などの疑問にお答えします!
この1ページで悩み解決!IBDPブログ記事まとめ
IB Physics Paper1(国際バカロレア 物理)の勉強法・対策法を経験者が伝授!
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IB Physics Paper2の内容を以下の表にまとめました。
SL | HL | |
---|---|---|
内容 | 30問の短答式問題と論述式問題 | 40問の短答式問題と論述式問題 |
配点/比重 | 50点/40% | 90点/36% |
時間 | 75分 | 135分 |
計算機の有無 | 〇 | 〇 |
データブックレットの有無 | 〇 | 〇 |
学習範囲 | ・Measurements and uncertainties (測定と不確かさ) ・Mechanics (力学) ・Themal physics (熱物理学) ・Waves (波) ・Electricity and magnetism (電気と磁気) ・Circular motion and gravitation (円運動と万有引力) ・Atomic, nuclear and particle physics (原子・原子核・素粒子) ・Energy production (エネルギー生産) |
SLの内容を加えた以下のトピック
・Wave phenomena ・Fields ・Electromagnetic induction ・Quantum and nuclear physics |
IB Physics Paper3の内容を以下の表にまとめました。
SL | HL | |
---|---|---|
内容 | Section A: 実験スキルに関する短答式問題 Section B: 1つの選択項目からの短答式問題と論述式問題 |
Section A: 実験スキルに関する短答式問題 Section B:1つの選択項目からの短答式問題と論述式問題 |
配点/比重 | 35点/20% | 45点/24% |
時間 | 60分 | 75分 |
計算機の有無 | 〇 | 〇 |
データブックレットの有無 | 〇 | 〇 |
学習範囲 | ・Relativity (相対性理論) ・Engineering physics (基礎工学) ・Imaging (イメージング) ・Astrophysics (天体物理学) |
SLの内容と同様 |
IB Physicsの試験では、問題によって点数の配点が分かります。間違っても減点法ではありませんので、安心してください。試験では、Paper1と違い、鉛筆ではなくペンが必要となる為間違えないように気を付けましょう。
IB Physicsの主な特徴としてGrade boundariesが低いという点があります。
例えば2020年11月試験のChemistry HLの場合、Paper2では90点中53点を取らないとIB5が取れないのにも関わらず、Physics HLの場合、90点中45点を取るとIB5が取れます。
Paper1も同様です。これはその分Physicsの内容が難しいということでもあるので、気を抜かないようにしっかりと勉強に育みましょう。
反対にPhysicsのPaper3では Grade boundariesは高めです。2020年11月試験のChemistry HLの場合、Paper3では45点中23点でIB5が取れますが、Physics HLの場合、45点中28点を取らなければIB5が取れません
*年度によって変更があります。
筆者の体験談:IB Physics HL経験者の筆者はPaper3のOptionでAstrophysicsを取りましたが、勉強内容としては、Paper1と2に比べてかなり勉強しやすいイメージがあります。1つのトピックに注力する事に加え、自分の興味のあるトピックを選択できるので、とても楽しんで学べました。結果的に、一番点数が高かったのもPaper3でした。
続いて新型コロナウイルスによる変更点ですが、2021年5月と11月にある試験ではPaper3が免除がされます。これにより、Paper1とPaper2の比重が従来よりも大きくなったため、Paper3で点数を取ることが難しくなってしまいました。
筆者はPaper3が一番得意だったため、Paper3で点数を上げるという戦略を取っていました。しかし、今年に関してはこの戦略が取れないため、より基本の学問範囲を理解することが重要になってくるでしょう。
反対に、Paper3が苦手な生徒にとってはチャンスだと思うので、同様にPaper1とPaper2のクオリティーを上げていきましょう。
Paper 1 | Paper 2 | Paper 3 | IA | |
---|---|---|---|---|
比重(%):SL | 20 | 40 | 20 | 20 |
比重(%):HL | 20 | 36 | 24 | 20 |
Paper 1 | Paper 2 | Paper 3 | IA | |
---|---|---|---|---|
比重(%):SL | 30 | 50 | – | 20 |
比重(%):HL | 30 | 50 | – | 20 |
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個人的に過去問を解くことはPhysicsのみならず、他の教科においても一番効率的な勉強法だと感じています。ただこの方法には少しコツがあります。
過去問にも「古い過去問」と「新しい過去問」があります。そして、「新しい過去問」の方が実際に皆さんが受ける本試験と似た形式になっています。ですので、まずは「古い過去問」から解き始めることをお勧めします。
古い過去問を解くときは時間を気にせず解き、本試験間近に新しい過去問を本試験と同じ時間で解いていきましょう。
Paper2よりもPaper1から解き始めるとより効率的です。Paper1での問題の順列はトピックの順になっています。その為、自分がどのトピックでよくつまずくのかがはっきりします。また、Paper1では主にトピックのコンセプトが理解できているかが試される問題が出てくるため、Paper2の準備運動にもなります。
問題を解くにあたってやはり単元ごとの理解は必要不可欠です。それに加え試験中に使用できる公式シート(data booklet)に載っている公式を理解することはとても重要です。
主にPaper2ですが、IB PhysicsではPaperを添削する際にルールがあり、特定の公式を使った式を書いていれば、最終の答えを導き出せなくても1点稼ぐことができます。その為、どの公式をどの問題に使うか、それぞれの公式にあるシンボルの意味・単位(Unit)を理解することが点数アップのカギとなります。
例えば、最終の答えの単位がm/sならm ÷ sということなので、文中にmやsの単位がつく数字を見つけましょう。また答えを書く際、有効数字(significant figures)も忘れず確認しましょう。
UncertaintiesとはPhysics、Chemistry、Biology、全てのGroup4の科目で1トピック目に習う基礎的な単元です。主にグラフの見方や計算時の小数点の付け方についてのトピックですので、他のトピックの問題とも、とても関わりのあるトピックとなっています。その為、Uncertaintiesは初めにマスターしてしまいましょう。
Group4から2科目取っている生徒は、両科目で出現するトピックである為、より完璧にしておきたいものです。
また、このトピックの問題のパターンは限られている為、過去問を解き、解き方に慣れておけば点が点数が取りやすくなります。
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Physicsのみならず、ほかの科目でもCommand termを理解することはとても重要です。Command termとは問題文の一番初めにある単語でExaminerが何を求めているかを示しています。的を射た答えが点数アップには必要不可欠です。これを直ちに理解することで、問題の意図は何かが効率的に知ることができます。
Command termについて詳しくは別の記事に記載しているのでぜひチェックしてみてください。
IB生必見!知らないと試験で差が出る「Command term (指示用語)」とは?
Paper2と3は減点式ではありません。ですので、問題を空欄のままにしておくことはとてももったいないことです。
最終の答えにたどり着かなくても特定の公式を使った計算式、または特定の単語やフレーズを書けば点数はもらえます。分からない場合でも、何かしら記入しましょう。
また、計算問題では問題文中に出てきた数値と、その数値を使う公式を書き出すことによって、質問の意図を理解することが効率的にでき、頭の整理ができるのでお勧めです。
Paper3のSection Bでは、個人が選んだOptionについての問題が出題されるます。その為、複数のトピックについて出題されるPaper1やPaper2に比べ、Paper3では問題の種類が限られてきます。
これはPaper3では過去問と似たような問題、または全く同じ問題が本試験でも出てくる可能性が大いにあるということです。特に単語の定義を問われる問題は限られる種類しかありません。
単語定義問題を暗記し、完璧にすることで本試験では確実に点数が取ることができます。本試験前に必ず繰り返し過去問を解いてみましょう。
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