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10/30(土)に、「【IBスタートダッシュイベント】IB生活に向けて、最高のスタートダッシュを切ろう!IB卒業生によるパネルトーク~IBにおけるタイムマネジメントと勉強方法~」を開催しました。このレポートは、本イベントでのパネルトークを簡単にまとめたものです。
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岩田さん | 国際基督教大学 教養学部4年 |
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国内インター出身 | |
HL:Japanese A Language and Literatre, Physics, Math SL:English A Language and Literature, Chemistry, History |
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吉田さん | 国際基督教大学 教養学部4年 |
オーストラリアの現地校出身 | |
HL:English B, Biology, Business Management SL:Japanese A Lit. Self-Taught, Physics, Math |
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齊藤さん | 慶應義塾大学 法学部1年 |
日本の一条校(IB校)出身 | |
HL:English A Language and Literature, Japanese A Literature, History SL:Chemistry, Math, Visual Arts |
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高橋さん | 筑波大学 医学群医学部(2022年4月入学予定) |
マレーシアのインター出身 | |
HL:Math AA, Chemistry, Biology SL:English A Language and Literature, Japanese A Literature, Geography |
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岩田: みなさんのIB生時代の一日のスケジュールについて教えてください。
吉田:私は朝起きて勉強してから学校で一通り授業を受けて家に帰ってその日の復習などをしていました。12時くらいには寝ていたと思います。
齊藤: 私は朝勉強とかはせずに学校に行って、18時くらいまで部活をやって家に帰ってからその日のIBの復習だったり、グループとかペアワークだったりを友人と電話しながら夜遅くまで勉強していました。
高橋: 私も夜型なので、8時から15時まで学校に行った後、部活が17時まであったので家に帰ってから夜ご飯も食べてちょっと休憩して21時くらいから0時くらいまで勉強していました。
岩田:部活とかあると大変になってきますよね。IB生時代に帰ってまずしていたことが寝ることだったんですね。寝て体力を貯めて、課題がたくさんある日には夜頑張ろうっていう感じになっていました。自分が朝型なのか夜型なのかなど自分に合ったスケジュール立てが必要になってきますね。
岩田: 週末はどのように過ごしていましたか?
高橋: 1年生の後半と12年生ではIAがあったので、IAやIAの練習をできるだけ終わらせて、あとは不得意な科目の練習とかも週末にやっていました。私の場合は11年生で週末全部勉強を入れていて疲れてしまったので、12年生では休憩の時間に友達を遊びにったり、夜ゲームをしたりとか息抜きをいれていました。
齊藤: 一年目は結構週末はだらだらして友だちと遊び行くこともありながら、課外活動であったり課題であったりをやっていました。DP2年目の後半くらいになってから、朝早起きして8時から12時まで友達と電話しながら一緒に勉強するっていうルーティンができました。そして、昼は各自休憩してご飯食べて夜は1人で勉強するって言うのを大体毎週末やっていました。
吉田: 1年目はCASの活動とかにも行っていたかなと思います。近くのカフェでボランティアしたりとか友達に何か教えてもらったりなどとCASの時間と一緒に息抜きにもなることをしていました。
岩田: 自分も週末は休みたい、でも課題があるっていう感じだったので、テレビを結構見ていて「よしこれ見たらやるぞ」っていう風に気合いを入れてやることを自分の中では心がけていました。
岩田: CAS、TOKやEEなどのコアはどのように進めていましたか?
吉田: CASでは学校の中の活動をやることもあれば学校外で自分で探すこともありました。学校外の活動だと個人的に興味があったことをやっていました。進め方としては、2年目が忙しくなるとすごく言われていたので、要件を満たせるくらいに1年目でほとんど終わらせていたかなって思います。
齊藤: CASは部活メインでずっと継続的に走らせていてなんかプラスアルファで短期的なもの、ビジネスコンテストとかボランティアとかやっていました。CASプロジェクト(CASの枠組みに当てはまった長期的な活動を計画、実施、振り返りまで自分で行うもの)は時間も要するし大変っていうことで一年目に終わらせていました。TOKに関しては私は自発的にやるより、授業に沿って進めていき、プレゼンや課題のある時は学校の放課後に友達とディスカッションして理解を深めていました。
高橋: CASに関して、私はコロナのロックダウンの影響でactivityやserviceが外に行って出来なくなったため、家で出来ることを考えました。例えば、家のアパートのジムに行って記録を取ってCAS coordinatorにその記録をあげたり、学校関係で働きにいけなくなったセキュリティガードのためのご飯を集めたりする活動をやっていました。EEとTOKの方は授業に沿いながら進め、EEのsupervisorと一緒に立てた計画に沿って土日にやっていました。
岩田: みなさん、結構学校に沿ってやっていた感じなんですね。私の場合もEEでいうと2年目になると大変になることを知ってはいたので夏の間に一気にやろうって気持ちはありました。CASも学校の活動を中心にやっていたので、自分の中でコアを意識したっていうのはなく、特に意識したこととしてはTOKのエッセイだったりとかプレゼンでした。コアのタイムマネジメントで言うと継続的に頭のどこか片隅で思いながら毎日授業行ったりとか課題を行ったりっていうのが効率的で一番最後に終わっている状態につながると思います。
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岩田: 一年目の時に苦労した点について教えてください。
吉田: 私はJapanese A Literature self-taughtだったこともあり、自分で勉強を進めていかないといけない部分が少し大変でした。
齊藤: Japanese A Literatureでは作品を読む際に一章ずつ読んで細かく分析する勉強の仕方をしていたので最終的に作品の全体のテーマに位置付けるっていうことが難しかったです。逆にEnglish A Language and Literatureでは言語そのものだったので物語全体を意識する必要がなかった点では少し楽でした。
高橋: 私は漢字が小学校レベルで止まっていたので本を読めても書けないから試験で問題が解けなくて困っていました。漢字練習帳を買って練習していました。本の難しい漢字も読めないため物語の意味がわからず苦労していました。そういうときはYoutubeのAudio bookなどに頼っていました。
(IB DPにおける評価方法の例:Group 1 言語)
岩田: どのように勉強していましたか。また、その教科特有の勉強法などはありましたか。
高橋: 比喩などの表現技法を覚えるためのノートを作って試験の前に何回も復習していました。Paper 1の構成も頭の中に入れておくために授業で習った書き方をまとめた紙で勉強していました。
齊藤: 本を何回も読むのが嫌だったので、読んでいるときに引用できそうな部分に記しを付けていました。また、クラスの子たちと共有ドキュメントを作ってみんなで違う章を担当して技法や引用の分析をまとめることで理解が深まっていったので、この方法は是非お勧めしたいです。
吉田: たくさんの文学作品を読む中でどこに何があるかの管理が大事かなって思っていました。使えるなって思う引用個所をハイライトするだけでなく、なぜそこが大切なのかまでメモを残していました。
岩田: こうすれば良かったと思うことはありますか。
吉田: 引用個所をどう捉え使うのかは個人で異なると思うので、他の人と話すっていうことをしていなかった私からするともう少しやるべきだったんだろうなと感じています。
齊藤: 作品の全体像を見失いがちになってしまうことがあったなと思います。最初からそれぞれの章の細かい分析がどのように全体像を作っているのか意識できるとよかったです。
高橋: 私は漢字の勉強に集中しすぎてDP1年目の終わりにある試験でPaper 1の書き方の練習不足でショックを受けたので、学校外でもIBの過去問題に触れておけばよかったなと今でも思っています。
岩田:学校が提供するものに加えて自分が勉強したい時に何をすればいいのかわからない場合があると思います。そういうときは過去問を見て形式に慣れておくことが大事です。
岩田: 一年目の時に苦労した点について教えてください。
吉田: Business Managementを取っていたのですが、普段聞かないような馴染みのない専門用語に苦労した覚えがあります。ただニュースで聞いているような言葉に触れることができたため、現実世界とのつながりを感じながら勉強できました。
齊藤: Historyを取っていたのですが、今までと授業スタイルが違って、トピックについての深いディスカッションをすることがそもそも慣れていなくて大変でした。IB独自の覚える用語も多く、それに足してどうやって答えを作成するのかが難しかったです。
高橋: 私の取っていたGeographyではテスト対策としてケーススタディとコンセプトを結び付ける必要があったのですが、各ケーススタディの統計情報などを覚えることに苦労していました。
岩田: どのように勉強していましたか。また、その教科特有の勉強法などはありましたか。
高橋: 私はフラッシュカードをクラスのみんなと作って用語を覚えていました。
岩田: やっぱり覚える系の勉強法ですよね。自分の場合もHistoryだったのでノートに年号や重要なイベントを書くことをすごくしていました。
齊藤: 1年目はひたすら教科書を読み、ノートにまとめ、まとめたものをクラスでディスカッションをしていました。1つの歴史のイベントを図のような形でノートに整理することをよくしていました
(齊藤さんが実際に作成したHistoryのノート)
岩田: 暗記だけではなく、IBでは関連付けるっていう高度な考え方が求められていたなと私も感じています。1つの物事と他の出来事の関連性を答える問いが出題されるので、つなげて考えることが大切だと思います。
岩田: こうすれば良かったと思うことなどはありますか。
吉田: 1年目で専門用語の暗記をやっておくことが大切だなと思いました。暗記ってIBっぽくないかもしれないのですが、授業でやったことがしっかり頭に入っていないと問題を解く際やレポートを書く際にも応用することができないと個人的には思っています。
岩田: 一年目の時に苦労した点について教えてください。
高橋: Biologyの暗記には苦労したと思います。試験では8点分のパラグラフを書くような問題も出るので、コンセプトを覚えることが大変でした。
齊藤: Chemistryの実験そのものに苦戦したり、実験の結果を説明されてもちゃんと理解して授業中に処理することができなかったです。自分がどういうことを実験していたのか認識しておくべきだったと思います。
吉田: 私も高橋さんと似ていて、Biologyの用語などを理解して暗記していても、IBに求められているキーワードや答え方をすることができず点がもらえないことがあり苦労しました。
岩田: 自分は問題を解くだけでなんで自分がそれをやっているのかを理解していなかったと思うんです。使っている数式の意味や問題が聞いていることなどの基礎的な部分が出来ていなかったと思います。
岩田: どのように勉強していましたか。また、その教科特有の勉強法などはありましたか。
高橋: 私は授業内でよくクイズ形式の競争していたこともあり、テスト前などにも生徒たちで自主的にやろうよと声を掛け合って勉強していました。
岩田: 他の科目の話でも出ていましたが、誰かと一緒に勉強することっていいですよね。自分の知識をアウトプットする機会でもあるし、知らないものをインプットする機会にもなりますね。
岩田: こうすれば良かったと思うことなどはありますか。
齊藤:もっと早くから計画的に勉強を進めておくべきだったなとは後悔しています。Chemistryはトピックがつながっていて、最初の方に習ったものを理解していないと後からの内容を理解できないことがあったので、過去問や問題集を使って勉強しておくことが大切だと思いました。
吉田: 理科に限らないことかもしれないのですが、過去問を解いた後にMark schemeをきちんと見て何で点を引かれたりもらえたりするのかを確認することは最初からやっていればよかったと思っています。丸付けだけをして終わりにするのではなく、自分の回答の分析をすることが大事だったと感じています。
岩田: やはり最終試験を意識して授業の受け方や日々の勉強の仕方を考えていくことが大切になっているようですね。
(IB DPにおける評価方法の例:Group 4 自然科学の場合)
岩田: 一年目の時に苦労した点について教えてください。
齊藤: 私は一年目では苦労せず授業は楽しかったのですが、二年目で急に難しくなったなと感じて練習問題を解いていました。
吉田: 私は電卓などの数学特有のツールやファンクションを使いこなせないことが多くて、それにも苦労した覚えがあります。
高橋: 授業ではつまずかなかったのですが、実際に過去問題を解いてみるときに全然出来なかったため一年目はその壁をどうやって乗り越えるかに苦労していました。
岩田: 実際の問題を解き始めると全然できないことがあるあるですよね。ちなみにその壁はどのように乗り越えましたか?
高橋: もちろん家庭教師も付けたんですけど、数学では答え方が一つではないのでIBの過去問を友達と解きながらお互いに説明し合ってました。
岩田: 私自身もとりあえず問題をいっぱい解くってことをしていました。その問題が何を聞いているのかを理解するためにたくさんの過去問題に触れていました。
岩田: どのように勉強していましたか。また、その教科特有の勉強法などはありましたか。
吉田: 授業が分かっても実際にやってみたらわからないことがあったので、結構先生に聞きに行っていました。割とどんなに小さい事でもわからない時は聞きに行っていました。
岩田: せっかく先生という存在がいるなら、きちんと「頼る」ことが大切ですよね。
高橋: 教科書の問題だけでなく、IBの作っている問題(過去問)を解いてIBの問いの聞き方に慣れておくべきだったと思います。私がよく使用していた過去問のあるexam-mate(※1)というWebサイトだと条件をつけて解きたい問題の検索をかけることができたのでおすすめです。
※1: 高橋さんのよく使用していたexam-mateは( https://www.exam-mate.com/)より閲覧できます。
岩田: こうすれば良かったと思うことなどはありますか。
吉田: 今は解説をしている動画やWebサイトなどが充実しているので、1人で頑張るよりもそういうものを活用していたらより効率的に復習や疑問点の解消が出来たんだろうなと思います。
齊藤: 私は数学がすごく嫌いで後回しにしてしまっていたので、一年生の頃からしっかり問題集に向き合っていればよかったなと思います。
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参加するのとしないのとではIBのカリキュラムをどのようにこなしていくかに差ができると思う。また、自分の得点を最大限に伸ばす勉強法を知ることで、効率よく、かつ無駄のない、確実に実力を伸ばす勉強ができると思う。
勉強法は人それぞれだと思いますが、卒業されて何年か経ってからのご意見であったり、終了されて間もない方のご意見であったり、いろいろ聞いてみることで自分に何が合うかを考えてみる良い機会になると思います。
学校(保護者会)では、ここまで教えていただけません。
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イベントレポートはいかがだったでしょうか?IBは世界的に見ても、非常に難易度の高いプログラムです。EDUBALはそんなIBや帰国受験のお悩みに応えるため、元IB生や帰国受験経験者の家庭教師が多数在籍しています。指導についての質問やお悩みがある方は、ぜひご気軽にご相談ください。
またEDUBALでは、本イベント以外にも、IBのお悩み・その後の進学・資格受験など、皆様の多様なイベントを定期的に開催しています。ぜひ以下のリンクから過去のイベントレポートを読んで、今後のイベントにご参加ください!
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EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
とても真面目な先生に計画的に指導していただいています。 おかげでテストで高得点がとれました。
日本語で授業させていただいてますが、説明が分かりやすく質問にも丁寧に答えてくれています。授業科目以外の経験やアドバイスもシェアしていただいてるのでIB全体の参考になり助かっています。
本人とよく相談してレベルに合わせて指導していただいています。
教え方がわかりやすく感謝しています。
生徒の能力、習熟度を把握しながら、生徒がわかるまで繰り返し丁寧に指導していただきました。最初の時に比べて息子の勉強に取り組む姿勢が変わりました。問題が解ける度に喜びを感じているようです。数字にも反映されている事に感謝しております。