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言わずと知れた人気私立大学の1つである立命館大学には、魅力的な学部がたくさんあります。
中でも特徴的なのは、2019年に新設されたグローバル教養学部(College of Global Liberal Arts)です。GLAではデュアル・ディグリー・プログラムを通して、4年間で立命館大学と名門オーストラリア国立大学から2つの学位を取得することができます。全て英語&少人数の授業でグローバル教養学とアジア太平洋学の領域を横断しながら、自由で広く深い学びを体験できる学部です。
今回は、昨年受験生として帰国受験を経験した学部1年生の筆者が高校生目線でGLAでの大学生活、入試内容や対策方法の実態について、1期生の清水さんにインタビューしました!
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清水 誉さん
立命館大学 グローバル教養学部 3年生(1期生)
【プロフィール】
日本で生まれる
1歳~5歳:カナダで現地の幼稚園に通う
小学校1年生~4年生:大阪の公立小学校に通う
小学校4年生~中学校3年生:ドバイのインターナショナルスクールに通う
高校:立命館宇治高校でIBディプロマを取得する
Q. 高校時代はどのようなことに力を入れていましたか?また、その後大学で何を学びどのような経験をしたいと考えていましたか?
高校ではIBコースに入っていたので、勉強に一直線の日々でした。中でもArtのHLが楽しくて1番頑張ったところでもありますし、とても思い入れがあります。
高校卒業時点ではやりたいことが正直はっきりとは決まっておらず、IBで勉強した科目や国際関係などいろいろ興味があったので、1つの分野に縛られず自由に学べるところがいいなと思っていました。また、海外生活を経て日本に帰国してからも、IBコースという特殊な環境であったため、周りには帰国子女や似たバックグランドを持った人ばかりで、ある意味狭い価値観の中で育ったと感じる場面が多かったです。
だからこそ、大学では日本を拠点に、違う価値観や考え方に触れて日本文化をもっと深く知りたいという思いが強くあり、GLAを目指しました。
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Q. GLAでの居心地はどうですか?
GLAはいろいろな国から来た留学生と過ごす機会が多いので、帰国子女としても居心地は良いと思います。キャンパス内に寮もあるので、お昼休みにはGLA生で集まってそこでランチを食べたりと、学部内のかかわりが深く国際色豊かです。
もちろん、部活やサークルなどに入れば自分とは違ったバックグランドを持つ他学部生とのつながりもでき、自分が属する場所を選ぶことができます。私も1,2年生の時はテニスサークルに、今は美術研究部に所属していて部長をさせていただいています。
美術研究部で行った展示会の様子
Q. GLAに入って 、どのようなスキル・力が身についたと感じますか?
リベラルアーツで様々な学問分野を学べば学ぶほど、物事は断片的に見るのではなく、様々な方向から考えていかないと、表面だけではわからない本質的な部分が見つけられないと改めて気づかされました。
具体的なスキルとしては、プレゼン能力がその1つだと思います。もともと人前でしゃべることがすごく苦手だったのですが、IBの時に比べても大学ではプレゼンの頻度がさらに増え、その場でとっさに発表しなくてはならない時もあるので、よりラフに自然体で話せるようになりました。
さらに、オーストラリア国立大学の授業を受けるようになってから1つのレポートにつき課される文章量が多くなったことで、文章力がかなり上がったと思います。最初はびっくりする文字数でしたが、それを日常的にこなしているうちに、自然と使う言葉の質も高まったと感じています。
1つの科目・分野に関する知識を越えた、総合的な学びに対する姿勢や考え方そのもの、そして自分の考えや意見を表現するスキルなど、社会人になってからも重要になってくる実践的なスキルを身につけることができたのは、GLAのおかげです。
Q. GLAを選んで良かったなと思う時は 、どんな時ですか?
デュアル・ディグリー・プログラムでオーストラリア国立大学の授業を受けることができるのは大きな魅力だと思います。
今年はコロナ禍で実際に現地には行けませんでしたが、オンラインでもたくさんの発見がありました。オーストラリアの方はプレゼンテーションの仕方1つをとっても、業務的に話さずに聞いている人を巻き込んで話したり、面白いことを言って質問しやすい空気をつくったりと、ただ頭が良いだけではなく教養があって人として魅力的な方が多い印象です。そんな環境で勉強させていただけて、本当に恵まれていると感じています。
あとは、また人の話になりますが、GLA生はユニークな学生がすごく多いと思います。自分が興味がある分野を分かったうえで、自分らしく好きなことをできている仲間が身近にたくさんいるので、毎日新しい発見があって刺激をもらっています。
GLAの仲間たち
Q. どのような学生 が 、GLAに合っていると思いますか?
一言でいうと、自分を持っている人が向いていると思います。
はじめは、私のように自分がやりたいことが分からないから、様々な分野を勉強できるGLAに魅力を感じる人が多いかもしれません。でもリベラルアーツで自由度が高いからこそ、その中で自分が何に本当に興味を持っているのかを見定める力が大切になってきます。
そのため、強い意志を持っていて、自分がどのようなことをしている時に楽しいと感じるのかを本能的に理解できる人が、GLAといういろいろなことを学ばせてくれる環境を最大限に生かすことができると思います。
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Q. GLAはどの入試方法で受験されましたか?
私はAO選抜の4月入学総合評価方式10月選考で受験しました。
書類の提出に加え、エッセイを2つ書き、その内容をもとに面接がありました。
Q. エッセイはGLAの入試で特徴的な内容の1つですが、どのような対策をされましたか?
1つ目のエッセイは複数のトピックの中から一つ選んで論じるスタイルで、2つ目のエッセイは志望理由など自分のことについてでした。
これらに関してはIBの3年間が総合的に対策になったと思いますが、直前の対策としては、まずは序論、本論、結論の型など基礎をしっかりと抑えておくことが基本です。
さらに、 面接ではエッセイについてかなり詳しく聞かれたので、エッセイをただ書くだけでなく、プラスアルファでいろいろな角度から質問されてもそのトピックに関してなら何でも答えられるようにしておくと良いと思います。
Q. 受験生として 、 当時はどのようなことを心がけていましたか?
小さなことですが、目標を書き出して勉強机の前に貼っていました。受験が終わったらどんなことが待っているのかを具体的に想像することで、モチベーションを保つことができたと思います。
あとは心配性の性格なので、1時間刻みにきっちりと予定を立てた上で、タイマーを使ってスケジュールを管理していました。そのおかげで生活にメリハリがつき、スケジュール通りに勉強をこなすことができたという自信につながりました。
これはあくまでも私個人の話ですが、自分の特性に合った学習方法を見つけて実践することの大切さは誰にでも当てはまると思います。
Q. ご自身が受験生だった時に、「 知っていれば良かったな 」と思うことはどのようなことですか?
進路を決めるにあたって、もっと大学で学ぶことと就職を直結して考えれば良かったなと思っています。私は受験生の時、IBで最後に課題がたくさん詰められるすごく忙しい時期と志望校選びの時期が重なって、正直あまり考える時間が設けられませんでした。そのため、志望校を選ぶ段階から、学部で勉強できることが自分が本当に学びたい領域なのか、そしてそれが卒業後に就きたい仕事につながるものなのか、の2点をしっかりと考えられると良いと思います。
しっかりとゴールを決めておいて、そこに行ける道筋を立てるイメージで逆算することが大事です!
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Q. GLAご卒業後の展望・目標について教えてください。
仕事に関してはもちろん、趣味の美術や人間関係に関しても、とにかく何事にも興味を持って、どんどん教養を広げていきたいです。
卒業後も、これからもずっと、学び続ける姿勢を大切にしたいと思います。
Q. この記事を読んでいるIB生・帰国生の後輩たちに、メッセージをお願いします!
IBはすごく大変で、いまは勉強で精一杯だと思います。ですが、大学で学ぶことはその後の進路に直結してくるので、志望校選びを大切なこととして捉え、しっかりと考えて調べた上で選択してほしいと思います。
あとは、オンとオフにメリハリをつけることが大切です。忙しい時こそしっかりと食べて、しっかりと寝て、好きなことを楽しんで、リフレッシュすることも忘れないでください!
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ここまで、立命館大学グローバル教養学部1期生の清水さんにGLAの魅力をお聞きしてきましたが、いかがでしたか?
インタビューでは、清水さんがとても生き生きとお話しされる姿が印象的でした。今回の取材を通し、GLAはIBプログラムや海外生活で積み重ねてきた経験を生かすだけでなく、それからさらに成長することができる、特別で素敵な環境だと感じました。
そんなGLAについてもっと知りたい方は、ぜひ大学公式HPをご覧ください!
EDUBALは難関大学に通う帰国子女の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。EDUBALでは、インターネットのビデオ通話を通して授業を行うため、世界中どこにいても、いつでもご自宅で手軽に指導を受けることができます。
IBで高得点を取得した教師や、帰国入試で難関大学に合格した経験のある教師が多数在籍しておりますので、質問・お悩みがある方や大学受験の入試対策をご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
優しく教えていただいいる上、レッスンの内容が深みがあり、授業がとても楽しいです。先生に出会って志望大学へのモチベーションがますます高まりました。楽しいのはもちろんのこと、いつも程よい緊張感がある先生の授業が大好きです。
楽しい授業をしていただいています。
注意点を示す時に的確かつ簡潔に説明していただけてとてもありがたいです。質問にはすべて丁寧にいただき、帰国子女としての受験の実体験からも多くアドバイスしていただけます。自分の日本語力が周りより低い中、受験合格までの文法や言い回しを沢山指導していただきました。量をたくさんこなすよりも一つ一つのトピックを分析しながら話し合う先生の教え方が自分にすごく合っていると思っています。去年書いた小論文からは大きく成長していると感じ、面接でもだいぶ自信がついてきました
しっかり対話しながら授業を進めてくれます。 勉強に対するモチベーションが上がっていて、感謝しています。
とても上手に授業を進めてくださいました。回答をしたときに仮に間違った回答や趣旨から外れた回答をしてしまっても、決して否定せずに肯定的なアドバイスをくださり、時にはその解答を活かしたアドバイスなどをしていただけたことによって、「回答をすること」自体も楽しくなったようです。子供の考えを丁寧に聞いてくださるため、モチベーションが自然と上がっていきます。授業の内外関わらずコミュニケーションをとりやすく、モチベーションを維持することができました。