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子供を帯同して海外赴任へ行かれる親御さんが、お子さんの英語力を心配されるのは当然のことですが、学校や習い事、ママ達とのおつきあいなど、子供のために母親がコミュニティとの関わりを持つことは必須です。
それでは、実際問題、海外で子育てをする際に、母親の英語力ってどれくらい大切なのでしょうか?
また、母親の英語力が子供の海外生活や英語力の伸びに与える影響はあるのでしょうか?
本記事では、その実態を探るべく、海外赴任生活を終えて日本に帰国された元駐在ママ5人を対象にアンケート調査を行いました。
赴任国、赴任期間、もともとの英語力などバックグラウンドが異なる5人のママ達の実体験に基づいたデータをご紹介します。
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Q. 学校(先生)との連絡担当は夫?妻?
回答は、「主に妻」を含めると100%「妻が担当」という結果に!
「私は英語が得意じゃないけれど、夫は話せるので海外でも安心!」とはなかなか言い切れないようです!
駐在員の仕事は出張も多く、日中の子育ては母親に任せられることが多いのが実情ですね。
海外の学校では先生との連絡手段はほとんどがメールで行われています。緊急時に電話連絡をする以外は、翻訳機能を使って対応することもできそうです。
しかしながら、みなさんがご苦労されていたのが先生との面談時の英語問題。
国によっては自治体が通訳を手配してくれたというケースもありましたが、
✔ 面談等で言いたいことを伝えきれない
✔ 面談の際には娘が通訳になってくれた
というご回答もありました。
また、「PFA(parents friends meeting)に入ったものの参加がちょっと気が重い」という声や、日本人学校に通われている場合でも「英語の成績は英文でもらうため、少し苦労しました。」など、母親が学校とのやりとりで英語を使うシーンは非常に多いと言えそうです。
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Q. 学校以外でも英語が必要?
学校以外の習い事や子供の友達、そしてそのファミリーとのお付き合いの場面でも、母親の英語の出番は続きます。
習い事で英語が必要だった具体的な例として、
✔ 英会話学校と、英語家庭教師は現地校だった為、入退塾や、スケジュールの確認などに英語は必要だった。
✔ 習い事の連絡事項のメールや電話でのやりとりは英語が必要。
✔ 子供が少し引っ込み思案だったので、学校の先生やスポーツの先生に状況説明するのが大変なことがあった。
✔ スイミングではレベルが上がるとともににチームへの参加有無などいろいろ聞かれることがあった。
以上のような回答が得られました。
筆者の経験を踏まえてみても、学校よりも習い事の方がより先生やコーチ、同じチームのママ友達との英会話力が求められる気がします。
それでは、子供の友達やそのファミリーとのお付き合いではどうでしょうか?
✔ 現地の子供と深く仲良くなるには私の英語力も必要だった。
✔ お泊まり会 誕生日会 お礼のやり取りなど、英語が必要なことが多々あった。
✔ 遊びに行ったり、お泊り、誕生会など常に親の出番や交渉が必要だった。
✔ アメリカでは週末にお泊まり会があるので、泊まりに行く家の母親と連絡を取り合う必要が多々あり、その際には英語力が必要だったが、私の場合ほぼ全ての連絡をメールでお願いした。
日本では放課後に子供同士で自由に遊びに出かけることが多いですが、治安が異なる海外ではそうはいきません。お子さんが小学生のうちは特に子供の遊びの約束も「母親経由で」というのが通例のようです。
頻繁に行われるお泊り会やお誕生日会では、預かる場合も預ける立場でも、親同士のコミュニケーションが必須なので、英語を使うシーンが一層増えそうです。
また、病院での英語に苦労したというご意見も多くみられました。
✔ 子供の症状はあらかじめ紙に英語で書いておいた。
✔ スマホの翻訳機能で調べてから病院へ行った。
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Q. 親の英語力が子供の生活や英語の向上に影響があったと思いますか?
この質問に対しては、ご回答頂いた5人のママ全員がYES!と答えられました。
それでは、具体的にはどのような影響があったのでしょうか?
✔ 着任最初の2年近くは私の英語力のなさで友達付き合いに制限があった為、中々子供の英語が伸びなかった。もし私に英語力が有ればドンドン遊びに行かせてお泊まり会もして、早い段階から英語が伸びたのではないかと思った。
✔ 親が現地コミュニティに入り込む事で、子供も同じ環境に入り込むことが出来る。
✔ 子供の友人を招待するときに英語がわかると友人の親や友人とのやり取りがスムーズ。
✔ 母親が英語が出来ると、子供に違う世界を見せられる!
✔ 子供が英語の勉強の質問をしてきた時に的確に返せる。学校の復習も予習もしてあげられる。
駐在期間が長いご家庭では、自然とお子さんの英語力も上がり、ママの通訳になってくれることもあるでしょう。
一方で海外赴任が3年前後の場合は、限られた期間で子供のコミュニティの輪をどれだけ広げてあげられるか?は、母親の英語力が大きな要因になるかもしれません。
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Q. もう一度、海外赴任へ行くなら英語の勉強しますか?
今回アンケートにご協力いただいたママの中には、アメリカ留学のご経験があったり、日常英会話は問題なしという方もいらっしゃいました。
その影響もあってか「海外赴任へ出られる前にご自身は英語学習しましたか?」の問いに対しては全員が「いいえ」と回答されました。
一方で、「もう一度、海外赴任へ行くなら事前に英語の勉強をしますか?」という質問に対しては、5人中3人が「絶対にします!」1人が「無理のない程度にします」と答えられました。
先に触れたように回答者全員が「母親の英語力が子供の生活や英語力の向上に影響を与えた」と実体験を通して感じておられます。
全く話せないよりは意思疎通ができた方が良く、英語のベースがある方でも更にレベルを上げることで、学校のPTA活動やボランティアに積極的に参加したり、母子共に地域でコミュニティを広げることができるでしょう。
渡航前は引っ越し準備や転校手続きに追われて、なかなかママ自身のために時間を割くことができないかもしれませんが、お子さんと一緒に楽しくママも英語力を磨けるといいですね!
そうすれば、その先に見える景色と環境が随分と変わってくるはずです。
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A子さん:韓国、アメリカ、タイ (駐在歴18年)
現地校、インター校、日本人学校
周りにいる日本人家族が色々と教えたくれたので特に苦労はなかったですが、アメリカでは近隣の方々とのおつきあいに英語が必要だった為、英語が出来ない事で付き合いに制限がありました。
ショッピングモールの駐車場で、隣の車の傷を私が付けたと言われた時、「そんなはずはない!」と説明するのに四苦八苦した思い出があります。
英語が出来なくても生活できない訳ではないですが、やはり出来る方が生活の立ち上げが早くなります。
私の場合英語が出来ないが為に割く時間が多く(学校からのメールへの返事に人の3〜4倍時間が掛かる)精神的にも肉体的にも疲れたので、日本にいる間に英語に慣れている方が良いと思います。
B子さん:シンガポール(駐在歴3年6か月)
インター校
学校で1年が経ちEALを抜けたいと言ったら止められた時、状況を説明して納得してもらうことに労力を使いました。結局抜けることはできましたが、大きな疲労感が残りました。
身振り手振りが通じない電話応対も大変でした。銀行のパスワードがロックされてしまいすぐに電話での連絡が必要だった時、解決はしたけれど、なぜロックが掛かってしまったのかは結局分からずじまいでした。
ついつい親子共に引っ張られますが、日本人とばかり一緒にいてはだめだと思います。
せっかく海外にいるなら、ローカルのコミュニティへの参加は必須です。日本人以外の家族ぐるみの友人も欲しいですね。
C子さん:アメリカ、リビア、イギリス、カザフスタン
(駐在歴11年)
現地校、インター校、日本人学校
子供の症状はスマホの翻訳機能で調べてから病院へ行きました。
アメリカで長女を出産する際は簡単な英語ですら出ませんでしたが、幸い主人が立ち合ったので良かったです。
子供の英語力の伸びは性格や適正次第で英語の吸収率は大きく左右されると思います。
今はスマホがあるので、難しい英語力はスマホにまかせ、簡単な日常会話は分かると便利ですね。
子供は海外生活や英語に向いている性格であれば英語を早くに習得しママの通訳になってくれますが、そうでなければ、英語はほどほどに、習い事など好きなことを通じて英語を学ぶ環境を与えてあげられると良いと思います。
D子さん:シンガポール
(駐在歴3年)
日本人学校
財布を落としてしまった時は大変でした。カードなども入っている為、銀行、警察などに連絡しなければいけませんでした。
警察は対面でできるため、まだコミュニケーションが取れたのですが、銀行は電話応対になるので最大のピンチでした。結局、英語が話せるお友達に助けてもらいました。
英語力はあるに越した事はありません。すごく世界が広がるし、話せる人を見ていると実際羨ましかったし憧れました。
でも、努力できなくても大丈夫です!全く話せない、努力しない私でも現地では一人で活動出来ましたし、ローカルマーケットも慣れたものでした! 一番大事なのは気にせず行動する力と、恥ずかしがらず伝えたいことを、カタコトでも体でも表す事だと思います。
E子さん:アメリカ、ドイツ
(駐在歴7年)
現地校、インター校、日本人学校
病院での専門用語や子供がコミュニティで上手くいかない時の各所へのフォローには苦労しました。
上の子が学校でなかなか友達が出来ずに、先生に状況を上手く伝えられなかったり意思疎通が難しいことがありました。
英語も大事ですが、なによりもその場その時の生活を全力で楽しむと良いと思います。そうすると英語力もついてくる!
子供へは英語にプレッシャーをかけない方が良いですね。
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アンケート結果に加えて、5人のママ達の様々な体験談はとても参考になるお話ばかりでした。
これまで見てきた通り、海外子育ての多くの場面に母親が関わっており、学校や現地コミュニティとの関わりを持つ上で「英語でのコミュニケーション」は必須といえるでしょう。
これから海外赴任へ出発される方、海外在住だけど英語が苦手でネットワークを広げられていない方!
少し勇気を出して、英語でコミュニケーションしてみましょう!
日本では経験できない素敵な出会いや経験が、きっと待っているはずです!
著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
エアライン、外資系秘書、大学事務を経て夫のシンガポール駐在に帯同。
高校生と中学生の子育てをしながらEDUBALにてコラム執筆中。
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毎度毎度授業が楽しみです。モチベーションが下がる時も元気をいただいております。
IBテストに沿った対策が集中的にできてよかったです。歴史の苦手意識の改善をすることができました。ありがとうございました。
短時間かつ英語での授業だったので難しい点があったと思いますが、生徒のモチベーションを落とさずに効率的に指導していただいたと思います。ありがとうございました。
娘の要望を取り入れつつ、目標に向かって指導をすすめていただきました。人間としても指導者としても信頼できる先生でした。初めての家庭教師だったので不安があったのですが、真摯に娘に向き合ってくいる様子をみて、安心して任せることができました。
指導経験が豊富で生徒に寄り添った授業を進めていただけました。 短期間ではありましたが、テストスコアに直結した指導をしていただき、充実した10時間でした。