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「APクラスを取ってみたい/取っているけど日本語での情報が少なくて心細い…」
「そもそもAPを取る意味ってあるのかな?」
「実際APって受験にどれくらい有利になるんだろう?」
こんなお悩みや疑問を抱えている方も少なくないのではないでしょうか?
本記事では、APプログラムの概要から受験における有利性まで、AP経験者の筆者である海外大学進学・留学支援の経験があるMakiさんにインタビューしました!
プロフィール
Maki
2度の留学経験を生かし、海外大学への進学支援を行う。外資系企業での広報活動、文部科学省が展開するトビタテ!留学JAPANでの留学促進活動、民間の日米交流団体において大使館・外務省・米国の大学らと連携した企画運営や奨学金制度の立ち上げなどを行った。これまでに留学セミナーやカウンセリングで携わった大学・高校は120校以上。
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APは、アメリカのカレッジボードによって運営され、特定の科目に秀でた生徒が大学レベルの授業を先取りして学習を進めたいというニーズに応えて作られたプログラムです。そのため、授業は大学のように講義形式でペースは速く、試験のレベルも高いです。通常レベルのクラスに比べ、より一段と自主的に学習することが求められます。
例えば、学校の英語の授業で英検対策はほとんどしませんが、自分で勉強したり塾に通って個人のペースやレベルで受験します。そして高い級を取得できれば、大学受験で有利になったり、大学入学後に英語に関する授業の単位として認定されたりします。
同じように、APも学校でAP対策用の授業が開講されていなくても、自力で勉強したりチューター(家庭教師)をつけて対策し、年に一回の試験を受験することが可能です。APは指定の指導カリキュラムやノウハウがあるわけではないので、実際にアメリカでは、大学生が高校生のチューターとして個別に指導したり、オンラインの教材を用いてホームスクーリングをすることがよくあります。
APの試験は、アメリカの学期末である5月ごろに開催されます。大学受験前に良い結果が出れば出願書類でスコアを提出できます。また、大学入学後の単位認定を目的として大学合格後の5月にAPを受験する人もいます。大学の単位を先行してとることができれば、卒業が早くなったり、インターンシップや留学のための時間が増えるというメリットもあります。
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一般的に、APスコアは大学の出願書類には記載されず、提出義務が課されることはありません。
しかし、ほとんどの大学の願書には、APのスコアを任意で報告することができる項目があります。この項目では、APスコアも含め、あらゆる試験のスコアを自己申告することができます。
出願書類のAPスコア提出は任意ですので、全てのAPスコアを報告する必要はありません。目指している学校や専攻に合わせて、どのスコアを提出するかを戦略的に選ぶことができます。
AP試験は、1点から5点の間で採点されます。5点は、そのコースで大学の単位を取得する資格が極めて高いことを意味し、最高得点となります。4点は、その学生が十分な能力を有していることを意味します。
多くの大学で、3点以上あれば単位認定されるようですが、レベルの高い大学においては3点以下は入学試験で有利になることはなく、出願に悪影響を与える可能性さえあります。
<「AP 化学」のスコア互換の例>
Stanford University(スタンフォード大学):最低スコア 5
Boston University(ボストン大学):最低スコア 4
Purdue University(パデュー大学):最低スコア 3
このように、大学によって単位互換できる最低点数が異なります。この点数をもとにすると、自分の点数が受験で有利になるかどうかを戦略的に判断することができます。
自己申告の際には、受験する大学に合わせて不必要なスコアは除外し、良いスコアのみを報告することがおすすめです。スコアが高ければ高いほど有利になるので、対策を徹底して4点や5点を目指しましょう!
アメリカ大学の入学審査において何が重視されるかは学校によって異なるものの、基本的にはAPスコアを含め、その他のスコアやエッセイ、課外活動なども含めて総合的に評価されます。
その中でも高いAPスコアを持っておくメリットは、特にトップスクールを受験する場合、高いレベルの受験者たちの中で目立ち差別化できるという点です。
また、どの科目を取ったかも自己アピール要素になります。一般教養課程に出願する場合は、様々なAP試験で高得点を取ることにより、複数の教科にまたがる学習能力を示すことができます。同様に、専門課程や特定の専攻分野に出願する場合、対応するAPのスコアを提出することで、その分野の知識レベルを証明することができます。
また、GPA(高校の成績)は高校によって水準が異なってしまいますが、APは共通試験による絶対評価のため信用性が高く、SAT Subject Testが廃止された近年、より重視される傾向にあります。
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アメリカの大学進学でSATが任意提出/オプションに?提出の目安スコア/点数は?
APスコアを使った受験はアメリカが主流ですが、ヨーロッパの大学でも最近はAPスコア利用による入学が可能です(例:イギリスのUniversity of ManchesterやUniversity of Birmingham, University of Nottingham, University of Sheffield, University of Edinburgh, University of Glasgowなど)。
加えて、中国や韓国でAP試験の受験生が増加しており、アメリカ進学だけでなく国内大学の受験でも利用されつつあります。また、その他の国でも、アメリカからの優秀な学生を多く取りたいという意図があり、APスコア利用を導入している大学も増えています。そのため、今後認知度や実用性がますます広がっていく可能性は十分にあります。
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①海外大学受験の際に学習能力をアピールすることができ、他の出願者と差をつけられる。
②英語で専門科目の試験を受ける力がつくことにより自信がつき、海外大学進学への実践的な準備になる。
③大学に進学した際に単位互換できるため、早期卒業ができたり、インターン・留学などに時間をかけたりすることができる。
近年、アメリカの大学の受験においてSATの提出が任意や不要になった影響で、高校の成績や課外活動がより一層重視される傾向にあります。そのため、高校在学中からAPのようなハイレベルのクラスを取り良い成績を修めることで、大学受験の際に学習能力のアピールをすることが可能です。
さらに、APプログラムは海外大学進学への実践的な準備になります。英語で専門科目の試験を受ける力がつくことにより自信がつき、大学一年次から余裕を持って授業を組むことができます。また、IB(国際バカロレア)と違って、費用面でも時間面でもより気軽に、学校で授業を受けなくても好きな科目を単発で受験することが可能です。
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高いAPスコアを取得することは海外大学進学において特にメリットが大きい反面、日本ではまだプログラム自体の認知度さえ低いのも事実です。現に筆者がAPを受講していた際も、国内でAP対策をすることができる学校や塾が少なかったり、日本語で頼りにできる情報が多く出回っていなかったりと、不安でいっぱいでした。だからこそ、そんな時はAPプログラムを実際に経験した先輩方の存在がとても心強いですよね。
EDUBALは、国内外の難関大学に通う帰国子女の大学生教師と、家庭教師をお探しの帰国子女・海外子女の生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。APで高得点を取得した教師も多数在籍しております。現役大学生だからこそ、大学の授業で得た最新の専門知識をもとにAP対策をすることができます。国内の学校では開講されていないAP科目の対策もEdubalのオンライン指導なら可能です。
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