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首都圏で帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。第11回は、東京都港区白金台にある頌栄女子学院中学校・高等学校です。
定評ある英語教育に、難関大学への進学実績も素晴らしい同校。第一志望にしているご家庭も多いのではないでしょうか。2023年度入試から、帰国生12月入試に3教科入試が導入されます。
帰国生の受け入れ校は最近でこそ増えていますが、頌栄女子学院は30年以上遡った1986年から受け入れをしている、まさにパイオニア。帰国生の特性を活かす教育を長く続けています。
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頌栄といえば、この蔦に絡まれた校舎と中庭が有名ですね
頌栄女子学院中学校・高等学校は都心にあり、都営地下鉄浅草線「高輪台」駅よりわずか徒歩10秒。他にもJR・東急池上線「五反田」駅、JR・京浜急行線「品川」駅、東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台」各駅より徒歩約10分程度と交通アクセスも非常に便利です。高輪台駅を出るとすぐ、瀟洒で美しいレンガ造りの建物が見えます。
「港区保護樹林」の中に点在し「ホワイトハウス」「グローリアホール」など、女子校らしい名前がついた校舎も特徴的。頌栄といえば、蔦の絡まる校舎と中庭もとても有名ですね。
冬服、夏服、どちらも素敵な頌栄の制服
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岡見校長先生の伯母様お2人が当時では珍しい帰国生であり、お父様である前院長が「これからの時代は英語ができると良いだろう」と考えられたことが帰国生の受け入れを始めたきっかけだそうです。先見の明がありますね。
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式典や礼拝に使われるグローリアホール
「明るく元気な頌栄生」とよく言われますが、帰国生は学校の活力そのもの。多種多様な考え方で言語も様々です。日本の概念にとらわれない自由な発想や、いい意味で空気を読まないこと、躊躇せずに質問すること。それは学校全体の活気や明るさに繋がっていると思います。
当校には帰国生が全体の約2割います。以前は帰国生クラスを別に作っていましたが、現在は1,3,5組にクラスの約3分の1ずつ帰国生が在籍する混合クラスにしています。そのようになった経緯はバランスを考えたからにほかなりません。帰国生クラスや特進クラスをつくるとそこだけで固まりがちで、他の生徒達と交わらないということがありました。縁があって同じ学校にいるのですから帰国生一般生関係なく、皆が関わりを持って友人を作って欲しいと考えています。実際、末永く繋がっていられる関係を築いているようですね。現在1学年200名強の生徒がいますが、中学の間に一度は混合クラスに入るように編成をしています。
中学3年間については、週6時間の英語の授業。そのうち4時間がネイティブ教員による授業です。その中の週3時間は「Four Skills Course」で、ディスカッションやディベートを通して英語の4技能を強化していく授業をし、それをもとに週1時間の「Writing and Presentation Course」でライティングの強化をしています。
週2時間は日本人教員による授業です。基本的な文法事項に併せ「Seven Habits(7つの習慣)」のティーンズ版をテキストの1つとして利用しています。英語を学ぶというより「英語でお互いの気持ちを共有し合う」授業になっているのが大きな特徴です。
国公立、早慶上理に半分以上の生徒が進学します。国公立志向、理系志向の生徒も増えています。そのため数学は非常に重要と考え、高2まで文系でも数学が必修です。
近年は理系3割、文系7割の傾向があり、指定校推薦より国公立を志望し一般受験する生徒が増えています。
高校2年生になると、学力的に帰国生も一般生も変わらなくなってくるので、英語でも数学でも習熟度別にクラス分けをします。高3では、月水金の午後は自身の目標に応じて科目選択もできます。そのあたりは生徒に任せています。基本的に自分で選び、自ら学ぶ姿勢を大切にしています。
ウインチェスター頌栄カレッジへの進学者は毎年数名はいますが、多くはないです。日本の大学受験が終わったあとに希望し進学する生徒もいますね。同じように海外大への進学希望者も多くありません。
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扇形で階段状の中1のホームルーム教室。先生と生徒、お互いの顔がよく見えるそうです
国語科では週に1回、放課後に日本語力に不安のある帰国生を集めてフォローをしています。現在は20名程度。併せて週1回の取り出し授業もして、丁寧に見ています。その他に数学も適宜、補習や追試の声掛けをします。理社も同じです。
帰国生は入学時こそ成績は振るいませんが、学年が上がるにつれて、一般生と変わらなくなってきます。ただ、最初から一般生と同じものを求めるのは難しい話ですから、長い目で見ていますね。保護者の方にもそうお願いしています。大事なのは本人の意欲。それをきちんと持っていれば伸びていきます。教員も、学ぶ意欲を引き出すような声掛けや仕掛けをしています。
日本に戻ってきた帰国生にとっては、同じような境遇の生徒がいるのは恵まれた環境かと思います。学校生活で困った時も、なにかと周りの友人が助けてくれる環境が当校にはありますね。
帰国生で頌栄卒業の教員もいますので、メンターになっています。また、ネイティブ教員に英語で相談する帰国生もいます。
英検2級を持っていると7割取れる程度の入試問題を作っていますが、実際は準1級以上の英語力を持っている生徒が殆どで、それを維持向上できています。
卒業までに1級を取るように薦めているため、実際に帰国生のほとんどが1級を習得して卒業していきます。
TOEFLやIELTSを受ける生徒もいるので適宜フォローはしていますが、英語資格に特化した指導はしていません。どんな試験にも対応できるような高い英語力をつける授業をしています。
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・岡見 清明校長先生
・亀村 英俊先生
仲間がいっぱいいること、普段そのままの素を出せるということ、肩肘張らずに過ごせることだと思います。
明るくて活発な、小学生らしい子が合っている学校だと思います。
聖書の授業や礼拝は毎日あり生活の一部ではありますが、教会へ行くのを強制しているわけではありません。プロテスタントスクールということもあり、自由で明るい生徒がとても多いです。堅苦しい感じがないですね。
小学生でしかできないことを是非大切に、大いに楽しんでください。小学生がやるべきこともしっかりできているといいですね。
英語については受験前、日頃から本、洋書を読む習慣をつけて欲しいです。入学後は学校にはイングリッシュライブラリーがあり、沢山本を読んだ生徒は3月の時点で表彰され、希望の本を買ってもらえる制度があるので励みになると思います。
中学に入ったら楽しいことも大変なこともありますが、一緒に成長し是非ずっと繋がっているのが頌栄です。青春づくりの場として挑戦してきて欲しいと思います。
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校門も趣があります
▼日程、人数等の試験詳細は下記学校ホームページでご確認ください。
頌栄女子学院 受験情報 帰国生の方
【中学校 帰国生入試】
★12月
・英語入試
・3教科入試
★2月
・英語入試
<12月、2月英語入試共通>
・英語Ⅰ Writing Task
・英語Ⅱ Reading Comprehension + Grammar & Vocabulary
・英会話 ・面接(保護者同伴)
<12月 3教科入試>
・英語Ⅰ Writing Task
・英語Ⅱ Reading Comprehension + Grammar & Vocabulary
・英会話 ・国語 ・算数 ・面接(保護者同伴)
2023年度入試より3教科入試を導入します。併せて、今までは海外在住が英語圏(もしくは英語で学んできた)等の縛りがありましたが、在留国に関わらず出願ができるようになりました。
更に海外在住歴を、2年以上から1年以上に短縮しました。帰国後3年以内というのは変更ありません。
本校は国内インターナショナルスクール出身で海外在住歴がない生徒は出願資格がありません。
海外での経験をシェアできる、グローバルで多種多様なバックグラウンドを持つお子さんを世界中から受け入れたいと考えています。
英検2級で7割程度取れる試験としていますが、実際は準1級以上を取得している生徒さんも多くいらっしゃいます。今年から試験内容も若干見直す予定です。
普段から、Grade6程度の洋書を多く読んでいると良いのではないでしょうか。英文を自分なりにかみ砕いて意見文を書いてもらう出題がある為、普段から新聞などを読み自分の意見を論理的に主張していくことも意識すると良いと思います。
また入学後は日本語での授業になるため、日本語でのコミュニケーション能力、読解力は必須です。
英会話の試験では英語力、文法的なものも見ますが、保護者同伴の面接は日本語。最初の保護者会のようなものだと思ってください。本校の教育方針を理解していただいているかなどを確認するためのものです。
また点数には入りませんが生徒には試験当日、最初に20分程度で日本語での作文を書いてもらいます。それを日本語での面接の参考資料にしています。
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とても和やかな先生方。安心感があります
亀村先生がお話の中で「頌栄には、多様なバックグラウンドを持つ生徒達が仲間を見つけて、英語力を保ち成長しながら、何歳になっても繋がっているという関係があります」と仰っていたのが大変印象的でした。
帰国生として英語力を兼ね備えつつ受験を通り抜けて来たとしても、新しい環境に馴染めるかどうか、母親だけでなく生徒本人も最初は不安があると思います。「帰国生クラス」や「特進クラス」ではなく、帰国生と一般生の「混合クラス」はまさにダイバーシティ。頌栄ならではのこの絶妙なバランスは、双方に良い影響をもたらしているそうです。
頌栄には、とにかく明るく活発な生徒さんが多いとのこと。お話を伺った岡見校長先生、亀村先生、お二方ともにこやかに「元気な生徒に来てもらいたい」と仰っていて、私たちアンバサダーもなんだか嬉しくなりました!大変大らかで朗らかな先生方でした。それが学校のカラーになっていると思います。
勉強ができて、偏差値の高い大学に合格するということは勿論大事ですが、頌栄女子学院で良い友人関係に恵まれた生徒達は、社会に出てからもきっと人に恵まれていくと思います。人格形成ができる学校です。
女子校を進路として考えているご家庭に、是非お薦めしたい学校だと思いました。
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著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
山下 美奈
上海への赴任に0歳の娘と3年間帯同。
帰国後娘はインターナショナルスクールに編入。
自らも日系グローバル企業での勤務やPTA活動など海外と日本を繋ぐ架け橋となるべく活動中!
EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
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とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。
素晴らしい授業でした。毎回適切なワークシートの宿題を出して頂き、とても良かったです。指導内容も日本の受験に特化した形で教えていただけたので、注意されたところが息子にも受け入れやすかったようです。受験指導ということで短期間になってしまったので、とても残念です。足りないと思っていた部分を先生が補完してくださったことが、良い結果につながりました。
一貫した指導方法で、安心して授業を受けられました。問題点の洗い出し、またその解決策を具体的に提示してくださる一貫した方法で子供を合格へと導いて下さいました。またその分かりやすさは、勉強の面白さへとつながり、子供が授業を毎回楽しみにしている程でした。大変感謝しております。ありがとうございました。
ICT機器を上手く使って、息子に寄り添ってご指導下さりありがとうございます。