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首都圏で帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト第19回は、富士見丘中学高等学校です。
帰国生が20%在籍し、SGH実績校、WWL拠点校としても名高い中高一貫の女子校で、中高6年間での学力の伸び率=「レバレッジ度」が首都圏第1位にランクインしている富士見丘の魅力をリポートします!
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左:2018年にデザイン変更した制服 右:明るい色調の校舎
東京都渋谷区にある富士見丘(ふじみがおか)のキャンパスは、京王線「笹塚駅」から徒歩5分という好立地にあります。駅周辺にはショッピングモールやカフェが隣接し、学校までの道のりは活気がある商店街を通って行きます。行事や保護者会で学校へ行った帰りには、ママもお買い物が楽しみになりそうな通学路です。「富士見丘」の名の通り、最上階のペントハウスラウンジからは富士山が見えます。
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【プロフィール】
香港、シンガポールでの海外勤務を経て2011年より富士見丘に着任。
海外入試や帰国生入試の拡充、帰国生受入れの体制整備を担当。
【先生からのメッセージ】
1940年創立の本学園は『国際性豊かな若き淑女の育成』を教育目標として長年グローバル教育を実践してきました。私が着任した2011年からは、帰国生にとって居心地の良い環境を作るため、帰国生のための学習サポート室の設置や海外入試(シンガポール、香港、ニューヨーク、ロンドン)を実施するなど、様々な帰国生受け入れ体制を準備して参りました。また、2015年度からは文部科学省よりスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受け、さらに充実した教育プログラムを提供し積極的に帰国生を受け入れています。
現在、本校には世界25か国から約100名の帰国生が在籍しています。みなさんは海外で色々な出会いと経験をしていると思いますが、本校はその延長線上にあると思ってください。勉強だけでなく、行事や研修など様々なプログラムに挑戦し、それを楽しめる生徒さんにぜひご入学いただきたいです。
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入学時の英語力で英語授業のみコース分けを行います。ホームルームクラスは、コースに関係なく帰国生も一般生も混合のクラスとなります。一般生と同じクラスで学んだり活動することで、互いにとって良い相乗効果が生まれています。
帰国生のほとんどが、英語特別コースに所属していますが、英語レベルに応じて更に細分化されたクラス分けがあります。(詳しくは後述)
「ジャパンメトロポリタン模擬国連大会2022」に参加
2016年に「帰国生が活躍できる場を増やしたい」という想いで創部された模擬国連部は、現在部員36名が所属しています。これまでに環太平洋国際模擬国連(PRIMUN)など数々の大会で受賞歴がありますが、2022年の夏に開催された第6回全国高校教育模擬国連会議(AJEMUN)では2年生ペアが優秀賞、1年生ペアが実行委員特別賞を受賞しました。富士見丘の模擬国連部に憧れて入学を決める帰国生も多い程の人気ぶり。活動日が週1回(木曜日)だけなので、他の部活と兼部できるのも魅力のひとつです。
※模擬国連部の活動内容が取り上げられた読売新聞オンラインの記事。
活躍する硬式テニス部のメンバー
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グローバルイシューについて発表する英語取り出し授業
英語レベルに応じて2段階のコース設定があります。
★中学:英語特別 B、英語特別 Inter
★高校:Advanced B、Advanced Inter
いずれのコースも授業はネイティブ教員が担当。授業数は中学が週7~8時間、高校が週8~9時間と多く、毎日英語に触れる機会があり、海外の学校と同レベルの授業が展開されています。帰国したばかりの生徒からは「ネイティブ教員とフレンドリーに英語で話せる英語の授業は心休まる時間です。」との声も聞かれます。
また、全てのクラスが5~20人以内の少人数制で、先生の目が充分に行き届いているのも特徴です。毎週末にエッセイライティングの課題が出され、ネイティブ教員が丁寧に添削を行います。中学からTEDトークを教材に用いたり、また多読の習慣づけも行っていることから、中3で高3レベルの英語力を保持する生徒、高校のインターコースでは英検1級、TOEFL100点以上のハイスコアを出す生徒もいます。富士見丘の生徒は4技能の中でもライティングとスピーキングが特に高いと定評があります。
各学年に学習サポート担当教員が1名いて、帰国生の学習面全般のフォローを行います。例えば4月入学生の場合は、4月中の授業の様子や習熟度をしっかり見て、漢字、理科、社会などの日本語学習のフォローを行う「日本語キャッチアップ講座」が必要かどうかを見極めます。
また学校として特に重要だと考えているのが高1生のフォローです。高2からは苦手な科目を取らないという選択肢がありますが、高1生はそうはいきません。スムーズに進級できるよう補習などを更に手厚くしています。
”お得な中高一貫校” レバレッジ度ランキング 首都圏第1位!
富士見丘は、入学時は入りやすいが大学受験では難関大学に数多く合格する、“レバレッジ”が利く「お得な学校」と評価され、2021年度の第3位に続き、2022年度は「レバレッジ度総合ランキング首都圏第1位」にランクインしています。2015年から5年間、文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクールとして高大連携の探究学習や英語4技能を伸ばすプログラムの開発に取り組み、その成果が進学実績の伸長に結びついています。(学校HPのNEWSより抜粋)
「本校の生徒は約7割が学校推薦型・総合型選抜で大学進学を決めています。はちまきを巻いて全員で入試に向かうような前時代的な発想はやめて、それぞれの個性を活かせる入試スタイルに対応した教育プログラムを行っています。これらの入試スタイルは帰国生とも相性が良いといえるでしょう。海外大学志望者へは学習サポート室がサポートを行い、出願方法の説明やエッセイの指導、奨学金の情報などもシェアしています。志望する大学によっては、選択科目の条件がありますので、高1次に説明会を開催して高2以降の選択科目のアドバイスを行っています。」(佐藤先生)
※参考:富士見丘の進学実績
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入学式での思い出の一枚
【中学2年生のMさん】
私が富士見丘を選んだ理由は、初めて学校見学に行った時、生徒が明るかったことが印象に残ったのと、英語の授業が帰国生だけのクラスがあるので英語でも話ができると思ったからです。
帰国生の試験は筆記と面接でしたので、とにかく色々なお題について書く練習をしました。面接対策は、両親が面接官役になって質問したことに私が答えるという方法で練習をしました。
入学して良かったなと思うところは、生徒が明るいこと、修学旅行で海外に行けること、また小テストや定期試験前に先生が帰国生だけを集めて漢字や分からない教科を教えてくれるところです。
~受験生のみなさんへ~
受験前が一番忙しい時期で勉強をやめたいと思う時もあると思いますが、そんな時に私は、「受験が終わったら好きなことがなんでもできる」と思い、続けられました。受験生の皆さんも終わった後の楽しいことを想像して乗りきってください。
【お母様にも伺いました】
富士見丘は、1クラスの人数が少なく目が行き届く環境と英語の取り出し授業があること、これが本人の性格や希望に合致していました。学校見学の際、入学後に不安を感じる私達親子に「自分の経験に自信を持って入って来てほしい」と仰った先生の言葉が心に響きました。先生方のやる気あふれる前向きな姿勢が見え、この学校にお世話になりたいと感じました。
実際に娘が入学してからは、とにかく楽しそうです。定期テストや小テストに部活もあって大変だと呟きもしますが、それも含めて全てを楽しんでいるように感じます。地道な努力も評価してもらえることが彼女の自信に繋がり、女子校という環境と相俟って、入学前より少し積極的になってきた気がします。この学校に入って良かったと親子共に心から思っています。
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放課後に割烹着姿で掃除をする生徒と佐藤先生
帰国生受験の詳細は学校ホームページ「帰国生募集要項」をご覧ください。
【中学、高校】
★A方式
主に現地校・インター校出身者向け
英語エッセイ(100点)
基礎日本語作文(30点)
書類(30点)+日本語面接(40点)
※英語特別コースB・インターの「英語取り出し授業」希望者は英語面接あり
★B方式
主に日本人学校出身者向け
中学:国数英から2科目選択、但し英語特別コース選択者は英語を選択
高校:英数国 3科目
国語(100点・一般入試より短めの文章)
算数・数学(100点・一般入試と同一傾向)
英語(100点)
書類(20点)+日本語面接(30点)
※英語特別及びアドバンストコースB・インターの「英語取り出し授業」希望者は英語面接あり
★海外生特別入学・編入試験
11月にシンガポール・ロンドン・ニューヨークの3会場にて試験を実施
合格後、入学資格は10ヶ月保持でき帰国の予定に合わせて入学可
詳細は「海外生特別入試」をご覧ください。
【入学時レベル目安】
中学 英語特別コース:コースB 英検準2級/インター 英検2級以上
高校 アドバンスト:コースB 英検2級/インター 英検準1級以上
【ポイント①】英語資格による優遇措置あり!
中学:英検2級以上、高校:英検準1級以上で得点率90%に換算
【ポイント②】佐藤先生に聞いた面接対策!
出願時に提出した海外活動報告書に書かれていることを深堀りするような質問です。対策としては、ご家庭で「海外で一番頑張ったこと」「印象に残っていること」「入学後、学校で何をしたいか?」などを言語化しておくと良いでしょう。堅苦しくなく、本人が楽しそうに生き生きと話していることが見えると良いです。
富士見丘中学校の帰国生入試情報
富士見丘高等学校の帰国生入試情報
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佐藤先生を囲んで記念撮影
今回お話を伺った佐藤先生は、ご自身も海外の教育現場での勤務経験があり、帰国生の学習面における特徴を熟知されていました。富士見丘には、先生のご経験を活かした「痒いところに手が届く帰国生へのフォロー体制」がありました。
帰国生だからといって、みんなが英語上級者とは限りません。日本人学校出身者や海外滞在歴が短いお子さんも、富士見丘では英語を上級レベルまで引き上げることができそうです。中学1年生から高校2年生まで年3回帰国生編入試験が実施されており、急な帰国が決まったご家庭への有難い配慮も行き届いています。帰国生に優しく、入りやすくて出口が良い富士見丘の魅力を沢山発見できた訪問となりました。
著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
エアライン、外資系秘書、大学事務を経て夫のシンガポール駐在に帯同。
高校生と中学生の子育てをしながらEDUBALにてコラム執筆中。
インスタグラム”EDUBAL more!”で母親目線の帰国生情報を週3回発信しています!
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EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
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とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。
素晴らしい授業でした。毎回適切なワークシートの宿題を出して頂き、とても良かったです。指導内容も日本の受験に特化した形で教えていただけたので、注意されたところが息子にも受け入れやすかったようです。受験指導ということで短期間になってしまったので、とても残念です。足りないと思っていた部分を先生が補完してくださったことが、良い結果につながりました。
一貫した指導方法で、安心して授業を受けられました。問題点の洗い出し、またその解決策を具体的に提示してくださる一貫した方法で子供を合格へと導いて下さいました。またその分かりやすさは、勉強の面白さへとつながり、子供が授業を毎回楽しみにしている程でした。大変感謝しております。ありがとうございました。
ICT機器を上手く使って、息子に寄り添ってご指導下さりありがとうございます。