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州によって少しずつ異なりますが、アメリカの学校では、8月の終わり~9月に入ってすぐから新年度が始まります。そのため、夏のあいだに渡米するご家庭も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが、現地校の選び方。渡米時の子供の年齢や性格、住む予定のエリア、滞在予定年数など、注意したいポイントはいくつもあり、すべての条件を満たす学校を探すのは至難の業です。
今回は、2021年4月からカリフォルニア州オレンジカウンティ―に移住し、2人のお子さんがシュタイナー教育を行う公立学校に通う、ライフコーチの戸田まりさん(以下、まりさん)にお話を伺いました!
▼戸田まりさんのプロフィール
夫のMBA留学をきっかけにアメリカで起業し、2021年4月より南カリフォルニアのオレンジカウンティ在住。9歳の女の子と7歳の男の子のママ。子供たちは教科書も宿題もテストもないシュタイナー教育の学校に通い、のびのびと育っています。
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初めてのアメリカ生活。みなさん、一体どのようにして学校を選んでいるのでしょうか? まりさんに、現地校選びで大切にしたことを3つ挙げてもらいました。
アメリカには、公立学校や私立学校だけでなく、チャータースクール(民間の団体が政府から公的資金の支援を受けて運営する公立学校の一種。カリキュラムやプログラムの制約がなく、特色ある教育を行うことができる)やマグネットスクール(学区に関係なく広範囲に住む子供たちが入学可能な、数学・科学・音楽・芸術・医学などの分野に特化した教育プログラムを行う公立学校の一種)など、日本よりも学校の選択肢が多くあります。そのため、「どんな学校があるか?」を調べた上で、子供の適性に合う学校を選ぶことが重要となってきます。
「人種のるつぼ」や「人種のサラダボウル」などと言われるアメリカ。2020年の国税調査では、国の多様性指数が、2010年の55%弱から60%強に上昇し、人種・民族の多様化が進んでいることが明らかです。
まりさんは、「人種の極端な偏りがないところ。アメリカらしい教育を受けさせたいから、人種の比率がアメリカ全体における比率と近い学校」を選んだと言います。各学校における生徒の人種などに関するデータを調べる方法については後半で紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
さまざまな民族・人種が暮らすアメリカでは、日本人以外にも英語を母国語としない外国人が多く暮らしています。そのため、「英語を学んでいる人がどのくらいいるのか?」は調べておきたいところです。この外国人生徒の数が少ないと、ESL(English as Second Languageの略。英語を母語としない生徒のための英語のクラス)をはじめ、外国人へのサポートが薄い、あるいは皆無である可能性もあります。逆に、外国人生徒が多い学校では、そうしたサポートが充実している反面、同じ言語を母語とする子供同士で固まってしまい、いつまで経ってもネイティブの友達ができない、英語が上達しない、といったリスクが考えられるでしょう。簡単ではありませんが、外国人生徒が少な過ぎず、多過ぎず、バランスの良い学校を選ぶことも重要です。
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さて、現地校選びで失敗しないための3つのポイントの次は、「現地校の調べ方」についてです。
大きく分けて、インターネットで調べるのと直接問い合わせる、の2つの方法があります。まりさんもお勧めの2つのサイトを紹介しましょう。
GreatSchoolsでは、各学校のテストスコア(年に1度実施される州の学力調査の結果)、生徒の前年度からの学力の伸び、平等性(人種別、および貧困や障害を抱える生徒に対するサポート度合い)の3つの項目ごとに1~10で評価され、総合評価をされています。人種構成(アジア・太平洋諸島系、白人、黒人、ヒスパニック系、先住アメリカ人など)や、教員と生徒の比率もわかるようになっています。ここで重要なのは、バランスを見ることだそうです。ついついテストスコアの高さに目がいってしまうという人も多いと思いますが、前述したように、外国人生徒や人種の割合にも注目し、総合評価が6-7程度あれば良いと考えましょう。
【GreatSchools URL: https://www.greatschools.org/
Nicheでは、GreatSchoolsと異なり、各学校の学力や平等性以外にも、総合評価の州における順位、校区内の収入、家賃、住宅価値の中央値が載っています。また、どちらのサイトにも、校区内の売り物件が掲載されている外部サイトへのリンクが貼ってあるので、駐在家庭のほとんどは賃貸を探す場合がほとんどとはいえ、家の購入を考えているご家庭にとっては便利です。
【Niche URL:https://www.niche.com/】
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最後に、英語が苦手という方のために、上記サイトを見るときに役立つキーワードをいくつかご紹介します。
・School District=学校区
・Foreign Students=外国人の生徒
・ESL=English as Second Languageの略で、第2外国語として英語を学ぶクラスのこと
・Equity=平等性
・Race/Ethnicity=人種・民族
・Income=収入
・Disabilities=障害
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最初に書いたように、アメリカの現地校選びでは、気をつけたいポイントがたくさんあります。上記以外にも、会社からの距離、日本のスーパーや補習校・塾へのアクセス、治安……。さらには、滞在中に小学校から中学校、あるいは中学校から高校へ進学することが予想される場合には、どの小学校(中学校)からどの中学校(高校)へ行くようになっているか、それを子供の人数分考えなければならないので、かなり頭の痛い話です。
英語が苦手な保護者にとっては、上に書いたように自力でリサーチしたり、問い合わせたりするのは、とても大変なことかもしれません。そういった場合は、住む予定のエリアの日本人コミュニティ(日本人が多く住む州では、インターネット上に情報交換の掲示板があることが多いです)に聞くという手もあります。さらに、最悪の場合は手続きが必要ですが、引っ越さずに隣の校区の学校へ移った(いわゆる越境)筆者のような家族もいますので、どうか気負いすぎることなく、良い学校に出会えますように。
著者プロフィール
EDUBALアンバサダー 葉子
夫婦揃って元帰国子女。2020年まで夫のアメリカ赴任で7年間滞在。子供は中3、高2、大学3年生。夫以外は補習校・塾に通わず現地校のみの現地どっぷり型でしたが、なんとかやれている(つもり)。趣味はお菓子とパン作り。たまに出版翻訳者。
帰国子女のためのEDUBALオンライン家庭教師サービス徹底解説EDUBAL進路相談員にインタビュー!
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オンライン家庭教師EDUBALは世界中どこでも、インターネット環境さえあれば受講できるオンライン家庭教師サービスです。EDUBALのインター・現地校コースでは、インターナショナルスクール・灌漑現地校を目指す方、もしくはかよわれている方に向けた学習サポートを行っています。渡米前、在米中、さらには帰国後も同じ先生(どの先生も似た経験をしてきた帰国子女の大学生ばかりです)に見てもらえれば、心強さも倍増です。
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一緒に問題に取り組みながら、子供に寄り添った授業をしていただいています。
分かりやすい授業はもちろんのこと、保護者とも密にコミュニケーションを取ってくれます。
息子はアメリカに移住してすぐ公立中学に馴染めず辛い思いをしてきました。先生にも同じ経験があるため、彼の心情をよく理解していただきました。学習指導も素晴らしくMAPテストでは上位20%に入る事ができました。また先生のメール対応などはプロ意識の高いとても丁寧なものでした。母子ともに途方に暮れていた私たちに希望の光をともしていただきました。本当に感謝しています。
授業のおかげで、文法を前よりも理解できるようになり感動した。
目標を設定し、状況に応じて計画的に授業を進めていただいています。