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帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。今回は品川区にある攻玉社中学校・高等学校です。33年前から帰国生を受け入れてきた同校は、帰国生教育のパイオニア。「国際学級」を持つ唯一の男子校であり、きめ細やかな指導に定評がある中高一貫の進学校です。2024年からは新たに英語のカリキュラムを一新。「攻玉社男子」を育成する文武両道の6年間を、独自のクラス編成で実践する同校に伺いました。
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校舎・グラウンド全景
東急目黒線不動前駅から徒歩1分と好立地でアクセスが良い攻玉社。生徒は東京・神奈川を中心とした近郊から通学しています。都心にありながら充実した教育施設を備え、グラウンドに体育館、室内プールに2つの道場を完備。放課後は思う存分に部活動に励むことができる環境と、生徒が自由にやりたいことが叶えられる校風があります。
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【髙木 基之 教頭先生】
広報企画部長・数学科教諭
ご自身も攻玉社出身という髙木教頭先生。在学中はバトミントン部に所属し、大いに自由な中高生活を送られたとのこと。放課後に友人たちと過ごす時間が本当に楽しかったそうです。
「なんといっても中学の数学の授業が非常に面白かった!」と当時を振り返ってくださいました。
攻玉社は「やりたいことができる非常に自由な学校」です。国際学級生と一般生の交流も多く、大らかな校風もあります。帰国生をフォローする環境もノウハウもありますので、安心して来ていただきたいですね。生徒たちはしっかりと伸びていきます。本校は、帰国生の海外での経験値を非常に大切にしています。彼らは相手の価値観を認めることや尊重することができ、同時に相手の理解を得るために自分のことも発信できる。国際学級は中学の3年間をクラス替えなく過ごしますが、高校1年で一般生とクラスが混ざった時に、学内に良い化学変化を起こしてくれています。
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クラブ活動が活発な攻玉社。トロフィーがズラリ!
攻玉社の根幹を成すのは【3ステージプログラム】です。6年間を2年ずつの3ステージに分割し、各ステージごとに独自のクラス編成をしています。
最初の2年間(中1・中2)は攻玉社での生活習慣・学習習慣を身につけることを基本としながら、特に「説明力」「管理力」「失敗力」を磨く大切な時期です。
次の2年間(中3・高1)は学年全体で1クラス、選抜学級が編成されます。高校受験がなく学校生活にも慣れてきたこの時期に、もう一度緊張感を持たせる狙いもあります。中3では論文を書き上げたり、また中2までに中学の学習内容を終えて高等学校の学習内容に入っていくので、部活動と勉強の両立も重要になってきます。更にこの2年間でキャリア教育を行います。OBを招いて経験談を聞いたり、これまでの進学資料や合格体験記をもとに、将来のキャリアプランを考えます。各々の興味関心の幅を拡げながら自身の能力や敵性を見つめ、個性や強みを伸ばしていきます。
最後の2年間(高2・高3)は、これまでの6クラスから8クラスへ少人数編成になり、文系理系に分かれます。この2年間は担任も固定し、一人ひとりを強力にサポートしていきます。文系理系それぞれ2コースあり、総合型選抜など、多様化する入試が多い私大や共通テストなどに対応するⅠコースと、国公立志望者に対するⅡコースに分かれます。
本校には運動部と文化部問わず多種多様なクラブがあり、非常に活発に活動をしています。更に同好会や愛好会を加えると、その数は35以上。年頃の男子には楽しいこと間違いないでしょう。生徒自身の興味関心を具現化できて、そこに集う仲間と切磋琢磨できるクラブ活動を通して「攻玉社男子」となっていきます。
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【国際学級在籍生ご提供】(左)研究発表(右)英語暗誦大会
国際学級の特色
国際学級は帰国生40名だけで編成した独立した1クラスで中学校3年間を送ります。担任も3年間変わらず、生徒と教員の信頼関係を築いていきます。
学習面では、英語・国語・数学の3科目は個人によって差があるので、能力別の少人数クラス(αとβ)を展開しています。英語受験で入学した生徒は、当初は上級英語のαクラスとなりますが、1年毎にβからαへ移動する制度があります。2024年度からは英語のカリキュラムを変更し、ネイティブ教員による授業も増やして更なる英語力の向上を図ります。また国数については、定期試験毎にクラスの入れ替えがあります。習熟度別のクラスで学ぶことで、国際学級の生徒も一般学級と変わらない学力が身に付きます。期待以上に能力を伸ばし、中3から一般学級に合流する生徒もいます。理科と社会の進度は一般学級と合わせていますが、受験科目で学習していない生徒が大半なので、通常の授業の中で丁寧に指導するのが国際学級の良さです。補習等をしなくとも、自然に一般生に追いついていきます。
英語暗誦大会が中学3年間で毎年あり、そこで国際学級のαの生徒がリーダーとなり、司会や出場者の指導などを務めます。その他、体育祭やクラブ活動でも活躍している生徒が多いですね。得意なことを活かせる場があるのは帰国生にとって、大きな自信に繋がっているようです。
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授業の様子
【攻玉社 進路実績】 https://kogyokusha.ed.jp/education/career/
攻玉社は例年、多数の難関大学への合格を実現しています。
都内の中高一貫の進学校として国内でもトップクラスの進学実績を誇ります。
【国際学級 進路実績】 https://kogyokusha.ed.jp/education/international/
帰国生、特に英語入試でαクラスでスタートした生徒は国際学級でさらに英語力を伸ばし、早い時期に完成させるので、他の教科に時間を費やすことができます。また中学3年間は国際学級で能力別授業を展開しているので、理社についても知識の定着度が高いのも大きな強みだと思います。帰国生の能力は非常に高いです。
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国際学級3年の鈴木くんとお母様にお話を伺いました
★鈴木 優真くんプロフィール
4才~小学校6年まで、ベトナム・シンガポール・マレーシアで過ごす。
合計8年間をインターナショナルスクールで過ごし、攻玉社に入学。
幼少期からサッカー一筋。現在もサッカー部で活躍中!
【本人からひとこと】
攻玉社に入って、頼れる先生や最高の仲間に出会えて毎日充実しています!楽しいです。
日本の学校に通うのは初めてでしたが、国際学級はとても居心地がよく、自分の知らない国の文化のことも知ることができて刺激的です。
部活では一般クラスの友達もたくさんできたので、高校から一般クラスと合流するのも楽しみです。
【お母様が語る「攻玉社の良いところ」】
母親から見て、攻玉社は安心して子供を預けられる学校です。良い点が沢山ありますので、ご紹介します。
・国際学級は歴史が⻑いだけあり、帰国生の面倒見がとても良いです。英語は彼らの強みをうまく引き出し、大学受験にも対応できるようブラッシュアップ。その他の教科も、一般クラスと切り離して、あせらずゆっくり3年間かけて学びます。最初はノートの取り方や字の書き方から教えてくださり、必要な基礎を手取り足取り指導してもらえます。
・毎年開催される英語暗誦大会では、国際学級生が大活躍できます。会の進行やモデルスピーチ、各クラスの代表者の指導などを担当するため、それが彼らの自信に繋がります。
・その他、体育祭や水泳、部活動など、国際学級の生徒たちが活躍できる場が多くあり、自己肯定感があがります。
・学習面でも、コツコツ頑張ってきたことが成績に表れてきて、一般クラスと張り合えるくらいの力をつけてきています。国際学級生からも選抜クラスに選ばれる生徒も複数人います。
・最後に、これは国際学級に限った話ではありませんが、「塾に行かせず、学校に全て任せてほしい」というのが学校のモットーなのもグッドポイント、非常にありがたいです。できる教科を伸ばすのも、足りない教科を補習するのも全部面倒を見てくれます。
・そして部活動もとても一生懸命で、顧問の先生から様々な大切なことを教わっています。学校の勉強のフォローもしてくださいますし、補習にひっかかったら練習に出られなくなるので、本人たちには良いプレッシャーがかかってます(笑)。おかげで部活動にたくさん参加しても成績が落ちず、むしろ真面目に勉強をやるようになります。まさに「文武両道」です!
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充実のスポーツ施設。剣道は必修です
【攻玉社 中学入試要項】★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
https://kogyokusha.ed.jp/admission/exam-info/
【入学試験について】
・募集人数 男子40名(★2024年度入試より国算入試・英語入試の合計人数になります)
・試験科目 ①国語・算数 または ②英語
・親子面接(出願時の作文に基づき、生徒の日本語運用能力を確認します。保護者1名で構いません。)
・出願資格 原則として 海外在住1年以上、帰国後3年以内(条件緩和の可能性あり)
英語受験については、英検準1級レベルで出題されます。日本語での記述もあります。読解問題が2題あるので時間内に解ききれるよう時間配分を考えて対策してください。合格者の得点平均は60%〜65%です。国算受験については、帰国生入試の過去問をやり終えたら2月1日入試の過去問にチャレンジするのが良いでしょう。特に算数は大問4題中、大問2の小問集合の配点が高いので丁寧に。国算の合格者得点の平均は65%〜70%です。
本校は編入募集や高校からの募集はない、完全中高一貫校です。
ただ復学制度はあり、高校2年生の1学期まで無試験で復学することが可能です。ただし授業の進度が速いため、自助努力は必要です。復学のお勧めのタイミングは2つ。一つは高校の学習内容に入る前のタイミング、つまり中3のスタート時。もう一つは高2で文理に分かれる前の高1の終了時です。とはいえ復学の時期か決まったら、できるだけ早く帰国して合流することを勧めています。
本校では、この復学制度を利用した「入学留保」が可能です。中1の入学式後、4月上旬のオリエンテーション合宿に参加し、晴れて「攻玉社生」となった後に海外に戻ることを認めています。合宿は攻玉社について学び、友人もできるので参加必須としています。入学手続後、4月に一時帰国して合宿終了まで攻玉社で過ごし、海外に戻る生徒もいます。
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「自由」で「大らか」な校風を体現する髙木教頭先生です
髙木教頭先生の「やりたいことや興味があることを共有できる友人がいて、それを自由に叶えられる環境が攻玉社にはあります。」とのお言葉がとても印象的でした。”伝統校だし、厳しそう”というイメージがありましたが、訪問してみると、生徒さんが活発で文武両道な学校だと思いました。
経験と実績に裏付けされた信頼できる6年間のカリキュラムと国際学級の教育は、この学校をより一層豊かで魅力的なものにしていると感じました。中学3年間で世界各国から集う生徒同士が、更に互いを認め合い高め合って過ごす時間は、海外経験とも一般学級の中ともまた違う、攻玉社ならではの希少な学びの時間です。帰国子女としてのアイデンティティを大切にできる新たな居場所へ、ぜひ一度訪れてみてください!
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EDUBALは難関大学に通う帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
約4,000人(2022年6月時点)の教師が在籍していますので、生徒様に合う教師を紹介することができます。
EDUBALなら、このようなご要望にお答えすることができます。
・攻玉社の入試に向けた指導をしてほしい!
・受験に有利な英語資格の対策をお願いしたい!
EDUBALでは充実した内容の学習サポートサービスもご用意しています。
生徒様の目標達成のために、オリジナル教材の配布、エッセイ添削、EDUBALスタッフとの学習相談など、親御様もご安心いただけるサポートサービスです。
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著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
夫のイギリス駐在に家族で帯同し、約6年をロンドンで過ごす。長女は現地校から日本の中学受験を経験し、家族で2023年4月に本帰国。帰国後の帰国子女のあり方を考えながら現在進行形で学習サポート、下の子の学校選びとまだまだ奔走中!
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EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。
素晴らしい授業でした。毎回適切なワークシートの宿題を出して頂き、とても良かったです。指導内容も日本の受験に特化した形で教えていただけたので、注意されたところが息子にも受け入れやすかったようです。受験指導ということで短期間になってしまったので、とても残念です。足りないと思っていた部分を先生が補完してくださったことが、良い結果につながりました。
一貫した指導方法で、安心して授業を受けられました。問題点の洗い出し、またその解決策を具体的に提示してくださる一貫した方法で子供を合格へと導いて下さいました。またその分かりやすさは、勉強の面白さへとつながり、子供が授業を毎回楽しみにしている程でした。大変感謝しております。ありがとうございました。
ICT機器を上手く使って、息子に寄り添ってご指導下さりありがとうございます。