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帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。今回は調布市にある桐朋女子中・高等学校です。帰国生の受け入れは1959年から行っており64年が経ちます。学校の歴史は帰国生と共にあると言っても過言ではありません。非常に魅力的な編入試験を年3回も実施しており、帰国生受け入れに強い熱意が感じられる同校に伺いました。
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新宿から約20分、京王線の自由が丘とも言われる仙川駅下車、徒歩5分。活気ある商店街を抜けると幼稚園から高校まで生徒が利用する「桐朋学園」の門が見えます。校舎に一歩足を踏み入れると、そこには伸び伸びと自由に将来を選択できる環境がありました。先生方が生徒を見守る女子校ならではの温かさも感じます。学校設備は4つの体育室、室内プール、明るい窓に面した図書館、ポロニアホール、7つの理科室、天体ドームや4つの音楽室、3つの美術室があり非常に充実しています。近年、理系のみならず芸術系に進学する生徒も増えています。
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【岩田 堅太郎 先生】
副校長
数学科教諭
ある年の高3生158人の科目選択を”138通り”と調べた学校長と同様、数学愛あり
帰国生の受け入れに長い歴史のある学校なのでノウハウを持っています。帰国生を迎えることで在校生も学ぶことが多く一緒に学びを深めたいと考えています。様々な学校の中で興味を持っていただけたのなら、是非一度遊びに来てください。
【熊野 孝 先生】
国際教育センター主任
英語科教諭
自身も帰国生でアメリカ建国200周年記念の帆船パレードは現地ニューヨークで観覧
海外で過ごす子供たちは様々な環境下で苦労もあると思います。ただ、それは今しかできないことです。やり切った時に得られる達成感は必ずこれからの人生で糧となります。その達成感は自信につながり、帰国してからまた新たなことへ向かう力が湧き出てくるはずです。
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左:休み時間に廊下でダンスを練習する生徒 右:生徒に人気の図書館
現地校や国際校での学習を通して身につけてきた帰国生の英語力を更に伸ばすために、「英語特別授業」が設置されています。英語の授業の一部を使い、英語圏の学校の同学年レベルの教材を用いながら、本校の外国人専任講師が授業を行います。生徒一人ひとりが身につけてきた英語力にはそれぞれ違いがあることを考慮し、可能な限り個別の課題を出すことで、参加者全員にとって有意義な時間となることを心がけています。
また放課後には国語と数学を中心に、海外では学習しなかった内容を補う「リソ講座」も用意されています。
高2、高3の選択科目が特徴的です。文系理系のようなコース選択はなく卒業に必要な92単位を自由に選択します。必須科目はとても少ないです。このため生徒は自分の将来と向き合い、真剣に自分のやりたいことを考えなければなりません。将来を考え逆算し、今自分には何が必要なのか覚悟を持って選択します。これにより先を見通す力が養われます。卒業後も活躍する生徒が多いのも頷けます。
高3では芸術系の教科選択もできます。芸術系科目は本格的に芸術を学ぶためのものと一般教養として身につけるものに分かれています。芸術の大学に進学しない生徒でも「大人としての嗜み」を身につけることができます。
本校には成績表がありません。成績は中1から高3まで面談の中で伝えています。ただ数値が書かれた紙を渡すのではなく、対話を通じ自分自身でも振り返って欲しいと考えています。面談にはノートを利用し、各教科担当からのコメントも一人ひとりにフィードバックされます。このノートは保護者との面談でも利用し、情報を共有します。生徒面談は年に2回行います。保護者面談は年に1回は必ず、必要に応じてもう1回行うこともあります。
【豪州・シンガポール研修(高1)】
希望者全員参加可能。オーストラリアのアデレードにホームステイをしながら名門女子校St Aloysius Collegeで授業を体験します。帰路にシンガポールに立ち寄り文化の多様性に触れます。
【ニュージーランド・ターム留学プログラム(高2)】
ニュージーランドの高校に1学期間(2ヶ月半)留学が可能。一般家庭にホームステイしながら現地高校に通学し正課の科目を学びます。
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外国人専任講師と帰国生
約970名中92名、1割が帰国生です。海外歴がトータルで6年以上と滞在歴が長い生徒が多いです。本校では様々なタイプの生徒が集うことが大切だと考えています。このため帰国生だけを1つのクラスにまとめることはしていません。いろいろな生徒がいる中で”海外で身につけたものをがあるならそれを伸ばしてあげたい”、”海外で過ごしてきたことで補うべきことがあればサポートしたい”と考えています。
★帰国生カード
入学時にどこの国に滞在していたか、どのような学校に通い、言語は何を使っていたのか等、保護者に記入して頂きます。帰国生カードは担任と共有し入学後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年と行われる面談内容を記録します。このカードがあるおかげで担任や教科担当が変わっても学習面、生活面でのサポートをスムーズに行うことができます。
★英語特別授業(英語力の維持)
帰国生対象の取り出し授業。中学は週1回、高校は週2回アメリカ人専任講師が英語圏の同学年レベルの教材を用いた授業を行っています。
★外国語会話教室 英語・フランス語・ドイツ語
放課後の時間を利用し行われます。英語だけでなくフランス語やドイツ語の講座も週1回開催しており会話を中心に4技能を伸ばしていきます。また、英検の二次試験対策も行います。
★リソ講座「リソはリソースの略」
国語・数学の未学習部分を補う講座を週1回開催しています。外部講師ではなく正課の授業担当者が行うので、生徒がどこで躓いているか理解しています。必要に応じて他教科もフォローしています。
学校訪問した際に出会った帰国生にお話を聞きました。自分に合った学校に入学できたことで帰国後の生活も楽しく過ごせているようです。
【Aさん(高1/高1年入学/アメリカ)】写真右
帰国生の学習をサポートするため放課後に開催される「リソ講座」の数学に参加しています。女子校に入りたかったので桐朋女子を選びました!
【Bさん(高1/中1編入/オランダ・アメリカ)】
入学初日に会ったクラスの子に「よっ! 」と声をかけられ、この学校なら馴染めると思いました。普通は「初めまして・・・」ですよね?! アメリカに住んでいる時から習っていたヴァイオリンを今も音楽部で続けています!
【Cさん(高3/中1編入/インドネシア)】
海外で暮らしている時から絵を描くことが大好きでした。高校2年生までに必要単位はほぼ取得済みなので、今は希望の進路を目指して美術関係の科目を選択しながら、絵を描くことに没頭しています。
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左:学年主任からの愛溢れるメッセージ 右:職員室前のひとコマ
帰国生だから国際系が多いということはありません。帰国生であっても芸術系や理系に進む子もいます。それは帰国生だからといって進路を誘導せず「一人ひとりが何をしたいのか」に耳を傾けているからです。
学年の半分から6割が12月までに総合型・推薦入試を利用し進路を決定しています。総合型で必要とされるのは書くことです。本校では「ことばの力を創造力に」を大切にし、社会・理科・保健体育でも書く課題を多く出しています。これが総合型で合格をとる力になり、更に大学進学後レポート作成時の力になります。また、二次試験の面接練習なども対応しています。
5年ほど前にUPAAの制度を導入しました。コロナ期間中に断念した子もいますが、1人は海外へ飛び立ちました。今後は更に利用する生徒が増えていくと考えています。
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左:音楽室 右:先生を囲んで質問する生徒たち
高校入試においてG9卒業要件はありません。このため、無理に早期帰国をし日本の学校に通い学年を修正する必要はありません。馴染みのない学校に学年を合わせるためだけに通うストレスはかけて欲しくないためです。編入試験が年3回ありますのでどうぞご家庭の本帰国時期に合わせて受験してください。
*帰国生入学試験では出願資格確認があります。
入試情報学校ホームページ:https://chuko.toho.ac.jp/applicants/guidelines/
★帰国生対象特別入試(12月・1月実施)
日本人学校出身者も出願可能。面接では海外での学習について、海外の生活についてお聞きします。
試験科目:外国語(英仏独)による作文・面接(使用言語は日本語)
★Creative English入試(2月実施)
国内インター生も日本人学校出身者も出願可能。英検3級程度。帰国生対象入試に該当しない小学校低学年で帰国された方にお勧めです。この他にA入試、B入試、論理的思考力&発想力入試があり全て併願可能です。
英語1教科型入試、準備室課題・インタビュー
★帰国生対象入試(1月・2月実施)
A選考:外国語(英仏独)による作文・面接(使用言語は日本語)
B選考:英・数・国・面接(使用言語は日本語)
★帰国生対象推薦入試(1月実施)
A推薦:面接(使用言語は日本語) ―現地校・国際校出身者用
B推薦:面接(使用言語は日本語) ―日本人学校出身者用
過去に出願された外国語(英語)作文の課題例
中1:住んでいた国についての紹介文、海外の学校で友人と力を合わせやったこと
中2:海外の生活で驚いたこと、海外の学校でお世話になった先生への手紙
中3:海外生活を経て日本をどう見るようになったか、海外での最も素晴らしかった経験
高1:海外で生活で力を入れて取り組んだこと、滞在国の生活様式・文化・慣習等の特徴について
高2:日本でも取り入れたい海外の習慣について、海外での最も重要な決断およびその後の人生への影響
高3:海外の学校で受講した色々な授業について、滞在国で直面した困難それをどのように乗り越えたか
★編入試験(年3回定期で実施)
欠員補充としての編入試験を実施する学校が多いですが、本校では定期的に実施をしています。定期的に帰国生が編入してくるため在校生は当たり前のように帰国生を受け入れる体制ができています。帰国生もとても馴染みやすい環境だと思います。
試験日程:3月→4月入学、7月→9月入学、12月→1月入学
募集学年:中1〜高3(3月編入試験→4月入学)まで
募集人数:約5名
試験内容:
A方式 中学〜高1 外国語による作文(英仏独)・面接(使用言語は日本語)
B方式 中学〜高1 国・数・英・面接(使用言語は日本語)
高校2〜3 国英もしくは数英・面接(使用言語は日本語)
*高3の4月入学が最終です。
復学制度はありませんので一旦退学扱いになりますが、編入試験を受け再入学が可能です。通常の編入試験と同じ日程になり高3の3月(4月入学)が最終です。学齢相当の学年に戻ります。
*高校3年4月以降に帰国する場合は学年を落とす相談は可。
【2024年度版】帰国子女枠受験でおすすめの中学校ランキング10選
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取材を終えて先生たちと記念撮影
学校で出会った帰国生たちは突然のインタビューにも関わらず、皆が臆することなくしっかりと自分の言葉で語ってくれました。それは「ありのままの自分」でいられる環境にいるからこそ自信を持って発信できるのではないかと思います。自らも帰国生のご経験をもつ熊野先生を筆頭に考えられた具体的なサポートの数々、帰国生たちが一般生との垣根を越え一丸となって取り組む体育祭や文化祭、将来を見据えて考える科目選択。年3回の編入試験もとても魅力的な学校です。是非一度お子さんと共に足を運んでください!
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約4,000人(2022年6月時点)の教師が在籍していますので、生徒様に合う教師を紹介することができます。
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EDUBALでは充実した内容の学習サポートサービスもご用意しています。
生徒様の目標達成のために、オリジナル教材の配布、エッセイ添削、EDUBALスタッフとの学習相談など、親御様もご安心いただけるサポートサービスです。
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著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
バンコク6年、シンガポール3年帯同。
帰国中学・大学、一般中学受験を経験。
駐在中の一番の悩みは進路!世界に羽ばたく子供達、それを支える保護者の「こんな情報あったらいいな」をカタチにしたいです。唯一の癒しはパンやお菓子作り。
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英検準二級に合格し、また苦手科目だった数学の点数が飛躍的に伸びました。結果が出ているので安心して任せられます。
とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。
受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。