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海外大学への進学が脚光をあび、中学受験の志望校として短期・長期含め海外留学プログラムの多い学校が人気を集めています。そのような中、保護者の海外転勤に帯同することで家族と一緒に過ごしながら海外留学と同じ経験ができる復学制度は中高生に限りないメリットをもたらすと考えています。
今回は「私立一貫校に在籍していたお子さんが保護者の海外駐在に帯同し、元の学校に復学したご家庭にアンケートを実施」しました。どのような歩みをしたのか、現地での過ごし方、復学時のこと、大学受験についてまで結果をまとめました。
中学受験の志望校をお選び中のご家庭も、今まさに辞令が出て進路をお悩みのご家庭も、戻るタイミングを考える駐在中のご家庭にもご参考になれば幸いです!
それでは早速アンケートにお答えいただいたご家庭の4つのケースを見ていきましょう。
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在籍校 | 海外インター校 G7〜9 |
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復学時期 | 高校1年4月 同学年に復学 |
帰国決定時期 | 駐在前に決めるが最終的に帰国半年前に決定 |
復学規定 | 高校2年3月まで 編入試験ありレベルチェックのみ |
対策は特にしていません。
帰国後、日本の中学2〜3年に学習する古典の基礎をやっておけば良かったと思いました。
高1の頃は数学が難しく個別指導を利用し対策をしました。
高2からは3科目(英国社)塾に通っています。
文系、一般選抜です。
遅れていた日本の勉強を取り戻すことが精一杯だったこと、部活動に力をいれていて総合型選抜で必要となる課外活動に参加する余裕がなかったことから一般選抜です。
高2で準1級取得、1級に向けて対策中です。
【お母様の声】
駐在前から2年で先行帰国すると決めていました。短い期間で子どもたちには多種多様な人々の中でしかできない体験をして欲しいとの思いからインター校を選び、週末も家族でいろいろな所に出かけました。結局、主人の駐在が長くなったため先行帰国せずインター校から帰国生大学受験の方がいいのではないかと考えましたが、本人の念願だった「日本での高校生活」を優先しました。本人は願いが叶いとても満足している様子です。駐在で行く以上はいつ帰国になるかわからなく予定が立てづらいため、どの選択肢をしても「タラレバ」があります。その都度よく考え最善の道を選んだと思うしかないです。
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在籍校 | 海外インター校 G8〜10 |
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復学時期 | 高校1年4月 同学年に復学 |
帰国決定時期 | 駐在前に決定 |
復学規定 | 特に定めなし 編入試験ありレベルチェックのみ |
日系塾にて3科目、英数国を中学の内容が終了するまで受講しました。
塾での学習は学校のレベルに比べると基礎的なことでしたがベースがあってよかったと思っています。
化学、物理、社会、古典、漢文は難しく感じました。
化学はインター校でも習いましたが、日本語で覚え直す必要がありました。物理や漢文は全く初めて、古典文法は現地の塾でほとんどやっていませんでした。日本では皆、中学でひと通り学習しているので最初は覚えるのに苦労しました。
どの教科も塾へは通わず先生に質問すること、また自分で学習することで乗り越えました。
文系・一般選抜です。
英語がそれほど伸びなかったこと、総合型向きの性格ではないのが理由です。
高2で準1を取得しています。
【お母様の声】
日本の教育から外れることはリスクはありましたが13−15歳の自己が確立していく過程で海外経験は大切だったと思っています。本人も経験してよかったと言っていました。その上で大学受験へ向かうためには、やはり日本の学習に追いつく本人の努力が必要です。
元駐在ファミリー5組の海外IB校体験談『高校生を海外赴任に連れて行ったらどうなった?』
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在籍校 | 海外インター校 G9〜10 |
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復学時期 | 高校2年4月 同学年に復学 |
帰国決定時期 | 渡航後家族で相談しながら決定 |
復学規定 | 高校2年4月まで 編入試験ありレベルチェックのみ |
日系塾でスキルアップのための英語対策をしました。
古典に苦戦しましたが、塾には通わず自宅で集中して学習することで乗り越えました。
中学の学習が積み重ねになる古典や数学は現地で対策をすればよかったと思いました。
文系・総合型選抜です。
英語が得意なので、それを受験に活かすためです。
高3で英検1級を取得しました。
【お母様の声】
海外経験や家族の時間を重視する場合は帯同するべきですが、国内大学で明確な目標がある場合は帯同せずに目指す方が近道だと思います。
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在籍校 | 海外インター校 G5〜8 |
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復学時期 | 中学2年夏 同学年に復学 |
帰国決定時期 | 受験時に決定 |
復学規定 | 中学の間は同学年に復学可 編入試験なし |
日系塾にて3科目、英国数の対策をしていました。
理科に躓きましたが自分で努力し、乗り越えました。
附属校で内部進学なので一般選抜・総合選抜の選択はありません。
中3年で英検準1級を取得しています。
【お母様の声】
幼少期での海外経験があり、以前から高校生までは家族帯同と話をしていました。
このため子ども達も帯同には抵抗はなかったようです。中高生でいきなり海外帯同になったら、きっと悩みますね……
こちらのご家庭は上のお子さんのインター校卒業と共に日本へ先行帰国が予想されたそうです。そのスケジュールの中で、下のお子さんをどうするか検討した結果、駐在途中で復学可能な中学の受験をしたそうです。ご兄弟がいる場合、このような選択もありますので是非参考にしてください。
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EDUBALの口コミを検証!海外インター校のIB学習サポート体験談
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4つのご家庭をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
ご家族の時間や海外経験を優先し、復学制度を利用して帯同を選択しています。海外インター校の編入学年や英語のレベルによってはお子さんに余力があるとも限りません。あくまでもお子さんの様子を見ながら、もし余力があれば「数学」や「古典」の対策を優先し、基礎だけでも日本の学習対策をすると良さそうです。現地で対策をしていたとしても残念ながら復学時には皆に追いつくための努力が必要です。本人の力で乗り越えて行ったお子さんが多くいますが、アシストが必要かもしれません。
帰国生はやはり英語の力が秀でているため大学受験では文系を選択するお子さんが多くなるのが事実です。文理の選択は高2からになり、それまでは全ての教科に対応する必要があります。高1の科目数は最も多くなります。最近では文系選択でも共通テスト対策のために高2終了時までは数学が含まれることもあります。総合型選抜は学校の評点が必要な場合があることも忘れてはいけません。
英語にかける時間を減らし他教科のフォローをしながら大学受験に向かいます。日本に慣れる時間、学校のスピードに慣れる時間も含めてそれなりの対策時間がかかりそうです。
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番外編としてご紹介するのは、元の学校に戻らず高校受験をされた方です。お母様よりお話を伺いました。
在籍校 | 海外インター校 G7〜10 |
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帰国時期 | 高校1年4月入学 |
中学3年間、日本の教育が抜けたことで復学後の日本での勉強に大きな不安がありました。受験校は帰国子女枠があり同じような環境の子がいることが予想され、本人も日本の学校(教育)にも慣れて行きやすいと考えました。同様の環境にいた友人の体験談も参考になりました。
1年前から日本のオンライン塾の講座を受講しました。
英語の点数が合否に大きく関わる為、インター校での勉強はしっかりしました。
【中高生を帯同して……】
中1と高1の子どもを帯同しましたが、この年齢は大きく違うと思います。中1はまだ柔軟性があり海外インター校にスムーズに順応しましたが、学年が上がるにつれて授業の難易度も上がるため高校生は順応するまでに時間を要しました。子どもと親の意思の合意があって初めて上手く行くと思うので、渡航前に丁寧に向き合い決める事が大事だと思います。
復学できる学校をお持ちでも、このように受験することも可能な場合もあります。学校の規定を確認すること、そしてお子さんと話を進めながらご家族で話し合うことが大切です。
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我が子も復学した1人です。英語の学習は進めていたものの日本で小学校時代を過ごし、中学受験をしました。中学入学後、海外駐在の話があった時”一緒に行く”と本人が希望し、日本人学校を選ぶのではなく、迷わずインター校へ行く選択をしました。それができた理由の一つは中学受験で自分の選んだ学校=復学できる戻る場所があり、気持ちの上で安定していたことだと思っています。
英語も国によって異なり、イギリス英語、アメリカ英語、インド英語、シングリッシュがあることを知り、さまざまな人種の人と共に過ごし、異なる文化に触れました。帰国してからは海外と日本の教育の違いを感じています。
確かに日本の学習を離れることは不安もあります。しかし、海外での経験は長い人生を考える上で「広い視野と柔軟な考え方」を身につけ、「しなやかに強く生きる力」を得られるものだと思っています。
難しい年齢の中高生、ご家族との対話が不可欠です。その中で海外に少しでも興味を持つのなら復学できることをメリットとして帯同することを選択肢の一つに考えてもいいかもしれません。お子さんにとって、ご家族にとってベストと思われる選択を応援しています!
著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
バンコク6年、シンガポール3年帯同。
帰国中学・大学、一般中学受験を経験。駐在中の一番の悩みは進路!世界に羽ばたく子供達、それを支える保護者の「こんな情報あったらいいな」をカタチにしたいです。唯一の癒しはパンやお菓子作り。
帰国子女のためのEDUBALオンライン家庭教師サービス徹底解説 EDUBAL進路相談員にインタビュー!
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