EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
03-6756-8620
電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)
帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。今回は世田谷区にある東京都市大学等々力中学校・高等学校(以下、都市大等々力)です。2009年に校名変更した都市大学グループ内に、2010年共学部として新設されました。前身は東横学園(女子校)。女子校が校名変更し共学化する、一種の時代の流れの中で、理系の大学付属ということもあってか、募集当初から多くの男子に注目され支持を集めてきたのが同校です。また同じ世田谷区内には兄弟校である男子校の都市大学付属中学校・高等学校があります。どちらも2014年から帰国生入試を開始した今注目の人気校です。
東京都市大学付属ってどんな学校? ~帰国子女の母が行ってみた!~
攻玉社ってどんな学校?〜帰国子女の母が行ってみた!〜
.
広々とした緑の人工芝のグラウンドと校舎
東急大井町線等々力駅から住宅街を抜けること徒歩で約12分。また、二子玉川や目黒、渋谷方面からもバスでアクセスが可能です。
閑静な世田谷区等々力の地に、2010年の共学部の新設に伴い再整備された校舎があります。体育館と2つの校舎でグラウンドをコの字に囲む造りで、校舎内は各フロア、大きなガラス窓が特徴的な教室が並びます。意図的にフロア中央に教員室を配置することによって、生徒と教員の交流が促進されています。2022年には新たにリテラシーセンターが完成し、主に生徒の自学自習の場として使われ、日々部活動の後も勉学に励む生徒の姿があるそうです。
都市大等々力の教育理念は「noblesse obligeとグローバルリーダーの育成」。
『noblesse obligeー誇り高く高潔な人間性を陶冶することー』を生徒教職員全員が合言葉に掲げ、国際社会に貢献できる人材を育てることを目的に、多くの取り組みを実践しています。
都市大等々力の部活動の入部率は中学で96%!キャレル型の自習室が夜20時(高3のみ21時)まで使えるので、生徒は部活単位で活動後に学校に残って自習しているそうです!
.
【教頭 二瓶 克文 先生】
入試広報室長
東横学園時代より勤続34年、入試広報をご担当され27年。
広報活動で新規エリアを開拓され、年々着実に名実ともに学校の知名度を上げられています。また帰国生に対しては海外に出向き、またはオンラインを通じて、広く学校説明会を実施されています。
「都市大等々力としてまだ歴史は浅いですが、私自身、生徒たちと色々なことに挑戦し一緒に学校を作っていこうという気概があります。ですので、失敗してもいいのでチャレンジ精神旺盛な子に、等々力の門をくぐってほしいですね。」
.
※学校ホームページ デジタルブックより抜粋
ロードマップとして、まず中高6年間を2学年ずつの3つのステージに分けています。一般受験は入試の段階でコース別の試験が行われ、入学時点で2つのコースに分かれてクラスが展開されています。
最難関国公立大学を目指すS特選コース(2クラス)と、難関国公立大や早慶上理への現役合格をめざす特選コース(3クラス)です。どちらも先取り学習をやりますが、S特選の方がスピード感や授業の深みや課題がハードです。
一方、帰国生は入試の得点に応じて合格発表を各コースで行います。どちらのコースでも1stステージの中1と中2では英語の取り出し授業(αクラス)を受けることが可能です。ただし2ndステージになると特選コースの方でのみ、英語に特化した特選GLコースが1クラス分編成されます。ですので中3の2ndステージ時に、S特選の帰国生で引き続き英語をブラッシュアップしていきたい生徒は、特選へコース変更し特選GLコースを選択します。もちろんそのままS特選で最難関国公立を目指す生徒もいます。
3rdステージの高2からは、成績も考慮した上で進路に向けて文理選択でクラスが抜本的に再編成されます。共学校ですが、概ね男女5対5の割合で理系に進みます。
実体験を伴う学びで「教科書にない気づき」を大切にされている、理科主任の平山 瑛一 先生(写真左)
都市大等々力の理科教育はSST(Super Science Todoroki)プログラムは、中1中2の理科授業を全て実験室で班ごとに行います。各学年で約100もの実験テーマを扱い、自ら学ぶ授業を通して考える力や探求できる姿勢を習得していきます。
生徒はTQノートと呼ばれるノートを毎日つけ、徹底した時間管理能力を中学1年生から培います。これによって自学自習の習慣が定着し、主体的に学ぶ姿勢が養われ進路意識を高めていきます。
また、学校生活のサポートという面では、中学3年間は昼食に給食制を導入しています。高等学校はお弁当を持参しなくても、ラウンジで食事したり、パンなどの購入ができます。
左/びっしりと書き込まれたTQノート 右/自習室
現在はお弁当型の給食ですが、共働き家庭など、忙しいご家庭にも嬉しいサポートですね。
.
英語取り出し授業などで使われるカラフルな教室
中高全体の生徒数約1400名中、約一割が帰国生です。ただし本校では、一般入試で4科目入試だけでなく、英語一教科入試やアクティブラーニング型入試を取り入れています。この多様な入試形態から、科目に得意不得意を持って入学する一般生も一定数、また付属小からも数名の入学者がいるため、帰国生だけがマイノリティになることはなく、多様性を認め合う風通しの良さがあります。生徒同士の仲が良く、生徒間のバランスがとれています。
中1と中2の間は、英検準1級レベルの授業をネイティブ教員が4時間、日本人教員が2時間の取り出し授業(αクラス)を受けることができます。2ndステージの中3で引き続き英語のブラッシュアップをはかりたい生徒は、英語に特化したスキルアップのプログラムである特選GLクラス(1クラス分)に入ります。カナダ、オーストラリアへ約1年留学するプログラムもあり、留学を追えた生徒は3rdステージ(文理選択コース)の高2に復学します。
また本校では、英語科の教員5名が中心となって「国際教育室」を設置しています。帰国生が入学後に友達関係で困っていないか、苦手な科目が成績の足を引っ張っていないか、などを学期ごとに面談を実施してサポートしています。また近年は海外大学進学希望者も多くなってきたのでサポート体制を強化中です。
.
左/授業風景 右/高3受験生の士気を高める「合格だるま」
国内大学合格実績が年々飛躍的に伸びています。卒業生の内63%以上がGMARCH以上の大学に進学しています。現役合格率にも目を見張るものがあります。
希望する大学への現役合格を目指して、TQノートによる時間管理能力はもちろん、AIによる一人ひとりの学力や目標にあった学習メニュー「アダプティブ・ラーニング」を導入しています。また積極的にICTとアクティブ・ラーニングを授業に取り入れるなど、多くの新しい取り組みは、生徒個々人の「メタ認知能力」の強化につながり、進路実績として実を結んでいます。
※都市大等々力の最新の大学進学実績は学校ホームページをご覧ください。
大学合格実績に裏打ちされた人気の秘密がここに!生徒が切磋琢磨して勉強に打ち込める理想的な環境が、都市大等々力には整備されていて心強いですね。
.
各学年フロアの中央にガラス張りの教員室が配置されている
☆詳細は必ず学校ホームページでご確認ください。
https://www.tcu-todoroki.ed.jp/exam/
⚫︎ 募集人数 20名
⚫︎ 試験科目
国語・算数・作文(日本語)・面接(本人のみ、グループ)、または
英語・算数・作文(日本語)・面接(本人のみ、グループ)
★国語と算数の難易度は一般入試の特選のレベルと同等です。英語に関してはレベルの目安は英検2級から準1級程度。2教科(国・算、もしくは、英・算)の得点が7割の140点を上回るとS特選コースで合格できます。
★作文は例年テーマが2つあり、各テーマにつき400字詰め原稿用紙に記入します。1つは海外での経験を問うもの、もう1つは自分の今後についてです。A〜Eの5段階評価で日本語の運用能力をみてA〜Cは合格ラインです。
★面接は3人1グループで行いますが、同じ質問を投げかけるものでディスカッションではありません。
一般入試の2月に、英語1教科入試があります。レベルは同じく英検2級から準1級で7割が合格のボーダーとなります。英語1教科ではありますが、受験者の日本語運用能力も確認できるように、日本語で設問や解答を求める問題も含まれています。
編入については、問い合わせは多くいただいていますが、残念ながら例年定員超過のため、編入試験は行っていません。
ただし、帰国生への配慮として合格後は一年間の入学延期ができ、入学後の海外転居に関しては復学の制度があります。
帰国生入試や英語一科入試でも、帰国生の持つ日本語運用能力で日本語での授業についていけるかをみられます。学校とのミスマッチを避けるためにも重要なポイントですね。
【2024年度版】帰国子女枠受験でおすすめの中学校ランキング10選
.
都市大等々力には70名を超える専任の教員がいらっしゃるとのこと。面倒見の良い学校として定評があるのも頷けます。また、本記事では書ききれない、生徒の自発的学習意欲を引き出す仕組みや工夫が随所にあります。二瓶先生の、「環境が生徒を作る。学校が環境を整えてシステムが回るように」と話されていたのが印象的でした。
早くから限られた時間を有効に生かしきることができるようになった都市大等々力生は、自立心と自律心を備えて、自分の未来を切り開いていくのでしょう。
また男女共学であることで、中学時代は発達段階の早い女子が、高校になると一気に男子がリーダーシップを取る関係性も魅力に感じました。6年間を通じて男女の持ち味が活かされ、また帰国生も一般生も隔てなく互いに切磋琢磨し合える学校。部活に勉強に、熱い6年間が都市大等々力には用意されています。
著者プロフィール
EDUBALアンバサダー
夫のイギリス駐在に家族で帯同し、約6年をロンドンで過ごす。長女は現地校から日本の中学受験を経験し、家族で2023年4月に本帰国。帰国後の帰国子女のあり方を考えながら現在進行形で学習サポート、下の子の学校選びとまだまだ奔走中!
EDUBALは帰国子女や元IB生の大学生と、家庭教師を探している生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。
約4,000人(2022年6月時点)の教師が在籍していますので、生徒様に合う教師を紹介することができます。
EDUBALなら、このようなご要望にお答えすることができます。
・東京都市大学等々力中学校・高等学校の入試に向けた指導をしてほしい!
・受験に有利な英語資格の対策をお願いしたい!
EDUBALでは充実した内容の学習サポートサービスもご用意しています。
生徒様の目標達成のために、オリジナル教材の配布、エッセイ添削、EDUBALスタッフとの学習相談など、親御様もご安心いただけるサポートサービスです。
まずはお気軽にお問い合わせください。
この記事のカテゴリー・タグ
下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
とても熱心に指導していただきました。娘も説明がわかりやすいと言っておりました。
中学入試のための英語エッセイを英語で指導していただきました。小学生には難しいところを的確に指導していただき、エッセイの構成や内容が格段に向上しました。親しみやすい雰囲気で毎週レッスンが楽しみでした。
素晴らしい授業でした。毎回適切なワークシートの宿題を出して頂き、とても良かったです。指導内容も日本の受験に特化した形で教えていただけたので、注意されたところが息子にも受け入れやすかったようです。受験指導ということで短期間になってしまったので、とても残念です。足りないと思っていた部分を先生が補完してくださったことが、良い結果につながりました。
一貫した指導方法で、安心して授業を受けられました。問題点の洗い出し、またその解決策を具体的に提示してくださる一貫した方法で子供を合格へと導いて下さいました。またその分かりやすさは、勉強の面白さへとつながり、子供が授業を毎回楽しみにしている程でした。大変感謝しております。ありがとうございました。
ICT機器を上手く使って、息子に寄り添ってご指導下さりありがとうございます。