EDUBALでは、海外在住の生徒様ならではのお悩みと真摯に向き合い、指導させていただきます。
03-6756-8620
電話受付 平日10:00~19:00 (日本時間)
帰国子女であれば一度はTOEFLを耳にしたことがあるのではないでしょうか。TOEFL(Test of English as a Foreign Language)とは国際的に認められた英語スキルの評価試験であり、帰国大学受験において非常に役に立つ資格となっています。
一方で、帰国高校受験でもTOEFL iBTを提出することで英語の試験が免除される場合や、留学の際に語学力を証明するためにTOEFLを提出できるなど、中学生にとっては様々な利用可能な資格となっています。
今回の記事では、中学生とってTOEFL iBTはどれくらい難しいのか、また中学生のTOEFL平均点や目指すべき目安などについて、詳しく解説していきます。またTOEFLを受けた帰国子女として筆者が考える中学生向けのTOEFLの勉強法も記載してあるので、お見逃しなく!
そもそもTOEFL iBTは帰国大学受験で提出するというイメージを持っている方が多いと思います。しかし、TOEFL iBTは帰国高校受験や留学で活用できる資格となっているので、中学生でも充分に活用できます。
では、中学生のTOEFL iBTの平均点は何点なのでしょうか?
TOEFLを運営しているETSのTOEFL iBT ® Test and Score Data Summary 2022によると、高校を受験するためにTOEFLを受けた人の世界的平均点は、男性でTOEFL iBT 84点、女性でTOEFL iBT 85点となっていました。また日本人のTOEFL iBTの平均点はTOEFL iBT 73点となっています。
つまり帰国子女である中学生のTOEFL iBT平均点はTOEFL iBT 70−80点であると考えられます。
またTOEFLを提出することで帰国高校受験で英語の試験が免除される・優遇されるレベルは、CEFR B2を目安に考えるといいでしょう。CEFRとは「Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)」の略であり、外国語の能力や習得レベルを同一の基準で評価できる国際的な指標のことです。
CEFR B2は英検に換算すると準一級、TOEFLの点数目安だとTOEFL iBT 72−92点になります。例えば、慶應湘南藤沢高等部(SFC)の高校入試で求められているTOEFLスコアはTOEFL iBT 70点以上となっています。
一方、高校入試で英語の試験科目の免除を狙うとなるとTOEFL iBTで求められる点数が大幅に上がります。
広尾学園高等部の高校入試では、TOEFL iBT100点以上で英語の試験科目が免除となっていますので、英語の試験の免除の為にTOEFL iBTを受けるのであれば、TOEFL iBT90〜100点を目安にしましょう。
ただし、中にはTOEFLの提出による英語試験免除制度がない高校も存在します。具体的な目標を設定する際には、受験する高校やプログラムの要件を確認し、それに応じてスコアの目安を定めることが重要です。
TOEFL提出で優遇される高校を知りたい方、広尾学園やSFCの高校受験に必要なTOEFLの点数について詳しく知りたい方はこちら:
2022年度から広尾学園・慶應義塾湘南藤沢高等部(SFC)帰国子女入試の英語科目でTOEFLや英検が利用可能に
では、中学生が帰国高校受験に必要なTOEFLの点数や目安点、平均点を取るのはどれくらい難しいのでしょうか?TOEFLを受験した経験がある筆者の体験談をもとに、中学生向けのTOEFLの対策方法なども解説します。
中学生でTOEFL iBTの高得点を狙うとなると非常に難しいでしょう。英検に換算すると英検一級ほどの実力になります。
TOEFL iBTでは、アカデミックな「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能が総合的に判定され、2時間かけて行われます。出題される教材は、自然科学、社会科学や学術などの分野からであり、英語圏の大学生が一年のときに学ぶ一般教養科目を網羅しているものとなっています。つまり大学の授業で必要なディスカッションスキルや語彙、知識などが求められる試験となっているため、中学生にとっては難しい試験になることが予想されます。
その為、TOEFL iBTの他にTOEFL Juniorという中高生向けに特化したTOEFL iBTよりも難易度が低めの試験が存在しています。TOEFL iBTを受ける前の力試しとして受けておくことをおすすめします。
TOEFL Juniorについて詳しく知りたい方はこちら:
TOEFL Juniorって何?中学生がTOEFLを受けるには?
中学生がTOEFLで高得点を狙うとなると、日常的な英語だけではなく学術的な文章を理解し、そこから自分の考えを導き出す英語運用スキルが必要になります。
したがって、中学生向けのTOEFL勉強法として、日頃から英語のニュースや新聞を読むことをおすすめします。また、そこから自分の考えを英語で表現できるようにし、学術的な文章によく出てくる専門的な単語を覚えるなど、語彙力を向上させておくことも非常に重要です。
TOEFLを経験した帰国子女である筆者からのアドバイスとしては、自分の好きな分野のリスニングやリーディングを中心に対策をすることです。英語に対する苦手意識を最小限に抑えるために、最初に自分の好きな分野の単語を覚え、徐々に英語の難易度を上げていくのもいいでしょう。
TOEFL iBT4技能それぞれの勉強法について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
TOEFL iBT Reading(リーディング)~経験者が教える対策法①~
TOEFL iBT Listening(リスニング)~経験者が教えるセクション別対策法②~
TOEFL iBT Speaking(スピーキング)~経験者が教えるセクション別対策法③~
TOEFL iBT Writing(ライティング)~経験者が教えるセクション別対策法④~
今回は、中学生にとってTOEFLの難易度や平均点についてご紹介しましたが、いかがでしたか?中学生でこれからTOEFLを受験しようと考えている方の参考になれば幸いです。
TOEFL iBTを中学生で受験することは難易度が高いかもしれませんが、TOEFLで得た英語力は帰国大学受験だけでなく、将来にも非常に役立ちます。頑張って対策し、自分の満足のいく点数を目指しましょう!
EDUBALは、国内外の難関大学に通う帰国子女の大学生教師と、家庭教師を探している帰国子女の生徒様をつなぐオンライン家庭教師サービスです。TOEFLで高得点を取得した教師も多数在籍しており、今回発表された新形式試験に対応した指導も可能です。また、オンラインビデオ通話を通じた指導ですので、世界中どこでも、いつでもご自宅で受講が可能です。
「帰国高校受験に向けて、TOEFL iBT100点以上を目指したい!」
「TOEFL経験者からアドバイスを貰いたい!」
といった様々なニーズに対応しております。指導は、実際にTOEFL iBTを取得した教師が自身の経験に基づいて、生徒様一人一人に合わせて行います。
EDUBALを受講した方からは
「年齢も近く、同じ経験をした先生の指導を受けることができたので、親近感があって相談しやすかったです。」
「具体的な解き方を教えてもらったおかげで、スコアが20点も上がりました。」
といったお声をいただいております。
TOEFL対策をしたい方は、気軽にEDUBALにご相談ください。
TOEFL初受験!帰国子女向けの2週間前からできる直前対策とコツ
【2023年度入試版】帰国子女枠受験で人気の高校ランキング【帰国生入試を実施している高校】
この記事のカテゴリー・タグ
下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
EDUBALで家庭教師をつけるかどうか迷われている方は、ぜひ参考にご覧ください。
いつもわからないところを噛み砕いて教えていただいており、感謝しています。
生徒の理解度を的確に把握し、理解を促すための指導が行き届いています。例えばWritingで必要な予備知識が補えるような資料・サイトの情報提供などをしていただいたことで、対策がしっかりとできました。目標達成のための指導だけでなく、英語を学習するための姿勢も身につけることができました。
海外に居住しながら日本の大学受験を目指す中、担当していただいた先生は帰国子女受験を経験した「先輩」でありかつ、また大手塾などの教師とは違う身近さを持った自分に近しい存在としての「憧れ」を抱ける存在だったようです。本人のモチベーションがこれまで見たことがない程上がり、本当に感謝しています。授業を視聴したことはありませんが、先生の授業を受ける前後で取り組む姿勢が変わったのは確かです。先生のおかげでTOEFL対策のメリハリがつき、目標が大分明確になってきたような様子が見て取れます。
分かりやすく指導していただけたので、IELTSの目標点数に到達することができました。また、常にモチベーションを高めていただいたおかげで、最後まで頑張り続けることができました。
日頃の指導報告書、指導計画書なども事細かく丁寧に記されており、いつも親身になってご指導いただいていたことがよく分かりました。怠けがちな、なかなか一筋縄ではいかない生徒であったとは思いますが、最後まで根気よくご指導いただけたことに感謝いたします。保護者からの要望にもいつも快く応じていただき、メールの返信からも先生のお人柄やまじめさが伺え、とても好感を持っておりました。