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2024年度入試の集積データによると、文化学園大学杉並中学校(以下、文杉)は前年を大きく上回る受験者数増。
他校には追随できない文杉の大きな魅力、それは文杉が2本立てのある意味欲張りな学校だということ。日本とカナダBC(ブリティシュコロンビア)州のダブルの高校卒業資格の取得を目指すダブルディプロマ(DD)コースは、カナダBC州のカリキュラムが現地と同じ内容でそのまま展開されます。いわば、東京杉並区の敷地内にカナダの現地校が丸ごと居を構え、文杉と同居してるようなもの。“日本の教育課程を英語で教える”のではなく、内容はあくまで“カナダのカリキュラムそのもの”である点が、国際系一条校の英語で学ぶイマージョン教育と大きく異なります。
日々流転する日本とカナダの授業間を行き来しながら【Bilingual二言語 × Bicultural Education二文化教育】をやりぬけるバイタリティ溢れる文杉の生徒達。
今や帰国生のみならず、国内インター生や英語を積極的に学びたい小学生まで、多くの受験者層から注目を集める文化学園大学杉並に、今回は再訪問です!
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キャンパス内のグラウンド
所在地 | 〒166‐0004 杉並区阿佐ヶ谷南3-48-16 TEL:03‐3392‐6636 |
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アクセス | JR中央線・総武線阿佐ヶ谷駅、荻窪駅から徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅から徒歩10分 |
生徒数 | 中学約400名、高校約900名 |
帰国生割合 | 中学帰国生入試での入学は1割強。幼少期や低学年での帰国生などを含めると海外経験者は全体の1/4程度。 |
コース | 中学:1年次でDD7/Advanced7/Starter7 高校:ダブルディプロマコース/特進コース/進学コース |
帰国生入試 | 中学校国内:国・算・英(希望者)・日面接 高校国内: 【特進/進学】国・数・英・日面接 【DD】数・英(筆記)・英(口頭試問) 海外入試:オンライン口頭試問 国・算/数・日面接、英語は検定資格による得点換算のみ |
編入 | 随時募集 国・数・英・面接 |
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【入試広報部長 西田 真志 先生】
新卒で文化学園杉並中学・高等学校に勤務。担当教科は生物。
西田先生:
まずは多くの人にもっと本校の事を知ってもらいたいです。特に帰国生には偏差値的な物差し以外の観点から、学校の教育内容や卒業後の進路まで見据えた上で中高でどんな学びをしたいのか、学校選びの段階で文杉を知ってもらいたいです。今後はもっと中学の帰国生募集に力を入れていきたいと思っています。
本校では今から10年前の女子校時代に、13名の高校生からカナダのDDコースがスタートしました。2018年共学化を経て、現在は中学1年生からカナダのカリキュラムが学べます。今や中高あわせて300名以上の生徒がカナダのカリキュラムを学んでいます。カナダ側と本校あわせて総勢28名のネイティブ教員がいる環境は都内屈指といえるでしょう。
今では中学新入生の半数が既に何かしらの英検の取得級を持って入学するまでになりました。過去に海外経験がある生徒は全体の約25%います。
DDコースを開設して10年、本校とカナダBC州側とこれまで積み重ね築いてきた安定した基盤に応えるかのように、カナダのカリキュラムで学ぼうとする生徒が着実に増えています。更に近年では卒業後の進路というカタチで実績に結びついてきています。これはこの10年、かなりのスピード感で起きている大きな変化が、目に見えるカタチで表れている証拠と言えます。
帰国生には、実際に本校のカナダの授業を見学に来てもらいたいですね。海外で体感した現地校の雰囲気との親和性を、アプローチの仕方からフレキシブルでインターらしい授業の雰囲気を、肌で感じてもらえると思います。
西田先生:
学校全体として中学3年終了時までにおよそ50%の生徒が英検2級を取得しています。
入学時は英語初心者だった生徒も年々英語力を伸ばしていますし、英語力のある生徒は入学後に準1級や1級を取得しています。
2024年度は全入学者の内、半数は英検の取得級のある生徒、中でも12人が既に準1級を持っています。高い英語力を更に飛躍させたい人、これから英語力をつけたい人など、本校にはカナダと提携した本校にしかない英語環境が日々の学校生活の中にあります。学校全体として英語に対する意識やモチベーションは高く、現在は中学全体の半数以上の生徒が、カナダBC州の教員による英語の授業を受けている状況です。
【2024年度版】帰国子女枠受験でおすすめの中学校ランキング10選
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Bunka Suginami Canadian International School/カナダの教員が集う職員室
西田先生:
本校は2014年からカナダBC州の海外校“Bunka Suginami Canadian International School (BSCIS)”として認可されています。カナダの教員免許を持つ17名のネイティブ教員により、カナダの教育課程に沿ったカリキュラムで単位を履修し、卒業時に日本とカナダBC州の高校卒業資格をダブルで取得することができます。
校内にはBSCIS専用の職員室があります。カナダの授業を取る生徒数や授業数が増えるなどの万一教員が足りない状況になっても、カナダBC州教育省から教員を斡旋できるので、教える人材もその質も担保されています。DDコースが安定して10年目を迎える所以と言えるかもしれません。
カナダの卒業資格が取得できると、例えばカナダの大学に進学するには、基本的に書類審査のみで選考されます。必要単位を履修するためには普段の授業への取り組みが評価されます。我々教員側も驚いている結果ですが、日本人の真面目で勤勉な気質が大きく手伝ってか、現地BC州の評価基準でも本校の生徒はレベルが高く、とても良い評価を得ています。
西田先生:
カナダBC州の教育課程を学べる海外校は世界で50校近くあり、7000名以上の生徒が学んでいます。日本では関東の提携校は本校のみです。他にDDコースがあるのは、関西の大阪学芸高等学校、大阪学芸カナディアンインターナショナルスクールで、こちらは兄弟校です。また、2024年度から三重県の海星高等学校でもDDコースがスタートしています。
文杉のコース編成
西田先生:
中学1年をGrade7、中2をGrade8とカウントします。中1のDD7はMathとScienceも含め週17時間をBC州の教員が英語で担当します。Advanced7では英文法は本校のネイティブ(NE)がもちますが、その他8時間の英語はカナダBC州主導による授業です。日本の教育課程の数学と理科を日本語でじっくり学びたい生徒や、国内大学理系進路も視野に入れている生徒がAdvanced7を選択しています。DD7やAdvancedコースを希望する場合はカナダ側の審査が必要となります。英検2級程度の英語力が必要ですが、まずはカナダBC州の教員とコミュニケーションを積極的に取ろうとする姿勢が重要視されます。Starter7は本校のネイティブと日本人教員により英語を基礎からしっかり学びます。週9時間という時間数は一般的な私立中より多く、かつ本校では週7時間をネイティブスピーカー主導による授業にこだわっているため、初級者でも着実に英語の実力を身に付けていけるように考えられています。
このように本校は、中学の義務教育過程の段階から、日本の教育課程に加えカナダBC州のカリキュラムが組まれているので、特別な教育課程を編成しています。日本とBC州のカリキュラム上重なる内容は一部授業内容の振替が認められているので、極端に多くなることはありません。例えば中1のDD7では週4時間超過する程度です。0時限目や7時限目のある曜日や土曜の午後の授業など、コマ数は多くなりますが、1日の時間割の中でカナダと日本の授業を生徒が上手く切り替えてこなしています。
またDDコースは中学ではコースにより月額2万円や年額3万〜5万円、高校DDコースは年間約60万円の追加費用がかかります。
10年目を迎えるDDコースですが、2023年度から高校DDコースに数学の上位科目の微分のAP(アドバンスト・プレスメント)を、高2のAP Pre-Calculus 11では必修、高3の選択でAP Calculus 12を導入しました。難度の高いAPを受講することで、海外大学で単位認定されるケースや出願が有利になるなどのメリットがあるからです。また、これまで単位取得のためカナダへ5週間の短期留学が必修でしたが、24年度からは高2の必修科目に単位移行したので留学は必修ではなくなりました。
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少人数制でユニークな授業が展開されるDDコース
西田先生:
日本とカナダのカリキュラムが1日の学校生活で交錯する環境の中、生徒のフットワークの軽さには目を見張るものがあります。日本の授業はまずは聞く姿勢、カナダの授業は自ら発話したり自分が関わろうとする姿勢、というように、言語のスイッチのみならず生徒自身は自然と切り替えているようです。カナダBC州の授業は1クラス25名以下で行う決まりがあるので、日本の通常授業よりも少ない人数でアットホームな雰囲気ですね。
またBCの教員は生徒が主体的に学べる学習環境作りがとても上手で、生徒が授業で実際にアウトプットする機会も多いです。日本の教育課程と違って、教員側にこれを教えなければいけないという制約がないので、アプローチの仕方からフレキシブルで授業自体に面白さがあると言えます。
就業時間などオンオフを上手に切り替える教員が多いですが、始業月の4月などは不慣れなDDの生徒に配慮して、多くのカナダの先生が生徒のために職員室に残って温かく対応している姿が見受けられます。
成績はいわゆるテストでなく、普段授業で取り組んでいるプロジェクトで評価されます。つまり、英語で学んでいますが、問われるのは英語力ではなく、生徒自身が主体的にプロジェクトに取り組み、プロジェクトを仕上げ、一つの学問について自分なりの見解をアウトプットする姿勢やその力の方を重要視しています。
特に高校のDDコースでは、高3でキャップストーンプロジェクトという、いわば卒業論文のようなプロジェクトに取り組んで発表をします。各自が学びの総仕上げとして、学習した内容をもとに社会課題探求と結びつける応用型のプロジェクトで、英語力だけでなく思考力が問われます。この力の育成は、正にカナダ側の教員が得意とするところ。彼らは教える教科は大きく文系理系に分かれているものの、授業のアプローチ自体が教科横断型のスタイルです。DDの授業を通じて、生徒は英語力のみならず深い学びの姿勢が養われていきます。これは、カナダBC州のディプロマ取得に向けた単位履修のプロセスを通して、本校DDの生徒だからこそ得られる、本校ならではの最大の魅力と言えるかもしれません。
西田先生:
ボランティアはカナダBC州のカリキュラムの卒業認定に必要なため、授業の中に意識的に組み込まれています。取得単位の中の科目には、将来社会に出て働くために必要なスキルを学ぶCareer Life Education(CLE)や、Career Life Connections(CLC)が含まれていて、ボランティアへの参加が必須とされています。学内のボランティア活動も単位として認められているので、学外の活動というよりも、本校の中でBC州の教育内容をきちんとこなしていくことが様々な大学入試対策に繋がります。
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国内外の多様な進路選択があり、生徒たちの夢も膨らみます
西田先生:
ここ数年でDDを中心とした進学実績が上がってきています。DD1期〜7期生で通算198名の生徒が卒業しました。全員が日本とカナダ両方の高校卒業資格を得ることができています。うち、約50%が海外大学、もしくは早稲田ICU上智などの国内の難関私大(帰国生枠)に進学しました。
DDコースの生徒で一般入試を受ける生徒は2割程度です。BC州の卒業資格が取得できるとは、つまり帰国生枠で国内大学の受験ができること。大半の生徒は国内大学入試においては、帰国生入試や総合型選抜の推薦入試で大学受験に挑みます。
西田先生:
7期生43名で36名の海外大学に合格がでました(2024年5月時点)。カナダのトロント大学に3名、ブリティッシュコロンビア大学にも3名の合格者が出ています。国内大学では、ICU6名、早稲田4名、上智5名は帰国生入試で合格、その他GMARCHなどにも多数合格者が出ています。
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広い図書室で授業が行われることも!
★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
帰国生入試は中学入試が11月、12月、1月の3回、高校入試が11月、12月の2回、海外オンライン入試が11月にありますが、全日程で受験できるのは1回のみです。
また帰国生入試以外に、2月に英語特別入試(英語+国語or算数or日本語面接)も実施しています。(英検2級程度の難易度)
転・編入学の試験もありますが、高校のDDコースを希望する場合は、最低でも英検2級の英語力に加えて、日本の国語と数学の学力が求められます。またカナダBC州のカリキュラム上、高校のDDコースの編入は高1の7月(1学期終了)まで、としています。
試験日程:11月、12月、1月
試験科目:国語・算数・英語(希望者のみ)・日本語面接(5分)
※得点の高かった2科目で判定
英語検定取得級に応じた得点換算あり(英検2級以上で100点で試験免除)
CEFRの表に準じた得点換算・特待制度もあり
※『DD7』『Advanced7』を希望する場合は個別面接は行わず、カナダ側による英語力審査(リスニング20分・ライティング20分・スピーキング15分)が当日に行われます
試験日程:11月、12月
【特進/進学コース】
試験科目:国語・数学・英語・日本語面接
※3科目の合計点
英語検定取得級に応じた得点換算あり(準1級以上で100点で試験免除)
CEFRの表に準じた得点換算・特待制度もあり
【ダブルディプロマコース】
試験科目:数学・英語(筆記90分)・英語(口頭試問20分)
英語検定取得級の得点換算なし
※カナダ側の試験に合格した場合に限り特待生の選考を行う
試験日程:11月
応募資格:海外在住の日本国籍の小学6年生及び中学3年生
試験科目:口頭試問(国語20分・算数/数学20分・日本語面接5分)
英語は資格試験による得点換算のみ
(中学入試は英検2級以上で満点、高校入試は英検準1級以上で満点)
CEFRの表に準じた得点換算・特待制度もあり
急な転勤などの諸事情に対応し順次受付をしますが、試験科目は3科目必修となります。
試験日程:相談により決定
試験科目:国語・数学・英語・面接(本人のみ、約5分)
※該当学年に合わせた出題
※中学DD7、DD8、DD9の英語クラスを希望する場合の英語試験:筆記60分、口頭試問20分
※高校1年のDDコースの英語試験:筆記60分、口頭試験20分
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文杉で送るDDの中高生活を想像してみました。大変さは1.5倍。それでも2倍お得(ダブルディプロマ)で、楽しさややりがいは倍以上、そして卒業後の自分は無限大!
生徒の進路の可能性の幅を狭めることなく日本もカナダも欲張って、最大限サポートしていこうという文杉の覚悟を感じました。そしてカナダ側からは、学びの主体は生徒である、と、原点に立ちかえるようなメッセージを感じました。元来の日本的教育価値観に、それではもう通用しない予測不能な現代で、新しくも本質的な風を真っ向から送り込んでいる文杉。インターの活発さと日本的な勤勉さ、両方の良い部分が共鳴し合う、正に学校そのものが多様性の象徴といえるかもしれません。10年間驀進中、グローバル教育の先駆者といえる骨太な文化大学杉並中学・高等学校の真髄に触れた訪問となりました。
夫のイギリス駐在に家族で帯同し、約6年をロンドンで過ごす。長女は現地校から日本の中学受験を経験し、家族で2023年4月に本帰国。帰国後の帰国子女のあり方を考えながら現在進行形で学習サポート、下の子の学校選びとまだまだ奔走中!
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生徒に寄り添って根気強く教えていただきました。また、普段から励ましや声掛けなど勉強以外のところでも心の支えになり、モチベーションを上げていただきました。試験に向けての励ましやお声がけもいただき、落ち着いて試験に臨むことが出来ました。本当にありがとうございました。
受験した高校は親子そろっての面接なので、子どもの面接の様子を間近で見ることができました。想像していたよりもずっと立派な受け答えができていたので先生の指導によるものと感謝しています。また英作文のほうも内容・構成ともにしっかりしたものが提出できたようです。この度はご指導いただきありがとうございました。。指導の内容のみならず、生き様や学問に向かう姿勢、ご相談に乗っていただいた内容が、きっとこれから何年もキャリア形成に役立っていくと信じています。本当にありがとうございます。
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