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東京都立 立川国際中等教育学校附属小学校ってどんな学校?~帰国子女の母が行ってみた!~

附属小学校

帰国子女を受け入れている学校に、EDUBALアンバサダーが母親目線で学校訪問をするプロジェクト。
今回は東京都立川市の小中高一貫の共学校、立川国際中等教育学校附属小学校(以下、附属小学校)です。
次代を担う児童・生徒一人一人の資質・能力を最大限に伸長させるとともに、豊かな国際感覚を養い、世界で活躍し貢献できる人間を育成する。」を教育理念に掲げ、探究的な学び、語学学習を独自のカリキュラムで取り組んでいる立川国際中等教育学校附属小学校。高校卒業までの12年間で「国際社会に貢献できるリーダー」「グローバル人材」の育成を目指します。
開校から3年、一般生からも帰国生からも人気を集める全国初・公立小中高一貫校の魅力に迫ります!
 

附属小学校
充実した英語教育を行っている立川国際中等教育学校附属小学校ってどんな学校かしら

 

附属小学校附属小学校正門。奥に見えるのは、学習環境が整ったモダンな外観の附属小学校校舎。

 
 

目次

  1. 立川国際中等教育学校附属小学校の基礎情報
  2. お話を伺った先生紹介
  3. カリキュラム紹介
  4. 帰国生入試情報
  5. アンバサダー感想
  6. EDUBALで入試対策を!

立川国際中等教育学校附属小学校の基礎情報

左/集会や発表の場として多目的に利用できる階段状の視聴覚ホール 右/四季の変化を感じられる中庭


所在地 〒190-0012 東京都立川市曙町3-13-15
TEL:042-526-7075
アクセス JR立川駅北口・多摩都市モノレール立川北駅より12番乗場 立川バス「北町」行き 「立川国際中等教育学校」下車(所要時間約12分)
生徒数 各学年約70名、全校で約210名(現在第3学年まで)
男:女 およそ1:1
帰国生割合 各学年約6名。約1割
コース コース設定なし
帰国生入試 口頭による質問、運動遊び(令和5年度実施例)
編入 なし

 
立川駅から出ているバスを降りてすぐというアクセスのいい「立川国際中等教育学校附属小学校」。2022年に全国初の公立小中高一貫校として開校されました。
中等生棟からつながる、左右の窓から陽光が差し込む空中歩廊を進むと、地上3階の明るく開放的な小学校棟につながります。
小学校棟の戸を開けるとすぐ図書館、マルチメディア室、視聴覚ホール、自習室が一体化したラーニング・コモンズという施設があり、調べて、意見交換し、発表するという探究的な学びがワンフロアにそろい、中等生との異学年交流の場にもなっています。
また、小学校校舎の隣にある芝生のスペース「四季のにわ」では、児童たちが思い思いに自然と触れ合ったり、探究的な学びを行ったりでき、校舎内だけではなく屋外にも、のびのびと充実した小学校生活が過ごせる工夫が見られました。
 

附属小学校
附属小学校1期生として入学した児童はもう小学校3年生なんですね!

 

附属小学校たくさんの樹木に囲まれた自然豊かな「四季のにわ」

 

お話を伺った先生紹介

附属小学校

【副校長 長田 裕之 先生】
教育庁の国際教育事業担当より3年前に副校長として着任。

 

 

カリキュラム紹介

左/ラーニング・コモンズの一角にある絵本エリア。興味のある本を自由に手に取って読むことができる憩いの場。
右/多言語に翻訳された絵本「としょかんライオン」。

 

附属小学校
外国語教育(英語学習)について教えてください。

長田副校長先生:小学校1年生から週4時間英語の授業を設けています。義務教育9年間で通常の学校より1000時間多く外国語を学習するカリキュラムになっています。一人一台タブレットを持っているので、ICTを使った学習も積極的に取り入れています。
小学校段階の到達目標として、英検3級以上レベルを目指しています。また、第2学年からは、CEFR完全準拠・グローバルスタンダードで「使える英語力」を測定できるケンブリッジ英検を実施しています。

【小学校段階での英語教育について】
※低学年では、テキスト「Journey」(東京都教育委員会が本校用に作成したテキスト)を使用します。「Journey」は、CLIL的な学習ができるよう他教科などとの関連を意識して作成されたテキストです。

CLILとは:Content and Language Integrated Learningの略称。教科科目やテーマの内容(content)の学習と外国語(language)の学習を組み合わせた学習(指導)の総称で、「クリル」あるいは「内容言語総合型学習」と呼ばれている。
主に、英語を通して、何らかのテーマや教科科目を学ぶ学習形態をCLILと呼ぶ傾向がある。

※外国人指導者と共に「聞くこと」、「読むこと、「話すこと[やり取り]」、「話すこと[発表]」、「書くこと」の基礎から学びます。

※2学級を4展開して少人数の指導をします。
帰国子女やインターナショナルスクール出身者等のほとんどは、レベルの高い「発展クラス」で学びます。

※低学年では週4時間の英語の授業の内1時間は、「Eタイム」として週3回、朝15分に分割して行い、フォニックスを学習したりCDや絵本なども活用したりして、英語に触れる時間に充てています。

フォニックスとは:「英語の綴りと発音の規則性を学び、英語を正しく読めるようになるための学習方法

 

附属小学校
英語の授業が週4時間あるということですが、他の科目の授業数はどうなっているのでしょうか?

長田副校長先生:本校では、文部科学省で定められたカリキュラムを全て行っています。そのため、通常の公立小学校より授業時間数が少し多く、小学校1年生から6時間授業があり、年に7日程度、土曜授業も行っています。
 

附属小学校
その他特徴的なカリキュラムはありますか?

長田副校長先生:小学校1年生から月に1、2時間多言語教育「マルチリンガルスタディ」を行っています。月ごとに国を決め、毎時間、挨拶やテーマに関連する発声言語文字言語を学びます。1年を通して、韓国語、中国語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、アラビア語の6言語に触れる機会を設けています。給食も各国に合わせたメニューになるんですよ。「グローバル人材の育成」のために、言語と同時に文化に触れることも重視しています。
図書エリアには多言語の絵本を設置していて、子供たちが自由に手に取れるようにしています。興味深いこととして、アラビア語は右から読むので「ぐりとぐら」が「ぐらとぐり」のように読めてしまいます。そのようなことからも子供たちは様々な気づきを得、日常からグローバルな視点を身に付けています。

附属小学校
(令和6年度入学用スクールガイドより)

 

附属小学校
1年生の中国語の授業では、中国人の先生とタブレット内のTeamsというアプリを使って興味深そうに課題に取り組んでいました。ごあいさつは中国語で「再見(サイチェン)!」

附属小学校右/日本の伝統文化を味わえる和室。華道や茶道を行います。左/明るく開放的な教室で中国語を学習中の小学校1年生。

 

附属小学校
小中高一貫校ですが、中等生との交流はありますか?

長田副校長先生:中等の生徒が小学生に読み聞かせをしてくれる時間があります。先日はドイツからの帰国生が小学校の児童にドイツ語の絵本を読み聞かせしてくれました。その様子は空中歩廊に展示しており、日常的に世界を意識できる環境も整えています。
また、探究的な学びの中心となる施設、ラーニング・コモンズは中高生も使用できる共有スペースなので、中等生が自習している姿などを身近に感じられるのも小中高一貫校ならではの良さですね。
1学期には近くのグラウンドを借りて、小中高全学年で体育祭も行いました。小学校に全学年がそろうと人数が多くなるので、今後どうしていくかは検討中です。
 

附属小学校
附属小学校から中等教育学校に進学する際、受検は必要ですか?

長田副校長先生:特別な試験は実施しない予定です。附属小学校の児童は、学習の到達度の確認や面談などを経て、小学校卒業後中等教育学校に進学します。そのために、小学生のうちから定期テストを行うことで日々の学習成果を確認し、学力向上に努めています。
 

附属小学校左/「海外研修に行く機会がたくさんあります。」と長田先生。
右/学年や立場を越えた交流・学びを促す対話エリア。吹抜けの天井、たくさんの窓から差し込む光で、明るく開放的なスペースに。

 

附属小学校
小中高一貫教育のメリットを教えてください。

長田副校長先生:小学校1年生から英語の授業が週4時間あるので、中学入学段階では通常の公立中学校より英語の習熟度が高くなります。生徒の習熟度に合わせて、中等教育学校での英語のカリキュラム、授業レベルを調整していく予定です。また、小学校6年生で海外姉妹校を訪問する予定です。中等教育学校で実施する海外研修旅行の行先や内容を充実させるなど、調整することも可能になります。このように、12年間一貫したカリキュラムを状況に応じて調整していくことで、児童たちにとって最適な学びを提供できるのは大きなメリットですね。
また、小学校入学から6年後の児童像、中等教育学校卒業時の12年後の生徒像、その先である中等教育学校卒業20年後の生徒像を見据えた独自のカリキュラムを組んでいます。

附属小学校
(令和6年度入学用スクールガイドより)

 

帰国生入試情報

附属小学校図書エリアで調べたことをすぐに隣の理科室で実験することも可能なラーニング・コモンズの一角。

【附属小学校ホームページ 「入学案内」】
https://tachikawa-e.metro.ed.jp/admission/

★詳細は必ず学校ホームページや説明会等でご確認ください。
 

附属小学校
入試倍率はどのくらいなのでしょうか?

長田副校長先生:昨年度、帰国生入試の応募状況はホームページ(r6_oubo.pdf (metro.ed.jp))にも載っていますが、2.92倍でした。(令和5年10月16日更新)
一般枠の入試倍率は23.52倍r6_oubo_ippan.pdf (metro.ed.jp))でしたので(令和5年10月31日更新)、海外帰国・在京外国人児童枠の条件に合う児童は、海外帰国・在京外国人児童枠にもご応募されることをおすすめします。(令和5年10月31日更新)
 

附属小学校
転編入の募集はありますか?

長田副校長先生:転編入の募集はありません。
小学校6年間、入学した時と同じメンバーで学びます。ただし、閉ざされた世界にならないように工夫しています。中等の生徒との交流や留学生との交流を通して、できるだけ外の世界と触れるようにしています。

「海外学校間交流推進校」(東京都教育委員会)
グローバル人材育成の一層の促進を図るため、姉妹校交流をはじめとした、海外の小学校等との交流活動を積極的に推進していきます。
[姉妹校締結※予定校舎]
・オーストラリアクイーンズランド州立レッドリンチカレッジ
・ベトナム・ハノイ市 グエンシュースクール
・スリランカ・コロンボ アソカカレッジ
・台湾・台北市 台北市立新生國民小学校

アンバサダー感想

日本初の公立小中高一貫校、立川国際中等教育学校附属小学校。広大な敷地、開放的な空間、最新の設備が揃い、子供たちの知的好奇心を刺激する要素がたくさん詰まった魅力あふれる学校に大いに魅了されました。
ちょうど給食の時間に通りかかったのですが、ランチルームに向かう小学校1年生の子供たちが口々に元気よく「こんにちは!」と挨拶してくれたのがとても印象的でした。
小学校入学から高校卒業までの12年間を見据えた独自のカリキュラムの下、のびのびと過ごせるシームレスな教育環境は、子供たちがいろいろなことにチャレンジできるチャンスにあふれています。
受験により学びや友人関係が分断されることなく、高校卒業までの12年間かけてじっくりと将来自分がやりたいこと、挑戦したいことに向き合える時間を持てるのは小中高一貫校ならではの良さのひとつではないでしょうか。
無邪気に給食を食べていた子供たちが12年後どのような成長を見せてくれるのか楽しみでなりません。
目指すは「国際社会で貢献して活躍できるグローバル人材」!!「立国から世界へ」!!
 


Writer Profile

EDUBALアンバサダー Takako

約7年間のロシア、オーストリアでの海外生活を経て、4人の子どもの帰国大学受験、帰国高校受験、帰国中学受験を経験。 受験生ママの視点でも悩みに寄り添います。

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EDUBALへの声

下記では、今までEDUBALで指導を受講された生徒様、保護者様から寄せられた声を掲載しています。
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  • なかなか勉強のやり方や解答の仕方が掴めてなかったのですが、先生の指導のお陰で明確になりました。お陰様で苦手だった分野に自信が持てるようになりました。ありがとうございました。

    • 短期集中コース
    • 高1~3
    • スイス
  • どのようにすれば目標をクリア出来るか考え、生徒の可能性を肯定しながら指導していただきました。苦手な単元や問題に対しても一方的な指導でなく、相互理解を深めながら進めていただきました。信じてついていけば、必ず結果としてあらわれると思い、先生と一緒に勉強に励んでいます。

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  • 学校の授業に合わせた指導をしていただきとても助かっています。

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  • 指導のためのノートがとてもわかりやすく、見やすいです。そしてわからないところを図式化して教えてくれるのでてくれるので内容が理解しやすく、記憶に残りやすいです。

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  • どの範囲を学習したいのか細かく話をしていただき、本人のレベルをよく考えた課題を与えてくれたと思います。また今後の勉強方法などについても大変きめ細やかにご指導くださいました。

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