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帰国子女高校受験において、最も難しく、時間を要するものとして併願校選びが挙げられます。
実際に帰国子女として高校受験を経験した筆者も、何が何でもここに合格したい!と思える第一志望校とは違い、併願校選びにはかなり苦労しました。
そこで本記事では、併願校選びが重要な理由やその選び方のポイント、そして筆者が当時受験した高校や考えていた受験戦略まで、併願校選びに関することは全てお伝えします!
ぜひお子様の帰国子女高校受験に向けた志望校・併願校選びにお役立てください。
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高校受験を控える帰国子女にとって、併願校選びは非常に重要なものとなります。
その理由は、精神面で余裕を持つことができれば、第一志望校合格に大きく近づくからです。
高校受験では、大学受験のように浪人することができません。つまり、どこかしらの高校から合格を貰わなければいけません。
もし第一志望校以外に自分が行きたいと思える高校を探していない場合、第一志望校に受からなければというプレッシャーが過度にかかり、入試本番で自分の本来の実力を出せなくなるかもしれません。
さらに、多くの高校では帰国子女の受験時期が一般生よりも早い時期に設定されているため、第一志望校が落ちてしまってから第二・第三志望校を探すとなると、帰国子女として受験できる高校はかなり減ってしまうのが現状です。
したがって、自分には納得のいく併願校があるから大丈夫!という心理的余裕を作り第一志望校に堂々と挑める環境を整えるためにも、併願校選びは高校受験を控える帰国子女にとって非常に重要だと言えます。
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当然のことですが、第一志望校でないとは言え、自分が行きたいと思える高校を併願校に選んでください。
ここなら行ってもいいな!と思える高校でないと、併願校の意味を成しません。
もし今まで第一志望校しか見ておらず、行きたいと思える高校が他にない場合は、まずは可能な限り多くの高校のHPを見てみたり、実際に高校を訪問してみたりしてください。教師や生徒の雰囲気が分かると、高校生活をよりイメージでき、自分に合った高校を見つけやすくなります。
しかし帰国子女の場合、海外在住のため学校訪問ができない…というケースも多いと思います。その場合は、ぜひEDUBALの学校訪問記事をご覧ください。各学校の特徴の解説や帰国子女の母親目線からの感想、そして教師の方々へのインタビュー等を載せており、お子様の高校選びにお役立ていただけると思います。
高校受験での理想的状況は、併願校を抑えた上で第一志望校に挑める状況です。
したがって、可能な限り併願校は第一志望校の入試日までに受験できる高校を選んでください。
さらにその中でも、第一志望校の入試日までに合否も発表される高校が併願校として適しています。
なぜならば、受験はしても合否が分からない状態で第一志望校に挑むのは、かえって逆効果になってしまうからです。
以上のように、併願校を選ぶ際には試験日と合否発表日の両方を参考に選んでいただくことをおすすめします。
また前述の通り、帰国子女受験を早い時期に設定している高校は多いです。よって、そのような受験時期の早い高校の中から併願校選びを行ってみても良いかもしれません。
併願校選びで軽視されがちな要素が、受験科目です。しかし高校受験を控える帰国子女にとって、受験科目は併願校を決める際に必要不可欠な要素です。
高校受験では、よっぽどのモチベーションがない限り、第一志望校で受験しない科目が必要になる併願校はおすすめできません。
なぜならば、受験科目が増えればそれだけ勉強時間や体力が併願校対策に取られてしまい、第一志望校に向けた対策が疎かになってしまうからです。特に帰国子女は、一般生と比べて受験科目が少ない場合が多いです。そのため、自ら受験科目を増やすことは得策とは言えないでしょう。
併願校の試験を第一志望校に向けた練習として利用できる点でも、受験科目の考慮は必須です。
例えば面接や小論文は、数学や国語などと違い知識だけでは常に高得点を狙えるわけではありません。ある程度の慣れや経験が必要になります。そこで、面接や小論文を受験科目として取り入れている高校を併願校として受験することで、第一志望校に向けて本番の雰囲気の中で実践経験を積むことができます。特に帰国子女の場合、日本で、日本人と共に受験するというだけでも緊張してしまう方も多いかと思います。
以上の理由から、高校受験において併願校を選ぶ際には受験科目を意識して選んでいただくことを強くおすすめします。
これも当然のことですが、併願校には自分の実力的に合格圏内にある高校を選んでください。
併願校を受験する一番の目的は、第一志望校が不合格だった場合でも自分が納得して進学できる学校を確保することです。
よって合格の可能性が低い高校を併願校として受験するのは、あまり併願校の意味を成しません。
もちろん第一志望校以外にも難易度の高い高校を受験するのは良いことですが、しっかりと合格圏内の高校も受験しリスクヘッジを行うことをおすすめします。
併願校選びの際は、倍率の確認も忘れないでください。公開されている入試問題だけを見てこの学校ならいける!と判断してしまうのは危険です。特に帰国子女受験の場合、募集人数が極端に少ない高校もあるため、倍率や募集人数の確認は必須です。
模試等を受ける機会が少ない帰国子女にとっては、自分の実力を測り、そこから合格圏内の併願校を探すのは非常に難しいと思います。
そこでEDUBALでは、お子様の第一志望校から逆算した学習スケジュール作成から併願校の提案まで、実際に高校受験を経験した帰国子女がマンツーマンで受験に向けてサポートいたします。
現在無料体験授業を実施中のため、話だけ聞いてみたい…という方も大歓迎です!
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ここまでは帰国子女高校受験での併願校選びのポイントをご紹介しましたが、ここからは実際に帰国子女として高校受験した筆者が、当時の受験戦略や結果を第一志望校と併願校と共に詳しく解説していきます。
第一志望校 | 第二志望校 | 第三志望校 | 併願校 | 併願校 | |
---|---|---|---|---|---|
高校名 | 東京学芸大学附属高等学校 | 慶應義塾志木高等学校 | 慶應義塾高等学校 | 国際基督教大学(ICU)高等学校 | 青山学院高等部 |
学校区分 | 国立 | 私立 | 私立 | 私立 | 私立 |
募集人数 | 15名 | 若干名 | 若干名 | 90名 | 25名 |
受験科目 | ・英語 ・国語 ・数学 ・集団面接 |
・英語 ・国語 ・数学 ・個人面接 |
・英語 ・国語 ・数学 ・個人面接 |
・書類 ・個人面接 |
・英語 ・国語 ・数学 ・集団面接 |
受験日 | 一次試験:2/13 二次試験:2/14 |
一次試験:2/7 二次試験:2/11 |
一次試験:2/10 二次試験:2/13 |
1/29 | 1/31 |
合否発表日 | 2/17 | 2/12 | 2/14 | 1/30 | 2/2 |
※全校、帰国子女として受験
※募集人数は現在のもの、受験科目・受験日・合否発表日は受験当時(2018年度)のものを記載
まず、第一志望校は東京学芸大学附属高等学校でした。
国立の進学校なのにもかかわらず、帰国子女であれば筆記試験は英語・国語・数学の3教科のみで挑めるため、自分にもチャンスがあると思い本命に決めました。
次に第二、第三志望校はそれぞれ慶應義塾大学の附属高校である慶應義塾志木高等学校と慶應義塾高等学校でした。
アメリカでは1学年150人程度の比較的少人数の中学校に通っていたため、自分の中でより志望度の高い高校は、慶應義塾よりも少人数な慶應志木でした。
そのため、もし慶應志木高校に合格した場合、慶應義塾高校は仮に二次試験に進んでも(日程的に厳しければ)辞退しようと考えていました。
そして肝心の併願校には、国際基督教大学(ICU)高等学校と青山学院高等部の2校を選びました。
ICU高校は、帰国子女対象で書類と個人面接で合否が決まる「書類選考入試」での受験を決めました。高校ごとに特色が出やすい筆記試験を回避できたため、より志望度の高い高校の対策に時間を割くことができました。
青山学院は、帰国子女受験の受験科目に集団面接があり、それが第一志望校である学芸大附属の集団面接に向けた実践練習にもなると思い受験を決めました。
結果としては、無事に第一志望校の学芸大附属に合格できました。
またその他の高校についても、日程的に二次試験が受験できなかった慶應義塾以外には合格をいただくことができました。
ここで全てを記述することはできませんが、慶應志木やICU高校が不合格だった場合の受験戦略も12月〜1月頃までには練り終えていたため、そこから生まれた心理的余裕が高校受験での成功要因の1つだったのではないかと考えています。
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